相変わらず活況な大都会 : 大都会

最近やたら混んでいることが多くって、店内を覗いては踵を返すことばかり。
お客が戻ってきたことは大変喜ばしいことですがね。
そういう感じで振られることの多い大都会ですが、遅めの時間は空きが出る。
そのように間隙を縫って訪問をしています。

いつの間にか、セルフのビアサーバが出現しておった。
クリアアサヒが200円、確かスーパードライが250円。
以前は券売機で3杯券とか4杯券を買って注いでもらうしかなかったところ、
単品は小銭を入れてセルフで注ぐことになった模様。
最初の1杯だけビール、という向きには都合がよいと思いますね。

客層が変わったのか、食器やジョッキの下げなんかも守られているようですし、
若い方を中心にますます利用者が増えるんだろうなと思いますね。

「宣言」下でいろいろと自粛を続けて、はや2年。
身を守る意味での自粛でもあったわけだから、解除されたから即云々、
ということにはならないけれども、混雑する時間帯を避けつつ短い時間であれば
ある程度は大丈夫かなとも思えるようにはなってきた（かな？
そうなれば、この2年間じっと身を潜めていたわけであるから、
少しずつ身を馴らすというか、いきなりトップギアというわけにはいかないので、
リハビリ的に馴染みの酒場に顔を出してみることに。

さすがこの時間帯、客の入りは半分ほど。2、3人で飲んでる客が多い。
カウンターは空いているけど、テーブルが埋まっているので、諦める客の姿も。
ツマミは多少値上がっていますが、安いこと自体に変わりなく。
酒に至っては、同じ価格で驚くと同時に大いに感心した次第であります。

嗚呼、2年前もこうしてチマチマと刺身を弄んで、味気ないプレーン酎を
呷っていたなぁと、少しずつ思い出します。
酎ハイ3杯をツマミ2品でこなすのに、だいたい3、40分。
まあ、リハビリとしては上々の走りだし。
この2年で豊田屋1号店やときわ通の帆立屋、でかんしょも閉店してしまいましたが、
ボチボチと機会を増やすことにしましょうかねぇ。

大都会では相変わらずまぐろ刺身と何かをツマミに飲んでるわけですが、
自分でもよく飽きないものだと感心してしまう。
でも、蛸やサーモン頼むぐらいなら、やっぱりまぐろを選んじゃうわけですよ。
なぜだろう。やはりまぐろの赤い色に、何か隠れた秘密があるのではないだろうか。

そう思って、まぐろをじっと見つめてみる。

時には澄んだルビーのような赤だったり、時にはくすんだ赤ワインのような赤だったり、
あるいは抽象絵画のデザインのように白い筋が幾つも張ったものさえあるが、
まぐろは何も答えてはくれない。

しかしそうか、まぐろの赤は血の赤、活力の赤なのか。
明日への活力を、英気を養うために、無意識のうちに
わたくしはまぐろをツマミにしているのかもしれない。

ありがとう大都会。BGMは、愛はかげろう。
そしてわたくしは今夜もまぐろをアテに飲もう。おわり

最近ご無沙汰気味でしたが、ちょくちょくは利用してます。
40分以上電車待ちするような時が多いかな。

そうそう、消費税率引上げにより、フードが値上げ。
細かく見てませんが、まぐろ刺身が30円アップ。
その代わり、チューハイ三杯セットは600円のまま。
量で調整してるのかもですが、これは結構すごいことですよ。

最近、食券を店員さんが回収してくれ、大いに助かるね。
でも、客あしらいの上手なオバチャン店員さんは、最近姿を見ない。
代わりに、外国人の若いスタッフがうんと増えた。
まあ、こういうのも「時代」なんでしょうけどね。
ワタシは構ってちゃんじゃないから、どっちでもいいんだけど。

池袋北口において千円強で飲める、今や貴重な居酒屋。

ヤー、毎度のごとく当店の紹介で、スミマセン。
再訪記事は、かなり溜めたうえで上げてるつもりなんですが。
表題のようなことをやってみたものですから。

前にもご紹介しましたが、当店にはですネ、〆のかけorたぬきソバ
というのがメニューにあるのです。何と、200円也！
もちろんね、味は大したことありませんよ。
やっっっすい袋麺に、ケミカルパワー全開の麺ツユ。
でも、ここに刻みネギこんもり、揚げ玉まで入れてくれる。
これを良心の塊と言わずして、何と言うのですか！

しかし、当たり前だけど、コシなど欠片もない、まるでツユに
溶けていくかのようなヤワヤワ麺だし、後半ちょっと持て余す。
ここで、ジャーーン！ツマミのイカげそ唐揚げを投入！
何だか、急に豪華な感じがしてくるではないノ！！
ヨーシ、これで最後まで胃に流し込むのだ！

･････

イカげそ唐揚げではなく、ちくわ磯辺揚げでもいいし、
アレンジは効きそう。
頼んだ揚げ物系ツマミ（の残り）をソバに投入するなんて
はしたないかもしれないが、お茶漬けみたいでよいではないか。

