オセアニア産ワイン輸入元直営3号店ダイニングバー リストランテワイン屋 : ビストロ ワイン屋 西新宿店

【概要】2017年4月19日オープン､オセアニア産ワイン輸入元㈱ゴーディアンワインズ(2001年設立 新宿区 片桐達也㈹)が運営する｡同社飲食部門統括マネージャー青野氏が店長｡

[2017.8]
おすもう3､本業ではありませんが当店社長がこの業界以前に勤務していた旅行業界には深く関与していて､｢駐在経験も無く本業に身を置かず安全地帯から良く言うよ｣と思われるかも知れませんが業界の新規商品開発と陳腐化･栄枯盛衰､スクラップ＆ビルド､倒産と起業等目の当たりにして来たので苦悩の気持ちが良く理解できます｡またそれらに携わった友人も多いです。

その中で担当されていたオーストラリア･ニュージーランドや太平洋諸国とカナダについては深く思い入れがあります。今は個人単位で厳しいですが昔はアマウントチェックと言って団体の場合はエコノミー一人20kgの人数総量で例えば30人なら600kg迄許される訳｡これでサイパンに資材を運んでペンションを建て今では(節税目的ですが)ジェット機やホテルも社有する社長も友人だったりします。

おすもう3もシドニーの帰国便では朝一で魚市場に行ってツナフィッシュ(鮪)やタスマニアサーモン､ロブスター等をアイスパックしてもらって100kg近くを(魚に検疫は無いので)ラッゲージにしたり､景徳鎮のフルセットや紫檀黒檀等の家具を旅具通関を使って後日便で個人輸入したりと港湾のコンテナ引きから通関手続きまで半分趣味ですが色々と勉強になりました。宿泊型音楽スタジオ用にカナディアンロブスターを1トン持帰った輩のお手伝いしたりと…(笑)　ゴールドコーストのカジノホテル以外はアパートメントホテルに滞在しカムリのレンタカー借りて爆走してました(笑)

敷かれたレールの様な旅行商品以外に､場合によっては実際に現地に精通して外れてもホテルのコンシェルジェの様に的確なアドバイスが出来るのが旅行業たるわざわざ金を出して依頼または会社を通しての所以。しかしながら､募集の形態も変化して薄利多売､カウンターやネットで行ったことも無い国を販売するねーチャンやお坊ちゃん､当然サラリーの高いベテランは不要な訳でこの業界もご多分に漏れず空洞化する｡世の中洋式便器の使い方迄アドバイスしていた農協ツアーのおばさん達もリピートして個人でも自前で航空券取ったりホテル予約出来る様になるとそんな空洞化した本末転倒な業界要らん訳です。旅行社の連中がおすもう3に情報聞きに来たりして：汗

話が随分外れてしまいましたが勿論プロのスタッフのアドバイスもあるのでしょうが、仰る様に｢あれ？」と思うようなズブの素人が運営している面も垣間見られます。でも売れる店造りでプロの常道ばかりに身を置くと返って新鮮だったりします。例として店内の照明が事務所等に使う昼白色なんですよね？実はコレ食べログに画像UPする際困るんですよ。料理が旨そうに見えない(泣)勿論露光補正をかけます。ただワインに関しては本当の色が見える。そして巨大なシャンデリア。場違いな雰囲気なんですが妙に気にならない。

オーストラリアのワインは今から30年前シドニーから1日かけて島へ行く乗合ヨットで本格的に体験しました。所謂日本で言うところの箱ワイン。それも国内で販売してる3L～4Lなんて軟じゃなく20L位のガロン単位のビニールバッグワイン｡これを船内のウオーターサーバーの様な器具にセットする｡客は地元のオーストラリア人の他ニュージランド人､そして英国本土人､米国人とカナダ人。東洋系は我々だけ。

