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食べログ 寿司 TOKYO 百名店 2022 選出店
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岩瀬氏と花音ちゃん
岩瀬氏の義侠
土曜日の夜です。
西新宿です。
およそ三か月ぶりのこちら、”すし岩瀬”さんにお伺いしました。
ガッツリと食べてしこたま呑むにはこれ以上のお店は有りません。まるでラッコと競争するように、これでもか、まだ食えるのか、ええっ、更に呑んじゃうの、ってな感じでおよそ四時間強の滞在。
この日は前夜からの暴飲暴食も手伝い腹パンになってしまいました。〆のおはぎまでたどり着けなかったのが心残りっす。
えっ、デザートのアイスクリームを四個もたべなきゃ良いじゃん、だって?
ふむぅ、その通り。
でもデザートは別腹なの、グフッ(^◇^)
さてさてそれでは本題です。
いただいたものは以下の通り。
つまみと握りが交互に、かつリズミカルに提供されます。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
そしてご馳走様でした。
<いただいたもの>
●つまみ◇握りです。
●煮イカ:印籠
●煮蛸:気仙沼
●ウニご飯:馬糞ウニ
●蒸し牡蠣:生七味
●蜆汁
◇春子鯛
◇小肌
◇墨烏賊:桜塩
●墨烏賊:ゲソ、炙り、コノコ乗せ
●鰊:磯辺巻
◇鰯:大阪湾
●北寄貝:炙り、紐、柱、身
●真鯖:タタキ
◇秋刀魚
●穴子:
・白焼き、おろし玉葱
・肝焼き
◇車海老:黄身酢朧
●ゴマフグ白子:擦り流し、魚素麺
●真鱈白子:付け焼き
●喉黒:蒸し鮨
●糠漬け:べったら、胡瓜、蕪
◇金目鯛:素揚げ鱗乗せ
●甘鯛:兜の酒蒸し
◇皮剥ぎ:肝乗せ
◇イクラご飯
●目光:柚庵焼き、骨煎餅
◇酢牡蠣
●茶碗蒸し:クエ、五島
◇中トロ:大間、延縄
◇ボタン海老
●毛蟹ウニ唐墨ご飯
●酢牛蒡
◇鮟肝奈良漬け:細巻き
●墨烏賊:ゲソの炙り
◇赤身:漬け
◇穴子
◇干瓢巻き
●お稲荷
◇胡瓜巻き:味噌
●玉子:出汁巻き、カステラ
●お椀:
・お味噌汁:生海苔
・潮汁:甘鯛の酒蒸し
●デザート:
・リンゴ、みかん、抹茶、塩
<お酒>
・ハイボール
・御湖鶴:純米吟醸、諏訪
・伯楽星:純米吟醸、宮城
・三千盛:本醸造、岐阜
・夜明け前:純米吟醸、長野
・屋守:純米なか取り、東京
・にいだしぜんしゅ:生酛、生原酒、福島
・新政:涅槃龜、低糖白酒、秋田
日本酒はほぼ六合
岩瀬氏の深切
日曜日の夕暮れです。
今週は一週間丸ごと夏休み。
いつもは土曜日の岩瀬さんですが、初めて日曜日にお伺いしてみました。
六時ちょっと前に暖簾をくぐります。
既に四席を残すのみ。ほどなくラッコの隣の二席も女子の二人連れで埋まります。
確か三時からスタートされているので、いわば二回転目。といっても一斉スタートの時間制限アリ、という今どき流行りのスタイルはお嫌いな親方。
『お好きな時間にいらしていただくのが一番です。好みも仰っていただければ柔軟に対応しますよ』と梅宮辰夫さん似の丸顔で微笑みます。
何だか心地良いんですよね。此方の雰囲気。
今夜のネタも新物が多く、嬉しい限り。
とりわけ、出水の新イカ、天草のシンコ、北海道の新イクラもいただき、ご満悦なラッコ。
ニュージーランドのソーヴィニョンブランも一本空けて、更に日本酒も四杯ほど。これだけ食べて呑んで諭吉三枚でお釣りとは、コスパの良さも最高峰かも。
さてさてそれでは本題です。
いただいたものは以下の通り。
ラッコの大食いをご存じの親方。あれでもか、これでもか、と垂涎のお皿が並びます。
優に1.5人前はワガママな胃に収めたラッコ。四時間超えの長っ尻でいつもすいません。
終電が近づいてきたので、急ぎ小走りで南口に向かいます。
そしてご馳走様でした。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
<いただいたらもの:●がツマミで〇が握りです>
●煮イカの印籠
●真蛸:舞鶴
●カツオ生:和芥子、粒マスタード、気仙沼
●カツオ炙り:玉葱おろし、気仙沼
●岩牡蠣:蒸し
●ウニごはん:ムラサキウニの箱と塩水
○春子鯛:振り柚子
●蜆汁
○新子:天草、三枚付け
○小肌
○新イカ:出水
●新イカゲソ:このこ乗せ
●稚鮎:塩焼き
●鰊:磯辺巻き
○鰯
●北寄貝の紐:炙り
●北寄貝の柱:炙り
●北寄貝の身:炙り
○鯵
○新子:天草、二枚付け
●穴子:白焼き
●穴子:肝焼き
●茶碗蒸し:甘鯛
○車海老:黄身酢朧
●ゴマフグ白子:擦り流し
●ゴマフグ白子:炙り
○喉黒:蒸し、銀餡掛け
○甘鯛:揚げ鱗乗せ
●蒸し鮑:肝ソース、ソテー
●甘鯛:兜の酒蒸し
●新イクラ
●太刀魚:幽庵焼き
○中トロ:塩釜
○ボタン海老
●水茄子
○赤身:漬け、辛子黄身醤油、塩釜
●酢ごぼう
○穴子
○干瓢巻き
○稲荷鮨:穴子の煮汁出汁
○おはぎ:トロタク
●お味噌汁
●甘鯛兜の酒蒸しの残り出汁
●デザート:オールイン
・塩、抹茶、蜜柑、白桃
・西瓜
<お酒>
・ハイボール
・クラウディベイ:ソーヴィニョンブラン
・仙禽カブトムシ:無濾過生原酒、乳儀
・ひと夏の恋:純米吟醸、大崎
・いづみ橋 :恵:純米、海老名
・八海山:発泡、南魚沼
岩瀬氏の献身
土曜日の夕方です。
西新宿です。
今夜はおよそ三か月ぶりの岩瀬さん。
五時にお伺いしました。
暖簾をくぐると、お一人のご常連様がカウンターに座るのみ。
いつもならすでに満席の筈ですが、今夜は出足が鈍いのかな。
でも心配はご無用。
すぐに続々と予約のお客さんたちが現れ、椅子を詰めての十二席。
ほとんどのお客さんは二時間程度でお帰りなりますが、ラッコは長っ尻の四時間半。
『えっ、あの人、まだ食べてるぅ』なんて、後から来て先に帰るカップルの呆れた視線をものともせず、ひたすらモグモグ、グビグビッ。
だって帰してくんないんだもん、アハッ。
