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紫金飯店 原宿店
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【いないないバー炒飯】
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川井 潤
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
紫金飯店 原宿店（シキンハンテン）
|
|---|---|
| ジャンル | 中華料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
03-3404-7785 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
JR山手線原宿駅徒歩10分 北参道駅から522m |
| 営業時間 |
|
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
￥1,000～￥1,999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー可 QRコード決済可 （PayPay） |
席・設備
| 席数 |
22席 （カウンター7席、テーブル15席） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 店舗向かい明治通り沿いに路上Pあり |
| 空間・設備 | カウンター席あり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| サービス | テイクアウト |
| ホームページ | |
| オープン日 |
1966年 |
| 備考 |
出前あり。 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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この日は予定していた夜会食が急遽取りやめになり、突如のひとり飯。ならば、孤独のグルメごっこよろしく、原宿からとぼとぼ久々に「紫金飯店」へと向かう。
20年ぶりくらいに来たかも。
店内はほぼほぼ満員。（店内写真はたまたま客が帰った時に撮影したもの。その後すぐに席は埋まり続けていた）
厨房内の3つの中華鍋を、並んで3人の料理人が振り続けている。
続々と注文が入り、次から次へと調理する手際の良さを見るだけでも圧巻！楽しい。
お酒も頼むことにして「生搾りレモンサワー（税込450円）」を注文。…まっ、これは普通の味ですな。
メニュー表に書かれている注釈に従い素直に注文。
店の『看板メニュー』の「玉子炒飯（税込950円）」、それと
店の『大人気メニュー』の「餃子（6個税込550円）」を注文。
店内では「玉子炒飯」は「玉チャー」と言う名前でやり取りされている。
待つこと10分弱。餃子が運ばれてくる。
小皿に醤油、酢、辣油を入れ、ひと口いただく…う、ちゃんと美味い。皮は適度にパリッとしていて、中の餡はジューシー。ニンニクは効いていないのでこの後、人と会う予定があっても大丈夫！ある一定レベルをちゃんとクリアした美味しさ。
1秒たりとも休むことなく調理する3人のシェフたちを見ていると、どうやらジャッジャッと炒飯らしき物を一番左側のベテランシェフが作ってくれている様子。炒飯は聖域なのか？
玉子炒飯をそのシェフからカウンター越しに手渡しで渡される。おぉ、寿司屋のよう（笑）
すっぽり玉子に覆われて中身の見えない炒飯。中を見たくなり玉子をめくる。
ん？まるで昔のスカートめくり（僕はやってません！）、もしくは『いないいないバー』のような感覚になっているかも…。
覆われた玉子の下にある炒飯にはハム、ネギ、玉子、刻みチャーシューの具が入っている。
ひと口食べる。あれ？…案外サッパリした味。店の雰囲気とは違い、予想外に薄味。レンゲスプーンで掬った時に味の付いたチャーシューが入っていると結構しっかりした味になる。そうでないと薄く感じる。
これは酢醤油を掛けて食べたほうが美味しくなるか？などと葛藤しつつ、玉子スープを飲むとこれがこの炒飯と相性が良い。
スープはとろみ少ないタイプで塩ベースだがこれも薄味で、この薄味炒飯とキッチリ合う。具にはワカメと細かく刻まれた人参と溶き玉子が入る。
後半、炒飯に酢醤油を掛けようと思いながら食を進めていくと、案外この味に慣れてこの炒飯って、この味に意味があってやはりちゃんと美味いんだ、という事が確信できる。
疑心が確信に変わった。
塩や醤油に単純に逃げてはいけない…。
ちゃんと美味しいし、これぞ町中華の醍醐味。
創業は昭和41年。かれこれ55年経営を続ける老舗中華。
やはりこう言う店は庶民の味方。いつまでも頑張って欲しいと思う。