キャラメルベーコンチーズバーガー : No.18

気づくと久しぶりになってしまう、No.18。この日は18時に予約を入れて訪れた。まずはカールスバーグで喉を潤しつつ、ハンバーガーメニューを眺めてみたが、実は頼むものは決まっていた。「キャラメルベーコンチーズバーガー（1,750円）」だ。久しぶりに来たらやっぱりキャラメルベーコン食べたいよね！あとは自家製のオニオンリングも。

店内は程よく満席の状態で、他の人が頼んだハンバーガーが次々に出される、、のをカウンターで見ていたら、分厚いベーコンチーズバーガーが目に入った。そうだ、自家製ベーコンだ。「キャラメルベーコンチーズバーガーのベーコンを通常から自家製に変えてください」という言葉が出てくるのにかかった時間は10秒ぐらいだっただろうか。とにかく、オーダーを変更することに成功した。

ということでやってきた「キャラメルベーコンチーズバーガー（ベーコンを自家製に変更）」。素晴らしいフォルム。下から、パティ、ゴートチーズ、自家製ベーコン、トマト、レタス。食べようと口を近づけると、ベーコンの燻製香が鼻腔を通り抜ける。最初にガッシリとしたパティが舌に触れる。そしてゴートチーズだ。キャラメルのような（というが個人的にはピーナッツバターに近い気がする）濃厚な甘み、そしてバーナーで炙ったときのキャラメリゼによる香ばしさが特徴的。加えて分厚いベーコンが攻めてくるんだから、とんでもないコクが生まれている。最高でしたね。

そんなハンバーガーの余韻を楽しみつつ、Heretic のEZ JUICEを楽しんでごちそうさま。そのままでも十分美味しい「キャラメルベーコンチーズバーガー」だが、「自家製ベーコン」に変更したらまた違った美味しさがあるので、気になる方はぜひ！

移転してからのNo.18は比較的スタンダードなメニューが多く、無骨なハンバーガー屋さんというイメージだった。これが一転、今回は少し変わった限定ハンバーガーを3種類投入してきたということで早速紹介。

「担々ミートバーガー（1,400円）」「クリームスピナッチバーガー（1,600円）」「ふきのとうバーガー（1,600円）」。どのハンバーガーも個性的かつ美味しいのでおすすめポイントを。

「クリームスピナッチバーガー」。これは名前からして完璧だ。ステーキハウスでも付け合せの鉄板といえばクリームスピナッチだが、そんなほうれん草のクリーム煮がたっぷりとパティに掛かっている。クリーミーさが強くなりすぎないように、ベーコンとエッグを加えているのがいい点。味わいは優しいんだけど、タンパク質がグイグイ攻めてきて、食べごたえのあるハンバーガー。
「ふきのとうバーガー」は春らしいタケノコのフリットにちょっと苦い目のふきのとうのソースが絡む。ハンバーガーで「苦い」ってなかなかないけど、この苦味がパティとかバンズの甘味を増幅させていて、面白い。

「担々ミートバーガー」はピリ辛に仕上げた担々ミートをパティの下に敷くスタイル。その上にレタスとトマト、パティという構成。いつものNo.18とは積み順が違うのだ。ちょっとピリッとした坦々ミートソースが最初に舌に触ることで強いインパクトを感じることができる。別で提供されるシビレオイルを加えると、また違った美味しさを感じることができるのでおすすめ。3種類の限定バーガー、どれもおすすめです。

ということで、恒例のNo.18が提供する隠れビール紹介のコーナー。今回は「グリーンフレッシュブリューイング」のトロピカルIPA。もう一つ、Revision BrewingのノースイーストHazy IPA。どっちもトロピカルな香りが特徴のIPA。好きなビールの方向性が一緒で、満足感が高いビールを楽しめるNo.18って最高だよな。