還暦を過ぎて胃が小さくなったせいか、三時間を経過した頃に『今日はもうお腹いっぱいでやんす』と白旗を揚げるラッコ。
『そいでは呑みましょう。写楽、持ってきてぇ~』と岩瀬氏。
ダメや、逃げられん・・・、アハッ
さてさてそれではいただいたものは以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお読みいただければ幸いです。
そしてご馳走様でした。
<いただいたもの、●:つまみ、○:握り>
●煮浅利
●煮蛸:佐島
●煮烏賊:印籠詰め
●ウニ飯:馬糞、ムラサキ
○春子鯛
●蜆汁
○小肌:天草
○墨烏賊:桜塩
●墨烏賊ゲソ:コノコ和え
●蛍烏賊:炙り、生七味
●鰊:磯辺巻き
○鰯:朧昆布
○生鳥貝
○鯵
●穴子:白焼き、玉葱醤油
●穴子:肝焼き
○車海老:黄身酢朧
●茶碗蒸し:アラ
○蝦蛄:石狩
●胡麻河豚白子:擦り流し
●胡麻河豚白子:漬け焼き
○喉黒:蒸し
○甘鯛:揚げ鱗
○ホウボウ:昆布醤油
●甘鯛:カブトの酒蒸し
○酢牡蠣:仙鳳趾
●太刀魚:塩焼き
●目光:柚庵焼き
○鮟肝干瓢:細巻き
○中トロ
●毛蟹と唐墨混ぜご飯
○漬け:黄身醤油
○穴子
●稲荷寿司
●お椀:お味噌汁
●お椀:甘鯛酒蒸しの残り汁
●出汁巻き玉子
●玉子:芝海老カステラ仕立て
●シャーベット
・キャラメル、塩、抹茶、アプリコット
●バターケーキ
<お酒>
・ハイボール
・あべ:純米、新潟
・伯楽星:純米吟醸、宮城
・ひと夏の恋:純米吟醸、宮城
・三千盛:本醸造、岐阜
・八海山:泡、新潟
・大那:特別純米、栃木
・しぜんしゅ:生酛純米、福島
・屋守:純米、東京
・写楽:純米吟醸、福島
・穏:純米吟醸、福島
・穏:純米大吟醸、福島
・日高見:純米、宮城
日本酒は六合
岩瀬氏の純真
土曜日の夜です。
西新宿です。
水曜日のランチ営業もスタートされた岩瀬さん。
聞けば、お弟子さんたちの活躍の場にするのだとか。次代の職人さんを育てる。
親方としての責任ですよね。
お客の立場で言えば、少しでも予約が取りやすくなれば、と祈ります。
六時に暖簾をくぐります。
ラッコの席を残し、すでに満席。
十時半ころまで長居をしてしまいましたが、その間、入れ代わり立ち代わりお客様がいらっしゃいます。
好きな親方のお店が繁盛するのは、なんとも言えず嬉しいことですよね。
さてさてそれでは今夜いただいたものは以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお読みいただければ幸いです。
そしてご馳走様でした。
<まとめ>
はしりの鳥貝、旬の帆立の卵巣胡麻油をいただき、大満足のラッコ。
九絵の下顎部位の酒蒸し、カマ横の炙りも堪能し、もうね、お腹いっぱい。だって鶏肉のような肉質なんだもん。でもデザートのアイスクリームは別腹。全種盛りをいただき、満面の笑み。
隣の素敵な女子ともワインをシェアし、いやぁ、呑んだ呑んだ、呑みまくった、アハッヾ(≧▽≦)ノ
<内容>
匠系なので、●ツマミと〇握りが交互に供されます。
●ノレソレ
●煮蛸:佐島
●煮烏賊:印籠
●ムラサキウニ:二種(塩水、箱)
●蝦夷鮑:酒蒸し、肝ソースのせ
○春子鯛
○小肌:天草
●目光:柚庵焼き
○墨烏賊:桜塩
●墨烏賊ゲソの炙り:コノコ乗せ
●蛍烏賊:二皿、生七味
●鰊:磯辺巻き
○鳥貝:生、舞鶴
○鰯:銚子
●帆立:磯辺巻き
●帆立:紐の炙り
●帆立:卵巣、胡麻油
●北寄貝:炙り、身、紐、小柱、長万部
●穴子:白焼き
●穴子:肝焼き
●茶碗蒸し:九絵、長崎
○車海老:黄身酢朧
●真鱈白子:擦り流し
●胡麻河豚白子:炙り、石川
○喉黒:蒸し寿司、石川
○甘鯛
●九絵:酒蒸し
○サーモン
●九絵:炙り
●箸休め:沢庵
○中トロ:三﨑、釣り
○穴子
●玉子焼き
●お味噌汁
●九絵:酒蒸し椀
●お稲荷
●アイスクリーム:塩、抹茶、京煎茶、蜜柑
●鮟肝
●筍の里
<お酒>
・生ビール:ペールエール
・Cloudy Bay:Sauvignon Blanc, 2020
・穏:純米吟醸、濁り、郡山
・亀齢:純米吟醸、上田
・三千盛:本醸造、多治見
・鼎:純米吟醸、上田
・御湖鶴:純米吟醸、諏訪郡
・穏:純米吟醸、郡山
・屋守:純米、東村山
ワインは3/4本、日本酒は四合くらい
岩瀬氏の熱風
土曜日の夜です。
西新宿です。
今夜は今年最初の岩瀬さんにお伺いしました。
暮れなずむ夕方の五時に暖簾をくぐります。
ちょうどご家族三人連れがいらしたところ。ラッコを含め四名でのスタートでしたが、六時を過ぎる辺りから続々とお客様が現れ、あっという間に満席となりました。
さてさて、それでは今夜の内容は以下の通り。
金目鯛の兜の煮付けとクエのカマ蒸しの時間差攻撃に、さすがのラッコもお腹いっぱい。
ニュージーランドのソーヴィニヨンブランとハイボール、日本酒も三合弱ほどいただき、四時間半の宴も終了イソイソ、ノテノテ、小田急線の南口まで這うように歩きます。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので画像と一緒にお読みいただければ幸いです。
そしてご馳走様でした。
<いただいたもの:●がツマミ、〇が握り>
●のれそれ
●煮蛸:佐島
●煮イカ:印籠
●鮑:バターソテー
●めじ鮪:生、粒マスタード、佐渡
●めじ鮪:炙り、小玉おろし、佐渡
●ウニご飯:ムラサキ、塩水馬糞
●蜆:出汁汁
○春子鯛:黄身酢朧
○小肌
○墨烏賊:桜塩
●墨烏賊ゲソ:炙り、コノコ乗せ
●鰊:磯辺巻き
●蒸し牡蠣
●北寄貝:炙り、紐、柱、身
●九絵:茶碗蒸し、長崎
●鯖:炙り
○〆鯖
●穴子:白焼き、山葵おろし
●穴子:肝焼き
○車海老:黄身酢朧
●真鱈の白子:摺流し、魚素麺入り
●ゴマフグ白子:炙り
○喉黒:蒸し、石川
○細魚
●細魚:皮炙り
○甘鯛:素揚げ鱗乗せ
●口直し:糠漬け
●金目鯛:兜の煮付け
○鰤
○鰤:砂摺り
○皮剥:肝乗せ
●九絵:胸鰭焼き、沖縄の塩
●唐墨:自家製
●金目鯛:腹骨炙り
○背トロ
○牡丹海老
●毛蟹とウニ:混ぜご飯
