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店名 |
楽庵(らくあん)
|
---|---|
ジャンル | そば、居酒屋 |
お問い合わせ |
03-3356-0160 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
新宿御苑前駅から301m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (AMEX) 電子マネー可 |
サービス料・ チャージ |
なし |
席数 |
25席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり |
---|---|
料理 | 英語メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
オープン日 |
1995年 |
備考 | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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新宿二丁目の仲通り。
夜になるとにぎやかになる街ではあるけど、昼は閑散。田舎の商店街のようなムードになっちゃう。
そば屋が一軒ありまして「楽庵」という店名。小さなお店。
実は同じ通りの別の場所に、深夜営業のそば屋が一軒、昔はあった。ゴリゴリとした十割蕎麦が当時としては珍しく、贔屓にしてた。
そこにいた人の一部が移って働いていた店。元のお店は今はもうなく、その店の当時のムードや料理が今でもほどよく受け継がれてる。
なつかしさに浸りましょうか…、とひさしぶりにやってくる。
今はなきその店は、野菜天ぷらと割子そばが名物だった。
7、8センチほどの長さに筒切りにしたネギに、縦に深く切り目を入れて衣をつけて揚げると、花が開くように切られたネギがそっくり返って揚がってく。その天ぷらが人気で夜中によく食べたもの。ただその天ぷらは今はなく、だから割子そばを注文。
三段、五段、七段とあり、ほどよきところで五段を選ぶ。
生まれてはじめて割子という食べ方を経験したのがその店だった。
「召し上がり方はご存知ですか?」と今日尋ねられ、東京ではまだまだ知らぬ人が多い料理なんだな…、と思ったりする。
手のひらサイズの漆の器に色黒の蕎麦。
色黒の蕎麦がふたすすり分ほど収められていて5段でちょうどせいろ1枚分くらいかなぁ…、そこにタレと薬味が揃う。
薬味がたっぷり、しかもいろいろ揃うところが割子のたのしいところで鰹節に海苔、もみじおろしにわさびに白ネギ。それらを直接器に収まる蕎麦にのせ、タレをかけてスルンと味わう。
まずは海苔。タレをたっぷりかけて箸で持ち上げ半分ほどをたぐって食べる。蕎麦の風味にタレの味わい。海苔の香りが鼻から抜ける。残り半分は器に口つけ、タレと一緒にザブンと飲み込む。タレの旨味で口が潤う。
次の器にもみじおろしと鰹節。前の器の中に残ったタレや薬味を次の器に移して、新たにタレを少々かけてそしてズルン。…の繰り返し。
おいしいバトンタッチしながら、蕎麦の入った器の山の隣に空の器を重ねる。一つの山が隣の山に移動させつつお腹が満ちる。最後はそば湯でお腹あっため、さて仕事へと席を立つ。