至高のご馳走 : 豪龍久保

2018年最初のレビューは、お気に入りのお店からスタートさせて頂きます。
マイペースな投稿ですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。(^-^)/

今期も蟹は久保さんの所で絶対食べたかったので、2017年を締めくくる美味しい食べ納めに、ご常連様にお声をかけて頂き光栄でございました。
当日、繁忙期の仕事終わりにスキップして伺いました♪笑

季節の蟹のお任せコース4万円のスタートです。
先ずは、温かい京小蕪からでしたが、真っ白な小蕪にじんわりお出汁がしみていて美味しい！ほくっとした食感と蕪の温かい温度でふわっと立ち上ってくる柚子の香りも。蕪本来の甘みが最大限に出るような塩梅に一皿目から、美味しいー！と唸ります。

【鰻】久保さんのところの鰻が焼きも含めて都内でいちばん好きです。鰻重にしたら大変な金額になるそうですが（笑）

【背子蟹】冬の始まりに頂くことも多い背子蟹ですが、こんなにも大きくて身がギッシリみっちり、内子外子の詰まった背子蟹は他では味わえません。

【とらふぐ】正直、普通のお料理屋さんで出てくる河豚の唐揚げに感動したことはなかったのですが^^;今回初めて、とらふぐの唐揚げが美味しい！っと思いました。白身に力がある。淡白かと思っていた白身にしっかり旨味が乗っていてビックリしました！
それと煮含めた海老芋の唐揚げも絶品でございました！
添えられているお塩も美味しいんですよね〜

お造りの鯛の旨味の余韻の長さとムチっとした弾力の食感にも唸る。
白川って珍魚と聞きますが、その呼名に相応しい特別な美味しさを味わえるのも久保さんの食材の拘りならでは。
クエも酒蒸しで見た目シンプルなのですが、一口噛み締めると味わいが違う。
唐墨もこんなに大きく粒子が細やかな唐墨は見たことがないです。プレーンな味のお餅が唐墨の旨味を強調してくれるのですね。

【松葉蟹 浜坂産】
醍醐味の焼き蟹が絶品悶絶でした！
モノが違う！
ワインでいうところのグランクリュですね！笑
素晴らしかった！
お椀も繋ぎを全く使ってないとのことで真丈ではなく蟹の身でした。繊細なお出汁も最高でした！

そして、牛フィレまで出て、ご飯はブリ飯、〆の手打ち蕎麦まで凄すぎる☆

お腹パンパンでしたが、出された物は躊躇なく、完食してしまいますねぇ。
あの永遠に食べ続けられそうな底なし胃袋感覚はなんなんでしょうか。(๑˃̵ᴗ˂̵)

京小蕪
宍道湖天然うなぎ飯蒸し
背子蟹
豊後水道の天然とらふぐ唐揚げ、銀杏、海老芋
松葉蟹と原木椎茸（愛知）のお椀
白川と加賀蓮根と聖護院大根の揚げ浸し
淡路鯛造り
唐墨餅
伊東産神経締めクエの酒蒸し、葱しゃぶ
焼松葉蟹（1.5kgアップ）
鹿児島産牛フィレ備長炭焼き、大黒しめじと万願寺唐辛子
ブリ飯
新蕎麦手打ち十割
洋梨ル・レクチェ

お料理に合わせて、珍しい日本酒もおすすめ頂きました。
2017 HARVEST
秋田の美郷錦というお米で造られた共同醸造所のレアなお酒。建築家のデザインボトルで凹凸は実際のお米の精米歩合を貼り付けた物だそう。
スッキリとしたキレと酸を感じるお味でした。

それぞれの一品一品のクオリティがホント半端なく素晴らしいです！
盛られる器も素敵で、頂きながらテンションが上がります♪
久保さんの全力で向かう豪速球は変わりませんが、毎回より洗練された美味しさにパワーアップされていて非の打ち所がないというのも、こういうことかと実感します。
満足感、幸せ感が半端ないのです♡
また季節を変えて伺わせてくださいませ。
大変ご馳走さまでした！

昨年冬に伺って大感激した久保さん。
今回もご常連さまの会にご一緒させて頂きました。
幹事さまには感謝申し上げます。

初訪問時から感じていたことですが、久保さんの食材に対する深い想い、ミシュランもお取りになられているお店ですが、更なる探究心とエネルギーをいつも感じさせてもらって、
「ご馳走さま」という言葉の由来をしみじみと感じるのです。
久保さんの走り回っている（心と時間をつかってくださった）姿が想像できるお料理といいましょうか。
今回は個室で頂きましたので、目の前に久保さんがいらっしゃったわけではないのですが、テーブルに提供される前からの想いといいますか、頂くと不思議と伝わってくる素晴らしい生き生きとしたお料理でした。