○金目鯛:炙り
○穴子:対馬
○おはぎ
●玉子
●デザート:林檎、岩塩、ラムレーズン、抹茶
<お酒>
●ハイボール
●Sauvignon Blanc:Cloudy Bay, 2020, 720ml
●にいだ自然酒:郡山
●伯楽星:純米吟醸、石巻
●日高見:純米、大崎
●信州亀齢:純米、上田
●穏:純米吟醸、郡山
日本酒は三合弱くらい
岩瀬さん、今年もタップリと呑み食いさせていただき、有難うございました、の巻
土曜日の夕暮れです。
今年最後のすし岩瀬さん。
五時チョイと前にお伺いしました。
既に半分ほど埋まっており、中盤に差し掛かっているようです。後でご紹介いただきましたが、長野の有名ワイナリーの工場長さんたちのグループでした。
おひとり様なので、岩瀬氏の正面に椅子を引かれ、伯楽星で乾杯。
振り返ってみれば今年六回目の訪問なので、二ヶ月に一度は五時間コースの酒池魚林を堪能したことになります。
食の太い大酒飲みのラッコに、あれでもか、これでもか、と繰り出す怒涛の攻め手に、毎度毎度感謝する日々。
来年もまたよろしくお願いいたします。
それでは、いただいたものは以下の通り。
匠系なので、ツマミと握りが交互に出されます。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しましたので、画像とともにお楽しみいただければ幸いです。
そしてご馳走さまでした。
<まとめ>
昨夜の六合の日本酒が重くのしかかっていたので、今夜は四時間半で切り上げます。それでもワインのボトルを一本空けているので、胃と肝臓には負担をかけちゃいました。
今夜はなんと言っても大間の背トロ。全く筋がなく、剥がし、のような逸品。
甘鯛の兜の酒蒸しもウンマイ。
岩瀬氏の気っ風に心地良く漂います。
<お料理:●ツマミと、○握り>
●煮烏賊の印籠
●煮蛸:佐島
●ムラサキウニご飯:塩水と箱
●公魚:塩焼き、北海道
●真牡蠣:蒸し
○春子鯛:柚子香
●蜆汁
○小肌:天草
○墨烏賊:桜塩、酢橘
●墨烏賊の下足:炙り、コノコ乗せ
●鰊の磯辺巻き
○鰯
●北寄貝:付け焼き
●鯖:タタキ
●鯖の腹骨:炙り
○〆鯖:炊いた白板昆布
●穴子:白焼き、玉葱おろし
●穴子肝煮:炙り
○車海老:黄身酢朧
●鱈の白子:摺流し
●ゴマフグ白子の付け焼き:能登
○喉黒:蒸し、能登
●茶碗蒸し:九絵、五島列島
○甘鯛:鱗の上新粉揚げ
●甘鯛:兜の酒蒸し
●鰤:炙り、粒マスタード、余市
○鰤:ネギ塩乗せ
●太刀魚:柚庵焼き
●目光:柚庵焼き
●毛蟹と唐墨ご飯
●鮟肝:付け焼き
○背トロ:大間
○牡丹海老:炙り
○赤身:漬け、マスタード、卵黄醤油
○穴子:対馬
○干瓢巻き
●お稲荷
●イクラ:醤油漬け
●玉子:カステラ、白卵黄
●お味噌汁
●デザート:アイスクリームとシャーベット
・岩塩、抹茶、ダブルチョコ
・スパークリングワイン
<お酒>
●伯楽星:純米吟醸、宮城
●井筒屋:ピノブラン、長野
●岩5:富山
●沢の鶴 現外:樽詰め1995、瓶詰め2020、神戸
岩瀬氏の直球
土曜日の夕方です。
今日は二度泣いてしまった。
最初は電車の中で読んだ藤沢周平の”女人剣さざ波”。
ううっ、切なすぎる。珠玉の短編やねん。
鼻水を啜りながら維新號でセロリラーメンをいただき、そして"007 No Time to Die"の時間。
一年半も待ったんやもん。楽しみやわぁ!
でもまた、泣いてもうた。
うおあ~っ、ダニエ~ル!
アリエールじゃないっすよ。ダニエ~ル!
ネタばれになるのでこれ以上は書けません。
それにしても黒ドレスのボンドガールは可愛かった。
あの左上段蹴りを受けてみたかった、アハッ。
でもなぁ、なんだっけなぁ、このタヌキ顔?
おっ、そうや。”Blade Runner 2049"のAI女医じゃなくて、ジョイ!
アナ・デ・アルマス!
チェキッラー! (Check it up!)
前置きが長くなりました。
007のラストカット(James Bond will return.)に一縷の望みを抱きながら、西新宿に移動。
五時十五分に暖簾をくぐります。
今日も三時からお店を開けていらしたようですね。
すでにラッコのひと席を残し、十席ほどが埋まっております。進み具合から見て中盤から後半かな?
変わらずの人気に唖然とするラッコ。
生ビールの琥珀で唇を湿らせ、さてさてそれではこれから五時間コースのスタートです。
後からいらして先に席をたつお客さんを横目で見ながら、なにやってんだろうなぁ、このラッコ。
恥ずかしい、恥ずかしすぎる。
でも帰してくれないんやもん。
ああっ、呑んだ、食った。
そしてご馳走様でした。
<いただいたもの>
匠系なので、〇ツマミと●握りが交互に供されます。
詳細なコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお読みいただければ幸いです。
〇煮蛸:佐島
〇槍烏賊:印籠
〇鰹:生と炙り、気仙沼
〇蒸し鮑:肝ソース、追いシャリ
〇蒸し牡蠣:能登
〇ウニご飯:函館キタムラサキ、塩水馬糞
〇蜆汁
●春子鯛
●小肌
●墨烏賊:桜塩
〇墨烏賊ゲソ:炙りコノコ乗せ
〇鰊磯辺巻き
●鰯:朧昆布乗せ
〇北寄貝:炙り
●鯵:舞鶴
●秋刀魚
〇穴子:白焼き
〇穴子:肝焼き
●車海老:黄身酢朧
〇真鱈白子:摺流し
〇ゴマフグ白子:付け焼き
●喉黒:蒸し寿司、能登
●甘鯛:鱗上新粉素揚げ
●イサキ:昆布醤油
〇甘鯛の兜とクエのカマの酒蒸し
〇箸休め:胡瓜、茄子、蕪
●新イクラ:後からキタムラサキ乗せ
〇太刀魚:柚庵焼き
〇鮟肝:炙り
●酢牡蠣:仙鳳趾
●中トロ:塩竈、巻網
●中トロ:大間、一本釣り
●牡丹海老:卵黄海老味噌
〇毛蟹とウニと唐墨の混ぜご飯
●漬け:和芥子
●穴子:対馬
●干瓢巻き
〇ゲソの炙り
●稲荷寿司
〇お味噌汁
〇玉子:二種
〇アイスクリーム:全種盛り
<お酒>
・生ビール
・大那:純米、栃木
・伯楽星:純米吟醸、宮城
・三千盛:本醸造、多治見
・夜明け前:純米吟醸、ひやおろし、長野