ということで引き続きのNo.18である。前回は自家製ベーコンを使った自家製ベーコンモッツァレラチーズバーガーだったが、今回は通常のベーコンを使った「ベーコンモッツァレラチーズバーガー（1,350円）」である。他にも「ベーコンチーズバーガー（1,350円）」と「スタンダードバーガーにメルトチーズチーズトッピング（1,200円）」。

No.18のチーズは基本はチェダーチーズ。コクがあって美味しいのでシンプルなチーズバーガーのときはチェダーチーズをお願いすることが多い。No.18はベーコンも美味しいので、ついついベーコンもトッピングすると迷うのがチーズだ。ベーコンの塩味を考えてアッサリとしたモッツァレラか、ダブルでコクを楽しむチェダーか。結果的にはバランスを考えた味付けをしてくれるので両方とも美味い。個人的にはモッツァレラのほうがいいと思うけど、これは完全に好みの問題。

全く別のアプローチでおすすめなのがメルトチーズだ。通常のチーズバーガーはチェダー・モッツァレラともにプラス100円だが、プラス200円でメルトチーズトッピングができる。No.18のパティは一番下だが、その上にたっぷりのチーズがかかって贅沢な見栄えと、芳醇な食べごたえ。せっかくだったらメルトチーズにするってのも選択肢に入れておいてほしい。

池袋でハンバーガーと言えば、No.18。移転してまもなく1年が経とうとしているが、全く記事を書いていなかった。いつも美味しくて、ハンバーガー食べたあと満足すぎるから書くのを忘れる、のかもしれない。

移転後の場所は池袋の東北口を出て5分ほど歩いたところにある。首都高が走る春日通りから少しだけ細道に入るが、グレーの打ちっぱなし風外壁はわかりやすい。No.18とハンバーガーが書かれた看板が目印。

前の店舗と比較すると座席もちょっと増えたし、厨房が広くなった。入ってすぐ手前が4人がけのボックス席。細長いカウンターが6席、壁側には2人席もある。ハンバーガーを作っているのをじっくり見たいときはカウンター、グループで来たらボックス席など、柔軟な使い方ができそうだ。

この日はカウンターで。ディナータイムに来たらハンバーガー以外のサイドメニューも試したいよね。生ビール（カールスバーグ）を飲みながらオニオンリングをつまんで、ハンバーガーメニューをじっくり見る。オーダーしたのは自家製ベーコンモッツァレラチーズバーガー（1,600円）。

カウンター席は調理工程を見ていられるのが楽しい。丁寧に焼かれていくパティを見ながら「あれはウチのかな？」と想像するのもいい。焼き上がったチーズメルトのパティが目の前の調理台に。あれ？冷めちゃうよ、と思ったのだが、実はこの調理台、高温を保っていて、上においたものが冷めないのだ。じんわりと火入れもできるし、丁寧に作ってもクオリティが落ちない。バーナーでチーズに焼き色を付けて、組み立てたら、、出てきた自家製ベーコンモッツァレラチーズバーガー。

ハンバーガーは味も大事だけどビジュアルも大事。食べる前のドキドキ感というかワクワク感を掻き立てる。下から、ヒール、パティ、チーズ、自家製ベーコン、トマト、レタス、クラウンという順番。No.18はパティが一番下。だからこそ肉の旨味を一番最初に感じることができる。その旨味が消えない間に野菜がしゃきっとした食感とともに口に広がり、爽やかな後味になる。食べる前、食べているとき、食べたあと、それぞれに違う感覚を得られる、ストーリー性のあるハンバーガーだ。もう一つのハンバーガーはベーコンエッグバーガーかな。エッグトッピングもおすすめです！

メニューには乗っていないけど、No.18ではクラフトビールもけっこう揃っている。気になる方は聞いてみよう。この日はモダンタイムスのオーダーヴィルを。HazyスタイルのIPAでフルーティな飲み口と後味に少し残る苦味。あとは、バーリックのパンクロックタイムIPA。こちらもフルーティなアロマが特徴。Hazyのあとに飲んだからか、苦味がより強く感じる。こんな楽しみ方も出きるNo.18。いい店ですよ！