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『ザ・ロング・アンド・ワインディング・労働』
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Y・Tパラディーソ
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店名 |
リニューアル
ストーリア(Storia)
|
---|---|
ジャンル | イタリアン、バル、ワインバー |
住所 | |
交通手段 |
JR・私鉄各線「池袋駅」 東池袋駅から411m |
営業時間 |
|
予算 |
¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー可 (交通系電子マネー(Suicaなど)、楽天Edy、nanaco、WAON、iD、QUICPay) |
サービス料・ チャージ |
なし |
席数 |
12席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 併設のバスカフェは喫煙可 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2010年4月9日 |
備考 |
2021年4月にリニューアルオープンいたしました。 |
お店のPR |
老舗小劇場のイタリアンバール。カフェとしてもワインバーとしても
人生を楽しむことがコンセプト |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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~~~~~ 湘南パラダイス物語 最終楽章 序奏Ⅱ ~~~~~
ここの建物は、ビル全体がシアター施設で占められれているのか、夕刻ともなれば入口のそれ
ぞれに開場待ちのお客さんが列を作っています。
その複数の入り口に挟まれるように飲食店が2件ほど敷地に張り出すテラス席を抱えて開店して
おります。
この日、湘南ボーイの楽ちゃんの同級生の兄たちが主催する劇団が、小劇場で3年ぶりの公演を
行うにあたり、恋人のお園と池袋まで応援に駆け付けたというくだり。
『ザ・ロング・アンド・ワインディング・労働』と銘打った公演は、満席の客席に明るさと笑い
を提供して終演しました。
芝居がはけて、階下に降りたった二人は、上気した顔を見合わせ思わず微笑みを交わしました。
お園 「お腹空いちゃったな。」
楽ちゃん 「近場で済まして帰ろうか?」
お園 「すぐ食べたいよぅ。」
楽ちゃん 「OK、このビル1階にイタリアンぽい店があったじゃん。」
二人は、「Storia」の黒板に「今日のおすすめ」が書かれてあるのを見ながら相談しました。
楽ちゃん 「骨付き鶏のグリルだって。『大山鶏』かぁ。」
お園 「カポナータって何?」
楽ちゃん 「『ラタトゥユ』と同じようなもんじゃないの?甘いか自然なトマトっぽい味か、
茄子主体かズッキーニ主体かの違いかな。」
お園 「詳しいんじゃね。どっちがどっちなの?」
楽ちゃん 「忘れた。ラタトゥユはフランスだよきっと。美味しいからそれも頼もうよ。」
お園 「ワイン飲めるみたいよ。」
楽ちゃん 「頑張って働いたご褒美だね。」
10月、外の気温はまだ寒いという程ではなかったので、二人は店前の外テラス席に腰かけます。
フェンスに観葉植物の目隠しが巡らされ、感覚的には歩道から遮断されているのでした。
黒板にあった「おすすめ」を注文し、楽ちゃんはノンアルを、お園は白の辛口ワイン(銘柄忘れ)
をグラスでお願いしました。
お園 「お芝居、可笑しかったね。」
楽ちゃん 「まあな、展開早く如何にもオムニバスだけど大団円に収斂しきれてなかった。」
お園 「大団円?」
楽ちゃん 「うん、予定調和的な終末とでも言えばいいかなぁ。要するに観る者の腑に落ちる
最終局面への必然性ってか説得力ある流れみたいな部分ね。」
お園 「なるほど、レベル高い話。」
楽ちゃん 「3年ぶりだから一生懸命やってたのは伝わってきたけどね。セットはシンプル
だったな、思いっきり。」
カポナータとワイン、ノンアルコールビアが来ました。
二人で、乾杯です。
お園 「あ~、美味しい。」
楽ちゃん 「そりゃ良かった。カポナータも食べて。」
小皿に分けるのは楽ちゃんの役割りです。
お園 「お野菜もこうしていただくのアリじゃね。」
楽ちゃん 「旨いな、これ。 パンにのっけてみ。」
お園 「こういうのなんて言ったっけ。」
楽ちゃん 「んーと、これにニンニクを効かせるとブルスケッタかな。」
時間をおいて、大山鶏のハーフが丸々焼きあがりました。
これは大きい! 迫力のビジュアルです。優に2人前以上あります。
楽ちゃん 「さてと、切り分けるか。お園はもも肉と胸肉どっちが好き?」
お園 「どっちも!」
楽ちゃん 「よしよし、両方切り分けよう。」
お園 「ワ~イ・・・、パクッ、うわぁ、美味しい。」
楽ちゃん 「すげぇジューシー。なんだろこの旨味は。」
お園 「皮がパリッと焼けてるのに中は凄い柔らかい。」
楽ちゃん 「鶏肉ってこんなに味わいあったっけ。上手に焼いてるなぁ。さすが一押し。」
これまで、若い二人が食べてきた鶏料理の中でも断トツの旨みを提供しているグリルでした。
お園は、別銘柄のワインをおかわりしてしまいました。
楽ちゃん 「待った甲斐があったね。」
お園 「これ、うちでもできるかな? やってみたい。」
楽ちゃん 「大き目のオーブンがあればね。」
幸せな夕食でした。
薄暗がりでも、お園の頬がほんのり紅がさしたことが分かりました。
店内の照明からの光を瞳に受けて、パートナーを見あげる表情がいつもにも増して愛くるしい
と思える楽ちゃんなのでした。
楽ちゃん 「お園。」
お園 「なに?」
楽ちゃん 「可愛いカモ。」
お園 「カモ?」
楽ちゃん 「あ、カモじゃねぇや。可愛い。」
お園 「そ。(^-^)v」
傍目には「やってらんねぇ」二人なのでありました。
~~~~~ つづく ~~~~~