選べる2種カレー（魯珈チキンカレー＋新春☆百合根とインド豆のほっこりカレー）＋ぷちカレー（ラムカレー ビンダルー風）＠SPICY CURRY 魯珈 : SPICY CURRY 魯珈

R中央線大久保駅南口から徒歩2分。

改札を出て右へ進み、ファミリーマート横の斜めの路地を入る。80ｍ程進んだ右手のビルの1階右側。

こちらは言わずと知れた、超人気のカレー店。食べログ百名店カレー東京カテゴリとミシュラン2020東京ビブグルマンに選出。女性店主がメディアに取り上げられる度行列が長くなり、現在では記帳順で40分単位の総入替制を取っている。

昔は運が良ければ30分程度並んで食べることができたのだが、今では10時前に訪問して13時に食べられれば超ラッキーという世界。

9:50に到着。通常は10:00記帳開始なのだが、この日は行列が長くなったため、繰り上げて開始したらしく、公式Twitterを確認すると、9:45の段階で残り2枠とのこと。ダメ元で店に向かって見ると、まだ13:30の回に空きがあり、記帳することができた。

さて、3時間30分の暇ができてしまい、どうしようということに。コーヒー飲んで過ごすのも難しそうだし。結局大久保→歌舞伎町→新宿→大久保とブラブラ散策して時間を潰す。

13:25に再度訪問。5人待ち。この時は来た順に並んでいるが、実際に店内に案内されるのは記名順なので、あまり早く戻って来ても意味がない。

13:35に店内への案内開始。奥の方から順番に案内されていき、私は入口から2番目の席になった。

今回のオーダーは選べる2種カレー。魯珈チキンカレーと限定の新春☆百合根とインド豆のほっこりカレー。それにぷちカレーでラムカレービンダルー風をオーダー。ろかプレートよりこちらのほうが純粋にカレーを楽しむことができる。

提供も記帳順で。10分程で選べる2種カレーとぷちカレーが提供される。

グレーの深皿の中央にサフランライス、左側に魯珈チキンカレー、右側にコリアンダーリーフが鏤められた新春☆百合根とインド豆のほっこりカレー。玉ねぎのアチャールとグリーンサラダが添えられている。別添えのカトリにラムカレービンダルー風。

まずはそれぞれのカレーの味見を。

新春☆百合根とインド豆のほっこりカレーはネーミングからして甘口のほっこりしたカレーと想像していたが、さすが魯珈だけあって、しっかりとスパイスを効かせ中辛口ぐらいに仕上げている。

ラムカレービンダルー風は少しオイリーなグレービー。口に入れるとビネガーの酸味とラムの肉のコクが合わさって、上手い具合に旨みを生み出している。ただ、辛口と言われるとどうなんだろう？

そして魯珈チキンカレー。最初はすんなり後からじわじわ来る辛さが特徴。この辛さとコクのあるグレービーがなかなか良い。　

2種プレートのほうを食べ進めてスペースを作り、そこへラムカレーを流し込んで自家製3種盛りに。これを色々と混ぜ合わせながら、ライスもカレーもきれいに食べ切った。

前回と今回で5種類のカレー（＋魯肉飯）を試した、レギュラーの2つもとても美味しいが、こちらの真骨頂は限定カレーにあるように思う。女性店主の方の発想力と、それを実現できる技術が優れているのだと思う。

こちらは何度も再訪したいが、土日祝が休みのため、有給休暇（ろか休）と取らなければ無理という高ハードル店。

せめて、土日のどちらかを営業するか、もしくは記帳開始6時（または7時）の深夜の部などを月1回でも良いのでやってもらえると大変助かる。

大久保駅から徒歩5分ほどの所にあるカレーと魯肉飯の店。

以前から気になっていて数回訪問したのだが、長い行列で断念したり既にオーダーストップになっていたりで食べることが出来ず。4度目のチャレンジでやっと成功。

線路沿いを新宿方面へ向かい、飲食店が建ち並ぶ斜めの路地を入る。しばらく進むと左側に行列が見える。そこの黄色い看板を見ると、SPICY CURRY 魯珈と書いてある。

13時半に到着。外に待ち客が7名ほど。20分ぐらいで店内へ。その際に女性店主が列の最後尾の人に話しかけている。どうやらこのタイミング（14時少し前）でオーダーストップらしい。

中に入ると、入り口から奥へ向かう通路のような所にカウンター席が6つ。奥に厨房と向かい合うような形でカウンター席が2つ。その厨房前の席のひとつに案内される。店内誘導から調理接客片付けまで女性店主一人で行っている。

オーダーはろかプレートと決めていたけど、どのカレーにするか決めていなかったので、店主に聞いてみる（忙しいのに申し訳ない）。お勧めのカレーはラムとのこと。でも、辛いのはどれ？と聞いたら本当はラムなんだけど、最近はチキンのほうが後から辛さが来るというお客さんが多いという。

ならばチキンで、とお願いする。あと、壁にアサリと芹のトマトカレーがぷちカレー（小さな器で提供）で200円と書いてあったので、こちらもあわせて注文した。

10分ほどで提供。基本カレーなので盛り付けて出すだけなのだが、帰るお客さんの支払いやカレーの補充などもあり、それなりに時間がかかるのは致し方ない。

ろかプレートは真ん中にサフランライスの魯肉飯、周りにグリーンレタス、玉ねぎのアチュール、高菜、もやしのピクルス（？）、チキンカレーが盛り付けられている。

最初は別々に、半分ぐらい食べたら混ぜ合わせて食べてくださいと言われたので、まずはチキンカレーから。スパイス感がかなり強めだけど、いきなり辛さが来るのではなくじんわりと拡がるタイプ。コクも結構あって、日本人のカレーの概念にも適応していると思う。

魯肉飯は醤油と八角の香りと豚バラの旨味がしっかりと出ていている。これと付け合わせの高菜を合わせるだけで十分美味しい一品になる。玉ねぎのアチュールは少し辛め。もやしはあっさり。高菜はマスタードの香りはするけど、食べてみると全然辛くない。

で、魯肉飯とカレーや高菜、アチャールなどを混ぜ合わせて食べてみてびっくり。これは思いがけない美味しさ。ちょっと形容し難いけど、とにかく美味しい。

魯肉飯とカレーを合わせるなんて、ちょっとあり得ない発想と思っていたのだけど。常識を覆されてしまった。

追加で頼んだアサリと芹のトマトカレーはもの凄くアサリの出汁が効いていて、こういうカレーもあるんだとびっくり。その上スパイスも良く効いていてチキンカレーよりもストレートな辛さ。

この店、特にろかプレートは、ほんとうに日参したいと思うぐらい気に入った。混雑具合と営業時間からして、実際にはなかなか困難だが。でも、チャンスがあれば何度でも食べたい。

ちなみに火曜と木曜は夜8時まで営業している。店主に聞いてみたところ、たいてい7時ぐらいに並んでいる人まででオーダーを止めてしまうとのこと。