【スペシャルな時空間】 : よろにく

オーナー自らが焼いてくれるスペシャルな肉をたんまり食べさせてもらった。結果から言うと今まで人生で食べた肉料理中で確実に3本指に入る。

もちろん、畜産農家さん、牛の飲んでる水、肉質、保管、肉の部位に別の焼き方、オンオフ強火弱火微妙な火加減の組合せ、網の汚れ具合(場合によっては汚れていた方がよかったり…)等などにもこだわる。もうこれは匠の世界…。

ナムルなどのお通し2品の後、①「ボタン海老のシルクロース巻き」からスタート。（©️「シルクロース」はよろにくが商標登録済み ^ ^）
②「炙りミスジのイチヂク冷製ごましゃぶ」…甘い、酸っぱい、とろみ、複雑に美味い。

次も絶品③「ローストビーフ鉄火巻き」と④「シルクロースの握り」

⑤⑥たん2種類…ここまでで既に涙出そうに美味い。。さらに…

⑦希少部位の「ツチノコ（腰の内側）」、「ランプ」…マジに口の中で氷のように融けていく。。

※お吸い物が出て、からの〜。
⑧「ハラミ」…食感違いもまた旨し。。
⑨「アスパラ肉巻き天ぷら」…薄〜い衣とほんのり冷たさも残る肉巻きアスパラの絶妙なコントラスト。
⑩「シャトーブリアン」…弱火でゆっくり、何もつけずに、丸めたまま半分だけタレをちょい漬け、舌に乗っけると肉のふわふわ感がよ〜くわかる。

※ヒレ肉は運動しない部位なので柔らかいわけだが、全体でも3%程度しかない部位。。バンさんからヒレ肉にはテート、シャトーブリアン(＝柔らかいが味が濃いい訳じゃない)、ヒレ、トルヌド、ポワント5分割ある事のレクチャーを受けつつ、きめ細かく火の調整をしながら焼いてくれた絶品。。

(11)、「みの」…チェンジオブペースの一品かな。一切れだけだけど、この味と食感はたまらん。。表現不可能。。一回口が肉の柔らかさからリセット。そしてメインへ。

(12)、「シルクロース」はサッと焼いてタレをつけて。。口の中で融けるのがわかる。。消えていく。

(13)、もう一丁、「シルクロースをサッと蒸して野菜を包んで」タレでいただく。流れがここでもいい感じで変わってまた新たな肉の美味しさに遭遇。。

(14)、絶妙なヒレカツ。じっくり弱火で長時間焼いたヒレを繊細に薄くまとわせた衣で包んで揚げ、それをセントラルザベーカリーのパンで挟んだ牛カツサンド。ソースも自家製。このソースがまた絶品。邪心だがチープなハムカツをこのソースで食べたくなった…(^^;;

ラストは(15)「さぶとん」。出汁鍋でサッと泳がせたざぶとんをイヤって言うほどトリュフ(今回はサマートリュフ)を擦って入れた生玉子につけ、トリュフを融かすほど混ぜて食べる…。前回はすき焼き風だったけど、今回もまた驚愕の美味しさ。。そして残ったトリュフ玉子に少量のごはんを入れてトリュフ玉子ごはんに。。
……レビューを書きながら、ヨダレ出てきた（笑）。

そして〆にサッパリと「冷や麦」。

さらに最後のデザートは「ほうじ茶」、「シロクマ」と絶品かき氷の連打。。これ以上満足しようのない程大満足。食べても食べても、どんどん入る胃袋の不思議。。ドーパミンが出てるなぁ。。一緒に同席された方も大喜びしてくれた。

予約困難だし、普段使いできるわけではないけど、ここぞと言った時の勝負店にはグッド^ ^。

久々の訪問。前回はなんとなく食べていただけだけど…

今回このお店で「部位×ベストな焼き方×美味しく食べる方法」の方程式の解き方を教えてもらった^ ^。
聞いても自分で出来るわけはないですが…。

店主の通称「ばんさん」が自ら焼いてくれたスペシャル対応のお肉会^ ^。

まずは、軽く炙ってある「フィレミニョン(フィレの尾の先端に近い部分)」から。美味い、トロける、とろ〜ん(°_°)

続いて「亀の子という部位（＝断面が亀の甲羅に模様が似ていることからついた名前だそう）」。これは場所的には後脚の付け根の「しんたま」の一部。
焼き方が抜群に素晴らしい事もあって肉質が繊細でこれまた舌の上で溶ろける。

奥に見えるは「せんまい」。口直しに頼り甲斐あり。

たん2種類違うカットで薄切り、厚切りのたん。それぞれの美味しさを堪能できる一品。

肩三角、ツチノコ
「ツチノコ」はこの店のオリジナルネーミング。マボロシの意味ですな。牛1頭からわずか800gしかとれないらしい。牛の腰の内側の肉。
脂のないツチノコにはタレを少しつけて、いただく。

「カイノミ」。フィレ肉の近くの部位で、形が「貝の身」に似ている事で『カイノミ』と呼ばれる希少部位。食感が柔らかい。これは塩をパラっと掛けて、ガーリックも少し乗せて、赤い身の側を舌に乗せる。色気さえ感じる美味。

休憩、お吸い物。これから後半戦^ ^

「シルクロース」の寿司、き醤油、山葵と、これまたとろける。絶句…。

ヒレミミ（先ほどのカイノミに近い部位）も希少部位。これは何もつけずに、そのまま。脂が美味しさそのもの。

「（白いモノ）ミノ」はレモンで。

「シルクロース、タレをジャブ漬けして小さなご飯に乗せて食べる」

「ネギ鍋」…ネギが主役のかつおだしで食べる。なんだかホッとする一品。鰹出汁もいい感じ。

「ほぼシャトーブリアンのヒレカツ」。このヒレカツは芸術品。表面を焼いた後に極薄の衣をまとわせた一品。最初の半分は、塩で、後の半分は昭和的な店のオリジナルソースで。ひとつのカツで2度楽しめる。美味すぎ。

そして最後が「トリュフたまごまぜまぜ」、
まずは先ほどのシルクロースを、ジャブジャブつけて。ただし、半分はトリュフたまごを残しつつ、そこにゴハン投入。
トリュフかけゴハン、生たまご付きの出来上がり。これは、たまらん美味しさ。ガツンとやられた感じ。しかもバンさん、トリュフ掛けまくるから、懐もハラハラ（笑）。

ここまで暑い焼肉の会の最後はクールダウン。まずはソーメン、まずはそのままでいただき、後から海苔とわさびを加えて、これまた2度楽しむ。

そしてさらにクールダウン。かき氷2種。まずは「ほうじ茶金粉掛け」（笑）、続いて「シロクマ」。これまたふわふわかき氷で美味しい。最初から最後まで悶絶美味しかった〜。

ばんさんに焼いてもらうのはハードル高そうだけど、また、すぐにでも行きたいよー。