・屋守:純米、東村山
・亀齢:純米吟醸、長野
・日高見:純米、宮城
・穏:純米吟醸、福島
日本酒は多めに注いであるので、恐らく五合くらい
岩瀬氏の気風
木曜日の夜です。
都内感染者の千人超えにビビるラッコは、日月火水と四日間連続で宅メシ、宅ノミの夜を過ごします。
だって、ヤンバイっしょ。
ワクチンは一回しか打てていないし、それに今夜は外せないお鮨メシだし、感染リスクをミニマイズするにはここが我慢のしどころ。
お鮨メシだって、別にスライドしても構わないんだけど・・・
『そいじゃ、八月でどっか空いて無いっすか?』
『アッ、オッ、オッ、シ・・・』
『えっ、オシッコっすか』
『違〜う!、新子っす』
『あっ、そうか。そいじゃ、7月の下旬で・・・』
前回の帰りがけに親方と交わしたやり取りを思い出します。
恐らく舞阪の新子を仕込んで待っているんだろうな、なんて考えると、義理堅い、いや単に新子に目の眩んだラッコは、三密に注意しながら六時に入店。
おおっ、満席や。
三時から開店されていたようですが、すでに大半が二巡目のお客さん。贔屓のお店が繁盛しているのは、なんだか嬉しいものですね。
正直、お鮨はどちらの店も美味しいのですが、ラッコにとっての決め手は、やはり親方の気風。
ナマモノを扱っているんですもの、活きと粋が良くないと。
“食っていきねぇ、呑んでいきねぇ”なんてね。
今夜もひたすら心地良い四時間を過ごし、南口に歩くラッコ。さあってと、明日はいよいよオリンピックの開会式ですね。
一年延期してここまで待ったんだもん、明日は宅呑みでまったりポン。
そしてご馳走様でした。
いただいたものは以下の通りです。
匠系なので、ツマミ●と握り○が交互に提供されます。
詳細なコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお読みいただければ幸いです。
<いただいたもの>
●煮蛸:佐島
●煮イカ:印籠
●鰹:生と炙り
●蒸し鮑:能登
○ウニご飯:塩水ムラサキと箱ムラサキ
○春子鯛:振り柚子
●蜆汁
○小肌:天草
○新子:天草×二個
○白イカ:桜塩
●白イカの下足:炙り、コノコ乗せ
●稚鮎:成田、燻製醤油
○鰯
○石垣貝
●北寄貝:炙り
●平貝:磯辺
○鯵
●穴子:白焼き
●穴子:肝焼き
○車海老:黄身酢おぼろ
●蒸し真牡蠣:能登
●真蛸の白子:摺流し
○ゴマフグの白子:炙り
○喉黒:蒸し、能登半島
○白甘鯛
●甘鯛カブト酒蒸し
●鮟肝:炙り
●水茄子
○えぼ鯛:木の芽味噌
○新子:天草、三個目
●太刀魚:炙り
●蛸佐島の頭
○酢牡蠣:仙鳳祉
○中トロ
○ボタンエビ
○毛蟹とウニご飯:唐墨乗せ
○赤身
○穴子
○干瓢巻き
○穴子のお稲荷
●鉄火巻き:甘鯛出汁茶漬け
●玉子:二種
●お味噌汁
●アイスクリーム:四種盛り
・岩塩、抹茶、ブルーベリー、シークァサー
岩瀬氏の有東木
土曜日の夕方です。
西新宿です。
甲州街道を右折して五時前に到着。
暖簾をくぐるとすでに男子の二人組が和やかに愉しまれておりました。後半に差し掛かっているようなので、まさかの四時スタートかな。
空いているカウンターにはすべて予約札が立てられており、このようなコロナ禍でも変わらぬ人気を誇ります。
今夜も小樽の蝦蛄や名残りの知多の鳥貝をいただき、オープンラストの四時間超。別に粘っているわけではないのですが、何でもパクパクモグモグ平らげるラッコに、”これでもか、まだ満腹になんねぇのか”といった感じで、すべての引き出しからあらゆるネタを出し尽くしていただきます。
『xxxさんはいつも笑顔で美味しく食べていただけますよね』と岩瀬氏。
『アハッ、食べることは楽しいですよ』とラッコ。
『てめぇ、この野郎、なんて言ったこと、ないんじゃないっすか?』と岩瀬氏。
『ないです。一度も無いっす、アハッ』とラッコ
ふうーっ、心地良い時間に思わず頬がゆるみます。
『岩瀬さんの山葵、いつも粘り気があってウンマイっすよね』とラッコ。
『へえっ、有東木産を使ってますから。休みの日にね大型で買いに行くんですよ』と、スロットルを回すしぐさの岩瀬氏。
『有東木って静岡でしたっけ?』
『どっか近くに良さそなお店、ご存じないですか?』と、実は食いしん坊の岩瀬氏。
『焼津ですけど、温石さんって懐石のお店がありますよ。お昼もやってるんじゃないかな』と食べログの金目鯛の炙り写真をお見せします。
『おっ、美味そうっすね。バイクだとすぐだから行ってみっか』と背中を向けてメモを取る岩瀬氏。
杉山さん、びっくりするかな。大型バイクが何台もやってくると、アハッヾ(≧▽≦)ノ
さてさてそれではいただいたものは以下の通り。
コメントは写真欄に記載しましたので、画像と一緒にお読みいただければ幸いです。
次回は舞阪のシンコを求めて来月末かな。
そしてご馳走様でした。
<いただいたもの>
ツマミは●、握りは〇です。
匠系なので交互に提供されます。
●煮烏賊の印籠
●煮蛸
●鰹:生と炙り
●鮑:バター焼き
●ウニご飯:ムラサキ+塩水馬糞
〇春子鯛
●蜆汁
〇小肌
〇墨烏賊
●ゲソの炙り:コノコ乗せ
●稚鮎:炙り
●鰯
●鳥貝
●北寄貝の炙り:紐、柱、身
●口直し:白瓜、胡瓜、蕪の糠漬け
〇鯵:境港
●穴子:白焼き
●穴子:肝煮
〇車海老:黄身酢朧
〇蝦蛄
●ゴマフグ白子摺流し
●真鯛白子:炙り
〇喉黒:蒸し
〇甘鯛
●鮟肝:炙り
●口直し:水茄子
〇ホッケ
〇エボ鯛:木の芽味噌、昆布〆
●太刀魚:柚庵焼き
〇酢牡蠣
〇中トロ
〇牡丹海老
●毛蟹ごはん:唐墨
●口直し:奈良漬
〇漬け
〇穴子
〇干瓢巻き
〇おはぎ:細巻き
●玉子:カステラ、出汁巻
●お味噌汁
●デザート:四種
岩瀬氏の厚情
土曜日の夜です。
今夜はフォローワー女子のリクエストに応じ、二人でしっぽりと岩瀬さんにお伺いします。
五時にお店の前で待ち合わせ。
最初のお客です。
ほどなくご予約の方達がお見えになり、今夜も満席の模様。近く貸し切り会も入り、相変わらずの人気が伺えます。
先ずは安曇野のシャルドネのボトルで乾杯。
ウンマイ!
