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海鮮皿チャジャンを一人前から食べられる! 手打ちの韓国チャジャン麺専門店!
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SaltyDog
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店名 |
ジャジャン麺ハウス
|
---|---|
ジャンル | 韓国料理 |
予約・ お問い合わせ |
03-5155-9949 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
西武新宿線【西武新宿駅】北口 徒歩4分 西武新宿駅から313m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
席数 |
20席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近くのコイン・パーキング:歌舞伎町2-31-4に9台、2-41-13寿パーキング40台、ほか |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
オープン日 |
2005年10月 |
お店のPR |
本場のチャジャンミョンがたべたいなら【ジャジャンハウス】
お店に入ると 「オソオセヨー」(いらっしゃいませ) と声を元気のいい挨拶でお出迎えさせていただきます。ジャジャンハウスの名物、【ジャジャン麺】と【チャンポン】は自家製麺。入口では料理人が麺を打つ姿を見ることができます。韓国のソウルフードが堪能できる【ジャジャンハウス】はスタッフ全員が韓国人。本場さながらの雰囲気と味を堪能できる、知る人知る名店です。ボリュームもたっぷり、リーズナブルですので、ぜひお一人様でもお気軽に足を運んでみてください。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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韓国にも麺料理はたくさんある。日本で有名なのは冷麺だが、現地で最も人気なのは「チャジャンミョン(짜장면/炸醬麵)」だろう。日本では「ジャジャン麺(ミョン)」とも表記される韓国の国民食だ。中国の「ジャージャー麺(炸醤麺)」が韓国へ伝わり、独自のアレンジが加えられ、韓国式中華料理=コリアン中華のチャジャンミョンとして定着した。
チャジャンミョン自体は焼きそばではなく混ぜそば・和えそばなのだが、実は焼きそば的なバリエーションもある。それを食べに訪れたのが、今回紹介する新宿の歌舞伎町にあるチャジャンミョンの専門店、ジャジャンハウスだ。
初訪問は昨年の11月中旬。職安通りから歌舞伎町側に少し入ったとこ。前回紹介した明洞のり巻のすぐ近所。看板をよく見ると「ジャジャン」の後に小さく「麺」という字が入っている。ハングル表記は「짜돌이네집」。調べたら「짜(チャ/チャジャンミョンの頭文字)」「돌이(ドリ/~太郎)」「네집(ネジプ/~の家)」で、ジャジャンハウスと似た意味合いだった。なるほどね。
「韓国式中華料理」と書かれたドアを入って、右側が厨房、正面がホール。客席はテーブルが6卓ほどと奥の壁沿いにカウンター3席ほど。促された席に着席すると韓国のたくあん=タンムジ(단무지)と生玉ネギが出された。添えられているのはチュンジャン(춘장/春醤)と呼ばれる味噌ダレ。甜麺醤に似た濃厚な甘味で、これを生玉ネギに付けて食べる。このセットがコリアン中華ではお決まりの先付らしい。
この店の最大の特徴は手打ち麺。両手に巻き付けた麺生地を、麺台に何度も叩きつけて徐々に伸ばす、中国でいう「拉麺」だ。注文するとその場で打ち始め、バシンバシンと大きな音が店内に響き渡る。現地のコリアン中華の店では手打ちが多いそうだが、日本では貴重だ。
初訪問の際に注文したのは「チャンジャミョン(짬짜면/1200円)」。チャジャンミョン(この店では「ジャジャン麺」と表記)と、韓国式の「チャンポン(짬뽕)」の相盛りだ。専用の器で提供され、右の赤い「チャン」ポンと、左の黒い「ジャ」ジャン麺で「チャンジャ」麺(ミョン)となる。色のコントラストがなかなかすごい。
チャジャンミョン(짜장면/炸醬麵)には甘い味噌ダレが掛かっている。箸を両手に持って、この味噌ダレと麺をよーく混ぜるのがお作法らしい。手打ち麺は中太でモチモチ・シコシコした歯応え。具は角切りチャーシューと賽の目に刻んだ玉ネギ。味噌ダレは先ほど生玉ネギと一緒に出されたチュンジャン(춘장/春醤)がベースだ。甘じょっぱくて素直に美味しい。ただ割とくどい味なので単独だと飽きるかも知れない。
一方の韓国式チャンポン(짬뽕)。チャジャンミョンと並ぶコリアン中華の代表的な麺料理で、日本のちゃんぽんに由来するという説が有力だ。しかし味付けはまるで違う。真っ赤な見た目の通り、唐辛子の粉を多用していてかなり辛い。ただ辛いだけでなく、たっぷりの魚介に加えて白菜や人参など野菜の旨味もあり、イカやホタテの具も楽しめる。器の形状のせいでちょっと食べにくいのが玉に瑕だが、合い盛りのおかげでどちらも飽きずに最後まで美味しくいただけた。
さて、ここからがようやく本題。日本ではあまり知られていないが、チャジャンミョンには「チェンバンチャジャン(쟁반짜장/托盘炸酱)」という焼きそば的なバリエーションがある。「チェンバン(쟁반/托盘)」は「大きな皿」や「お盆」を意味し、チャジャンミョンに魚介類を加えて混ぜ炒め、大きなお皿に2~3人前を盛り付けるのが一般的なスタイルだ。
このジャジャンハウスでは「海鮮入り皿ジャジャン(ゼンバンジャジャン/3000円)」がそれに当たり、ありがたいことに1人前(1200円)も用意されている。同品は職安通り沿いの新宿飯店や、新大久保のトライ飯店などの韓国式中華店でも食べられるが、1人前があるのはここくらいだろう。というわけで、それ目的で1ヶ月ほど後に再訪した。
前回と同じくたくわんと玉ねぎと春醤が出た後、ホカホカのゼンバンジャジャン(チェンバンチャジャン)を盛り付けた大皿が運ばれてきた。角切りチャーシューと玉ネギは通常のチャジャンミョンのソースと共通だが、さらにイカ、ホタテ、エビなど海の幸が使われている。どれも大振りで豪華だ。
味付けもチャジャンミョンと同じく、濃厚な甘さの黒い味噌ダレ=チュンジャン(춘장/春醤)が使われている。全体が混ぜ炒めされているので、自分で混ぜる手間がいらない。豪華な海鮮の具材とそれらの旨味も加わって、味わい深さも増している。ただ味はやはりくどく量も多いので、もし食べ飽きそうになったら生玉ネギとたくわんでリセットしよう。
モチモチ麺と甘辛ダレを堪能してお会計。朝から何も食べていなかったのに、食べ終えたらすっかり満腹になった。値段もお手ごろだし、コリアン中華を体験するなら、まずはこのジャジャンハウスをオススメしたい。それにしても中国では辛い炸醤麺が韓国では甘くなり、日本では辛くないチャンポンが韓国で辛くなる。アレンジの傾向に統一性が無いのが面白いなあ。