すべての道はローマに通ず : エトゥルスキ

【エトルリア】
店名のEtruschiの意味はエトルリア人のEtrusciから来ていると思われます。
エトルリア人はイタリア半島中部の先住民で、エトルリア文化を築きました。
その後、エトルリア人はローマ人と同化した格好となり、消滅したと言われてます。
ローマ人はエトルリア人の高度な文化を吸収し、ローマの文化を築いていったものと思われます。

【ちょっとした用】
ちょっとした用で久しぶりに家内とここに行きました。
南青山の路地裏にある一軒家レストランですね。
南青山も路地裏に入ると閑静ですね。
そんな場所にあるここで家内とランチを楽しみました。

【コース】
CIELOを予約しました。
CIELOは以下の通りです。

【先付け】
・柿のポタージュ
・バカラマンテカート？鱈のブランダード？

最初カメリエーレから何か苦手な食べ物ありませんか？と聞かれ、特にありませんと答えましたが、いきなり供されたのは柿のポタージュでした。
まさか柿が出て来るとは思いませんでした。
自分は柿を得意としてませんので、一瞬どうしようかと思いましたが、口に流し込んでみたら、甘さが程良く、匂いもそれ程強くなくとても美味しかったです。
これまで柿の匂いを得意としてなかったので、この柿のポタージュを頂いて柿についての考え方を改める事になりそうです。
苦手な物を無くすのは、こんな切っ掛けからかもしれないです。

もう一つの先付けはバカラマンテカートか鱈のブランダードと思われますが、聞き取るのを失念した格好です。
面目ないです。
イタリア料理なので、バカラマンテカートかと思われます。
鱈のブランダードになると南仏料理となるからです。
そのバカラマンテカートですが、鱈をすり身にして塩味を効かせたペースト状の物です。
濃厚な味付けで、一度食べると癖になりそうです。
お酒が進みます。
これはワインよりも日本酒に合いそうだと思いました。
病み付きになる一品です。

【前菜】
・ブリのコンフィ　カブのマリネとカブのエスプーマ

ブリのコンフィですが、油分がそれ程強くなく、カブのエスプーマ(ムース状の物)とカブのマリネと頂く事で、さっぱりして食べ易くなってます。
これも美味な一品です。

【パン】
パンが4種類位供されました。
その中にフォカッチャがありました。
パンはオリーブオイルと塩で頂き、オリーブオイルは5種、塩は4種でそれぞれにパンを漬けて頂きました。
どれも美味しいですね。

【魚料理】
・ヒラメのロースト　菊芋のプレアアンチョビソース

菊芋のプレアアンチョビソースがとても美味しいです。
菊芋をベースとし、そこにアンチョビとガーリックの風味で食欲がそそります。
このアンチョビとガーリック風味の菊芋のプレアがヒラメが絡み合いとても美味しく仕上がってます。

【パスタ】
タリオリーニ　サクラエビと菜の花

これはサクラエビの風味が味を引き立ててくれます。
サクラエビの癖があまりなくとても香ばしく美味しいです。
タリオリーニもガーリックで仕上げているのでしょうか？
サクラエビとの相性がよく、とても美味しいです。

【肉料理】
北海道産チェリバリー鴨のローストと堀川ゴボウ

チェリバリー鴨ですが、これ合鴨の事です。
チェリバリー社で品種改良された鴨です。
チェリバリー種は柔らかくて甘みがあり、こちらも美味しく頂けました。
実家で鴨鍋食べる時、ゴボウを入れているので、これは自分にとって相性が良かったです。
柔らかくて、レアな感じがあり素材の味を楽しめました。
また赤ワインのソースでしょうか？
鴨肉との相性が良く芳醇な味わいですね。