どうでもいい話ですが、こんな楽しみ方もあるということで。
隣でこんなことやってるオッサンが居たら、それはワタシです。
ゴチューイあれ☆

ワタシはこうして週に一、二度現れ、晩酌をし、まぐろ刺しをアテに
チューハイを飲んでいるわけだけれども、この量にしてこの値段で
まぐろ刺しを提供しているのは、大層ゴリッパ！なことだと思うのです。
まぐろ刺し＋何かしら一品で、十分満足できるわけですから。
何なら、たぬきソバを頼んで〆まで済ませることができるわけですから。
大都会の心意気に、痛く感服するわけなンです。

まぐろ刺しばかり頼んでいると、日によって身が厚かったり、薄かったり
あるいは色が鮮やかだったり、#遊んでるね～ な感じだったり。
まあ、色よく良質なまぐろばかりが出てくれば最上なんだろうけど、
そんなものばかりでは、面白みに欠けるではないですか。
ワタクシは、まぐろを愛するがゆえに、まぐろに一喜一憂したい。

ま、どうでもいいことだと、自分でも思いますが、ね。笑

シャシンだけは溜めているけど、日常の晩酌処として利用してるので、
本当に取り立てて書くことなどなくなってしまった。
日常の晩酌処であるからして、注文するものも軽いもの、なるべく腹に
溜まらないものを中心にしている。
ツマミはいつしかまぐろばかり食べるようになってしまったので、まぐろはマスト。
これだけでチューハイ一杯半はいける。
これだけだとナニなのでツマミをあと一品追加するのだけど、
酒を呼び際限がなくなるので、酒はチューハイ三杯券のみに止めている。
こういう酒場は草臥れたオッサン、或いは周囲を気にせずマイペースの
オッサンばかりが集う場になりがちだけど、此処は若者も多く集い、
一人客でも入りやすいとは思う。
まあ、ワイワイガヤガヤ、隣から煙モクモク、というのはデフォだから、
その雰囲気が嫌なら止した方がいいかな。

でも、気安い、いい酒場だと思うよ。

もう改めて書くことなんか無いのだが、シャシンが溜まったので放出のついでに。
暑い暑い言ってもしょうがないのだけど、この暑さはさすがに体に堪えますね。
メシ食うとまた汗かいちゃうので、つい冷たい麺類ばかりになっちゃいますが、
炭水化物ばかり摂取するのはイクない、ビタミンB1も摂るべし、とも言われますので、
ならば豚キムチでも摂ればいろんな不足分のチャージになるんじゃないかという
極めて単純な考えで、豚キムチをアテに飲むわけであります。
もちろん、いつものマグロもアテに。
豚コマとキムチ、おまけにニラまで投入されて、マズいはずなかろうということです。
アテが二品あればチューハイ三杯はイケる。

ちなみにシャシンにある白身の刺身は、血合いをカットされたカンパチの刺身です。
ホタテではないのでゴチューイであります。

駅から近いし、金曜の夜なんかは満席でほぼ毎回振られる。
安さが第一の酒場であるが、ツマミを食べない人が飲むなら、
チューハイ3杯で600円で済むんだからまさにセンベロ、大都会様様である。
だからお菜の出来栄えにアレコレ言っちゃあかん。
まぐろの刺身だって380円なんですから。他じゃ考えられないでしょ！？
100円小鉢のシーチキンは、一体何使ってるの？溶けてるよ？と
訊きたくなるようなモノであるが、100円だから有難く、憎めないのである。

かなり久々に、たぬきそばをとってみた。ま、なんてことないソバではあるが、
これ200円ですから。
ソバは袋麺を湯がいたのだから当然コシなどなくユルユル。
ツユはどうせミーソーだろと思ったけど、意外とくどくなく。
ちくわ磯辺揚げとかゲソ揚げが余ったら投入するといいかも。

隣が喫煙者の場合、燻されるのが嫌だが、それを差し置いても顔を出したくなる。
呑兵衛にとっては、有難い店よね。

大都会の風に誘われて（？）たまーに顔を出します。
でも、満席で諦めざるを得ないことも結構多いのよね。
時間帯にもよるかな。タイミングよければ滑り込める、ぐらいの感覚。

新しい券売機がお目見えしてから、レバニラ炒めが姿を消したね。
レバーが苦手なワタシが好きなぐらいだったから、結構イイ線いってたと思うんだけど。
代わりにイイ線いってるなと最近思うのが、豚肉のしょうが焼き。
甘さがそんなになく、あまりベタッとしてなくて、これはこれでイイ。
肉がバラじゃなく脂っぽさが少なめなので、この味つけが合うように思うね。
これと刺身二種盛りがあれば、チョイ飲みぐらいなら十分と思う。

大都会は、揚げ物よりも、こういう炒め物の方が全般的にウマいような気がしている。

*****　*****　*****　*****

…などと書いて下書きに放置していたのだけど、別の日に行ってみたら、
炒め物がすべてまさかの売り切れ！
で、まぐろの刺身と、まぐろ串カツという、何ともアタマの悪い組合せ。
俺ってそんなにまぐろ好きだったっけ！？と思いつつも、
これだけいつも頼んでいるのだから、まぐろ好きなのだろう。

