とても懐かしく思い出深いバー・ラジオ＠青山／東京 : Radio

【再訪】2016年3月

ワインバー「CORK」の予約時間が遅い時間だったので、その前に一杯と思いお伺いしました。

店内に入ってカウンター席に着き、女性のために食前酒として良いものをお勧めして頂きました。
スパークリング&フルーツは苺とレモンがあり「レモンとスパークリング」をチョイス。
私は「ギムレットハイボール」をお願いしました。

カウンターの中を見ているといつもの2人以外に年輩の方がいらっしゃっいとても気になって
仕方ありませんでした。
2人でコースターの図柄について話していたらその年輩の方がこちらに来られて、2匹の猿は
私の生まれ年と仰っしゃいました。
これはと思い「失礼ですが、尾崎さんでしょうか？」と尋ねるとやはり尾崎さんでした。

実に何十年振りにお見かけし懐かしい思いで一杯になりました。
社会人になったばかりの頃、神宮前にあった1stラジオに良く行っていた頃にお会いしたのが最後で、
海外赴任から戻るった時には1stラジオはなくなっていました。
それ以来、しばらくラジオには行っていなく、2ndラジオには1回も行ったことがありませんでした。

尾崎さんとの長い会話の後に作っていただいたのが「マティーニ」。
若かりし頃を懐かしむように美味しく頂きました。
やはり、尾崎さんの「マティーニ」はジン切れとほんのりした甘みのバランスが最高に好みに合います。

最後に建築やデザインの話になり、尾崎さんの京都の自宅に是非お越し下さいと自筆による
連絡先まで頂き感激でした。

しかし、話は尽きることが無かったのですが、次の予約の時間が来たので名残惜しみながら席を
立ちました。
次回来た時にも再び尾崎さんに巡り合う幸運に恵まれることを願いながらお店を後にしました。

＊＊＊　画像を3枚追加しました　＊＊＊
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2015年3月

伝説のバーテンダー尾崎浩司さんのお店です。
このお店は3rdラジオとも言われていますが、現在は1st、2nd共に既に閉店していて、この3rdだけが
営業しています。
バー・ラジオに初めてお伺いしたのは神宮前の1stラジオで今から30年以上前でした。
マンションの地下階にあり、歩道から外部階段で降りたサンクンガーデンに面して入口がありました。
そして、まだホテルバー全盛の時代にその当時脚光を浴びつつあったスーパーポテトのデザインに
よるコンパクトな異次元空間のわずか9席に色々な業界の方々が集まっていたのを覚えています。
しかも、大人の立ち振る舞いが出来ない人は入店出来なかったり、途中でも退席させられたりとの
噂も耳にしました。
当時は、そんな一種憧れを持って見られていた大人のBARでした。
行く度に出てくるグラスを変えて頂き、当時としては珍しい銀のカクテルグラスでドライマティーニ
を出して頂いたのは今でも鮮明に覚えています。

そんなことを思い出しながら、青山での食事の後にお伺いしました。
お店は青山通りから少し南青山の住宅街に少し入ったところにあり、木造の洋館の一軒家をBARに
改装した建物が目に入ります。

店内は照度を抑えた落ち着いた雰囲気で、木の温かみのあるホッとするような別荘の居間のような
空間です。
カウンターには8席があり、ゆったりと配置されたテーブル席が3つほどがあります。

カウンター席に着いて、その空間に身体をゆっくりと馴染ませて行きます。
本当に落ち着く良い雰囲気のバーだと思います。

1杯目は「ギムレット」
綺麗でカラフルな鳥の絵のある見覚えのあるグラスで出て来ました。
確か尾崎さんのカクテルブックの表紙のグラスかもしれません。
飲む前にも印象的なことがあるのは良いですね、
テイストは甘さ控え目で果実の酸がキリッとしてまさに私好みの一杯です。

チャームは「キウイ、クリームチーズ、イチゴの盛合せ」

2杯目は「サイドカー」
これも中々良かったです。

今宵の御相手は
「マティーニ」
「ジャックローズ」
を楽しそうに飲んでいました。

尾崎さんは京都に移られたことは聞いていましたが、現在は月に2～3回ですが
この青山のお店に顔を出すようです。
随分と初期のラジオとはイメージも変わりましたが、青山で食事の際はまたお伺いしたいと思います。