都会の喧騒を離れて、西洋の館で受けるおもてなし : ロアラブッシュ

1月連休の中日となる日曜日。
こちらのロアラブッシュにお伺いしました。
隠れ家レストラン…って感じですかね？
表参道駅からも少し歩きまして、ちょっと住宅街に入っていくような感じのところにあります。
普段はあまり、表参道・青山エリアとは無縁でお買い物にも来ることのないワタシですが、こちらのお店は数年前から知っていました。
というか、一度、来たことがありまして。
１０年はたたないと思うんだけど、先輩の結婚式がこちらで行われ、お招きいただきまして。
その当時はねぇ…
今のようにGoogleマップもちゃんと使えなくて。
いや(笑)そのころもちゃんと使えてる人も中にはいたんだろうけれど、ワタシは使いこなせなくて。
なんだか、苦労して、結局、タクシー拾ってたどりついた覚えがあります。
派手な感じではないのですが、なにやら高そうな調度品と『ここはどこ？』と思ってしまいそうな西洋風の御屋敷。
前回うかがった際は結婚式でしたし、あまり感じなかったのですけど…
普通だったら、お知り合いには絶対なれないような大金持ちの御屋敷になぜか招かれた一般庶民の気分でございます…(;'∀')
ひー(;´∀｀)
浮足立つ(笑)

今回は一休のプランにて予約。
【ドリンク3杯付。シャンパン・白・赤ワイン】
青文まで贅沢な時間を過ごすディナー！フルコース全4品
￥１５０００
というコース。

お値打ち！
ステキなプラン！
こういうお得さを謳ったプランはこちらのお店ではないかなぁ…と思いつつ見ていたところ、発見できたため、すぐに飛びつく。
貧乏根性丸出しですけどね。
でも、楽しく美味しくお得に素敵な時間を過ごしたい。
これ、みんなが思う正直な気持ちですよねぇ～

さて、お席は夜でしたのであまり見えなかったけれど、中庭(？)が見える窓際のお席。
確か、結婚式の時は、この中庭で集合写真を撮った気がします。
春は桜も見られるようで、素敵でしょうねぇ。

コース内容は
・食前の小さなお愉しみ
・フォアグラと柿のアンロバージュ
　生姜風味の紅茶の泡を添えて
・本日の鮮魚のポワレ
　ハーブ香る甲殻類のソース　東郷湖産シジミのサフラン風味と共に
・柔らかくロティーした松坂豚ロース　シェリービネガーソース
　じゃがいものソテーとオニオンのマルムラードと共に
・マロンのタルト　メープルのアイスクリーム添え
・食後のお飲み物とお菓子

うーむ(;´∀｀)

相変わらずのフレンチメニューの難解さ…
けれど、以前伺っていたことで『確実に美味しいはず』と思える安心感があったので、今回、新年第一弾の美味しいものツアーの場所として選んだのです。

コースはゆったり静かに進んでいきます。
この空間にふさわしく、穏やかに静かに。
当初は浮足立っていたワタシも徐々に慣れ、あまりに静かな空気に、つい、Mさんとも小声で話していましたけれど、お客さんが増えるにつれ、そんなことも気にならなくなりました。
コースについている３杯はもちろん、きちんとそれぞれのお料理に合わせたタイミングで出してくださいます。

お料理はもちろんどれも美味しく、記憶に残りましたのは、まず『食前のお愉しみ』として出されたオニオンタルト。
これは凄い。
玉ねぎ感がハンパない。
玉ねぎの甘さ！旨味！玉ねぎのいいとこどりだけして凝縮しましたって感じ。
美味しくて一瞬でなくなった(笑)
あとは、フォアグラね！
結婚式でいただいたフォアグラも大層、美味でした…たしか記憶では(笑)
今回いただいたフォアグラは柿のアンロバージュ…とのことでしたが…
【アンロバージュ】…とは？
ググりました(笑)
どうやら【上掛け】とかいう意味らしい。
確かに柿がスライスされて、フォアグラのお布団のように上に掛けられていた…
実はね。
別にアレルギーとかそんなんでも何でもないけど、果物の中で柿は…あんまり好きな方じゃない。
デザートに『柿』って言われたら、『げー…柿かぁ』っていうテンションになるレベルの食べ物なのです、ワタシにとっては。
だけどね。
柿感がない！
というか、むしろ、柿ってこういう風に食べるのが正解だったんじゃないか？
単体で、デザートとして食べることが間違ってたんじゃないの？
と思ってしまうような、フォアグラ様との一体感。
素晴らしいコラボレーション万歳。
もしくはワタシが苦手な柿をも変身させる優秀なフォアグラだったのか？
そこのところは謎ですが、まあとにかく美味しかったということです。
最後のお茶もたくさん種類があって、選べないのでおススメを伺うと丁寧に説明してくださいました。
名前忘れてしまったんだけれど、この素敵なブルーからに色が変化するハーブティーもよかったな。
敢えてひとつ言うのなら、パンの種類がもう一種類くらいあると嬉しいかなー。

プチセレブ気分で素敵な時間を過ごしました。
次はランチで伺おうと思います。
このお屋敷の窓から外の景色を眺めつつ、ゆったりと過ごすランチタイムは格別でしょう。