無料会員登録/ログイン
閉じる
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
マルミツホビーさんの他のお店の口コミ
自家製麺 伊藤(浅草(つくばEXP)、田原町、浅草(東武・都営・メトロ) / ラーメン)
cacom(浅草(東武・都営・メトロ)、本所吾妻橋、とうきょうスカイツリー / ダイニングバー、カフェ、居酒屋)
展望ラウンジ アサヒスカイルーム(浅草(東武・都営・メトロ)、本所吾妻橋、とうきょうスカイツリー / バー、ビアガーデン)
肉厚わんたん麺と手作り焼売 ら麺亭(浅草(つくばEXP)、浅草(東武・都営・メトロ)、田原町 / ラーメン、つけ麺、中華料理)
佐賀ラーメン 美登里(浅草(つくばEXP)、入谷、浅草(東武・都営・メトロ) / ラーメン、中華料理、ちゃんぽん)
中華そば つし馬(浅草(東武・都営・メトロ)、浅草(つくばEXP)、田原町 / ラーメン)
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
閉店
めとき
|
---|---|
ジャンル | ラーメン |
住所 | |
交通手段 |
新大久保駅より徒歩5分 新大久保駅から377m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
7席 (カウンター7席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
お子様連れ |
子供可 |
オープン日 |
1972年3月 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
またも、新大久保。
コリアンタウンの雑踏とは無縁な、
路地と路地裏が交差する全くな住宅街。
地図なしでは着けそうにないその場所に、
卒然と現れる様は、まさに隠れた名店。
場に不釣合いな列の最後尾に就き、待つことしばし。
暖簾くぐって、出る客一人、入る客一人。
列の流れは絶えずして、しかももとの列にあらず。
順繰りに列を進み、ついに入店。
直線に並ぶカウンター席は、七、八人。
狭いとしか言えない店内は満席。
煮干の香りに燻された店の壁。
黄変した歴年の品書き二片。
中華麺
中華麺小盛 のみ。
数十円の違いに、中華麺にしてしまうが、これが実に大盛。
麺二玉分しっかり入っており、毎度「小盛にすべきだった」と思うが、今回もまた注文する。
無言の空間を埋めるラジオ、独り。
聞くとはなしに流れるAM波の泡沫(うたかた)は、
かつ消え、かつ結びて、久しくとどまる事なし。
カウンター越しに出来上がる過程をゆっくり見学する間もなく、
両手で指し出されるひたひたの丼、それをまた、両手で拝領する。
黒々と醤油色のスープに、どっさりの麺。
上には、大柄なチャーシューと細身のメンマ、なじみのナルトに、三角な海苔。
あとは、刻まれた葱のみ。すべてがシンプル。
取材拒否の店とか。が、そんな気難しさではなく、取材不能の店。
不器用で、口下手なおじさん一人、
ひたすら中華麺を出す。
客はただ食べ、頷き、息をつき、飲み干す。
只管食座。
そして、一人この方丈を後にする。
………。
何をか語らん。
その時、心さらに答うることなし。
ただ、かたはらに舌根やとひて、
「うまい…」、
両三偏申してやみぬ。
"""""""""""""""""""""""""""""""
雨の日も風の日も。
雨の日は休み。
長雨時の目時。
さて今日は?
掲げられた暖簾は幸い。
幸いついでにリクエスト。
「麺硬めで」
"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
追記
初めて口コミを書きたくさせ、書いた店。
2014年11月8日小雨模様に拘らず、奇跡の営業に当たり、感謝感激。
諸事情により、次はいつ来れるか分からず、
二年余りの歳月と、惜別の想いがこみ上げる。
今日もうまかった。
「麺硬め」とは言わずに良かった。
あれはおじさんのペース乱す。
最近は臨時休業に当たることが多く、
一人11時前に並んでいた時、
通りがかった常連が、シャッターの隙間を覗きつつ、
「今の時間準備してないと休みだね。
煮干の香りもしてないでしょ」と親切に教えてくれた。
「おじさん、具合でも悪いんかな?」
「いや、さぼってんだよ」
悪い口には、愛情が感じられた。
雨の日は休みが多い。
土曜日は休みとは限らない。
電話はかけても、出れないし、迷惑だからかけてはいけない。
お代の小皿は、小盛の時、おじさんが備忘の為、ひっくり返すので、
客が勝手にひっくりかえしてはならない。
連れと隣り合わせの席に着きたいと思っても、
一つの席が空いたなら、順に着席し、列を停めてはいけない。
ラジオのみが流れる物静かな店内に、
初めは妙な緊張感が漂うようが、
気を張る必要はない。
丼を待つ暫(しば)しの時の合間も、
おじさんを見守る優しい自分に気づくだろう。
//////////////////////////////////////////////////
後記
ここは、母との通院に、楽しみをつくるため、病院近くに探し当てた店だった。
初めて二人で訪れた寒い日。
物言わぬ常連客に挟まれたカウンター席の母は、
臆するもことなく、凛々しく、頼もしくさえあった。
「ラーメンならあなたがたが生まれる前から食べている」
客さえ身を案じる老店主すら年下なのだから。
丼には冬限定の柚子の皮があしらわれていた。
その後、幾度も食し、その度に満足し、共にくぐった暖簾。
次の通院が待ち遠しい。
掲載保留。
店主の体が気にかかる。
2015年6月12日 母、永眠。
麺を待つ 母の面影 湯気に立ち
柚子の香微か 目時有時
合掌。