これぞ隠れ家鮨の神髄。~名入り個室と奥カウンター有~ : 完全個室鮨和食かなうS

コロナ禍で大変であろう歌舞伎町において、
17時-朝5時迄営業しているーというだけで
既にお店の闘志…といいましょうか。


やる気を感じるのが、こちらの『完全個室鮨和食かなうS』さん。


TOHOシネマズに行った際、久々に歌舞伎町の奥きたな～と。
いつもはだいたい　新宿三丁目や新宿西口の方を使うので
そこまで戻るのもアレだし、折角だからどこかお店ないかな～と…ポチポチ。

気分は　和食・鮨だったのと　若干ちょっと人混みに疲れたのもあり
個室とか落ち着いた雰囲気でお店を探していましたら、こちらのお店を発見。


店名を見て、あれ？もしかして、
焼肉店の業態違うお店なのかな…？と思い、それなら安心っとお店へGO。笑
(https://tabelog.com/rvwr/003280431/rvwdtl/B451547351/#145425295)

飲食店が複数入っているビルの地下で、残念ながら階段は無いので
エレベーター1基のみ。
少々待つのが歯がゆいですが、まあそこは譲り合いの精神でｗ


エレベーターを降りると、真っ暗な店内が拡がるからびっくり！
部屋に一文字ついた個室が並んでいて　個室の数は少ないのですが、
暗い照明とぴっちりした個室だから　顔を見られたくない方々にも
めっちゃ使い勝手良いに違いないっ…と、1人ニヤニヤする私ｗ


私たちは、個室でもカウンターでもよかったのですが　カウンターへ通して頂きました。
（落ち着けるならどちらでもよかったし、寧ろ本当はカウンターが
好きなんですが、値段や服装、常連さんじゃないとダメ…etcな理由で
すぐカウンターを使えないお店も多いと思ったので　お任せにしていました）
因みに　個室は全部屋コンセプトが異なるらしく違った内装なんだとか。


えええ…気になりすぎますｗ


個室を通り抜けて、非常口の奥へと進むと　4-6席程度のミニカウンターが！
え、ここ非常口じゃないの？って一瞬焦っちゃったー。笑
焼肉かなうさんと同じく、確かにバブリーゴージャスな感じはあるもののｗ
どこかシックで落ち着いている雰囲気がとても◎。


THE鮨の大将！というよりも、気さくで話しやすい大将が　私たちにも、
従業員の方にも変わらず優しい接客をして下さったのが凄く見ていてホッとしました。
＊鮨屋、というか昔ながらのお店って　仕方ないとは思うんですが、
従業員の方に厳しい大将をよく見かけて……私、正直余りそーゆーの得意じゃないから。苦笑
ご飯は笑顔で、雰囲気良い中で食べたい派なので。笑＊

釣りがお好きだそうで、魚についてとても詳しく　お魚を愛しているんだなあ～と
いう気持ちが伝わってきて、そういったのも丸ごと含めて頂ける時間って最高。


お鮨も和食も食べたいなあ～迷うな～～～……って結構ギリギリ迄
悩んでいたのですが、焼肉かなうさんでは　お肉を堪能させて頂いたので
それならこっちは鮨を堪能させていただこうっ！と、
8品　鮨コース1万円をチョイス。

ちなみに、アラカルトメニューに　黒毛和牛A5ランクや（焼肉かなう使用、
って書いてありました）鶏レバー、馬レバーなんかの逸品もあったり、
単品メニューが色々あったので　鮨は鮨！肉は肉！！…と考えずとも、
ここに来たら　全て色々揃った物が食べれるのではなかろうか…笑


最初の乾杯で　ビールを頼もうか悩みつつも（若しくは白ワインｗ）
普段サワーを頼まない私ですが、ピンクグレープフルーツサワーなど
珍しい物もあったりしたので（粒々が入っていて凄く美味！）
ついつい頼んじゃいました。笑笑笑


