リーズナブルで美味しく、時間を忘れるビストロ : 大衆ビストロ ジル 西新宿店

友人と新宿で待ち合わせ。
静かに飲めて美味しい料理がいいということで探したのが、こちらのお店。

駅から１０分ほど離れて、角を少し曲がった場所にあるだけで、騒々しい新宿の喧騒から離れられる穴場的お店だった。
まだ早い時間だったせいか、店内はまだ空いていたので落ち着ける。
大衆ビストロというだけあり、どれもリーズナブルな価格がお財布に優しい。

お酒の種類が豊富で、大衆的なサワーもあるが、ワインがかなり豊富である。
さすがビストロというところだろうか。

1枚メニューになっていて気になる「あふれスパークリングワイン」がビジュアル的に美味しそうだったので、そちらをファーストチョイス。

・あふれスパークリングワイン赤
甘めが好みなので、赤をいただいた。
桝にグラスのこぼれ酒のスパークリングヴァージョン。
なみなみと注がれて、こじゃれた雰囲気。
升に入っているだけで、得した気分だ。


衝撃のお味！超爽快♪と書かれていて気になり、２杯目にいただいたアルコール。
・生レモンサワー
目の前に出されただけでレモンの香りが立ちこめる。
飲んでみると、かなりフレッシュで、えぐみのないサワー。
やや酸味が強いところが、確かに衝撃のお味！超爽快♪
普段飲んでいる生レモンサワーとは、また違った味わいでスッキリ感がたまらなく美味しい。
国産レモンをスローサーで絞っているという、こだわりがあるそうだ。
納得のいく味のサワーである。


・THE　JILLサラダ
お肉と、たっぷりのパクチーが入ったサラダ。
肉とパクチーが大好物なので、肉食感とパクチー味をダブルで楽しめるお得感のあるサラダが、とても美味しい。
ドサリと盛られた感も嬉しくなるサラダだ。
ドレッシングの味も良かった。


オススメだというメニューからチョイスしたのが
・ヒラマサと芹のなめろう
歯応えがあって、甘みもあり、かなり美味しい。
金柑ドレッシングがスッキリとしていて、前菜にはピッタリだ。


・北海道産エイヒレのフリット
こちらもオススメで人気だというので注文。
ハーフサイズに変更してもらえたりと、ホスピタリティが良い。
脂っこくないフリットは、揚げ物があまり得意ではないわたしでもサクッと感がよく、これはいける！
エイヒレがふわっとして、身が厚く、シコッとした食感もいい。
紅芯大根を使ったタルタルソースは自家製だそうで、これも手作り感が出ていて美味しいソースだった。


肉が大好物なので、ガッツリ食べたいと思ってチョイスしたのが、
・アンガス牛ザブトングリル
ザブトンは、もともとの大好物。
レアに限りなく近く焼かれたザブトンは、赤身の色が美しく、盛り付けもフレンチのようで美しい。
厚みがかなりあり、分厚いステーキを食べているような嬉しい食べごたえだ。
柔らかくて美味。さすが。Jill王道肉メニュー！
マッシュルームソースが肉に良くマッチして、ペロリと食べられた。


もともと、「お肉食べよう」というスタンスで伺ったので、２月のオススメからもお肉をチョイスした。

・蝦夷鹿の赤ワイン煮
この時期ならではのジビエ！
サーブされた料理は、見るからに艶が良く、柔らかそうなのが一目瞭然だ。
しかも、けっこうボリューミー！
ナイフを入れると、スーッと通るほど柔らかい。
口に入れると、とろけるようにやわらかなお肉。
鹿というと、どちらかというとアッサリしているが、脂がほどよく乗っていて、かなり美味しい。
今までいただいたジビエでは、一番美味しかった。


口直しにとチョイスしたのが
・人参とオレンジのラペ
隣席で注文されていて、ニンジンの鮮やかなカラーが美味しそうに見えたので注文したもの。
甘みのあるニンジンで、オレンジの酸味と甘みが混ざり、サッパリして美味しい。


かなり満腹になったが、デザートは別腹！
どれにしようか、かなり迷った末
・大人のプリン　をいただいた。
升に入った可愛らしいプリンの蓋は、白いゴムになっていて、これもまた可愛らしい。
セミハードな食感のプリンは、好みでブランデーをかけてもらえる。
なめらかで濃厚な味わいのプリンは、まさに大人のプリンだ。
カラメルソースとプリン、ブランデーが絶妙マッチ。
プリン好きにオススメのプリンは、テイクアウトしたいくらい美味しかった。


居心地が良すぎて、あっという間に気付けば５時間以上経過してしまった。
夜は２７時まで営業なので、今日はゆっくり飲んで食べるぞというときによさそうだ。
新宿のオトナの隠れ家的なビストロ。
全体的にかなり美味しく、特にお肉が美味しかったので、次は気になるビーフ100％粗びき「特製jillハンバーグ」が食べてみたい。