日本のワインも侮れません。
健康で美味しい料理をいただける幸せを噛み締めます。
今夜も大食いで大酒呑みのラッコに合わせたスペシャルメニュー。
同じ量をいただける女子は”もえあず”さんぐらいの筈なので、ここは岩瀬氏の腕の見せ所。事前の入念な準備も含め、女子の進み具合を配慮しながら柔軟に対応する技量と度量に思わず舌を巻くラッコ。
気がつけば四時間半が経過。
最初に座り、最後に帰る長っ尻。
いつも有難うございます。
そしてご馳走様でした。
いただいたものは以下の通りです。
匠系なので、●つまみと〇握りを交互に提供。コメントは写真欄に記載しましたので、画像と一緒にお読みいただければ幸いです。
<いただいたもの>
●お通し:煮浅利
●煮蛸:佐島
●槍烏賊:印籠
●鰹:生とタタキ
●馬糞ウニ二種の混ぜご飯
●蒸し牡蠣:仙鳳祉
〇春子鯛
〇小肌
●蜆汁
●墨烏賊
●墨烏賊のゲソの炙り:このこ乗せ
●蛍烏賊:炙り
●鰊:細巻き
〇鰯
●帆立:磯辺
●帆立:卵巣、胡麻油
●北寄貝:炙り、身と柱と紐
●穴子:白焼き
●穴子:肝焼き
〇車海老:黄味酢朧漬け
●ゴマフグの白子:摺流し
●真鯛の白子:炙り
〇喉黒:蒸し
●鮟肝:函館の自由市場から
〇甘鯛
●甘鯛のカブトの酒蒸し
〇生ホッケ
●太刀魚:柚庵焼き
〇酢牡蠣:仙鳳祉
〇蛇腹:下田
〇牡丹海老:炙り、味噌乗せ
〇中トロ:下田
●毛蟹:混ぜご飯
〇漬け
〇煮蛤
〇金目鯛:炙り
〇カマ:下田
〇おはぎ:ネギトロタク
〇穴子
●稲荷
●お味噌椀
●アイスクリーム:四種
<お酒>
・シャルドネ:安曇野、1/2本
・伯楽星:純米吟醸、宮城
・三千盛:本醸造、岐阜
・夜明け前:純米吟醸、長野
・しぜんしゅ生酛めろん:無濾過生原酒、福島
・亀齢:長野
・穏:純米吟醸
・夜明け前(追加):純米吟醸、長野
・日高見:純米吟醸、長野
日本酒は合計四合
岩瀬氏の接遇力
土曜日の夜です。
西新宿です。
今夜は今年初めての岩瀬さん。およそ二か月ぶりの訪問となります。
六時ちょい前に暖簾をくぐります。先客は二人連れが二組のみ。
やはりコロナの影響なのかなぁ~、とカウンターを確認すると、いずれもご予約の木札が並んでいるので心配はご無用。ほどなくすべての座席も埋まります。
こちらの岩瀬さん。
別に一斉スタートでも、お決まり一本でもありません。
お客は好きな時間に来れば良いというスタイル。
『そりゃぁ一斉スタートは楽ですがね、お客さんがお店の都合に合わせるのもなんか変だし、あっしらもつまんないですよ。どうしても流れ作業になっちゃいますからね。一人一人のお客さんの食べ進み具合や表情を読み取ってね、シャリの大きさや塗る煮切りの量を替えたりして、それでやっとこさ、一人前なんですよ。
そんかわり、裏方は大変ですけどね、焼いたり煮たりがバラバラなので。でもあっしらはそうやって修行してきましから、それが当たり前なんです』と、一気呵成に呟きます。
お皿は汚れていないか?
グラスは空いていないか?
食べ進む具合はどんな感じか?
手元と左右前後にしきりに首を振りながら、裏の焼き場への的確な指示も難なくこなす岩瀬氏。まるでサッカーの司令塔みたいですね。
さてさて、いただいたものは以下の通りです。
もうね、魚とアルコールでお腹一杯。
四時間半の宴も終わり、新宿駅の南口にのんびりと歩きましょうかね。
いただいたものは以下の通りです。
匠系なので、●つまみと〇握りを交互に提供。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と合わせてお読みいただければより臨場感が伝わるものと思います。
そしてご馳走様でした。
<いただいたもの>
●煮浅利
●煮蛸
●槍烏賊:印籠
●メジマグロ:炙りと生
●馬糞ウニとムラサキウニの混ぜご飯
〇春子鯛
●蜆汁
〇小肌
〇墨烏賊:桜塩
●墨烏賊下足の炙り:このこ乗せ
●蛍烏賊の炙り:生七味
●鰊:磯辺巻き
〇鰯
〇青柳
●帆立:磯辺
●帆立:卵巣
●北寄貝:炙り
●真鯖:炙り
●真鯖の腹骨:炙り
〇〆鯖:朧昆布乗せ
●穴子:白焼き
●穴子:肝焼き
〇車海老:黄身酢朧
●鱈の白子:摺流し
●水蛸の白子:炙り
〇喉黒:蒸し寿司
〇甘鯛
●甘鯛兜:酒蒸し
●子メロン
●べったら漬け
〇サクラマス
●メジマグロ:カマ焼き
〇酢牡蠣
〇中トロ
●毛蟹と唐墨ご飯
〇赤身:辛子漬け
〇穴子
●干瓢巻き
●稲荷:穴子の煮汁
●おはぎ
●甘鯛かぶとの酒蒸しのお汁
●玉子:スフレ、出汁巻き
●お味噌汁
●デザート:シャーベット他全部盛り
<お酒>
●ハイボール
●にいだしぜんしゅ:生酛造り、福島
●Bunraku Reborn:純米吟醸、上尾
●三千盛:本醸造、多治見
●伯楽星:純米吟醸、大崎
●開運:無濾過純米、掛川
●大那:純米吟醸、大田原
●屋守:純米中取り、東村山
●日高見 弥助:純米吟醸、石巻
●穏:純米吟醸、郡山
日本酒は合計4.5合くらい
岩瀬氏の豪胆無比
土曜日の夜です。
西新宿です。
今日の映画”WW84”は長かった。
社会的なメッセージは余計だし、編集でもっとカットしても良いはず。
でもガル・ガドットに癒されたからオッケー、オッケー。
流石のミス・イスラエル。
もうね、世界のミューズ。
薬用石鹸じゃないっすよ。
ましてや脱毛サロン(muse)でもありません。
まさに女神!