・椀物　　しじみ汁
⇒ふんわりと優しく、癖がない為飲み易いです

・先付け　焼き胡麻豆腐
⇒豆腐が香ばしくて、胡麻の香ばしさと◎

・つまみ　四種
⇒蛸のやわらか煮・つぶ貝のうま煮・鴨ロースト・子持ち昆布
和ピンチョスみたいで、これには日本酒だっ…！と
裏雅山流 紗月をオーダー。
スタッフの方の注ぎ方も美しく、見惚れてしまいました…笑
子持ち昆布のサイズや食感が日本酒とよくあってお気に入り。

・寿司　　十貫　玉子焼き
⇒生蛸　北海道の水蛸で、塩とすだちで頂く、夏感があり、しこしこもちもっち。
⇒帆立　くどくない甘さで食べ易く軽やか
⇒クエ　3日間熟成させた物で、たんぱく質はアミノ酸へ変化するので旨味が抜群
⇒金目鯛　千葉県産のブランディングされた札付き。もちりもちりと、噛みしめ続けられる。

⇒中トロ　最初に大将が『大トロと中トロどちらがお好きですか』とわざわざ聞いて下さって、
鮪の味が一番感じられる部位を選んでくださいました。
そこまで大の鮪好きっ！って訳じゃなかったんですが、グラデーション力も素晴らしく、
腹の一番部を頂けた所、油も酸味も溶けるのを感じられ…すごいっ……！と大興奮。笑

⇒生の鯖　大分県の養殖鯖。この時期天然はアニサキスが入る事が多い為、〆ても死なない事が
あるそうですが、養殖だと1割程度しか入らず、軽く〆て　安全性抜群。
普段、結構鯖はどこでも食べれますが、軽みと甘味と酸味のバランスが抜群で◎。

⇒サーモンの炙り　サーモンの甘味を残しつつふくよかなコクも

⇒穴子　愛知県の穴子で、江戸前の穴子(メソ)の約2倍サイズをコトコトと。
生きている状態に捌く事でぼそぼそせず、ふんわりと仕上がるそうなんですが…
めっちゃくちゃふんわりっ！卵白みたいなふんわりさｗｗｗで凄い美味しかった！！！！

⇒雲丹　無添加で磯の香が素晴らしい。
これ又大将が、雲丹といくらどちらが好きか選ばせて下さったので、連れはいくらを。笑
いくらは生筋子から作ったやつだそうで、プチプチしていました。まだこれでも走りらしく、
9月になったら大粒のブリンブリンだそう……ええええ、9月にも来たくなってしまうわｗ

⇒玉子焼き
しっとりとおせちの様な。

・蒸し物　茶碗蒸し
⇒アツアツで程よく、つなぎの時に落ち着く味わいですな。

ここいらで、プレミアム日本酒黒龍　しずくを。
大吟醸で、飲んでみたかったのですが　いや～ずっしりとしつつキレもあり、
素晴らしい日本酒でしみじみ……何てお鮨と合うんだろうと1人悶えちゃうｗ


日本酒も色々あったのですが、良くも悪くも名を知っている物が多かったので、
余り冒険というか　試してみたい日本酒がピンとこなかったので、
この、しずく　にはやられました…笑
＊個人的には　もっと知らない日本酒があるといいな！笑＊


・小丼　　三色丼
⇒美味しい物しか入れてない3色丼…美味しくない訳ない奴ｗ

・留め椀　あら汁
⇒魚のあらで出汁をとっているスープで、わかめの味がしてこれ又ホッ…。
沸かさない様にする事で、白く濁らない様にするんだとか…。ふむふむ。

・甘味　　果実
⇒ミルクくずもち
見た目よりはるかに弾力性があり、周りがきなこで塩っ気があるので
これ又日本酒とのペアリングに最適な味。笑笑笑
＊ただ、日本酒で〆るのも悪くなかったけど、お茶が最後に欲しかったな、という本音もぽつりｗ＊


お鮨をカジュアルに気取らず、
ゴージャスだけどシックに、
皆で笑顔の中　素晴らしいお鮨を堪能できた時間でした。
今度はお肉系も食べたいし、時間も気にしなくていいから
また絶対すぐきたいと思います。笑