季節のお任せコース35000円をお願いしました。
【噴火湾の毛蟹とアスパラ 金時草】
器の蓋を開けますと、これが毛蟹？って思う程の大きな蟹が！
出汁のジュレと生姜で頂きます。
1投目からビシュッと豪速球きました！
ドストライクです（笑）

２品目は、
【霞ヶ浦の天然鰻の飯蒸し】
前回と違ったスタイルで焼き方も変えておられていたようです。
鰻自体の濃い美味しさは勿論、久保さんの焼きが素晴らしいですね。
ウナ好きとしては、鰻屋さんも展開してもらいたいくらいです（笑）

【揚げたグジと淡路の生ばちこ】
干していないバチコは初めて頂きました。
珍味たる所以の濃厚な旨味は一緒なのですが、ねっとりした滑らかな食感と香りが全然違っていました。
珍しい物を頂きました！

【余市の雲丹をジュレと芽ネギで】
“雲丹”を食べたっていう量と質の満足感が違います。

お椀は、
【鱧くずながれと久世茄子】
蓋を開けた瞬間のお出汁の香りが堪りません。
ふっくらと大きくカットされた鱧と茄子
くずながれの鱧は旨味が閉じ込められています！骨切りが秀逸。鱧ですが、淡白どころか弾力のあるふっくらした食感☆近年頂いた中でいちばんの鱧でした！
出汁の塩梅も最高に好みでした。

【駿河湾神経締めの赤むつ】
焼いたり炊いたりで頂くことの多い赤ムツですが、珍しい神経締めが入ったとのことでお造りに☆初めての美味しさ！
優しい身の食感と弾力が同居している！噛むほどに甘みが出てきます！魚っぽい匂いを感じない（笑）めちゃ美味しかったです！

【駿河湾日戻り鰹】
こちらも珍しいその日に漁獲されて港に水揚げされた日戻り鰹、届いたばかりの物をお造りに。
フレッシュで瑞々しい美味しさ。食感もねっとりというよりはつるんとしていました。やはり魚臭さがない（笑）東京に居ながらして贅沢ですね！

そして、入荷状況によって可能になるか不可になるか・・神のみぞ知る・・・
鮎の食べ比べを幸運なことにさせて頂くことができました！

【四万十川天然鮎】
【滋賀県安曇川天然鮎（活）】
四万十川の天然鮎は大きな物をご用意くださいました。
ワタの美味しさと共にほっくりしたお腹の辺りの身の美味しさも味わえました。
大きな物って骨が当たる印象だったのですが、焼きの技術なんですね、骨が口に残るようなあたり方は全くなくカリッと食べられて身はほっくり。大きめの鮎の美味しさを堪能できました。
安曇川の天然鮎は細身、クリスピーでカリカリっと、背中辺りの締まった身の美味しさとワタの濃縮した美味しさが際立ちます。
こちらの方がワイルドな印象でしょうか。
天然鮎の産地の食べ比べ、大きさの食べ比べができるなんて何と贅沢なのでしょう！

【徳島のフルーツトマト】
トマトウォータージュレとじゅんさい、珊瑚樹の実
こちらを素麺と一緒に夏は毎日頂きたいくらいです（笑）

【千葉の蒸し鮑と石川芋】
この炊き合わせも他の高級食材に押されて地味ながら私のツボでした。石川芋が特に美味でした。

【駿河湾ののどぐろ焼き浸し】
皮目の香ばしい焼き浸し、チンゲン菜とカブ。
終盤も豪速球は続きます。

【しらすと山椒ご飯】
山椒の香りと美味しさ満載のごはん
お代わり頂きました^ ^
赤出汁と香物

【長野のなめこ蕎麦】
お腹パンパンでしたが、しめにツルッと美味しく完食。

【白小豆水羊羹】

お酒はお食事に合わせてグラスで半合ずつ頂きました。
・東洋美人 一番纏
・醸し人九平次 別誂 2015
どちらも酸味も綺麗でスッと頂ける上品な辛口で美味しかったです。

鮎の食べ比べというスペシャル以外にも、
やはり今回もそれぞれの一皿一皿の満足感が違いました！幸せ感がいっぱい！
私にはしょっちゅう伺えるお店ではありませんが、自分への刺激やパワーも、食事や美味しい！を通して頂けるお店なのだと確信しました^_^たまの贅沢に四季折々に伺えたらと思っております。
幹事さま、ご一緒頂きましたマイレビさま、いつもありがとうございます。
「久保さん、スタッフの皆さま、
大変ご馳走さまでした。」

