久々の再訪してみたらば。 : レフェルヴェソンス

ネット予約じゃ拉致あかないと、電話で直近で予約取れる日時を問い合わせて、ランチ席を確保。

予約確認１週間前って早いですよねw
その時に、事前予約¥２万円(ディナー)コースにするかどうかを尋ねられる。
ま、折角なんでそっちにしようかと、ほぼ迷わず昼からフルコース。w

超・久し振りの再訪なので、はじめお店通り過ぎてしまったw
入り口で上着預けて薄暗い店内へ。なんか真ん中の席で多少の落ち着かなさを感じつつ、平日昼間だからか？外国人率高いな〜w

グラスシャンパーニュ２種から、スッキリしてると説明されたHenriotチョイス。

そしたら、そのあと料理のスタートにあたり、歓迎の一献として金箔でコーティングされた錫のお猪口を手渡され、お店特製オリジナル？の、赤ワインと日本酒ブレンドしたお酒を注がれる。
飲み易いんだけどね...日本酒か。なんか危ない予感w

コース品数多いし、グラスペアリングにして貰おうと話して、３種類の¥お値段違いの中から、折角だから１番上のペアリングをチョイスしたみたい(ドラミ¥値段までは見えなかったが、金ならある、お連れ様心強いw イヤラシイw)

＜ルネサンス「再興」(¥2万円)コース＞
・歳時記〜戻りガツオ、牛蒡、生姜／日本酒とマスカット
・アップルパイのように#40〜猪、バターナッツ南瓜、柚子
・敬愛するアルチザン〜時季のお野菜たち
・御包み〜下仁田葱のルーラード、霜降りかますの炙りと北寄貝
・定点〜蕪パセリ、キントアハム、ブリオッシュ
・秋の景色の中へ〜鱧の揚げ焼き、ビーツとカマンベールのソース、赤紫蘇の酢、舞茸と木の芽
・継がれる味〜ちいさな茶碗蒸し、せいこ蟹、根セロリ
・海の神 山の神〜京都・七谷鴨のロティ、縮みほうれん草、帆立と焦がし葱のピュレ、骨のジュ・内臓のソース
・黄昏〜酒粕、銀杏、洋梨
・音と風の記憶〜栗の渋皮煮＆チュイール、金木犀のあんこ、緑茶のアイスクリーム、ラム酒のクレームディプロマット
・小菓子とお薄
“World Peace”

日本酒や酒粕の甘みは反則的に？糖分主体で動いてる脳を喜ばせますよねw
お野菜の味わいが濃く、とても綺麗にまとまったお皿コースに贅沢なペアリングのワインと日本酒。

スペシャリテのパイ包みは、柚子が強めで、もう少し猪の主張強くても良いかな？とジビエの季節だから余計に感じましたが。w

シェフご出身のミッシェル・ブラスを彷彿させる、散りばめられたお野菜達は、全部でななんと42種類！
詳細はメニュー写真載せてるのでご興味ある方は？しかしこれイチイチ確認して食べてたら時間いくらあっても足りないw 生産者名とか明記されてるところが日本っぽいですよね？w

もっとも今回の記憶に残る秀逸も一皿がルーラードと呼ばれる、下仁田葱で巻いた一品。下仁田葱も薄い一皮故に、甘さも控えめで、酸味の効いた緑の泡のソースと、皮目炙ったかますの芳ばしさ、噛めば噛む程旨味を感じる北寄貝が絶妙に絡まり、美味しいです。

今回、蕪が熟成し切れておらず、その甘みをお酒で補う形で、と供されるは燗酒！温度調整と風味付けに、一度燗にしたものに低温のお酒を混ぜてバランスとってるのだとか。
お連れ様がたまたま此方の酒蔵と過去に取引あったらしく、懐かしさとこの銘柄珍しいと、思いもひとしお？！
燗酒って胃に優しくて飲み易いし危ないのよね〜特にこの寒い時季にはw

時期が少しズレてるんですが、と供された落ち鱧？若干カマンベールソースの塩気が強く感じましたが、舞茸はどうやったって反則的な旨さw

これも季節モノですね。せいこ蟹入りのフランはお味も優しくホッとする。

メインのラギオールナイフの柄を選ばせてくれるのもシェフのルーツを感じさせる。そういう際に交わすスタッフとの会話もまた一興で？ワインサーブ説明してくださる声のトーンに惚れ惚れしてしまうわー！爆w