真昼間蛇口からガブガブ飲むんです…文字通り水の様に。エンターティナー兼クルーがいて皆で歌いだす。英語圏共通と言えば皆さん子供の頃の歌…我々も多少の英語出来ますがそんなの知らんですわ(汗)　それで最初つまはじきと言うか怪しい東洋人の扱い。しかしガブガブやってるうちに打ち溶けて皆で踊りだすわで…20L近くあったワインバッグ交換(汗)　帰りはどうやってホテル迄帰ったか？覚えてません。(汗)　この文化好きになりまして普段使いは家でも箱ワイン赤白常駐コップ酒です｡

思い入れがあり又大脱線しましたが本日大手証券元役員I氏との会食西新宿ツアー､成子天神下権太呂すし西新宿店で刺身で軽く一杯､メインの移転改装再オープンのflatで肉肉肉ビールハイボール､〆のラーメンで愛の貧乏脱出大作戦 麺屋 翔 本店､横道で通り1本隔て駅方面に向かってワイン親友でワインが無いぞ！と言う事でお目当ての1号店バールワイン屋新宿店に着く前当店発見。わいわいガヤガヤ満席のあちらと異って客入りも1/4程度とゆったり落ち着いた雰囲気｡4席+4席に2名で案内され白いテーブルクロスにカトラリーはラギヨール(ナイフ･フォーク共)の骨董象牙風とリーデル製ヴィノムマシンメイドグラス、割り箸にも店のロゴ入りだ。

それで定番ミディアムボディで一番安いNSW(ニューサウスウエールズ)イエンダ地区Bimbadgen Shiraz Caberne2013(ビンバジン シラーズ/カベルネ)490円｡NSWハンターバレーは､シドニーから北へ車で約2時間オーストラリアで1820年代と最も古い歴史を誇るワイン産地｡ワインセラーは150ヶ所以上あります｡｢ビンバジン｣は先住民アボリジニの｢美しい眺め｣を意味する｡フルーティーでさらっとして少々甘いがバランスが良く飲みやすいガブワインです｡

次が当店グラスワインで一番高いCeravolo Petit Verdot(セラボロ プティ･ヴェルド)780円｡南オーストラリア州アデレード首都圏北端アデレードプレーンズ(平原)ワイン地域産イタリア系移民2世のワイナリー｡プチベルドとはフランス産赤ワインにはボルドーで栽培されていて高確率でブレンドされるブドウ品種です｡実が小さくなかなか完熟せず栽培が難しい品種ですが高温多湿な日本では割と適していて勝沼で一部栽培されています｡フルボディでタンニン強く濃い辛口の熟成感｡プチ･べルド100％は山梨一宮スズランワイナリー(スズラン酒造工業㈲)のプチ･ベルド2014ヌーボ以外はなかなかお目にかかれないレアワイン。俄然旨いです｡コレ飲んだあとビンバジンは影が薄くなります。

既にお腹いっぱいで頼んだお料理はオススメ前菜3種盛り合わせS490円　鳥レバーのパテ･ルッコラ敷バルサミコス、生ハムスライスに自社輸入NZホワイトストーン社モエラキブルーチーズに蜂蜜かけ､同じくNZスモークチェダーチーズマウントカイバーン。ハチノスと野菜のトリッパS780円(M1,220円)　ハチノスと豆､オリーブのトマト煮込み。なかなかワイン屋とあってワインに合う品揃え。ただいかんせん4軒目なのでもう腹には入りません。普段ボルドー毎日常飲のI氏に言わせるとプチベルドも良いけどやはり腐ってもフランスワインかなぁ？(汗)　豪州ワインは水の様にイケる安いに価値があってボルドーが1,000円クラス競って出されちゃうとなかなか勝負は厳しい｡


【その他データ】
㈱ゴーディアンワインズは輸入元と言っても大きな商社ではない従業員3名程度輸入卸約1億2千万円/飲食業約8千万円程(:2013年/ワイン屋は5名+アルバイター20名)のインポーター｡1968年12月6日生東京出身48歳の片桐達也社長は都立高校卒業後元々旅行の専門学校から20才で旅行会社に勤務していて20代の頃8年間オセアニアに駐在していた。ゴールドコーストに1年半､ニュージーランドに4年､シドニーに3年弱勤務するうち29才でその旅行会社が倒産。東京で大手旅行会社に再就職オーストラリア、ニュージーランド専門の手配部門に3間31才まで勤務、しかし現地事業撤退部門譲渡で東京は閉鎖となって退職｡

