歌舞伎町にある日本酒パラダイス　【レビュワーのモラルについて】 : 酒晴 歌舞伎町店

私が上げる居酒屋レビューを見ると、歌舞伎町に限っては専ら残念系の記事しか書いてないような気がするのですが、勿論そんな店ばかりのはずはありません。何せ歌舞伎町はアジア一の繁華街ですから、沢山の企業が店を出ししのぎを削っている激戦区になっています。
そして、当地にある90％の飲食店は普通の店です。ただし、残りの10％には素晴らしい店と残念な店が混在しているのです。それがTHE歌舞伎町。ですからたまには優良店の訪問レビューもあげて見ようと思います。それも呑兵衛にとっての優良店を。


（お店への影響を最小限にしたいので、この部分は説明①に移設します）


知り得たきっかけは、フォローさせて頂いている方のレビューです。文間からにじみ出る、飲みの達人レベルの高さから密かに勉強をさせていただいておるのですが、そこに当店【酒晴 歌舞伎町店】の日本酒は70～100種類という解説が載っていました。

エエエエ～！　この席数（約50席）でその日本酒の数って凄くない？
しかも十四代祭りって何よ。マジそれ。ちょー行きたかった。
・・・という、呑兵衛とはいえ日本酒初級者としては至極当然の反応をしてしまった訳です。

しかもそのレビュワー様、しっかり再訪をしている。他のレビュワー様のコメントも飲みの熟達者の方が多い。レビューも長い、熱量が高い。うわ～、これ、滅茶苦茶当たりの可能性が高い店だ。ちゃんと覚えておこう。…と金の鉱脈を掘り当てたような、そんな気持ちになり、とりあえず昼間に行って店の場所だけ確認しておきました。

そんな時、ついにガッツリ飲めるチャンスがやってきました。しかも180㎝以上の大男二人が２次会付き合いますとのことで、呑兵衛３人での訪問です。例え新宿歌舞伎町でヘベレケになったとしても、サウナ行きすら覚悟してますとのこと。（ちゃんと帰りましたｗ）
そんなこんなで、日本酒痛飲を目的として、かなり酔った状態で訪問しました。

当店は歌舞伎町の象徴ともいえる一番街の中心付近にあります。「龍がごとく」なっちゃう某有名ゲームのタイトルムービーや、TVの夜の街特集や大人の風俗特集で出てくるあの通りです。靖国通りの横断歩道を渡って右側に注目していれば「酒晴」の大きな看板が見えてくるはずです。一階は有名なイタリアンレストランですので、同ビルの階段を上がって２階に飛び込みましょう。

店内はかなり綺麗目な感じです。木目調で統一された明るい雰囲気で、席の間もそれなりにあって、まぁ若者向け女性向けと言って良いでしょう。新宿で異性を飲ませて頑張りたいって人には特に良いのでは
(∀｀*ゞ)ｴﾍﾍ
客層も…はい。私が最年長です。多分、平均20代でしたね。でも、皆さんお酒強そうだわｗ　

料理はいぶりがっこチーズ（626円／内税・以降同じ）を見つけて、大喜びでいただきました。これって本当に日本酒に合うんですよね。
恥ずかしながら、初めてチーズをツマミに日本酒を飲んだ時「和洋混合はダメに決まってるだろ」なんて言ってた時代が私にもありました。でも、考えてみれば酒もチーズも発酵食品ですからね。
そこに燻し大根という旨みと渋味が加わるのですから、もう美味しさのバトルロイヤル状態。いや三者の超立体的な美味しさを味わうことになります。ご存知でない方は、騙されたと思って一度注文してみてください。少量でたくさん楽しめるおつまみです。

他の料理としては…
ササミあられ揚げは518円。
削りぶしはお通し扱いなんですかね、数量3で583円になっています。
鰹角煮山椒　734円
鰹焼き浸し　842円です。

日本酒は
赤武　雄町　1,026円
二兎48純米吟醸　972円
都美人　864円
常山　756円

が飲んだ記録に残っています。アハハ、記憶には殆ど残っておりません。
あんまり楽しすぎて、完全に飲みに走ってしまいました。ｽﾐﾏｾﾝ

さて、総評としては日本酒については申し分無い品揃えです。従業員の方の説明によれば当日は70種類くらいしかないと謙遜してらっしゃいましたが、それでも十分すぎる努力だと思います。当店【酒晴 歌舞伎町店】は佳作の日本酒取り揃えに特化した店だとお客さんも知っているために、物凄い回転率になっていて、お店としても問題なく維持できるのでしょう。利き酒をするように説明を受けながらいただくのも楽しいものです。（あ、説明を何となく思い出してきた・・・ｗ）
ただし、単品で注文していくと、呑兵衛の場合はあっという間に料金が跳ね上がる…のは当然のことです。当店には2日前の予約で飲み放題というシステムがあるようですから、それを利用してしっかり元をとりましょう。写真の冷蔵庫の日本酒の数々を見てください。特に右下。これが飲めるかもしれないんです。

一方で料理は普通ですかね。これは歌舞伎町の超一等地という事を考えると仕方ないともいえます。周囲の居酒屋さんは結構高めの料金設定をしているところが多いですから、そう言った意味では料理だって良心的だと思うのです。

