大盛りはバランス悪し : 麺恋処 いそじ

再訪。
代々木駅から少し離れた場所にあるラーメン屋。自家製麺＆豚骨魚介スープのつけ麺が人気メニューらしいが、夏季限定メニューの冷やし中華はそれ以上の人気…という、冷やし中華の有名店でもある。


ディナータイムに凸。冷チュー期間中なので並びがあるかと思いきや、すんなり入れてラッキー♪　
でも、ほぼ満席でした。やはり人気あるんですね。

券売機で以下の食券購入してからカウンター席へ。ていうか、カウンター席しかありません。
冷やし中華 大盛り(1300円）

太めの麺を使ってるせいか提供までは少々時間かかります。
提供直前になると、店主さんから「辛子入れますか?」のコールがあるので私は辛子アリでお願いしました。


1年ぶりの対面となった冷チュー、中身は去年と同様。ので今年も美味しいです。
ここんちの冷チューの特徴はタレにあり。一般的な冷チューのタレとは全く違うんですよね。

豚骨魚介つけ麺のつけ汁を凍らせてシャーベット状にしたようなもの＆豚骨魚介のような味の冷たいピューレが麺に乗っているのです。
全体を混ぜ混ぜしてから食べれば豚骨魚介風味の冷やし中華が現れます。しかもタレがシャーベット状なので、料理全体がよく冷えているのもナイス。
冷たいものは冷たく……古今東西、お料理における鉄則ですものね。


具材が豊富なのも美点。煮豚や味付け卵にメンマはもちろんですが、トマト　ヤングコーン　カイワレ　大葉　茄子　きゅうり　ほうれん草といったお野菜達も。
ラーメンはどうしても野菜摂取量が少なくなる傾向があるので、野菜が色々と摂取できるココの冷やし中華はそゆ意味でもありがたい。
味的にも豚骨魚介エキスとお野菜の組み合わせは良いですね。


ただ……
腹が減っていたからと考えナシに大盛りにしたのは正直 失敗でした。
前回レビューでも書いた事だが、ここんちは全体的に味濃い目なんですよね。その濃い味をお野菜で中和しつつ食べると良いバランスになるんですが、大盛りにすると麺とタレは増えても野菜は増えない。
つまり、中和する存在が不足するので途中からはかなり味がキツく感じるよに。去年も思った事だけど、この冷やし中華は味バランス的に野菜を増したほがより美味しいのでわ？
麺大盛りより野菜大盛りのオプションが欲しいです。


途中からは水をガブ飲みしながら流し込むよにして完食。腹は膨れたけど、気分は萎むという謎な結果になってしまいました。
ホント、なんでもかんでも大盛りにしてしまうクセは治さないとアカンなぁ。

初訪問。
代々木のラーメン屋。スペシャリテは冷やし中華。嘘か真実か 夏になると食べログ評価が上がるんだとか。そのぐらい冷やし中華が人気って事やね。


平日ディナータイムに凸。並びもなくすんなり入店。券売機で以下の食券購入してからカウンター席へ。

冷やし中華（1080円）

茹で時間長めの麺らしく提供まではけっこう時間かかります。提供直前に「辛子入れますか？」のコールあり。呪文を知らない私は 辛子だけお願いする。


ようやく提供された冷やし中華、器までキンキンに冷やしてあるのはグッド。
器は冷やし中華でよくある平皿でわなく、浅めの丼。麺の上には煮豚 メンマ トマト キュウリ 揚げ茄子 大葉 ヤングコーン クルトン カイワレ 煮卵 春雨といった具材達。
少し変わっているのが 冷やし中華では定番とも言える液体状のタレが無い事。
タレの役割を果たすのは なにやら茶色のピューレと キューブ状のシャーベット。全体をよく混ぜてからいただきます。

お？ けっこうイケるな♪
茶色のピューレは豚骨魚介のピューレだな。いわゆる豚骨魚介つけ麺のつけ汁を濃縮してピューレ状にしてある。シャーベットはスープを凍らせたモノのようだ。

ピューレはかなり味が濃いのだが、具材の野菜と混ぜる事で ちょうどいい味具合になる。ふむ、冷たい豚骨魚介味と野菜の組み合わせはちょっとしたヒットだな。この味であれば サニーレタスやアスパラガスなんかも相性良さそう。ていうか、オプションでそうした野菜を増せるよにしてくれたら迷わず野菜増しにするわ。
冷やすための氷が 水の氷でわなくスープ氷なので、氷が溶けて味が薄くなる事もなく。


麺は喉ごしの良い中太麺。これ自体は良いのだが、冷やし過ぎたのか あるいは氷が直で当たったからかはわからんが、麺の一部が凍りかけていたのは大きなマイナス要因。露骨に食感低下していたので これは要改善点。せっかくの麺が台無しですよ。

また煮豚も………
煮豚自体は美味しいのかもしれないが、全体がキンキンに冷やされているため 脂肪分多い部位を使った煮豚だと 脂がカチコチに固まってしまい この煮豚本来の味を感じる事ができなかった。こうしたタイプの冷やし中華に使うのであれば脂肪の旨味に頼らないタイプの焼豚…もしくは蒸し鳥や鳥ハムのが相性良いのでわ？ あるいは牛赤身しぐれ煮。


冷やし中華完食後、店主さんにスープ割りを勧められたので頂くとする。丼を渡すと 残った豚骨魚介ピューレを小丼に移し、熱いスープを注いでスープ割りとして戻される。
ヒエヒエの冷やし中華の後にアツアツ豚骨魚介スープで暖まるというのは なかなかニクい演出。身体を冷やし過ぎるのは良くないからね。

スープ割りを飲み干してごちそうさまでした。
冷やし中華と呼んでいいかは チョイ疑問だが、とりま夏になると食べログ評価が上がるという事に関しては まあ納得。