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店名 |
とんかつ かつ味
|
---|---|
ジャンル | とんかつ、かつ丼 |
予約・ お問い合わせ |
03-3208-0012 |
予約可否 | |
住所 | |
交通手段 |
東新宿駅から353m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
(四人掛けのテーブル6席) |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間 |
ドリンク | 日本酒あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 | |
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巷に溢れている軟弱なトンカツでなく、昔ながらの強いトンカツ。
だと感じた。
トンカツ論議になると、ついつい熱くなる。
でも、よくよく考えれば、時代年代の差なんだろうとも思う。
最近のように、稀少部位だとか、どこどこ産の銘柄豚肉だとか、そんなコトを言ってトンカツを食べている人は、昭和の時代は皆無に近く、もしいたとしても限りなく少なかったと思う。
衣が重たいかどうか、肉が柔らかいかどうか、ソースの味がどうか、あと量の問題と、価格的にどうかぐらいの、せめてそんな感じでトンカツを選んでいたように思う。
トンカツ屋であれば、ソレに、お店の接客や雰囲気や、飲めるかどうかとか程度に話が広がるぐらいか。
32年前、僕が池袋西口に住み始めたときも、きっとそんな感じだった。
「壽々屋」は高いからパス。「とんぼ」もちょっと高い。「太田屋」は、飲み人が多すぎるし、カラオケが始まってうるさい。「ニューライト」や「一平」は、馴染めなかった。
だから、皆、「とんかつ大学」に集ったのだ。
ラブホ街にカウンター数席だけの、小さな美味しいトンカツ屋もあった。
あっそう言えば、北口の今のカラ館の場所に「東京とんかつ」なるチェーン店のような派手な看板の店もできたが瞬く間に消えた。
さて、この店、住所は大久保だが、大久保駅方向でなく、東新宿駅方向である。
明治通り大久保通り西入ル的な場所である。
昔から、大久保界隈でトンカツと言えば、僕にとっては「にいむら」と「かつ味」が圧倒的に多かったように思われる。
この店も、きっと、10年ぶりとかなんだろうと思う。
40代までは比較的多かったトンカツ摂取量であるが、ここ最近は少なくなった。
でも、たまに食べたくなる。
店内、不思議な席である。2名掛けテーブルとも言えるし、4名掛けテーブルとも言えるテーブル席が整然と並んでいる。あまり意識しなかったが、こんな感じだったか?
要は、テーブル間に椅子が4脚でなく2脚しかないので、どちらの方向を向いて座るか難しい感じなのである。3人づつで訪問すると、隣の椅子に座っている人と前後ろが逆になるコトも考えられる。
「上ロースかつ定食」(1,680円) ―― 写真の通り。
昔ながらのトンカツでも、大きい部類だ。そして、やや品を感じる。
ソースをかけ、ガッツリ食べる。
うん、やっぱり、強い。
こういうのが、トンカツだと思う。
赤身、脂身、衣、ソース、コレらが一体感を持ち、白メシがすすむ。
何も言うコトは無い。
繰り返すが、コレが、いわゆるトンカツなんだと思う。
満足。ごちそうさまでした。
やはり、トンカツは、ソースでガッツリいきたい。
また、焼き鳥はタレで味わいたい。
寿司も、醤油がイイ。
最近、特に何でも塩派というスタンスをとる人が多くなってきた気がするが、塩の美味しさで、素材を感じやすいと錯覚しているだけなのではないのだろうか?と思う人に度々出会う。
塩は元来、美味しいモノである。かつ、人間の身体に必要なモノである。
ソースやタレや醤油とは全く違った食品由来の生成物でなく、鉱物なのである。
調理人や職人がいろいろ合わせて、最高のソースや醤油を選び出したり、最高のタレを長年引き継いでいたりするのに、何だか、もったいない気がする。
斬新で新しい食べ方のように思っているかも知れないが、逆に太古回帰主義なのかも知れないと思う。
(文責:京夏終空、2020.9.22)
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