さてさて本題。
気持ちよく日比谷から西新宿に移動し、六時ちょうどに暖簾をくぐります。
今日は四時から開けていらしたようで、ラッコのひと席を残し、すべてが埋まっておりました。インスタで有名なスペインとのハーフ美女もいらっしゃいます。
生ミューズやな、アハッ。
不謹慎さはラッコの持ち味ですが、それはともかく今夜も五時間の長丁場がスタート。いつにも増して豪胆無比な厚切り中トロに悶絶しながら、気が付けば十一時前。
アッ、アカン。
終電に間に合わない。
『上で泊っていけばいいじゃないですか?』なんて岩瀬氏にいじられながら、お会計を済ませて、ノテノテと駅に急ぎます。
ふう~っ、連夜の食べ過ぎ、飲みすぎ。
左肩に乗っかる亡き家内に怒られちゃいそう。
そしてご馳走様でした。
いただいたものは以下の通りです。
匠系なので、つまみ(●)と握り(〇)が交互に出されます。
詳細なコメントは写真欄に記載しました。その方が臨場感が伝わるかと思いますので。
<いただいたもの>
●槍烏賊の印籠
●煮蛸
●ハガツオ
●馬糞ウニとムラサキウニの混ぜご飯
●蜆汁
○春子鯛
○小肌
○墨烏賊
●墨烏賊の下足:このこ乗せ
●鰊の海苔巻き
○鰯
●北寄貝炙り:身、柱、紐
●鯖のタタキ
●鯖の腹骨の炙り
○〆鯖
●穴子の白焼き
●穴子の肝焼き
○車海老:黄身酢朧
●真鱈の白子の摺流し
●水蛸の白子の付焼き
●子メロン
○喉黒:蒸し
○甘鯛
●甘鯛の頭の酒蒸し
●沢庵
○皮剥
○マスノスケ
●マスノスケのイクラご飯
●太刀魚の柚庵焼き
●鮟肝
○真牡蠣:センボウシ、天然
●胡瓜の浅漬け
○中トロ
○ボタン海老の炙り
●搾菜
●毛蟹と馬糞ウニと唐墨
○赤身
●酢ごぼう
○穴子
○干瓢巻き
○稲荷寿司
○おはぎ
●甘鯛の酒蒸しのお汁
●お味噌椀
●アイスクリーム:四種
●塩モナカ
<お酒>
・ハイボール:角
・文楽:無濾過生原酒、埼玉
・伯楽星:純米吟醸、宮城
・三千盛:本醸造、岐阜
・仙禽:純米、長野
・大那:特別純米、栃木
・屋守:純米中取り無調整、東京
・亀齢:純米吟醸、長野
・姿:純米吟醸、栃木
・穏:純米吟醸、福島
・穏:純米大吟醸、福島
・日高見:純米吟醸、宮城
・亀齢:純米吟醸、長野、二杯目
各半合づつなので、計六合
岩瀬氏の破壊力
土曜日の夜です。
今夜は西新宿の岩瀬さん。
およそ二か月ぶりの訪問となります。
さてさてどんな秋の魚で攻めてくるのか楽しみですね。
いただいたものは以下の通りです。
もうね、お腹いっぱい。
魚と酒にまみれた四時間のばんげ。
岩瀬さんとなんだか気が合うんですよね。次回の予約を済ませ、ほろ酔い気分でお腹を突き出しながら新宿駅に向かいます。
つまみは●、握りは〇。
詳細なコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と合わせてご覧いただければ幸いです。
そしてご馳走様でした。
●出汁巻き:
撮影漏れ。巨体のお弟子さんが初めて焼かれたとのこと。エールを込めて最初にいただきます
●煮イカの印籠
●煮蛸
●カジキ
●ウニご飯
〇春子鯛
●蜆汁
〇小肌
〇墨烏賊
●墨烏賊下足:生クチコ乗せ
●本柳葉魚
●鮟肝焼き
●鰯:細巻き
〇鯵
〇青柳
●帆立:磯辺
●北寄貝:炙り
●鯖:炙り
●鯖の腹骨:炙り
〇しめ鯖
〇秋刀魚
●穴子:白焼き
〇車海老
●ゴマフグの白子の摺流し
●ゴマフグの白子の醤油付け焼き
〇喉黒
〇甘鯛
●子メロン
●クエ:カマの酒蒸し
●イクラご飯
●太刀魚:柚庵焼き
〇牡蠣
〇背トロ
●背トロ:炙り
●搾菜
●毛蟹と馬糞ウニの混ぜご飯:撮影漏れ
〇赤身
〇穴子
〇寛平巻き
〇稲荷寿司
●お味噌汁
●クエの酒蒸しのおツユ
●玉子焼き
●アイスクリーム:塩、抹茶、ライチ
<お酒>
・ハイボール
・文楽:純米吟醸、上尾
・伯楽星:純米吟醸、大崎
・三千盛:本醸造、多治見
・いづみ橋:純米、海老名
・豊賀:純米吟醸、長野
・栄光富士:純米大吟醸、鶴岡
・仙禽:特別純米、伊那
・屋守:純米、東村山
・穏:純米吟醸、郡山
・穏:純米大吟醸、郡山
日本酒は計五合
岩瀬氏の勢い
土曜日の夜です。
今夜は新宿の岩瀬さん。
六時ちょうどにお伺いします。
おっ、珍しい。
静かです。
いつもなら全ての席が埋まって、賑やかな声がそこかしこから聞こえてくる筈なのですが、お一人様と仕事仲間の三人連れの方達しかいらっしゃいません。
『いやあっ、今日は三時から営業したので、ちょっと一休み、といったところですかねぇ』
お客が来たい、と言えば、決して断ることのない岩瀬氏。開店時間にも融通を効かせます。
『皆さんご都合がお有りでしょうから、いらっしゃりたい時間に来ていただければ、それで良いんですよ』
あくまでもお客優先。
師匠の中澤親方の教えを守ります。
氏にかかれば、一斉スタートの回転制なんて、それは寿司屋じゃござんせん、と言ったところでしょうか。
六時半を過ぎた頃から続々と予約客が訪れ、いつもの賑やかさに戻ります。
そして四時間半が経過。
可愛いアルバイト女子に見送られながら、千鳥足で新宿駅に向かいます。
そしてご馳走さまでした。
いただいたものは以下の通りです。
匠系なので、握りとツマミが交互に提供されます。
それぞれのコメントは写真に記載しましたので、ご一緒にどうぞ。
●:ツマミ
○:握り
<お皿>
●墨烏賊
●蛸
●鰹
●鮑
●塩水馬糞と箱ムラサキのウニご飯
○春子鯛
●蜆汁
○小肌
○新イカ
●新イカのゲソとコノコ
●本シシャモ
●鰯の海苔巻き
○鰯
●北寄貝
○鯵
●穴子
●穴子肝焼き
○車海老
●ゴマフグの白子の摺流し
●ゴマフグの白子の炙り
●喉黒
○甘鯛
●鮟肝
●甘鯛:カブトの酒蒸し
●小メロン
○エボ鯛
●トキシラズ:新イクラとハラミ
●太刀魚:柚庵焼き
●搾菜
●酢牡蠣
○大トロ
○ボタン海老
●毛蟹と唐墨の混ぜご飯
●酢ゴボウ
○漬け
○穴子
○海苔巻き
●穴子のお稲荷
○おはぎ
○赤ウニ
○蛤
●お味噌汁
<お酒>
●生ビール:琥珀
●ひと夏の恋:純米吟醸、大崎
●日高見:純米、石巻
●三千盛:本醸、多治見
●麒麟山:紅葉、熟成純米大吟醸、新潟県
●いづみ橋:海老名
●仙禽:栃木県
●信州亀齢:純米吟醸、上田
●屋守:純米、東村山
●穏:純米吟醸、郡山
日本酒は合計六合弱程度
岩瀬氏の恩情
土曜日の夜です。
今夜は西新宿の岩瀬さん。
コロナ影響で一度スキップしましたので、およそ三か月ぶりの訪問。
