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食べログ カレー TOKYO 百名店 2023 選出店
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店名 |
牛すじカレー 小さなカレー家(ギュウスジカレー チイサナカレーヤ)
|
---|---|
受賞・選出歴 |
カレー 百名店 2023 選出店
食べログ カレー TOKYO 百名店 2023 選出店 |
ジャンル | カレー、カレーうどん |
お問い合わせ |
080-3412-2114 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
JR中央線 大久保駅 徒歩2分 大久保駅から166m |
営業時間 | |
予算 |
~¥999 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
なし |
席数 |
7席 (カウンターのみ) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 徒歩3分以内にコイン・パーキングあり |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 制限なし |
ドレスコード | なし |
オープン日 |
2003年 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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そぼ降る雨の中、大久保の"スパイシーカレー魯珈"という店を目指していた。
だが店に着くと出張で臨時休業。
何という不運。
態々雨足の強い中に途中下車して来たのに。
これはないよな〜、と思わず毒づく。
昨日からここのカレーを食べるのを楽しみにしていたのに…
仕方がないのだが、腹立たしいのも事実。
しかし、店に行く途中に牛スジカレーの看板があるのを私は見逃さなかった。
その外観からこの店は、食べログでも度々レビューされている激安カレーの店に違いない、と思っていた。
食べることに関する記憶力は我ながら感心する。(笑)。
実はこの店の外観があまりに酷いので記憶に残りやすいのだ。
店内に入るとカウンターだけのお店である。
60半ばか更に上か、ご夫婦で営まれている。
カウンターの中の厨房にはカレーが並々と入った鍋というか、取っ手がないのでまるで大きな洗面器が1つ。
店内は古いが小綺麗に清潔に保たれている。
13時過ぎだというのにカウンターはほぼ満席。
そりゃそうだろう、何と言っても値段が安い。
牛スジカレーの並盛りはワンコイン以下。
何と、¥450!なのだ。
壁のメニューに目をやると、
牛スジカレーが盛りの違いで、
並¥450、大盛り¥550、超大盛¥880。
味噌焼きカレーが、
豚、鶏、イカ、3種特盛りで¥600〜¥1,080。
うどんもあり、
カレーつけうどんは温と冷が選べどちらも¥550。
それにトッピングが、
味噌豚、味噌鶏、味噌イカが各¥200、
牛スジ増しが¥150、生卵と茹卵が¥50。
その他、コールスロー¥50となっている。
このそばに日本電子専門学校があるが、
学生には嬉しい学生食堂並の価格設定だ。
おまけに使っている牛スジは国産牛。
学生のためか、先客の並盛りと大盛を見て、ライスの多さに驚いた。
訊いてみれば、並盛りでライスは250gあるそうだ。
こりゃ女性には多いだろう。
そう言えば私がいた時には女性客はいなかった。
私は並盛りのライスを少な目にお願いし茹で卵を付けた。
しかし、それでも出てきた皿を見て、
これでライス少な目?
と思うほど。
出て来た皿を眺める。
ライスは真ん中その周りをルーが囲んでいる。
ライスの上にはフライドオニオン。
そしてトッピングで注文した茹で卵。
卵は食べ易いように2つに割られ載っている。
さあ、食べてみよう。
ルーは見た目では牛スジの他には何も入っていない様に見える。
野菜などは溶けてしまっているのだろう。
先ずは、何時もの様にルーだけスプーンですくい口に運ぶ。
お、悪くない!
旨味と辛味のバランスが良い。
味はスパイスの風味が感じられる訳ではないし、
欧風の様にフォンの奥深い旨味がある訳でもない。
言うならば、家庭のカレーの延長と言ったところだ。
が、旨味は確かに感じるしレッドペッパーの辛味もかなり感じる。
大阪カレーの様に口に含んだ瞬間に感じる甘味はない。
今度はライスと一緒に一口。
うん、旨い。
よく出来た家庭のカレーにプロの一味を足した様な感じだ。
これで¥450は超お値打ちだろう。
もう一口。辛味が結構効いているのがいい。
カウンターの上にはチリペッパーも置いてある。
でも私には十分な辛さだ。
今度は牛スジとルーを一緒に食べる。
トロトロの牛スジだが脂の強さは全くない。
旨味だけがルーと併さる感じ、と言ったらいいか。
今度はライスの上のフライド・オニオンとライスとルーを一緒に食べてみる。
フライド・オニオンとルーの相性はこれまた良い。
食べ進んでアクセントや一休みしたい時には、
カウンター上の福神漬けとラッキョが威力を発揮する。
これも昔ながらのカレーの雰囲気で悪くない。
福神漬けとラッキョウに時々手を伸ばし食べ終える。
ご飯少な目にしてこの量はかなりの満腹感。
それにも増しての味の満足感。
この日は生憎の雨模様。
にも拘らず、私の食べている間は客の出入りがひっきりなしだ。
店の見た目には目を瞑り、
夫婦だけの切り盛りで人件費を抑制しているからこそ、
この値段で供することが出来るのだろう。
本当に頭が下がる。
身体が元気なうちは是非続けて欲しい。
美味しかったですよ!と声をかけ店を出る。
冷たい雨は降り続いていたが、
心はほんわりと温かくなった様に感じたのは錯覚だろうか。