３月までの土日限定提供（ランチも可）の美味しいマトンパヤ（脚煮込みスープカレー） : マルハバ

＜2018年３月再訪＞
　ネット情報でパキスタン名物のマトンパヤ（脚煮込みスープカレー）を提供していることを知り、日曜昼に出向いてみました。
　厨房手前のモニターにはパキスタンの衛星放送らしきニュース解説風の番組が映し出されており、接客は先月見かけなかった中年の南アジア系男性店員１名、厨房にコック２名の体制です。

　「コラーゲンたっぷり★」とのキャッチフレーズ付きのメニューを眺めつつ、マトンパヤ（ナン付き：1,200円）を注文。

　15分ほどして、牛丼の並サイズの和風どんぶり（サイズはカーン・ケバブ・ビリヤニ（新橋）より小さいものの、インドとパキスタンのカレーレストラン CHAND（埼玉県蕨市）やHandi レストラン（千葉県野田市）よりも大きい）に入ったマトンパヤと、ギー（澄ましバター）がたっぷり塗られた半切りナンが登場。

　マトンパヤはアルカラム（埼玉県八潮市）のビーフパヤや、今はなき、サプナ（地下鉄成増）のグッ（ト）カーに近い、日本のカレー味に似ているものの、前２店とは違い、コショウ、ターメリックや塩分が濃くなく、マトン特有の香りも全くせず、針生姜も相まってスパイシーです。

　ふかふかして柔らかいゴマ付きナンは、ほんのり甘く、マトンパヤに浸すと食が進み、サクサク完食。

　なお、南アジア系男性客もパヤを注文していました。

　ラヒ パンジャービー･キッチン（西荻窪）のマトンパヤが食前スープで味わえる位、少しお上品だったのに対し、こちらのものはスープカレーとして良い味で、これまで食べた中では過去最高レベルのパヤとナンを味わえて良かったです。

追伸：こちらのお店では、３月までの土日限定提供（ランチも可）とのこと。（売り切れ御免の数量限定提供の可能性があるので、どうしても食べたい方は、事前に電話確認することをおすすめします。）

＜2018年２月再訪＞
　久しぶりに夜に出向いてみました。
　先客は南アジア系の中年カップル１組、接客は日本語が多少話せる南アジア系男性店員１名、ガラス越しに見える厨房にパキスタン・イスラマバードと、インド・コルカタ出身男性コック各１名の体制で、厨房上の大型画面にはパキスタンの衛星放送らしき映像が映し出されています。

　こちらのお店の未食メニューのブレインマサラ（羊の脳みそカレー：1,200円）とタンドリーロティ（全粒粉のパン：250円）を注文。

　15分ほどして料理が登場。
　４分の１にカットされた円形のロティは他のパキスタン店のロティよりも薄焼きで、シャヒキーラ（行徳）のチャパティ並みの厚さで、ギー（澄ましバター）が塗られておらず、良い焼き加減です。

　刻みコリアンダーリーフと生姜が載せられたブレインマサラは麻婆豆腐に近い味であり、適度にスパイシーで、細かく刻まれたブレインは豆腐よりもねっとりした食感です。
　また、ボリュームは八潮のパキスタン店のゴーシュト類の６割程度ですが、食べているうちに少し単調になってくるので、かえって丁度良く、ロティと合わせてあっさりと完食し、退店。

追伸：メニューが一部更新されたようで、先達レビューのメニュー写真では見かけなかった、ナシゴレン（インドネシアの炒めご飯）や、チャイニーズフライドライス（中華風スパイスの焼き飯）、ラムホワイトコルマ（ヨーグルト、生クリーム、アーモンド入りのラムカレー）、チキンヤクニスープ（スパイシーで酸味のあるチキンスープ：冬季限定？）もありました。

2014年のラマダン期間中はイフタール（断食終了（日没）後の食事）を提供していたようです。（ハンディーレストラン（千葉県野田市）に置いてあったラマダンのチラシより）

＜2012年７月訪問＞
　平日午後５時過ぎのディナータイム開始直後に入店したところ、先客はいませんでした。（ラマダン（断食月）のせいか、後から白い民族衣装を着た男性客が注文していたものをテイクアウトしていました。）

　この日はマトンビリヤニ（950円）を注文。

　ガラス越しのキッチンを眺めると、予め作っていた様で、鍋を使わず、保温ジャーからビリヤニを盛り付け、5分も経たずに提供されました。

　ブラウンに染まったバスマティライス（ラヒパンジャビキッチンのブラウンライスによく似ています。）、外周に大根、きゅうり、オレンジのスライス、頂上にゆで卵のスライスが載っています。

　バスマティライスの中には骨付き肉を含むマトンの塊が10個ほど入っています。

　そこそこスパイシーでボリュームも満足できますが、ライタがないと味が単調になってしまうのが、少々残念でした。（数年前は平日ランチタイムでなくても、ライタが付いていた記憶があります。）

　都内でいつでも1,000円以内のビリヤニが食べられるのは、良いと思います。

＜2012年１月訪問＞
　日曜午後２時に入店したところ、数人の南アジア系の客が歓談していました。
　
　２名のシェフと１名のウエイターの体制です。
　
　以前食べたことのあるこの店名物のマトンビリヤニではなく、マトンカラヒ（1,200円）とタンドリーロティ（250円）を注文。
　
　10分程してカラヒ（鍋）入りのマトンカラヒとタンドリーロティが到着。
　
　カラヒは火にかけたものを直接持ってくるため、鍋の熱さでテーブルが焦げないように輪型の金属製鍋敷きの上に置いています。
　
　ボリュームは八潮のカラチの空（１ｋｇ）の３分の１程度で肉の塊が骨付きを含めて10個あり、針生姜が少々と青唐辛子が数本入っていますが、トマトはピューレを使っているのか全体に赤みががっており、姿形は見えません。
　アメ横で売っていたパキスタン製缶入りマトンカラヒの味に近いですが、缶詰よりはるかにおいしいものの個人的にはカラチの空の方が好みです。
　　
　残念だったのがタンドリーロティは直径がカラチの空並みですが、厚さは半分程度（シディークパレス麻布十番のロマーリロティ並み）でとても物足りませんでした。（ウエイターからも「１枚？」と尋ねられました。）
　しかしながら、素朴な味なのでマトンカラヒにつけて食べるととてもおいしかったです。　

　この店はマトンカラヒが急に食べたくなった時に予約なしでもすぐ食べられる点はとても良いと思います。