目白に隠れた名店発見 : 南雲

予算:
定休日
日曜日、祝日

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4.5

¥15,000~¥19,9991人
  • 料理・味4.5
  • サービス4.8
  • 雰囲気4.2
  • CP4.6
  • 酒・ドリンク4.2
2019/06訪問1回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.8
  • 雰囲気4.2
  • CP4.6
  • 酒・ドリンク4.2
¥15,000~¥19,9991人

目白に隠れた名店発見

■2019.06.01(土)18:30〜訪店

■お店

小さな前庭があって一軒の古民家みたいな佇まいなのですが、実は2階は下宿屋さんと言う
ちょっと不可思議なお店なのです。
場所も線路沿いの通りに構えており
えっ?こんなとこなのですね、と
発見した時に自慢したくなります。

ファサードは情緒を感じるお出迎えで
季節の緑が生い茂って深緑色にエントランスのアプローチを染めてます。
古民家風の廬は静謐感漂う佇まいです。

店内入りますとカウンターが
小上がりになっており間仕切りを挟んで
テーブル席とカウンター席がお互いに
干渉しない配置となっており
全て個室感覚でプライベート感を楽しめます。
カウンターもこじんまりとしており
4名席を3名で独占させて頂きました。
ご主人の南雲健一氏が目の前でプロの技を
お見せ頂きます。

兎に角キレがいい
料理のテンポもリズミカル
次に次にポンポン出て来るのです。
小気味好い演出に南雲店主のトークにも
盛り上がって愉快な美味しいひと時を
リーズナブルに過ごせる美食空間です。

■お料理 お任せ¥13,000

①前菜

最初に旬のもの
涼しげな装いで

○アボガドと豆乳の擂り流し
○雑魚とおろしのお浸し
○お葱と空豆の天麩羅

擂り流しは、
此れを飲んで頂くとお腹が落ち着いて
食欲が出て来ます、と南雲店主。
更に二日酔いが無くなりますとのお告げ。
ほう、これはいいや、とばかりにゴクンと
一口入れます。食感が気持ちいいですね〜。
確かにスッキリお口を清涼感で纏い
爽やかな風を運んで来ます。
舌に優しいわぁ〜。
とても涼しげなアボガドの味覚です。

小鉢に添えられてるのは
沼津から良いシラスが届いたので
大根おろしと和えてみました
三杯酢で召し上がって下さい
とのお言葉です。

そして天麩羅は那須から美人葱に
鹿児島の空豆を振り塩でご用意です。
この美人葱さん、
歯で噛み砕きますと
甘味をたっぷり含んでいて
温和な甘さを包まれた衣を弾くように
発散して来ます。
空豆のカラリとした食感が舌にダイレクトに
伝わり、鮮度の良さを物語ります。
しかも粒が大きくて噛み応え感が
ハッキリと感じられます。

前菜3部作、清々しい作品です。

◉龍勢

②お造り

○御前崎のご立派な鰹叩きの漬けに大蒜醤油
生姜と刻み葱と茗荷を添えて

鰹が活きのあるお味でイイですね〜。
舌の上を艶々のお肌が撫でて行くと
ホントお肌スベスベな感じが円やかな
赤身の甘味と生姜風味の香りを乗せた
醬油味が伝わって来ます。
旨味十分です。

○白身は淡路の鯛に梅だれをかけて
京人参の飾り付けに水前寺海苔を
あしらいます。

○大間の鮪を中トロで

この蕩ける赤身はワサビたっぷりがいい
お大根の飾りを添えて

正当な中トロらしく素直に色っぽい甘味
気怠さを舌に伝えて甘味もたっぷりと
撒き散らしていきます。
この甘味十分にはキリッとした山葵醤油が
最適です。

○鱧の骨煎餅と山芋の皮のお煎餅

お酒のおつまみにとご用意です。
確かにボリボリと噛んでお酒をチビチビやるのに
適任です。

龍勢を二合頂きましたが
このおつまみ攻勢に出逢ってしまい進む進む
アッと言う間にもう二合お代わり追加です。

○鯛の皮煎餅

私たちが入店する前から
このタイミングに合わせて鯛の皮を
3時間かけて極とろ火で少しずつ温めて
パリパリに仕上げて来ます。
それでもこの大きさ
かなりの面積を保有してます。
余程縮まるんじゃないかと想像しますが、
3時間で丁度半分程に縮むそうです。
此れが舌に大ヒットです。
塩味が淡い事、皮目のパリ感が半端なく
新鮮味を出して来て珍味なる事、
尋常にあらざるものに成りにけりデス。
龍勢さん、更に加速してグイグイ行きます。

③手巻き寿司

お造りを食べている合間にも
南雲氏の手は一向に休む気配を見せず
お料理に直向きに向き合ってます。
酢飯に軽く干瓢と胡瓜を入れて
チョツト辛味噌を付けて
クルクルっと巻いて手渡しです。
この辺の間合いがとても良いのです。
お料理をお出しするテンポが良くて
早くもなく舌を待たせ過ぎず飽きさせずの
間隔で次々にお品を運んでくれます。
チョット間が空きそうと思いますと
賺さず何か会話を挟んできて
楽しいお喋りで間を取ります。

