池袋駅改札外、コンコース内のソバ処 : 駅そば 大江戸そば 池袋店

君塚が閉店してしまったので、代わりのソバ屋を探すシリーズ。
改札外といってもコンコース内なので、乗り換えには便利なお店。
前回の訪問から実に4年以上経過しておった…。

朝7時前の利用にもかかわらず結構な客の入り。
注文・受取り口が相変わらず混雑して大変だけど、受取り口に近い場所を確保した上で
順番待ちすれば幾分マシか。
片付けの際もコップや箸を丼鉢と一つにまとめれば危険は回避できるかな。
メニューは、天ぷらの類が少なくてちょっとショボいなぁと思うものの、朝限定で
温泉卵と揚げ玉と油揚げがセットになったとろ玉たぬきつねソバなるものがあったので、
今回はそれにしてみました。
爽亭の朝得そばは380円で、それよりも若干高いけど、温泉卵が載っている点で、
ワタクシとしては大江戸そばの方に一票を投じたい。
あと、ツユが幾分暗黒醤油寄りであること、ソバが蒸し(たであろう)麺で興和物産製ソバを
彷彿とさせ、ソバの食感が似ていることからも、ならばこちらの方がいいかなぁと感じた次第。

当然感じ方は人夫々だと思うけど、池袋駅構内に限れば、一に大江戸、ニに爽亭かなぁ。
普段はこの2店でまかない、飽きたら少し遠回りして別の店に、という感じですかね。
やはり君塚の存在はかくも大きかった、ということの証でもありますけど。

もはやどんな味だったか覚えていないが、
わさび菜がほんのりツンときた位のもので、
あとは前回のレビューと同じ印象。
時間のない状況で腹に何かおさめたいときぐらいしか、
利用場面が思い浮かばない。

なので、もう一度食べてみた。

麺はややフガッとしてたけど、天ぷら含めモサッとしてる。
ま、駅ナカの爽亭といい勝負だね。
酔った勢いで食べるソバとしては、文句はありません。
ただ、生卵を入れるなら、ツユはやっぱり濃い方が合うよなあ。
我孫子駅のソバみたく唐揚げソバ食べてる人もいた。
ウマいかどうかは知らないけど。

此処、もう数年は利用してないはず。

味はまあごく普通というか、あちこちに出来てる同じNRE系列の
いろり庵とは若干異なるけど、当店の場合問題はそこじゃなくて、
利用しづらいという点に尽きるのです。
受け取り口と立ち食いスペースが近すぎるので、注文が混んでくると
その辺りだけすごく混みあう。しかも温そばはトレーに載ってないので
片手に丼鉢、片手にコップを持つことになり、ぶつかったら一巻の終わり。
そして食べ終わったら店奥の狭い通路を通って返却口まで運ぶのだけど、
返却口の方から客が遠慮なく入ってくるから、これまた危ない。
ぶつからないようにすれ違うのが大変なのだ。

数年越しの記念すべき訪問では、春菊天そばを選択。
此処のはある意味素朴な感じのツユで、暗黒醤油ではないけど、
だからといってそんなに悪いわけでもない、という印象のもの。
いろり庵よろしく、ゴマをミルでスリスリして投入して食べます。
春菊天はボテッとしてるけど、箸で切り取って啜り込むぶんには問題ナシ。
ちなみに麺はNRE自社製、僅かに太めで、ややフガッとするタイプ。

この店内の設えの問題がなければ、もっと利用しやすくなるのに。
せめて入口から出口へは一方通行にすべきだよなあと思う。

前は確か田舎そばという店だったはずで、
改装されて大江戸そばという店にいつの間にか変わっていた。
店自体はキレイになったが、入口が2箇所あって動線は相変わらず混乱しているし、
狭いのでソバの乗ったトレーを慎重に運ばねばならないことに変わりはない。

肝心のソバの方はどうか。
正直に言えば、以前はもっと甘みが強かった気がするが、
それが抑え気味になったような気はする。
とはいえ、前に食べたのがおそらく2、3年前なので、
味そのものの記憶はかなり曖昧なわけだが。
普通ならかき揚げとかちくわ天とかをトッピングとして所望するのだけど、
珍しく胸一杯で天ぷらという気分ではなかったので、シンプルに月見ソバを。
ショーユほどほど、甘さそこそこで、これが朝ソバならば大いに不満をもつところだが、
酔っ払ったときの〆としては案外具合がいいのかも、と思えた。
ほどほどに麺にからむツユに、さらに生卵が絡み合い、なまめかしいハーモニーを奏でる。
黄身だけなら1個といわず、2個入っていてもいいぐらいだ。
生卵追加！といって目玉を追加するような豪傑は未だ見たことがないが、
一度そうしてみたいナという欲求は持っている。あくまで酔ったとき限定で。

そうして無駄に余計な精力をつけ、出た腹をさすりながら、
フラフラと改札へと向かうのであった。