出張と云う名の食べ歩き　東京高田馬場　とんかつ とん太編　～高田馬場の双璧店の片方～ : とん太

日帰り東京出張の際のランチです

ランチを済ませてから取引先へ向かう心算で早い時間帯の便で東京入りしました

この日のターゲットは､高田馬場のとんかつの人気店『とん太』

以前､余りの行列の長さで諦めた事が在る東京でトップクラスのとんかつ店です

開店３０分前に到着したのですが､既に２０人ほどが行列していたんです

一巡目ギリギリかなぁって思いながら開店を待っていると､残念ながら２人先の方で満席ｗ

その後３０分近く待ってカウンターへ座る事ができました！


●とんかつの名店が犇めく高田馬場

　お店は､ＪＲ山手線高田馬場駅から徒歩５分チョッとの新目白通り沿い
　高田馬場駅のロータリーから､早稲田通りを越え､神田川を渡り､
　新目白通りを九段下方面へ向かった辺りです
　｢とんかつ とん太｣と大きく描かれた茶色の庇テントが目印です

　店内は､調理場を囲む様にＬ字型のカウンター１０席と小上り４名掛けテーブル２席の計１８席
　取り立てて名店って雰囲気では無く､昭和を感じる和の雰囲気のお店です

　１９７６年(昭和５１年)創業なので､老舗と呼んでも良いでしょうね
　食べログで４.０８ポイントで､全国×とんかつ３位､東京都×とんかつ２位の評価
　｢The Tabelog Award｣で 2017年､2018年､２年連続｢Bronze｣受賞
　｢食べログ とんかつ百名店｣受賞と輝かしい評価を得ています
　ミシュランガイド東京で２０１５年～２０１７年 ｢ビブグルマン｣受賞
　
　お店の在る高田馬場界隈は､東京都内でも屈指のとんかつ激戦区なんです
　食べログで３.５０超え評価の専門店が５軒も犇めき合っています

　１位『成蔵』　
　　　　食べログで４.１２ポイント､全国×とんかつ１位
　　　　｢The Tabelog Award｣で２０１７年｢Bronze｣､２０１８年｢Silver｣受賞
　　　　｢食べログ とんかつ百名店｣受賞
　　　　ミシュランガイド東京で２０１５年～２０１８年 ｢ビブグルマン｣受賞
　２位『とん太』
　　　　前出の通りです
　３位『ひなた』
　　　　食べログで３.７７ポイントの評価
　　　　ミシュランガイド東京で２０１８年 ｢ビブグルマン｣受賞
　４位『とん久』
　　　　食べログで３.５８ポイントの評価
　　　　｢食べログ とんかつ百名店｣受賞
　５位『いちよし』
　　　　食べログで３.５８ポイントの評価


●魚介類のフライも在ります

　とんかつの名店ですが､魚介類のフライも充実しているんです

【特撰定食】
　■特ロースかつ　２１６０円
　■特ヒレかつ　２２６０円
　■特ミックス(エビ二本､ヒレ､魚)　２５７０円
　※ご飯､しじみ汁､上新香付
　※以上揚物のみは２００円引き

【定食】
　■上ロースかつ　１５５０円
　■上ヒレかつ　１６５０円
　■上ミックス(エビ､ヒレ､魚)　１８００円
　※ご飯､味噌汁､新香付
　※以上揚物のみは５０円引き

【お昼の定食】１１：３０～１３：３０
　■ロースかつ　１０２０円
　■ヒレかつ　１０２０円
　■ミックス(エビ､ヒレ､魚)　１３４０円
　■串かつ　９２５円
　※ご飯､味噌汁､新香付
　※以上揚物のみは５０円引き

【魚介類定食】
　■海老フライ　１７５０円
　■白身魚フライ　１３９０円
　■いかフライ　１３９０円
　■海の幸フライ(エビ､魚､イカ)　１７００円　
　※ご飯､味噌汁､ミニサラダ､新香付
　※タルタルソース添え
　※以上揚物のみは５０円引き

【季節の味】
　■かきフライ定食　１８００円
　■かき入り海の幸フライ(かき＋エビ､魚､イカより２品)
　※ご飯､味噌汁､ミニサラダ､新香付
　※タルタルソース添え
　■追加 かきフライ２個　５００円
　　※タルタルソース添え

【追加サービス】
　■串かつ　１本３２５円
　■白身魚フライ　１切３２５円
　■いかフライ　１切３２５円
　■煮物　４３０円
　■奴　３２５円
　■オムレツ　５４０円
　■お新香　４３０円
　■しじみ汁　４３０円
　■味噌汁　３２５円
　■味噌汁おかわり　１００円
　■ご飯　２６０円
　■ご飯大盛り　５０円
　■ご飯お替り　１００円


●味噌汁が三種類から選べます

　かきフライと迷いましたがいつ再訪できるか判らないので特撰ロースをチョイス！
　ボリュームも不明なので追加のかきフライも自粛しましたｗ
　隣席の方々の大半は､安価な｢お昼の定食｣からの註文が多い様です
　メニュー上では､特撰はしじみ汁が付くと表示されていますが
　註文の際に､しじみ汁､豚汁､なめこ汁の三種類の中から選ぶ様になっていました
　これは特撰だけなのか？全てがそうなのか？は不明です

　■特撰ロース
　　味噌汁は､悩んだ末にしじみ汁をチョイス！

　　卓上には食べ方指南が書かれて在る
　　　当店のソースは､自家製ウスターソース(辛口)です
　　　濃口ソース(甘口)をお好みの方は､小皿にケチャップと合せてお使い下さい
　　　一切れは何もつけづに､また一切れは､塩で､黒コショーで､ゴマでなど
　　　いろいろな味をお楽しみ下さいませ

　　東京のこの手の高評価なお店で､ケチャップが置いて在る店は
　　大変珍しかったのですが､こんな使い方の為だったんですねｗ

　　細く丁寧に刻まれた千切りキャベツに千切り人参とカイワレが添えられ
　　粗過ぎず､細か過ぎずのパン粉を纏った淡いきつね色
　　どちらかと云うと白っぽい揚がり加減に仕上がっています
　　敷紙に殆ど油が滲んでいない程に油切れが良いとんかつです
　　断面は肉の衣の間に隙間なく密着して断層になっています
　　しっとりと艶やかなロース肉は柔らかく旨みの甘味が口の中で広がります
　　何も付けず､ゴマのみ､天日自然塩､ソース､そして掟破りのケチャップと
　　味を変化させて食べてみましたが､最近の好みの塩が１番好みでした
　　でもご飯が進むのはソースかな？？

　　上新香は､茄子､人参､蕪､胡瓜､牛蒡､キャベツと酒類豊富な浅漬け
　　全てが上品な味わいに仕上がっていて､サラダを食べてる様な感覚です
　　しじみ汁は思ったよりは蜆のエキスが抽出されてはおらずやや残念


●最後に

　最近お気に入りの蒲田界隈の林ＳＰＦポークを使った塊肉的な
　とんかつとは違って昔乍らのって感じで繊細なとんかつでした
　お歳を召していて､寡黙にとんかつを揚げ続ける店主の調理風景と
　店内の小料理店の様な雰囲気が相まって､全てが｢昭和｣を感じさせるお店でした
　また機会が在れば寄ってみたいです
　ご馳走様でした！