次こそは、炒め物にするゾ！

***** ***** ***** *****

この日は金曜日だから空いてないかなと思ったら、意外と空いてる。
券売機でしょうが焼きを探す…あった！
先日と同じ、しょうが焼きとまぐろ刺身、飲み物はチューハイ3杯券。

刺身二品盛りよりも単品盛りの方が、刺身の質がイイように思う。
だったら、ウマい方を選ぶのが人情。

しょうが焼き、380円の内容としてはイイと思う。濃いめの味つけなのでチューハイにもよく合うし。
ワタシの場合、これで丁度ほろ酔い加減になる。

大都会の片隅で、一人のサク飲みは悪くない。

***** ***** ***** *****

後日、遅い時間に訪ねると、やっぱりしょうが焼きは売り切れ。
イカゲソ揚げと川海老の唐揚げとで迷った挙げ句、ゲソ揚げに。
何だかロープに干した洗濯物みたいな盛り付け方に思わず笑ってしまったけど、
油の切れがあんまり宜しくないのはいつもの通り。

こんな日もある。

とにかく連日盛況なここ大都会。
次から次に客が入って来るが、意外とキャパがある。
こりゃさすがに駄目かなと思っても、四人位なら大丈夫なことが多い。
そして、喫煙者にとってはまさに楽園。
周りはブカブカと遠慮なく吸ってるので、嫌煙家は入らない方が身のためだ。

久しぶりに此処のレビューを更新するにあたり、過去のシャシンを
当たってみたのだけど、ほとんど同じものしか頼んでいない。
チューハイ3枚券に刺身二点盛り。それともう1品。
もう1品は、マグロの串カツとかゲソ唐揚げとかが多いか。
これで1,360円。素晴らしいよね。
たまたま頼んだ今日の焼物にカンパチのカマ焼きとあったので頼んでみたら、
カマの部位ではなかったけど結構大きな身の塊だったのには驚いた。
頼むときは必ず券を買わなければならないのが面倒で、
一人だと荷物を一時放置しなきゃいけないのでそれがイヤだけど、
それを除けば駅至近で安くて気楽な酒場。

そうそう、〆のなんちゃってソバ（かけorたぬき）も健在である。食べないけど。

池袋駅北口からほど近い、大都会のこと。
もっと店の中は酔客で朝の銀座線の新橋駅のホームのごとく溢れているのかと思ったが、
予想に反して静かであった。まるで、昼下がりの副都心線の池袋駅のホームのようであった。

ところで大都会で生きていくためにはルールがあるように、当店にもいくつかルールがある。
参考までに掲げておくと、
①　注文するには、必ずその食券を買うこと。
②　注文の際、食券には自分の席の番号を記入すること。
　　ホッピーの白黒や刺身2点盛りのように、選択をしなければならないものは、
　必ず何を選択するのかを記入すること。
③　食べた皿は、最後に返却口まで下げること。
のようである。①と②は、特に必須のようだ。

刺身とビールがついて1,000円とか、やたらとセット物が多くて何を頼んでいいのかわからなくなるが、
単品で注文できるので、最初はバラで頼むのがいいと思う。
ただ、ホッピーはどうせナカを追加注文するのだから、ホッピーセットとナカ1杯を
あらかじめ買っておくと逐一席を立たずにすむ。

つまみは刺身から揚げ物、焼き物、サラダまでひと通り揃っているから、困ることはない。
しかも、どれも一品200～400円ぐらいである。
焼き物には多少課長さんのピリピリした感じが伝わってこないこともないが、
ま、課長はいつの世もピリピリしているものなので、
こういうものだと割り切ってしまえば、どうということはない。
存外イイなと思ったのは、まぐろカツ。中がネギマになっていて食べ応えがあり、
タルタルと絡ませればホッピーのアテとしては誠に申し分のないもの、といえると思う。

さらに当店が面白いのは、立ち食いのごときクオリティのソバが食べられることである。
種物が乗ったソバもあるが、かけそばが1杯150円。たぬき（揚げ玉無料追加）にもしてもらえる。
普段は一日一麺をモットーとしている身でありながら、つい卑しくも頼んでしまったたぬきソバ。
ソバは袋入りの茹で麺を温め直すだけだが、ツユがしっかりしていて、
酔いの回ったくたびれた胃によい刺激を与えることができる。
揚げ玉のおかげで油と風味が追加され、150円という値段にしては
マァ、ゴリッパ ！ なものだなと感心したのであった。

池袋という都会の地下に広がる大都会は、都会に疲れた世の勤め人達を癒し、支える
もう一方の都会の一面を如実に示しているようで、
でもそれはひょっとするとマッチポンプ的な仕組みに乗せられているだけなのではないのか、と、
2,000円ですっかり癒されたチューネンは、ぶつぶつとひとりごちながら
階段を池袋駅北口に向けてフラフラと上っていくのであった。