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店名 |
裕豐祥(ユウフォンショウ)
|
---|---|
ジャンル | 中華料理、居酒屋、飲茶・点心 |
予約・ お問い合わせ |
03-3363-8000 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
高田馬場駅から264m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (AMEX) 電子マネー可 |
個室 |
無 |
---|---|
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
利用シーン |
|
---|---|
オープン日 |
2020年12月5日 |
備考 | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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早稲田通りの西友の少し先にオープンした小籠包専門店。つまみや料理もあるが、完全に点心専門店だと理解した方が良い。
こういう状態だと仕方はないのだが・・、ここ数ヶ月オープンしてくれる新しい店は、(一人焼肉チェーンやファミレス以外だと)この店のような中華系の饅頭の店ばかりなのだ。ウーバーのデリバリーを戦略としてメインに据えるのであれば、やむを得ない帰結だろうか。ということで、このところ外食といっても饅頭や餃子ばかり食べている・・。ま、仕方ない。
なんといっても、3度目の非常事態宣言のさなかのこと。百合子の厳しいお願いに、さしもの中華系のお店でも、もはやノンアルコール・ビールすら出してくれない、とこのことだ。とほほ。
この日は、小籠包3種盛り合わせ(980円)、焼き小籠包4個(580円)、牛肉麺(1150円)を注文。あまりに小籠包の出来が良かったので明太子入り小籠包4個(740円)を追加した。
実はメニューの写真が、ワンタン麺と牛肉麺だけは、香港麺の汁なしのワンタン麺と牛バラ麺に見えたので、頼んでしまったのだが・・。出てきたのは、麺も細麺ではなく、単なる麺ののびた日本の醤油ラーメンに牛の煮込みがのせられたようなもの。牛肉は一応柔らかく煮てあるが、香辛料なども控えめで完全日本人向けだ。
正直この店で、点心類以外の注文は、愚の骨頂といってもいいだろう。
ただし、点親類の出来は素晴らしい。女のコの若い点心師であったが、技術的にも非常に丁寧だ。まずは、最初にでた焼き小籠包にノックアウトされる。
上海で流行し、日本にも入ってきた焼き小籠包だが、厚めの生地のスープ入り饅頭を、大きな鉄鍋で、たっぷりの油に湯を注いで蒸し焼きにする。ホワイト餃子の製法に近い焼き方をするものが普通だと思っていたが・・、この店のものはぜんぜん違う。
厚めの皮で作ったポットパイやタルトの生地のような焼生地の入れ物にたっぷりのスープが入り、その上にモチモチの薄い皮で蓋がされているのだ。正直、まるでスィーツのような技術である。
食べ方には困るが、フタから少しづつ崩して食べるのが正解だろう。
小籠包の3種取り合わせは、豚肉のほかホタテとエビが2つづつ出てくる。見た目はいたって普通の小籠包だ。しかし、この皮の薄さと弾力性。中のスープの量の多さと、食べるまでぜんぜん破れない強度には驚かされる。驚嘆の技術力だ。
(日本では誰も知らない頃)上海にあるスープ饅頭発祥の店まで行ったこともあるのだが、まさに時代ととも技術は違った次元になっているのだろう。
あまりにうまかったので、明太子入りも注文。小籠包は、具がなんであれ、結局スープの味が勝ってしまう傾向があるので、なかなか大きな違いが出ない。その点、明太子ぐらい強烈だと、確かに特徴も出ていてうまいと思う。
店も非常に綺麗に作りこまれ、資本投下が十分されている。格安の店ではないが、点心類については納得できる値段だろう。ただし、他の料理を食べるなら、ずっと安くてうまい店がいくらでもある。