女性一人でもはいれないこともない : MOMO

夕方7時ごろに一人で。「おしゃれじゃない」雑居ビルのネパール人ばかりの小さな店に一人で入るのはやや躊躇されたが、行く。
雑居ビルの1階はハラルフードの食材店（たぶんオーナーがネパール人）。ＭＯＭＯは２階にあるのだが、２階にはミャンマー人の食材店もあった。

店内には客のネパール人と料理と会計をするネパール人が２人、日本人は私だけ。
テレビはついていなかったが、ネパールのビールのポスターやサーランギなどネパールの楽器があり、ネパールな感じがする。おしゃれなエスニック料理と言う感じではなくて、ネパールそのまま、という感じ（ただ、ネパールに住んでた者から言わせてもらうと、ネパールのの食堂はもっときれいじゃなくて、うす暗くて、入りにくいところはたくさんありますよ。日本の他のレストランと比べるとびっくりするかもしれませんが）。
ダルバート(Nepali Set)は多いしな、と思いモモとインスタントラーメンを注文。オーダーをとったネパール人男性は日本語は一応わかるみたい。メニューも一応日本語が書いてあるから、普通の日本人が入ってきても一応対応できるようになっているらしい。

待つ間、メニューを見ながらぼんやり様子をうかがう。客と店主はネパール語で家族のことやら将来のことやら色々世間話をしている。日本人と結婚するのはどう、いや、難しいよとか。きっと私が話の内容を理解してるなんて思ってないんだろうなー、と内心思いながら日本でネパール語がこんなに聞けるところがあるのね、と思いつつ聞く。ネパール語を勉強している人がリスニングに来るのもいいのかもしれないと少し思ったりする。

運ばれてきたインスタントラーメンはまさにネパールで散々食べたあれ、と同じ味。日本人だとコシがないという人がいるがまあそういうものです。モモはや大き目な気がするが、モモもアチャール（ソース）もそのままの味。スパイシーで包まれた肉汁がジューシーでおいしい。モモだけでも結構おなかがいっぱいになり、インスタントラーメンは余計だったかなと思う。値段は新大久保周辺だとこれくらいのところもあるけど恵比須とかだったら二倍くらいするのかもな、と思うのでリーズナブルといえよう。ネパールで食べると10分の一くらいなのでそれと比べると高いけど、日本だから仕方ない。お会計の時に「1000ルピーお預かりします」と言われた気がして、内心「いや、1000ルピーじゃなくて1000円なんじゃ」とつっこむ。

メニューにはシェルロティやチウラなどネパール人に言わせると軽食（食事でなく）に当たるものあった。でも日本人の感覚からしたらチウラとかシェルロティとかも昼ごはんで十分１食分になるので、ダルバートだけじゃなくて、そちらもぜひ試していただきたい。アル・ボディ・タマ　カレー（筍とジャガイモのカレー味のスープ）もおいしいのでお勧め。ビールとおかず（ジャガイモの炒め物とか肉の炒め物とか）のセットも７５０円くらで食べられるので、一人で、あるいは友達といってそこでおかず＋ビールもいいかもしれない。パーティーとかにも対応してくれるそうなので、お店を貸切にしてセットをお願いしてもいいかも。とは言ってもそれほどたくさんの人が入るほどお店は広くありませんが。

一言で言うと安いし本場の味で費用対効果は高い。あとは入る勇気がでるかどうかだけが問題。女性一人で入っても変な顔はされませんでしたが。