食べログを始めてから約1年半、今年はマイレビ様からオフ会にお誘い頂いたり、お陰さまで食のジャンルや好みもより一層広がり楽しみが増えました♪
ありがとうございますm(_ _)m

2016年最後のレビューは、衝撃の豪快さと美味しさでガツンと心掴まれたこちらのお店のご紹介で締めさせて頂きたいと思います。

今回はマイレビさま主催のカウンター貸切の会
にご一緒させて頂きました。
先ずは、その日に頂きます松葉蟹を見せて頂き
、その巨大さに、“わぁ～（おぉ～）”と歓声が上がりました^_^

先付ですが、まずお椀が何とも素敵なオーラを醸し出していて優雅な気分にさせてくれます♪
☆ふろふき大根
昆布出汁だけで炊いたという大根は旬の素材のしみじみとした旨味を味わえる美味しさ、柚子の華やかさを添えて。

☆雲子茶碗蒸し
トロトロの白子と上品な素材を引き立てる優しい餡が美味しい。三位一体の食感とマリアージュが最高です。

☆天然虎河豚と海老芋の揚げ銀杏添え
弾力のある虎河豚の唐揚げと、炊いてから素揚げした海老芋がめちゃくちゃ美味しかったです。
お塩も粉糖のようなサラサラのひと手間かけた拘りお塩のようで、マイルドで河豚のお味の引き立て役、美味しかったです。

☆焼き蟹
コレが堪りませんでした！！！
“おぉー！よくTVで見るやつー♪”(^o^)／っと興奮しながら、極太の蟹脚から身をホクッと取り出してTVで見る感じを真似て（笑）一口でパクリと頬張ります(*≧∀≦*)
物凄く濃い旨味に悶絶でした！

☆由良の鯛のお造りと金時草のお浸し
身の締まった旨味の鯛も美味です。

☆蟹しんじょうのお椀
しんじょうの蟹のボリュームと旨味の濃縮感が半端なくこちらのお椀も凄かったです！
鰹のお出汁と塩梅も好みでした。

☆キンキの焼き浸しと聖護院大根
皮目をパリッとした焼いた食感の脂ののったキンキを少しだけ濃いめのお醤油を効かせた出汁で煮浸し風に頂くというもの。生山椒がアクセントに。
煮びたしと焼きの美味しさが両方味わえました！

☆背子蟹
ビッグサイズの物を用意してくださったそうで、普通想像する背子蟹の2倍位大きさと厚みがあり圧巻です！
内子、外子、身もモリモリむっちりで、こちらもTVの食レポーター気分で（笑）楽しみました^_^

☆宍道湖の鰻の蒲焼、ヒレ焼、北薩摩牛のランボソ
箸休め？！のお肉でしょうか〜（笑）
凄いですね(๑˃̵ᴗ˂̵)
鰻の皮がバリバリとクリスピーな蒲焼も初めてのお味で美味しかったです。

☆蟹味噌の甲羅焼
まだ蟹が出てくるんですね♪
もう充分ですーっていうくらいお店で蟹を食べてみたいと思ってましたが、参りましたm(._.)m
濃厚な味噌にも完全KOです！

☆蟹味噌の甲羅酒

☆新唐墨
きめ細やかな密度が違いました。熟成前の物をありがとうございました。

☆松葉蟹炊き込みご飯
味噌と一緒にリゾット風に炊かれたという炊き込みごはん。
これでもかという豪快なお料理に満足度200%です☆

☆新蕎麦
お腹パンパンなのに、美味しい物は食べれてしまう不思議。。笑
最後のお蕎麦までたいへん美味しく頂きました。

☆ルレクチェとゼリー
ピュアな甘みが美味しく滑らかでした。

今回は蟹を中心に頂きましたが、
拘りの厳選された最高級の物を惜しげなく豪快に出して頂き、蟹を食べてこれ程までに満たされた気持ちになったのは初めてでした☆
どのお料理も食材の素晴らしさを味わえるだけではなく、盛り付けられる器の素敵さ、お料理全体の彩りなどにも心奪われました。

日本酒も面白い物、レアな物も揃えていらっしゃるようで、
私はこの日は、タイムリーなプーチンさんが夕食でお飲みになられたという東洋美人一番纏や、八海山のレア物などを頂きました。
どちらもお料理に合って美味しかったです。

久保さんのエネルギッシュさと、おもてなしの心、トークも楽しくて至福の時間でした。
アレンジしてくださったマイレビ様、ご一緒してくださったマイレビ様、本当にありがとうございました。
感謝いたしますm(_ _)m

皆さま、今年も大変お世話になりありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
素敵な新年をお迎えください。