予約時間の六時にお伺いしました。
既にラッコのひと席を残して他の九席はすべて着席中。コロナ後も変わらぬ人気のほどにホッとします。
スノーマンのような巨体をかがむようにして『ひっさしぶりっ~す。もういらっしゃらないのかと思っていましたよ』なんて、含み笑いの岩瀬氏。
こんなときは怖い。
何かを仕込んでいるに違いない。
『ゆっくり進めましょうね。時間はたっぷりありますから』と岩瀬氏。
アイヤッ、今夜も五時間の長丁場。覚悟を決めます。
おっ、今まで外を担当していた若い男子がカウンタに入っています。渡辺さんの指定席でしたが、その渡辺さんはと言えば厨房で小皿のつまみを担当されていました。
訊けば台湾の和食屋さんにヘッドハンティングされたとかで、急遽、海を渡ることになったようです。
『いいなぁ、インリンに会えますね』とラッコ。
『W字開脚でしたっけ?』と隣の可愛い女子。
『M字っすよ』と呟く岩瀬氏。
『ビビアン・スーの方が...』とはに噛む渡辺氏。
軽い冗談で場が和みます。
ナベさん、と慕われている渡辺さんですが、今は逗子で『すし 波良』の親方の小池氏の後を引き継ぎ、岩瀬氏の片腕としてお店を支えてこられて三~四年目。
今の外食産業には厳しいタイミングでのキャリアアップは、親方の厳しい指導を静かに受け入れ、確かな実力を磨き込まれてきた成果だと推察いたします。
さて、いただいたものは以下の通りです。
とりわけ、クエのカマの酒蒸し、喉黒の蒸し寿司、噴火湾の大トロのカマ筋の炙り、匠系伝承のおはぎなどに舌鼓を打ち、ワインをボトル一本、日本酒を約三合、聞こし召した五時間。
デザートのアイスクリームを全種類いただき、終電を目指して新宿駅に急ぎます。
そしてご馳走様でした。
追加の余談:
今日から舞阪産の新子の入荷がスタート。
ハシリなのでキロ13万円だったそうです。値段が落ち着いてからの提供とのことでした。
<いただいたもの:基本コース+ラッコ仕様です>
●はつまみ、〇は握りを意味します。
山葵は静岡の有東木産です。
詳細なコメントは写真とともにどうぞ。
●煮浅利
●槍烏賊の印籠
●煮蛸
●鮑:肝ソース
●ウニの混ぜご飯:馬糞とムラサキ
○春子鯛:黄身酢朧
●蜆汁
○小肌
○白イカ
●白イカ下足とエンペラの炙り:この子乗せ
●稚鮎:塩焼き
●鰯:海苔巻き
○鰯
●北寄貝の炙り:身、紐、柱
○鯵
●穴子:白焼き
○車海老:黄味酢朧
●河豚の白子の摺流し
●河豚の白子の付け焼き
○喉黒:蒸し寿司
○甘鯛
●九絵のカマ:酒蒸し
○時鮭
○エボ鯛
●太刀魚:柚庵焼き
○酢牡蠣
○大トロ:剥がし
○大トロ:カマスジ、炙り
●毛蟹とムラサキウニの混ぜご飯
○牡丹海老:炙り
○赤身:辛子黄身醤油漬け
●鮟肝:細巻き
○穴子
○鮪:カマスジ細巻き
○干瓢巻き
●鮪:スジの炙り
○煮蛤:桑名産
○おはぎ
●玉子:二種
●お味噌汁
●九絵酒蒸し残り汁
●アイス最中:四種
<お酒>
・ハイボール
・シャルドネ:安曇野
・姿:純米吟醸、栃木
・新政:No6、R type、秋田
・屋守:純米、東京
・穏:純米吟醸、福島
・穏:純米大吟醸、福島
ワインはフルボトル、日本酒は計約三合
岩瀬氏の疾風怒濤
祝日の夜です。
南新宿です。
二か月ぶりの岩瀬さんにお伺いします。
六時に暖簾をくぐったところ、小デブの一席を残してすべて満席。なかには既にデザートを口に運ぶ方もいらっしゃいます。
訊けば三時半から営業されたとのこと。
並のお店であれば『あいにく満席です...』と応えるところ、岩瀬氏にその選択肢はありません。
『ちょっと早めですが...』とことわり、たとえ一席でも二席でも開店時間を前倒しされるようです。
お客様が主体、との信念にブレは有りません。
お好みでお願いするご常連もいらっしゃれば、来店時間の自由度も高く、小デブのように激しく呑み食いする輩には、これでもかっ!と言わんばかりの怒涛の攻め。
お客様にご満足いただく、という中澤氏の教えが背骨となり、コロナなどどこ吹く風の繁盛ぶり。
これは人が集まりますね。
そしてご馳走様でした。
気がつけば今夜も五時間。終電を捕まえにほろ酔い加減の速足で駅に急ぎます。
いただいたものは以下の通り。
匠系なので、つまみ(●)と握り(〇)が交互に提供されます。
<つまみ>
●のれそれ
●煮浅利
●煮蛸:佐島
●煮烏賊の印籠
●バフンウニの混ぜご飯
○春子鯛
●蜆汁
○小肌:天草
○墨烏賊:桜塩
●墨烏賊のゲソの炙り:このこ乗せ
●生蛍烏賊の炙り:生七味
○鰯
●鰊:磯辺巻き
●帆立:磯辺巻き
●帆立卵巣:ごま油
○生鳥貝:知多
●北寄貝:炙り
●鯖:炙り
●鯖の中骨の炙り
●酢牛蒡
○しめ鯖
●穴子の白焼き
●穴子の肝焼き
○車海老:黄味酢朧漬け
●河豚の白子の摺流し
●真鯛の白子の炙り
●喉黒の蒸し寿司:石川直送
○甘鯛
●九絵のカマの酒蒸し
○生ホッケ:昆布醤油乗せ、函館自由市場直送
○桜鱒
○皮剥:肝乗せ
●太刀魚:幽庵焼き
●子メロンの酢漬け
●皮剥の肝の細巻:奈良漬け乗せ
○酢牡蠣:岩手
○赤身:下田
●毛蟹とウニと唐墨ご飯
○ボタン海老
○漬け
○穴子:対馬
○干瓢巻き
○おはぎ
○煮蛤
●玉子焼き
●お味噌汁
●アイスクリーム:抹茶、塩、桜、あまおう
●あまおう最中
<お酒>
・生ビール:小サイズ
・浦霞:原酒、塩釜
・日高見:純米大吟醸、石巻
・伯楽星:純米吟醸、大崎
・坂戸山:清酒、魚沼
・いづみ橋 恵:ロック、海老名
・亀齢:純米吟醸、上田
・日高見:純米、石巻
・姿:純米吟醸、栃木
・磐城寿:ゴールデンスランバー、純米吟醸、長井
・穏:純米吟醸、郡山
・赤ワイン:余市
日本酒は計五合
岩瀬氏の才気煥発
土曜日の夜です。
西新宿です。
今夜は岩瀬さんに新年のご挨拶。
六時前にいそいそとお伺いします。
昨夜もお鮨をいただきましたが、此方は鮨屋とは思えない居酒屋とも見まごうばかりのツマミの数々。おかげで毎回五時間の長時間攻め。
てぐすね引いて待ち構えるスノーマンの姿が容易に想像できます。
いただいたものは以下の通り。
〆には流れでまかないのポークカレーまで実食。
これがまた、ウンマイ。
今年一年、人一倍飲んで食べる小デブですが、よろしくお願いいたします。
お皿のコメントは写真とともにどうぞ。
匠系なので●つまみと〇握りが入り乱れて供されます。
特に舌にあったものは★印をつけております。
そしてご馳走様でした。
<つまみと握り>
●のれそれポン酢