◉景虎

④お椀

淡路の鱧
椎茸
雪の下人参

先ずは吸い地をゆらゆらして
舌を濡らします。
穏やかに淡いうま味がお口に寄せて来ます。
その吸い地に浸されながら
牡丹鱧に梅肉の酸味が塩梅良くて
鱧のぬめり味と梅の酸味が絶妙にマッチする。
雪の下で保存すると甘味が膨らむ人参は
今の季節は雪が少ないため
氷点近くで保存して作ってるとのこと。
その人参が素晴らしくて、
噛むとジュースみたいに甘味が
どんどん溢れ出てくるのです。
然もとても品のいい甘味でくどく無く
サッパリする甘さなのです。
この人参は脳にインプットです。

⑤焼物

山形の桜鱒
新潟の黒鯥
淡路の新玉葱
獅子唐

桜鱒の身は脂たっぷり乗って甘い
皮目の裏にへばりついてるゼラチン質が
激甘で舌が虚ろになってしまう
黒鯥は
お口の中に入った瞬間にホロリと解けちゃって
蕩けてくる
喉黒と違ってねっとり舌に絡む
玉葱には梅だれが施してあり
玉葱の甘味と梅肉の酸味が程よく調和する。

⑥鰊茄子

冷た〜く冷やされた山科茄子の
茄子紺が美しく甘味が清らかなる味覚
鰊は真っ黒に日焼けして冷製に仕上げて
京都のおばんざいそのままと言う感じの
仕上がりなのです。
こんな絶品の鰊茄子に巡り会ってしまうと
舌は歓喜しちゃいますよ。
それに
茄子のお出汁がうっとりするくらいの味わい
薄口と濃口とお砂糖で味付けしたものに
お茄子の汁も滲んでます。
これがいいうま味を出してるのです。

ブロッコリーは逆に暖かくしてあるの
パプリカもチョツトホカホカ
このおばんざい料理に
温感冷感のコントラストを仕掛けてくるとは
南雲先生の手にかかると素材が自由自在に
生き生きとして来ます。

木の芽の香り付け
鰹節ほんのり芳ばしく香らせて
心憎い演出に嬉しくなります。

◉日高見

⑦揚げ物

車海老
久里浜の蛸の柔らか煮
泉州の水茄子

車海老は頭だけをカラッと揚げて
まるで海老煎餅まんま
カリカリボリボリ齧るかじる
甲殻の風味がどんどん出るわ出るわ
日高見ゴクリと行きたくなります。
海老の身は油を通しただけで
中はレア気味に残してます。
その生身のレア感が残る海老は
半透明な白身でプルルンとした生きの良さが
歯にダイレクトに伝わって来ます。

水茄子は塩と酢橘だけで和えてあり
瑞々しさが溌剌として無邪気な程にお口の中で
シャキシャキに弾け飛びます。
甲殻の塩気のある海老煎餅感覚が
印象強かったので
この爽やかなシャキシャキ感が余計に
涼しく感じられます。

⑧お食事

玉蜀黍の炊き込みご飯
赤出汁
香の物

玉蜀黍は葉山のゴールドラッシュ
お米は山形はえぬき

炊き上がったばかりのご飯は
粒が綺麗に立って整然としてます。
一粒一粒を噛んでお口の中でmgmgする
舌で舐め回す
歯でクチャクチャ噛みしめる
どの様に食べてもきちんと受け止める米粒さんからはゴールドラッシュの名前の如く
甘味がラッシュして押し出して来るのです。
その甘味に恍惚となってしまいます。
お代わりしてお腹いっぱいとなります。

あと、少し土鍋にご飯が残ってます。
残りのご飯を食が進むように即興で
手巻きにしてくれました。
この辺の客人の食の進み具合を見て
お包みするのか品を少し変えて
進めるのかお腹の具合次第なのですが
絶妙な読みです。
此方としても結構お腹いっぱいだったので
全員がお持たせ頂ける残量でも無く
もう一膳ずつ食べようかと迷っていた所、
其処をグッとお海苔の風味を付けて巻物で
食べ易さを演出してしまうセンスには
感心してしまいます。

⑨甘味

林檎
赤いグレープフルーツ
梅のシャーベット
アールグレイのシャーベット
アメリカンチェリー
黒豆


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miti4134

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店舗基本情報

店名
南雲
ジャンル 日本料理
予約・
お問い合わせ

03-5983-0083

予約可否

予約可

住所

東京都豊島区目白3-14-18

交通手段

JR山手線目白駅より徒歩2分

目白駅から227m

営業時間
  • 月・火・水・木・金・土

    • 11:30 - 13:30
    • 17:00 - 23:00

      L.O. 21:30

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支払い方法

カード可

(JCB、AMEX、VISA、Master、Diners)

電子マネー不可

サービス料・
チャージ

サービス料チャージ料なし

席・設備

席数

(カウンター4席、他テーブル4名1名テーブル1)

個室

貸切

(20人以下可)

禁煙・喫煙

全席禁煙

駐車場

空間・設備

落ち着いた空間、カウンター席あり

メニュー

ドリンク

日本酒あり、焼酎あり、ワインあり

料理

野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる

特徴・関連情報

利用シーン

家族・子供と 接待 知人・友人と

こんな時によく使われます。

ロケーション

隠れ家レストラン、一軒家レストラン

サービス

テイクアウト

お子様連れ

子供可

ホームページ

http://www.geocities.jp/mejiro_nagumo/top.html

備考

昼(要予約)・ミニ懐石 税込4500円(付出し二種・造り・お椀・焼物・焚合・食事・菓子・抹茶)
       ・押し寿司と煮麺 税込2300円(付出し二種・押し寿司と煮麺・わらび餅)
夜(できれば予約)・季節のコース料理 税込14,000円

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