プレデセールの酒粕アイス美味しいに決まってる！マリネされてる銀杏って初めてかもです。上品。

お茶の作法習いにスタッフ各自が順々にお勉強しに行ってるそうで、目の前の茶釜用いたお薄作りお披露目は外国人ウケもとより、日本人にも特別感を与える演出ですよね。

メインに合わせて、2003 Ch.Margaux
デザートに、2003 Ch. d’Yquem飲めたのはお連れ様のお陰様様です！ん〜マルゴー久し振りに飲みましたが、やはり‘03はデキャンタしたとはいえ、まだまだ若さを感じますねー。
イケムもココで飲めるとは思わず、えぇ、頑張って貴腐ワインに寄せようとしてきてる隣の日本酒が...w

プティフールもお持ち帰り出来る品だけ、お土産と一緒に包んで貰いました。日本のミシュランも定着化し、富裕層の外国人も増え、外食産業の高騰化は否めませんが、レストランもそれに沿って成長していって欲しいですね。

お昼から贅沢ランチ☆ご馳走様でした〜☆

こんなご時世、French業界が１番の大打撃みたいですね。あちこちで、大きなParty始め、８・９割方が
キャンセルになってるお店が相次いでいるなんて耳にすると、タダでさえ気が滅入るのに、日本経済の停滞
まで、負のスパイラルで起きてしまう。そんな不安を一掃するためにも、自分の出来る事しましょう！ってな訳
で、周りから「西へ逃げろ！」「コッチへ来い！」と、実家は愚か、海外各国から身元引き受けなる申し出も
お断りして訪問しますは、「L'Effervescence（レフェルヴェソンス）」　けっこう前から予約でしたかね。

あ、ココは以前citabriaだった所の資本そのもの取っ代わりの居抜きで、大規模は変わらずで。
ま、「備えあれば憂いなし」、で、防げるモノなら、それなりの対処しておけば、安心っちゃぁ安心、なんでしょう
が。。。でも東京が無くなったら、他に行く場所ある？ｗ　無いでしょぉー！それこそ日本の終わりですよね。ｗ

…ということで、ギリギリ前日の１日違いで、震災の為にDinnerを１コースに絞る直前に、訪問したお陰で、
２種類のコースをそれぞれ試すことができました。やはり悪運強し、ドラミちゃん。ｗ　ってな訳でぇ〜迷わず、
LaLumiere（ルミエール）＝光のコースL'Ombre（オンブル）＝影のコース。（各¥１万6,000円）

突き出しのオリーブは珍しい縦長変形Ver.？！　
キャビアと桜鱒、桜、胡麻、煙を一口で。奥はリンゴ？ｗ

・こどもの日の思い出から〜「ジ・アップルパイ」仔牛のラグー、フォアグラを３口で。
　おっ？！正にミッシェル・ブラスっ「ぽい」、ですね。ｗ　見た目もお洒落だし、熱々パリパリ★サクッとしたパイ生地で、最高❤
　初っ端の出だしから、お腹一杯になっちゃうのがやヴぁいんだけど、それでも止まらない美味しさなのですっ！

＋バター可愛いし❤酸味の利いたバゲットが旨ぃっ！＾＾

・憬れのスペイン〜イイダコのソテーとスティックセニョール、ニンニク＆アーモンドのエミュルションと
　　　　　　　　　　　　海老のキャラメル、セロリと花穂しそ、ピモン　ドエスプレット。

ひたすら長い料理の説明が全て記されたメニュー名はくどいが、（苦笑）蛸は軟らかく、美味♪てか量多っ！ｗ
・海沿いの畑の黄色〜ホタテのポワレ、グリーンピースのピュレ、菜花＆カラスミ、香り高いバジル。

・ヒラスズキ〜海の狼　ビーツのピュレとクリュ、シェリーヴィネガーのヴィネグレットと凝乳　アンディーヴ、マンゴー、オゼイユ。
　お魚の火入れも絶妙♪ドラミ好みです。ただカッテージチーズとかは不要？ビーツは甘さ先行か。

