ボンベイカレー（豚肉に変更・ライス2/3）＠横浜ボンベイ 高田馬場店 : 横浜ボンベイ 高田馬場店

JR山手線・西武鉄道新宿線・東京メトロ東西線高田馬場駅より徒歩5分。JR戸山口からだと徒歩1分。

JR早稲田口から駅前ロータリーを右回りに進んでBIGBOXの脇を抜け、横の坂を250ｍ程進んだ右側のビル1階に店がある。地下1階は「とんかつ なりくら」。

こちらは2014年に開業のカレーの店。「横浜ボンベイ」の支店とか暖簾分けとか言って良いのかどうか…。いろいろと微妙な事情があるようで。

「カレーハウス 横浜ボンベイ」の店主の方が病気療養中に出身店の柏「ボンベイ」から手伝いに来ていた後輩が「横浜ボンベイ」の商標を譲渡してもらって興した店ということらしい。ただ、「横浜ボンベイ」の店主の方といろいろとあったらしく、その後出店した支店には「横浜ボンベイ」の名称を使用せず「TOKYO SPICE CURRY 赤と黒」という店名になっている。

まあごたごたの話は取り敢えず置いておくとして、こちらの店主の方も柏の「ボンベイ」と「横浜ボンベイ」での経験を活かしたデリー・ボンベイ系のカレーを提供する店であることには変わりない。

この間、やっと元祖柏「ボンベイ」へ行くことが出来たので、それ以外のボンベイも試してみようとまずはこちらへ。

18:40頃訪問。先客後客とも0名。天候不順な日だったので客足が鈍かったのかも。

ワンオペの男性店員さんに案内されて、2人掛けのテーブル席へ。

注文はメニューを見ながら口頭で。注文は後払い。

こちらのメニュー、辛さや量や肉変更のオプションについて丁寧に書いてあって、私のようなボンベイ初心者にはとても助かる。

基本メニューはイチ推しのボンベイカレー、定番のカシミールカレー、三元豚のポークカレー、茄子と挽き肉のカレー、チキンカレー、インドカレー、シチュードカレー、彩り野菜の具沢山スパイシーキーマカレー、ドライカレー、カシミールドライカレーとたいへん豊富。

ドライカレー系に興味もあったのだが、それはある程度しっかり食べられるときに取っておくことにして、今回はカシミールと共にボンベイ系の定番であるボンベイカレーを試してみようと。

で、オプションについて良く読んでみたところ、通常鶏肉のものを豚肉に変更できるらしい。ああ、良くレビューで見る「カシ豚」ってこれのことか。

まずは学んだことをすぐに実践。店員さんにボンベイカレーを辛さそのまま豚肉に変更ライス2/3で注文。「ボンベイ豚2/3ですね」と確認されてオーダー終了。

ちなみに、辛さはちょっと辛→中辛→辛口→極辛→超極辛→極2→極3→極4→極5とランクがある。極辛以上は追加料金が掛かる。

店内はカウンター席4つ、テーブル席14席。この手の店にしては若干こじんまりしているかも。多少雑然としているが、不潔感は感じられない。

3分程でボンベイカレーが提供される。

オーバル型の深皿に赤茶色のグレービーと豚肩ロース肉の厚切りが3枚、丸い平皿に丸く成形されたライス。そして付け合わせの玉ねぎのピクルス。

まずはグレービーの味見から。サラッとしたグレービーはトマトの酸味と香味野菜の旨みがベース。カルダモンやグローブ、クミンなどのホールスパイスが入っていて、程良い香りと刺激。デフォルトで辛口なのだが、それほど辛さは強くなく。エチオピア換算で5辛ぐらい。

ライスの上に豚肉とグレービーを全て空けて、脇にピクルスをセットしてから食べ始める。

豚肉は程良い柔らかさに煮込まれていて、スプーンでスッと崩すことが出来る。ただ、グレービーが染みている感じではないので、別々に食べると少し淡泊に感じる。これはライスとグレービーに混ぜ込んで頂くのが正解だと思う。

ライスは硬めに炊かれたジャポニカ米。粘り気はかなり少ない品種のようだ。シャバっとしたグレービーがライスと良く馴染む。

付け合わせが玉ねぎのピクルス1種類だけなのはちょっと寂しいかも。まあ、ホールスパイスが口の中で弾ける度に味に変化が付くので、付け合わせを必要することはあまりないのだが。

グレービー、具、ライスをきれいに完食してご馳走さま。ライス2/3だとグレービーが余るかしらと思ったが、ちょうど良いぐらいの分量。ライス普通（280g）だと少し足らないかも。

ボンベイカレーを本家本元で頂いていないので比較は出来ないが、個人的にはかなり好みの味。カシミールよりこちらのほうが好きかもしれない。ただ、辛さは少し増したほうがより美味しくなるかも。

直系と傍流との差分などは良く分からなかった。まだまだボンベイ経験値が低いなぁと。

次回訪問時はドライカレー系、特にカシミールドライカレーを頂いてみたい。まあ、その前にボンベイ関連店各店をひと通り巡回しなければ。