正月早々いいものを食べることが出来ました！ : 焼肉チャンピオン 池袋東武店

私の住む町武蔵小山にも成城石井が出店してきました。
思えば、約9年前に横浜・戸塚から武蔵小山へ引っ越してきた時は武蔵小山には3店の東急ストアがありました。
1店は以前あった阪急共栄ストア撤退の受け皿となったもので、もう1店は武蔵小山駅ビル（現在のエトモ）の開設に伴う核テナントとしての出店で、いずれも理由はあるものでしたが、如何せん同じ街に3店の東急ストアというのは多過ぎですよね。
思った以上に長い年月を要しましたが、1店はスーパー「オオゼキ」が取って代わることになり、もう1店も暫く前に建替えが行われ、新たにテナントとして入ったのが成城石井とニトリだったということです。
結果、東急ストアは、エトモ内の1店のみになりましたが、これが自然の姿ですよね。

今年のお正月は父親の喪中になるためおせち料理はありませんでしたが、前記オオゼキでマグロを購入したのは例年通りの行動です。
オオゼキのマグロの品揃え力は、それこそ成城石井も真っ青になるくらい卓越したものがあり、今年は大間産のマグロ（大トロ、中トロ、赤身の3点）を1万円弱の予算で購入出来ました。
寿司屋や高級和食店で食べたら、恐らく10万円は下らないと思われるくらいの量でしたが、味は絶品でした。

それ以外の正月の料理は、成城石井にかなり依存することになりました。
私はスーパーやコンビニをレビューすることはしませんので（かつて横浜の戸塚・東戸塚エリアでコンビニヤドラッグストアなどをレビューしていたことをご存じの方は、恐らくその理由共々ご承知のことと思いますが、若気の至りとでも思って下さい。）、ここに再現することは出来ませんが、成城石井の商品力もさすがのものがありますよね。
特にオリジナルもののクオリティにはびっくりするものがあり、今年食べた中では、自家製のプレミアムチーズケーキが特に秀逸でした。
僅か1,000円そこそこでこのレベルのチーズケーキが売られていることも凄いですが、まさにここに成城石井の戦略のしたたかさを見る思いですね。
現在はローソンの傘下にある成城石井ですが、業績好調なのも分かる気がします。

そんな正月の食生活でしたが、家で1日過ごすのは元旦1日が限界。
2日にはウズウズしてきて、初売りの始まった百貨店でも覗いてみようと考えました。
丁度箱根駅伝の戸塚中継所（戸塚時代の住まいの近くなんです。）直前の各校のエースの大激戦を見てから家を出て、向かう先は池袋です。
流石に池袋は、西武も東武もかなりの人出でしたが、ランチは東武百貨店のレストラン街にあるこちらのお店を利用することにしました。

東武百貨店のレストラン街は、「スパイス」と名付けられ、11階から15階までの5フロアにまたがって営業しています。
基本的に上階に行くほど高級なお店になっている印象で、例えば和食であれば、11階は回転寿司トリトンとニホンの食卓つくみ、15階は人形町今半と美濃吉といった具合で、洋食であれば、11階はサンマルクやポムの樹などがあるのに対し、15階はリストランテ マキャベリが営業しています。

その14階にある当店を営業しているのは、株式会社ピューターズ。
1996年7月に設立された会社で、本店所在地は恵比寿ですが、飲食店の本拠地も恵比寿で、創業店は個人経営時代の1966年に遡ります（恵比寿に出店した「松栄 恵比寿本店」（現在食べログ登録されているお店はリニューアル後のもの））。
現在は7つのブランドで22店舗を出店していますが、当店＝焼肉チャンピオンは、その中でも最も店舗数が多く9店舗を展開しています（これら以外に東京スカイツリーソラマチのフードコート「ソラマチ タベテラス」にも出店）。
私がこれまで訪問したことのあるのは、恵比寿にある蕎麦専門店「松玄」のみですがが、かなり高級店だったイメージがあります。

当店の営業開始は11時のところ、その2分前にお店に着いたところ、既にお店はオープンしており、しかも店内はかなり混雑しています。
初売り時の百貨店内レストランですので、それなりの混雑は予想していましたが、予想以上ですね。
店頭には「本日はランチメニューはございません」との掲示があります。
いつもなら残念に思うのですが、この日は、新年初外食ということもあり、ちょっといいメニューを頼むつもりで来ましたので、まあそれも仕方ないかなと。

入店すると店員さんから2人用のテーブル席に案内されました。
接客もとても洗練されています。

卓上には、メニューブックが置かれており、コースメニューから始まり、焼肉の単品、ご飯＆麺類、スープ、デザートなどの一品料理が並びます。
お値段は、やはり高級焼肉店のそれで、例えば、カルビ、ロースは＠1,400円、最高級部位のシャトーブリアンは＠6,600円となっています。
注文は以下3点にしました。
正月早々とは言っても、結構奮発したランチになりました。
・上カルビ＠2,500円
・ホルモン盛り合わせ＠1,800円
・ガーリックチャンジャ焼飯＠1,430円
合計5,730円

待つこと4分ほどで上ロースが運ばれてきました。
早速卓上備え付けの無煙ロースターで焼きながらいただきます。
厚切りのカルビでサシの入り方からして旨そうだとは思ったのですが、やはり高い肉は旨いなという当たり前のことを感じる結果となりました。
口の中でとろけるような食感は高級な牛肉ならではです。
肉のグレードは明記されていませんでしたが、A5だと言われても何に不思議も無い絶品のカルビでした。
昨日自宅で食べた大間産マグロのトロも絶品でしたが、こんな贅沢が出来るのも正月くらいなので、お許しください。

上カルビの提供から6分ほどでガーリックチャンジャ焼飯と付属のスープが運ばれてきました。
まず表面にレタス等が散らされている原型の状態で提供され、混ぜますか？と聞かれましたので、お願いしました。
すると1分少々掛かって混ぜた状態のものが提供されます。
熱々の鉄板により少し焦げ目も付いた焼飯は、チャンジャで風味出付けされたひき肉、シャキッとした歯ごたえのレタス、キャベツ、カシューナッツ、もやし等が入り、ガーリック風味が全体を支配しています。
これは美味いですね。
一種のジャンクフードや賄い飯のような感じが無きにしもあらずですが、それだけ素材の味がストレートに生きている感じがします。
頼んで正解でした。

ホルモン盛り合わせは、焼飯の提供から3分ほどしての提供でした。
ホルモンは、見たところ、レバー、ハツモト、丸チョウ、シマチョウ、ミノの5点と思われますが、とにかくどの部位もプリプリして鮮度が良いのが分かります。
そして、ともすれば噛み切りにくいミノもうまく切れ目を入れてあるのでそこそこ噛むことで支障無く食べられます。
これもとても美味しかったです。

食べ終わった頃を見計らって、ほうじ茶がサーブされるなどサービス面も気配りが行き届いており言うことありません。
上述の通り企業系のお店ですが、色んな意味でハイレベルなお店と言っていいと思います。

〆て5,000円超ですので安くはありませんが、このクオリティですからコスパ評価も決して低いものではありません。
2023年の食べログ活動の始まりとしては上々のスタートが切れたとだけ申し上げておきましょう。