Sous les toits de Paris : ルメルシマン オカモト

公式

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4.2

¥8,000~¥9,9991人
  • 料理・味4.2
  • サービス-
  • 雰囲気-
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
2015/06訪問1回目

4.2

  • 料理・味4.2
  • サービス-
  • 雰囲気-
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
¥8,000~¥9,9991人

Sous les toits de Paris

前回の訪問は昨年の秋、雷無月。かみなかりではあったが、秋霖とは思えないようなバケツを引っ繰り返したと云う例えがピタリの雨に会い、店に到着した時の気分は最悪だったことを思い出す。

昼のムニュは本来2種類、Menu DéjeunerとMenu Spécial。
前回の訪問時は、フランスレストランウィーク、本家フランスのイベントTous au Restaurantの日本版と重なっていたこともあり、本来のムニュとは違う皿が其処彼処に見られた。
食べたい品書きがふたつのコースに跨っていたこともあり、料理の変更を尋ねた処、サービス担当の顔は微動だにせず、何方かと云うと此方の方が拍子抜けするぐらい了承。料金の変動は仕方がないが、其れよりも食べたいものが優先だものね。
前回の対応に味を占めたと云う訳ではないが、今回も入れ替えをお願いする。

シェフは札幌出身と云うこともあり、此方の品書きには道産の食材を多用する。此れに酸味とアントルメシャリオ、昔からのシェフのファンには嬉しい組み合わせではないだろうか。
年齢的には遅い独立と云えるかもしれないが、コースは「昔ながらの」品書き中心に纏められており、良い感じに昇華しているのではないだろうか。酸味三昧と云っても料理に合わせて全く違う味わいとなって表れるので、新しい方には新鮮だろうし、想い出を引っ張り出しながら、郷愁に浸るなんてことも出来るのではないだろうか。

食前酒はシャンパン。今回の交換はSpécialから仔羊を引っ張って来ることに留める。

本日のSous les toits de Paris c'est comm' ça !(笑)、以下の通り

カリフラワーのムース 牛のコンソメジュレ

海の幸の温製サラダ仕立て 軽いバターのソースで
タスマニア産サーモンのミ・キュイ ジャガイモ乗せ

道産鮃のポワレ ノイリー・プラットソース

仏産鶉のロースト 季節の野菜とパルミジャーノのリゾット
仔羊のコンポジション

チコリのコーヒーババロア
アントルメシャリオ 紅茶

アミューズブッシュのムースは人参のイメージが強いが、前回がブロッコリーで今回がカリフラワー。何となくだが得したように感じてしまう。冷たいコンソメジュレが野菜の甘さを増幅させる。ムースに添えてあるジャガイモのクリスティアンはセージの香りと表面の塩粒がジャガイモであることをしっかりと意識させ、ムースとジュレの味わいに彩りを加えてくれる。このクリスティアンは110度の低温で2時間揚げることで食感を与えていると云うことだ。

アントレは同行者とは違うものを撰ぶ。
温製サラダ仕立ては、烏賊、螺、北寄等道産の貝を中心とした魚介類をホワイトバルサミコとバターを使ったソースで食べるのだが、此れにアボカドピューレが良いアクセントとなる。
ミ・キュイは鮭への火入れが程良く、ビーツと新玉葱のダブルソース。タスマニア産なのでアトランティック・サーモンの養殖物と思うのだが、鮭独特の臭みがなく、旨みの割にさっぱり。ソースだけではなく、ジャガイモがアクセントになっていて、面白かった。
前回は、シェフのスペシャリテ・ポロ葱のテリーヌに変更して貰ったのだが、湯掻いて甘味の増したポワロー葱だけでも旨いのだが、此れに酸味の効いたトリュフビネグレット、コクが深いレバームースと三位一体の攻撃となり、呑ん兵衛には堪らない。知らぬ間に左手にはワイングラス(笑)
記憶が間違っていなければ、このテリーヌ、修業先のL'Aubergade譲りの味だったのではないかと思うのだが。

白身魚のソースにドライ・ベルモットとなると教科書っぽくも思うが、この酒自体が持つハーブ、スパイスの風味は捨て難い。此れにレモンの酸味が加わるとコクと深みが自然と演出される。

前回、相方が食べていた鶉とリゾットが大層旨かったのでこれを撰び、仔羊は分けて貰うことにした。石田めん羊牧場の仔羊と云われると、そりゃぁ註文するでしょ(笑)
ローストが中央にどっしり、此れに羊のソーセージや煮込も愉しめるのだから、撰ばない方が変でしょ、普通(笑) ソースは勿論骨から採った出汁だし。やっぱり旨いよなぁ。

珈琲の代用品としてチコリの根が使われていた時期が欧州にはあったのだが、デットクスとしてババロアを登場させるのはシェフの配慮…かな? この後のアントルメシャリオで食べ過ぎちゃうと意味は無くなるけどね(笑)



【前回・雷無月】
ブロッコリーのムース コンソメのジュレ。

ポロ葱のテリーヌ 鶏のレバームースとトリュフ・ヴィネグレットソース

北海道産 鰈のポワレ ノイリー・プラットソース

仏産鶉のロースト 季節の野菜とパルミジャーノのリゾット
豚肉のロースト エシャロットのソース

チコリのコーヒーババロア
アントルメシャリオ 珈琲

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Mr.ぴぃ

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店舗情報(詳細)

店舗基本情報

店名
ルメルシマン オカモト(Remerciements OKAMOTO)
受賞・選出歴
2020年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2020 Bronze 受賞店

2019年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店

2018年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2018 Bronze 受賞店

2017年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2017 Bronze 受賞店

フレンチ 百名店 2021 選出店

食べログ フレンチ TOKYO 百名店 2021 選出店

ジャンル フレンチ
予約・
お問い合わせ

050-5872-4674

予約可否

予約可

住所

東京都港区南青山3-6-7 b-town 1F

交通手段

東京メトロ 表参道駅(半蔵門線・銀座線・千代田線)A4出口より徒歩6分

表参道駅から364m

営業時間
  • 火・水・木・金・土・日

    • 11:30 - 15:30

      L.O. 13:30

    • 18:00 - 23:00

      L.O. 20:30

    • 定休日
予算

¥10,000~¥14,999

¥5,000~¥5,999

予算(口コミ集計)
¥20,000~¥29,999 ¥10,000~¥14,999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード可

(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)

電子マネー不可

QRコード決済不可

サービス料・
チャージ

サービス料10%

席・設備

席数

28席

(4人×2.2人×8.4人個室)

個室

(4人可)

1つ

貸切

(20人以下可)

禁煙・喫煙

全席禁煙

駐車場

空間・設備

オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、ソファー席あり、バリアフリー、無料Wi-Fiあり、車椅子で入店可

メニュー

ドリンク

ワインあり、ワインにこだわる

料理

野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、ベジタリアンメニューあり、デザート食べ放題あり

特徴・関連情報

利用シーン

接待 知人・友人と

こんな時によく使われます。

ロケーション

隠れ家レストラン

サービス

お祝い・サプライズ可

ドレスコード

なし

ホームページ

http://www.chefokamoto.com/

オープン日

2012年8月5日

電話番号

03-6804-6703

備考

アメックスが使えます(情報提供元:アメックス)

初投稿者

K.ハミルトンK.ハミルトン(3278)

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