接客も良くて初心者向け : らーめん 大 大久保店

人生において、ラーメン二郎に行ったのは歌舞伎町店に学生の頃、2回だけ。
その後、現在に至るまでは「二郎系」に行った回数は両手で収まるくらいだと思う。
やはり「ルール」みたいなのがめんどくさいのと、醤油、とんこつ、家系の方が優先順位が高いというだけ。

この日は大分酒が入っていて、「麺で〆たい欲」に負けてしまった（連戦連敗だけど）。

確か以前、「あっさり中華そば」みたいなのを始めました的な張り紙を見たような気がして、それを目的で入ったが、どうも期間限定だったのか、
券売機にそれらしいものを発見できなかったので、一番ベーシックなラーメン＝二郎系を頼んだ。

店主に声を掛けられるまで、大人しく待ち、ニンニクだけコール。

きりっと濃ゆい醤油にがっつりニンニク。
わしわしの太麺。
大分ひさしぶりに食べたけど、旨いね。

大久保に最近、もう1軒新しく二郎系が出来たので行ってみようかな。
本家二郎に行くのは億劫なので、あくまでにわか的に亜流を楽しむ。

深夜2時過ぎ歌舞伎町で飲んで東中野で歩いて帰る途中。

やっていたので吸い寄せられてしまった。

カウンターはメタボリーマンと売れてないホストでほぼ満席。
僕は後者の類だね。

食券を買おうとしたら、厨房より「食券購入の前にアルコール消毒をお願いします」と促される。
この後入ってきた客にも勿論言っていた。
つまり、ルールを知らない人に毎日何度もコレを言ってるわけだ。
ご苦労様だ。申し訳ないね。

普通にデフォのラーメン。
油だけコール。

スープは家系食べてるから塩っぱさに耐性がついてきてる。
ニンニクを溶かしながら、ごくり。

スープによく茹で野菜とワシワシの硬い麺と絡めて、啜ると言うよりは口に入れてしっかり噛むイメージ。

二郎系といえば、兎に角、量を喰わなければいけないイメージだけど、デフォで無理せず食べたら美味しいのかも、

ここは初心者でも大丈夫な雰囲気でいい。

にしても、なぜ掲載保留なのか。

バリバリやってるよ。

全国に名を轟かす、次郎。

最期に食べたのは大学生の時、歌舞伎町次郎。全然美味いと思えなくて、それが故に他の次郎は食べた事がない。

ただ、「らーめん大」に関しては名古屋にいたとき、仕事終わりの何度か連れられて行ったことがある。それは美味しい思ってたべていた。

そうなると、これ系は少なくとも7、8年は食べていない事になる。

会社の有る原宿から自宅のある大久保まで仕事終わりに腹を空かせながら歩いて帰ると、必然的に小滝橋の次郎と、この店の前を通過することとなり、ふつふつと興味がわいてきた。

今、食べたらどう思うのだろうかと。

大学生の時、さほど美味いと思わなかった、背脂ちゃっちゃな「ホープ軒」をこの2，3年前に食べてみたら美味いと思ってしまい、思い出してはリピートするあたり、実際、次郎もありになっているのではと。

ある日、思い立って行ってみることにした。

シンプルにラーメン。それに豚を追加。

カウンターにプラスティックの色札を置き、待っていると店主に「どうされますか」的な事を聞かれる。

これだ、これ。これが何か苦手で。
常連が食い気味で、「アブラナシヤサイカラメマシニンニクスクナメ  」みたいな呪文を得意げに言うから素人の僕は気圧されてしまうのだ。
まごつこうものなら、「こいつ、素人かよ！」みたいな目で見られそうで。

それがめんどくさいので「全部普通で」と言った。すると、こちらの店主は僕が素人というのを見抜いて、「それだとにんにくも抜きになりますが？」とわざわざ確認してくれた。優しい。にんにくはお願いした。

目の前で丁寧に調理されている工程が見える。

少し待って、着丼。

おお、久しぶりの対面である。

ラーメンはスープから味わうのがマイルールだがもやしの小山でレンゲがはいらない。茹でもやしを少し食べる。

漆黒のスープのうえに白い背脂のコントラスト。

飲んでみると、思ったよりは濃くなくて、甘みが美味い。

もやしをスープに浸しながら、ある程度食べすすめると、やっと箸で麺がひっぱりだせることができた。
すするというよりは、わしわしと食べる極太縮れ麺。
最近、浅草開化楼の生めんパスタ＝トンナッレリを食べる事が多いのだが、それに近い感じで違和感
なく、美味しい。

豚は冷たいのでスープに浸して、温めながら食した。

総じて、思っていたより美味くて、たまに食べるのはありだなと思ってしまった。

今回はオーソドックスにしたが、恐らく好みのカスタマイズは、「味うすめ、油おおめ、にんにくあり」。野菜も麺量も増量してもいけそうだけど、美味しく、食べて、つらい記憶を残さず店を後にするのならば、増しはなしでいいかな。

慣れたら、小滝橋次郎デビューも比較のために考えてみよう。