足を運ぶ価値のある実に美味しい蕎麦屋さん。平日昼は予約して待ち時間少なめで絶品そばを！ : 玉笑

「玉笑」はボクが一番好きな蕎麦屋さんです。

蕎麦そのものが実に美味しい。渋谷も明治神宮、原宿あたりはあまり好きではないので、神宮前はこのお店に訪問する以外に行く機会がほとんどありません。それでも行きたいと思わせるお店。素晴らしい仕事です。

店主の浦川真洋氏は「竹やぶ」出身。「竹やぶ」は「吟八亭やざ和」、「東白庵 かりべ」、「三合菴」など多くの名店を輩出している有名店ですね。

この日は13:30に予約をして六本木から車で神宮前に向かいました。少し道が混んでいましたが、時間に間に合うよう近くの駐車場へ車を停めて・・・てか、満車満車・・・。

何だこれ・・・

近くの駐車場を10ヵ所くらい回って、すべて満車。5分くらい駐車場を探し回って奇跡的に出て行く車があって停められました。これがなかったらどうなっていたことか・・・

10分遅れでお店へ。すると、時間通りにこなかったので先にお客さんを案内してしまった、とのこと。

まぁ、仕方ないですよね。

ちなみに「玉笑」は店内に1つ椅子があってそこで待つこともでき、店外にも休憩所のような1坪半くらいの部屋があって、そこですでに数人の方が待っていました。ボクは予約をしていたので店内で待つことに。

あまり席数がないので、結果的に約30分くらい待つことになりました。まぁ、仕方ないです。

さて、注文は蕎麦の前に焼き味噌と玉子焼きをお願いしました。焼き味噌と一緒に飲むため、ビールをオーダー。生ビールはアサヒ熟撰なんですよね。。。瓶ビールではプレモルがあるのに少し残念。

ただ、アサヒとしては熟撰にはあえて副原料を使って日本人好みの味にしている、というので。飲んでみたら・・・悪くなかったです(笑)

そして焼き味噌とよく合うんですね。

焼き味噌を食べてビールを飲みほすくらいのタイミングで蕎麦がきました。おろしにしんそば(2,200円)です。

お皿ににしんが乗っていて蓋になっています。”蓋”をあけるとそばに辛味大根が乗った蕎麦が。3年ぶりに見た玉笑の蕎麦は光沢があって美しい。粗挽きで蕎麦殻が残っていてザラザラ感があります。甘み、旨み、香り、全てパーフェクト。実に美味しい。

ちなみに粗挽きのそば粉は、粒子が大きく粒子一つ一つに水分が行き渡るまでに時間がかかる上に、割れや切れが生じないよう通常のそば粉と比べてかなり手間がかかります。

よく有名店の蕎麦は量が少ないとか、その割に高いとか言いますが、こちらの蕎麦についてはむしろ安いと考えます。おかわりの蕎麦を合わせても2,000円〜3,000円程度でこれだけ美味しいものが食べられるのだから。

蕎麦を食べていると、オーダーしていた玉子焼きがきました。

これがまた絶品。見た目も美しく、柔らかく焼き上げられた玉子からは美味しい出汁が口の中に広がります。

久々に食べましたが、この数年で食べた蕎麦の中でもダントツで美味しいですね。


こちらに訪問するポイントは、土日は予約ができないので平日に行き、そして1時をすぎた時間で予約をして訪問するのが待ち時間が少なくて済む方法です。

なんせ席の数が少なく、蕎麦の量少ないのでおかわりを注文するお客さんが多いため、回転はあまり良くないのです。

せっかくの美味しい蕎麦も待ち時間でクタクタになりながら食べても、美味しさと一緒に疲労感が残ってしまいます。ノープランで行かずに、事前に計画を立てて訪問してみたいものですね。

土日は行列必至でなかなか食べられない。平日を狙うべし！というミシュラン1つ星⭐️のお蕎麦の名店。

平日でランチのピークタイムを避けるのが、落ち着いてお蕎麦を食べられる秘訣。ラストオーダーが15時なので、14:30から15時の間頃を狙って行くと意外とすんなり食べられます。

行列待ちのお客さんのプレッシャーを無視できるメンタルがあれば、平日のランチでも予約できます。


おろしそばを注文。

蕎麦は非常に美味しい。お蕎麦自体が美味しいと感じたのは玉笑が初めて。これはミシュランの星を取るのが納得です。

蕎麦もつゆも、本当に美味しい。

しかし、美味しい蕎麦屋さんにあるあるで、量は少ないです。蕎麦の追加を1〜2人前必要です。

ついでにそばがきも注文。蕎麦が美味しければ、そばがきも美味しいんですね。もはや、お店に入って10分後には会計して店を出るような蕎麦屋には行けませんね。。。

おろしそばの値段を超えていたのはあえて気付かない方向で(笑)


土日のランチは予約不可。行列するくらいなら平日を選択するべし！