研修がてら知人のシドニーのお土産屋に10ヶ月間､2002年4月9日同社を設立ワインの輸入と宅配海外の免税店や宅配ワインのコーナー､ホテル､レストランなど法人相手やネット販売が主力だ。

2007年6月に飲食業の1号店バールワイン屋新宿店(2012年2月～現青野修平店長)をオープン､11月1日㈱ワイン屋を設立､2号店ワインショップ＆ワインバールワイン屋銀座1丁目店を浅井店長(2014年2月26日～現辻堂ワインバーピチーチオーナー)､1979年中野区生れエンジニア出身玉置剛シェフで2012年2月29日オープン、そして今年4月19日当店をオープンしている｡実はワインは飲めないらしい：汗

36席禁煙(店頭に灰皿有)豪州産クラフトビールやタスマニア産ウィスキー等もあり酒類は自社ワイナリー交渉自社手配コンテナ自社通関の自社輸入｡チーズ等一部食材も自社インポート品が使用される｡


【メニュー】(税別) M:泡/B:白/R:赤 (NZ):ニュージーランド
　300円･(ノンアル)キリンフリー/ペリエ/ウィルキンソン/ジンジャエール/コカコーラ/ウーロン茶/濃厚マンゴジュース
　490円･Bビンバジェンシャルドネ･Bヴェルデルホ･Rビンバジェンシラズカベルネ･ヘリヤーズロードプレミアムウイスキー0.5OZ
　560円･Bルームワインリースリング･RテンパスツーGMS･Rルームワインシラズ
　580円･Mビンバジェンスパークリングシラーズ
　650円･Mセラボロピノシャルドネ
　690円･ヘリヤーズロードプレミアムウイスキー1OZ
　760円･Bワイバランスプリングスシャルドネソーヴィニョンソー(NZ)･Bフォレストエステートソーヴィニョン(NZ)･Rワイバランスプリングスピノノワール(NZ)
　780円･Rレシキヴィトラスカベルネソーヴィニョン･Rセラボロプチベルド

　360円･2色のオリーブS･ミックスナッツのスモークS
　390円･セロリのピクルスS
　400円･岩手県釜石滝尾崎の生牡蠣1PC
　490円･オススメ前菜3種盛り合わせS
　580円･イベリコ豚のサラミS
　650円･2色のオリーブM･ミックスナッツのスモークM
　680円･ブロッコリーとアスパラのアリオリソースS･ハチノスと野菜のトリッパS･鶏レバーのパテS
　700円･セロリのピクルスM
　780円･ズッキーニの肉詰めオーブン焼きS･生ハムスライスS
　880円･オススメ前菜3種盛り合わせM
1,040円･イベリコ豚のサラミM
1,080円･2種の生ハムの盛り合わせS
1,100円･岩手県釜石滝尾崎の生牡蠣3PC
1,220円･ブロッコリーとアスパラのアリオリソースM･ハチノスと野菜のトリッパM･鶏レバーのパテM
1,280円･イベリコ豚の生ハムS
1,400円･ズッキーニの肉詰めオーブン焼きM･生ハムスライスM
1,940円･2種の生ハムの盛り合わせM
2,300円･イベリコ豚の生ハムM
4,500円･パーティコーススーペリア(7品･18種飲み放題2.5h)
(ex.豪州産チーズ3種盛･グリーンサラダ･生ハム･大山鶏のグリル･牛ホホ肉の赤ワイン煮込･パスタ･バゲット食べ放題)
その他


【その他】

主たる店舗オーナー又は経営者個人名は原則自ら公表している、或いはテレビ・新聞・書籍等に公表されている有名な方、又は訪問時直接許可を頂いた方のみ記載しています。頂いた名刺等や表札などから公表する事はありません。又、訪問時を含めご本人より依頼ある場合は前記の場合でも不掲載或いは速やかに削除します。(注：個人情報のみ)

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