最後に伝票を見たら、特別な割引があったような気がします。写真撮影の了解をいただきましたので、何らかの好意（営業努力）があったのかも知れません。ありがとうございました。
ただ幾らの補正かがわからないので、実際に払った「本当の」料金にて1名当たりのお勘定を表記させていただきます。また、運営のご指導により特別料金である旨（通常外利用）の表示をしています。その代りサービス評価は変な加算をしていません。1.5Hの楽しい飲食でした。ごちそうさまです。

・・・と、ここまでが最初に作成したレビューです。
話が前後しますが、追加訪問をしなければならなくなった理由である説明①（移設部分）を、この下に記載します。

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☆説明①（上段より移設した部分）

ところが、１回目の訪問時にちょっとした不思議な現象を感じてしまいました。少しお勘定が安くなっていたのです。個人としては悪い事ではありません。むしろ安くなるのですから喜ばしい事だと思います。でも、荒ぶるエイムを持つ突撃系レビュワーとしては、この疑問を解決しなければレビューを公開できないと考え、暫くの間漬物にしていました。そして自分なりの納得をして、店の「好意（営業努力）」であったとし、正直なレポートを上げるつもりで下書きまで作成していたのです。

そこに例のカリスマレビュワー様の文春報道です。
うわー、こんな文章上げたら口コミサイトに期待しているユーザーの皆さんから怒られちゃうよ。
ステマ撲滅に努力している運営からも、さらににらまれちゃうよ。（今でも十分アレですがｗ）

・・・正直、かなり考えました。
ああいった過剰接待の報道にはちょっと違和感を感じておりますし、文面通りの真実ではないと思っています。
今は、ああいった類の話が、多くのレビュワーさん達には無関係なのだという事と、店の営業努力と好意は紙一重なのだという事を理解していただきたいと思い、このレビューを作成しています。このテーマは店のレポートとは少し切り離すべきかと考えますので下段で書きました。

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つまり、第一回目の訪問時からの経緯を簡単にまとめると
①何も考えず初訪問
②写真撮影のために店の許可を得る
③店主と食べログの話になる（レビュワーであるとバレる）
④気持ちサービスを受ける
⑤レビューをどう作ろうか悩んで保留する
⑥再訪問して検証
こういう流れです。

では２回目の訪問でのレビューを開始します。
今回は別の知人を連れての訪問です。本当は二日前の予約による日本酒飲み放題をお願いすれば激安になるというのは分かっていたのですが、料金形態を明確にするために、２次会での飛び込みで訪問しました。

月曜日ということもあって店内はやや閑散とした感じです。最近の繁華街は月曜日の来客の落ち込みが激しいです。人気店でも簡単に入れることがあるので、個人的な飲みのおすすめは月曜日ですよ。

さて、今回は最初からかなり飛ばして飲みました。埼玉県蓮田市の有名メーカー新亀酒蔵さんのブランド酒「新亀 小鳥のさえずり」（税込み1,512円・以降同じ）を発見したのでいきなりの注文です。元々、新亀自体が好みに合うようで、わたしはどのツマミにも合う万能酒だと思っています。
相方は日本酒の幅を知りたいと試験的に名の通った日本酒を選んで行ってます。まずは基準をとって三重の而今（じこん）純米吟醸（1,080円）です。こちらも香り、酸味、後味よしのトリプルスリーのお酒ｗ。少し分けてもらったけど、あぁどっちもたまらなく美味しいです。

その後のお酒は
出雲富士（810円）
新政エクリコ（864円）
梵 艶（972円）
風の森純米（756円）
新亀　純米（950円）
十四代本丸（1,058円）
獺祭三割九分（1,296円）
なんてところを注文していきました。これだけで9,300円飲んでますよｗ
ちなみに、この2日前に予約をすれば、これが2,700円飲み放題×2名＝5,400円（割引▲3,900円）になる訳です。

料理は席料とお通し、削り節（目の前で削ってくれる）で約500円かかります。
大好きないぶりがっこクリームチーズは627円。
梅水晶は鮮度よく良質です、625円。
鮎の塩焼き734円。

トータルで2時間良酒を散々飲んで、一人当たり6,500円です。本当は飲み放題を頼んでおけば4千円引きになったんですけどね。私的には今回も満足のいく訪問でした。ごちそうさまでした。

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さて、本題です。
お店の好意（営業努力）と過剰接待の問題は、実際には境目などなく不可分な話であるという話です。

私は、レビューを上げるために心がけている事として、できるだけ撮影許可をちゃんととるようにしています。
でもこれをすると、口コミサイトなどに投稿する人かな？と普通にバレる訳です。
すると、気の利いた店主さんから、刺し盛りの品数が1品多く来たりすることは、稀にですがあったりします。
もしかしたら盛り付けに気を使ったり、配膳を急いだりといった程度のサービス向上もあるのかもしれません。
しかし、そのサービスは店の営業努力というべきものであって、全面的に排除するのは困難です。
この判断は、やはりレビュワー各位のモラルに負うところが大きいのでしょう。
今回の件は、完全に店の好意と感じています。そして多くのレビュワーさんと同じく、当店には高評価の感想を持っているのですが、誤解を招かないように、ガイドラインに従って通常外利用の表示をしようと思います。

当サイトとは全く関係ない友人が言っています。結構有名なブロガーなので、本気で発信しだしたらヤバい奴です。
最近の新宿周辺の飲食店の口コミ情報はあてにならない。綺麗な宣材写真と紋切り型のレポートが洪水のように掲載されていて、実際に飲食している実感が全く感じられない。
・・・だそうです。

どうですか？
ステマや過剰接待とは全く関係ない、自腹での本当の訪問だと信じて貰えますか？