連れのの方が↓美味しかったですね。お魚のソースとか、仕上がりはフツー？ｗ
・緑の香り〜逢い舐めの低速調理、　スウェーデンかぶのピュレとヴィネグレットヴィアンド、黒オリーブ、辛みある葉たち。　　
　　　　
・エジプト..フォアグラのナチュラル、エジプトをイメージした　香り高い人参のピュレ　アセゾヌモンとパフュームで。
　個人的には演出として、後から吹きかけるアーモンドのスプレーが↑邪魔！ｗ　なんか騙された感アリで？ｗ

・丸ごと火入れしたカブ　黒トリュフ、パセリのエミュルション、生ハムとブリオッシュ。スペシャリテらしい

けど、お野菜って美味しいの一杯知ってるから、イマイチ感激するほどではないかな？黒トリュフは、単独でも
風情あるから、別にわざわざ一緒にしなくても良いかな？って感じ。ｗ　カブの甘さ単独でもっと味わいたし。ｗ

・お口直しの緑色。なんだっけ？ｗ　　
・右と左で〜金宣烏龍茶。　温度差楽しむ色も違う。ｗ　でお決まり？

・待ちわびた春に飛び込んで〜岩手短角牛サーロインのロティ、　　お好みのラギオールナイフ選び、
そのジュ　パースニップのピュレ、雪の下キャベツ、わさびの葉とその茎。ぅーん、お肉ちと固ぃなぁ…

・草原からの香味〜仔牛のサーロインロースト、ほうれん草のクリームソテー、
　　　　　　　　　　　　　　　　　サラダオニオンとレーズンチャツネ、ワイルドペッパーとワレモコウ草茎。

緑色のペーストの下に敷かれた黒いのが、レーズンチャツネ。甘くて、甘草っぽい？肉質は軟らかく、癖無し。
・厳選チーズ。　or
・時季のお野菜。やはりミッシェル・ブラス？！その割にはドレッシングキツメだ…凹。

・空想上のイチゴ畑〜トンカ豆のアイスクリームと焼きココナッツボール、クランブル、ライムの泡。

棒麺状に押し出されたイチゴジェリーと、エルブリ風ぷるんと丸く包まれたライムはん。食感はツルっ！プル！
＆カリっ！としたクランブルで、アイスも美味しいんだけど、プティフールのチョコはパチパッチ入ってて驚き★
よりも、口どけの悪いチョコレートが気になった。（爆）！ｗ　他は普通、かなぁ。。。　んで、最後にコース共通の

・安納芋の軽いモンブラン。
全く軽くないのは、このポーションからもお判りでしょうか？（苦笑）。オマケに中のキューブ状のトーストされた
安納芋が、固くて、食感イマイチ。甘さもイマイチかなぁー。最後の最後の〆で、残念賞とは、惜し過ぎるっ！ｗ

ワインは好みじゃなかったので、（酸味がキツ過ぎた？）写真も撮り忘れた程ですが、（苦笑）、確かドラミの
記憶が正しければ、1998 Pommard 1er Grands Epenots Michel Gaunoux （¥１万6,000円）
ま、お値段的にいうと、原価の×２掛けくらいだから、良心的っちゃぁ、良心的？ｗ　ってなわけで、お水含め、

---本日の明瞭会計---計）¥５万4,450円　　うぅーむ。微妙なラインですかね？ｗ

確かにお料理のポーションもかなりあって、コースの値段からしてもお得っちゃぁ、お得なんですが、ちとドラミ
には多過ぎるかな？デザート喰い意地張って、完食したら、帰り道に気持ち悪くなってしまいました。（爆）！ｗ
でも、お味は美味しいし、雰囲気も悪くないけど、これで満席になったら、サービスの質は落ちる気がします。
この日でさえ、(ドラミ達を含め）、たった２組だけにも関わらず、お料理のテンポとか、会話もイマイチかなぁー。
吸引力に欠けるのは、大箱だから仕方ない？弱点とまでは言わずもがな、も少し再訪したくなる決め手が欲！

贅沢ですが、お料理は美味しいし、このお値段なら、また違うメニュー食べに再訪はしたいです、はぃ。ｗ