【デザート】
ミカンのコンポート　みかんのソルベとクレマカタラーナ

ミカンのコンポートにみかんのソルベと、デザートはみかんで固めてきましたが、秀逸なのはクレマカタラーナですね。
クレマカタラーナですが、ベースはカスタードで、冷やしてあります。
その上面をキャラメリゼしてます。
これがとても美味しいですね。
冷んやりして固めてあるカスタードに、上面をキャラメリゼしてあるので、カラメルの芳醇な風味とカスタードの甘さがとても良くマッチしていて、もっと食べたくなります。
今日一番食べたいと思う一品です。

【カフェ】
カプチーノ
小菓子

最後はカプチーノにしました。
小菓子は、マカロンとフィナンシェとクッキーです。
それと小菓子の容器の底に粒のチョコレートが敷き詰めてあります。
そのどれもが美味しいですね。
カプチーノと良く合います。

【久々の贅沢な気分】
そう頻繁に高級イタリアンとか高級フレンチとか行きませんので、ちょっと贅沢な気分に浸れました。
高級な食材を楽しめました。
こんな風に書くとただの庶民の様な感じですね。

【特別な時をここで迎える。】
今回自分達が頂いた時、他6組程いましたが、その内半数の3組が誕生日祝いだった様です。
デザートが供された時、蝋燭が立っていたからです。
きっとここで特別な時を迎えた事でしょう。
それをゆったりと楽しめる雰囲気がここにはありますね。
なので、またここで特別な時を過ごしたいと思います。

6月7日往訪しました。
本日はとある席の試食会と言う事で家内と食事をしました。
ここは表参道駅の側で、表通りから路地裏に入ったところにあります。
一軒家風のレストランで、中に入ると天井が高く、ゆったり落ち着いた雰囲気で食事を楽しめました。
２つのコースを家内と交互に楽しみました。

前菜
A 阿波尾鶏の胸肉のスモーク
B ズワイガニのトルティーノ

魚料理
A 鮮魚のソテー
B 鮮魚のスカロッパ

パスタ
A 自家製ショートパスタ
B 手打ちタリアッテッレ

肉料理
A 仔羊のロースト
B 国産牛フィレ肉のロースト

デザート
A 2色のババロア
B ピスタチオのアイスケーキ

コースを通じて、素材は良かったので、とても美味しく頂けました。
それと、水がとても美味しかったですね。
水が美味しいと、料理全般が美味しくなる傾向があるなと思います。
また、ウェイターさんが料理とワインの説明をして頂いたのですが、とても詳しくて食に対する造詣が深まりました。
前菜についてはズワイガニのトルティーノが美味しかったですね。
阿波尾鶏の胸肉のスモークも、スモークした胸肉の味が口の中で広がり美味しかったのですが、口の中でホロっと来て、仄かに甘みのあるズワイガニのトルティーノの方が自分は好みですね。
魚料理は、特にこの魚と言うのはなく、その日に獲れた最も良い魚を使ってます。
Aは真鯛？、Bは金目鯛で、アンチョビソースが丁度良い塩っぽさの真鯛のソテーの方が美味しかったです。
アンチョビソースでよりお酒が進みます。
パスタは手打ちタリアッテッレが美味しかったです。
白ワインの甘さと、魚介の旨味が相まって、口の中で広がります。
本日一番の美味しさだったと思います。
ショートパスタも仔牛の旨味が詰まっていたのですが、タリアッテッレの旨さの方が上回っていた感じです。
肉料理は仔羊のローストが、国産牛のフィレ肉のローストよりも良かったですね。
国産牛フィレ肉のローストのソースにマスタードが使われてますが、ちょっとマスタードのアクセントが強かったかなと思います。
仔羊のローストは、羊特有の癖が抑えられていた分、国産牛フィレ肉よりも美味しく頂けました。
デザートは、甘さ控え目だけど、チョコの濃厚さがとても強く印象に残ったチョコのババロアが良かったですね。
ピスタチオのアイスケーキも美味しかったのですが、チョコのババロアの方がそれを上回った感じです。
コースとしてはAがBを上回ったでしょうか？
でも、Bのタリアッテッレはこの中で一番です。
それと、味付けはどちらかと言うとあっさりしていると言う印象です。
また食べに行きたいですね。