●煮蛸
●★煮烏賊の印籠
●ムラサキウニと馬糞ウニの混ぜご飯
●★塩水馬糞ウニ
〇春子鯛
●蜆汁
〇小肌
●ウニの混ぜご飯のおこげ
〇墨烏賊
●墨烏賊のゲソの炙りとこのこ
●公魚
●鰊の海苔巻き
〇鰯
●北寄貝の炙り:身、柱、紐
●★鯖のタタキ
●★鯖の腹骨の炙り
〇☆しめ鯖
●穴子の白焼き
●穴子の肝の炙り
〇☆車海老の黄味酢朧
●鱈の白子の摺流し
●★水蛸の白子の炙り
●コケシ大根
●★喉黒の蒸し寿司
〇☆甘鯛
●★九絵の酒蒸し
〇☆皮剥
●太刀魚の幽庵焼き
●鮟肝:細巻き
●酢ゴボウ
〇☆中トロ
●毛蟹と唐墨の混ぜご飯
●子メロン
〇赤身
●搾菜
〇ボタン海老
〇☆穴子
●山葵のツマミ
〇☆おはぎ
●赤身:背ナカ
●シャーベット:二種
●アイス最中:三種
●背ナカの赤身:柵取り中を味見
●まかないのポークカレー
<お酒>
・琥珀生ビール
・姿:純米吟醸無濾過生原酒、栃木
・伯楽星:純米吟醸、大崎市
・坂戸山:八海山酒造、南魚沼市
・いづみ橋 恵 海老名耕地:純米、海老名
・仙禽:雷鳥、純米、伊那市
・夜明け前:純米吟醸、上伊那郡
・信州亀齢:純米、上田市
・屋守:純米、東村山
・写楽:純米吟醸、会津若松
・穏:純米吟醸、郡山
日本酒は各半合として計五合
岩瀬氏の剛腕
日曜日の夜です。
西新宿です。
今夜は珍しく日曜日の夜に岩瀬さんを訪れます。
というのも先日、私が予約日を間違えてお伺いした際の温かい応対のお礼をしたく、翌朝の仕事のことはとりあえず棚に上げ、深酒を覚悟しつつ六時に暖簾をくぐります。
『明日は仕事なので九時頃には引き上げようかな、なんちゃって...』と出来もしないことを呟きますが、結果はいつもの土曜日の夜と一緒。
食べて呑み続けること五時間。お会計を十一時過ぎに済ませ、終電に乗り込もうと駅への道を急ぎます。
いただいたものは以下の通りです。
コメントは写真と共にどうぞ。
そしてご馳走様でした。
匠系なので、つまみ●と握り〇が交互に出てきます。
特に口に合ったものは★☆印をつけました。
●煮蛸:佐島
●★煮烏賊:印籠、黄柚子
●馬糞ウニ:塩水
●★馬糞ウニ:混ぜご飯
○☆春子鯛
●蜆汁
○小肌:天草
○墨烏賊:桜塩
●★墨烏賊の下足:炙り、生この子乗せ
●鰊:海苔巻き
○鰯:三陸
●北寄貝:炙り
●★真鯖:タタキ、三陸
●★真鯖:腹骨の炙り
○☆真鯖:〆、オボロ昆布
●酢牛蒡
●穴子:白焼き
●穴子肝焼き
○車海老:黄味酢朧
●真鱈の白子:摺り流し
●★水蛸の白子:炙り
○☆喉黒:蒸し寿司
○☆甘鯛:昆布醤油と揚げ鱗
●★九絵:酒蒸し
○皮剥:肝乗せ
●皮剥の肝の細巻:西瓜の奈良漬け
○☆鱒の介:皮焼きトッピング
●★新イクラ:三陸
●搾菜
●太刀魚:柚庵焼き
○酢牡蠣
○☆中トロ:大間の延縄
●香箱蟹:唐墨おろし添え
○牡丹海老:炙り、味噌乗せ
○赤身:大間、辛子漬け
○☆穴子:お腹
〇☆穴子:尻尾
〇干瓢巻き
●玉子:カステラとスフレ
●クエの酒蒸しの残りのお出汁
●シャーベット:四種盛り
<お酒>
・生ビール:琥珀の小グラス
・Champagne:Louis Roederer、half bottle
・大那:特別純米、大田原
・伯楽星:純米吟醸、大崎
・いづみ橋 恵:純米、海老名
・仙禽 雷鳥:純米、さくら
・風の森:純米吟醸、奈良
・夜明け前:純米吟醸、長野
・亀齢:純米、上田
・屋守:純米、東村山
・穏:純米吟醸、郡山
各半合として4.5合
岩瀬氏の不測事態対応
土曜日の夜です。
急な冷え込みで硬くなった身体をマッサージで揉みほぐし、六時前に岩瀬さんに到着。
親方と目が合います。
『アッ、アレッ、アレエ~ッ、今日でしたっけ?』と眼を見開く親方。
『もっ、もしかして、来週? 前回、深酒しちゃったからなぁ、まっ、いつもですけどね』と苦笑いのラッコ。
『ちょっとちょっと、台帳、持って来て』と焦る親方。
『ああ~っ、来週になってますね...』と困惑顔。
『あいやぁ~、多分、私が23日か30日のどちらか、とお願いしたので、そこで行き違っちゃったのかなぁ。そいじゃ来週、出直しますね』とラッコ。
『ちょっとちょっと待ってください。七時までなら大丈夫なんで、折角いらしたんだから一杯、やってください。お~い。おしぼり。xxxさんにおつまみ準備してぇ』と色白のスノーマン。
『いやぁ、遠いところからいらしたんだから、これからお店を探すのも大変でしょうし、”誠”のところに空きがないか電話してみますから...』と機転の利く艶福顔。
しばし奥にこもり、いくつかお電話されております。
『誠んところは空いてませんでしたが、”ばんど”ってご存知ですか?』と親方。
『たしか御苑ですよね。達広さんの分店でしたっけ?』とラッコ。
『はい。そちらなら九時まで大丈夫なので、いかがですか?タクシーも呼びますので』と親方。
断るのは野暮というもの。
『はい。お願いします』とラッコ。
匠系のネットワークは太い。
もしもの際のバックアップ体制も万全。
親方の機敏さと優しさに触れ、これは通うしかないなぁ、と心で頷くラッコでした。
続きは”ばんど”のレビューをご一読ください。
いただいたものは以下の通りです。
六時半までの三十分間、愉しませていただきました。
<つまみ>
●真蛸の煮物
●槍イカの印籠
●烏賊ゲソのコノコ乗せ
●鰊:海苔巻き
●鰤:ハラスの付け焼き
●穴子:白焼き
●穴子:肝焼き
<握り>
●穴子
<お酒>
●琥珀ビール
●望:生酛純米、栃木
岩瀬氏との十六夜
今夜は十六夜。
日本橋で『劇場版 おっさんずラブ』を観た後、なぜかニヤニヤしながら新宿まで移動します。シリアスな映画も好きですが、たまにはお腹の底から笑うことも必要ですよね。
予約時間の六時にお店に到着。岩瀬さんの正面に座ります。
『お久しぶりですねぇ~』とおどける親方。
『二か月ぶりじゃないですかぁ~、それにお店も一週間、お休みされていたし...、どこかに行かれたんですか? まさか中澤親方のハワイまでぇ?』と軽くジャブを放つラッコ。
『そうなんですよ。本山葵を手土産にしたんですが税関で止められ、どうも税金を払えと言ってるようなんですが、「円しか持ってないよぉ~?」とジェスチャーで示すと、笑いながら通してくれました』と恥ずかしそうな親方。
『あはっ、それにしても日焼けしてないっすねぇ?』とラッコ。
『鮨屋が日焼けしていたら怖いっしょ』とスノーマンのような体型でつぶやく色白の親方。
こんな何でもない会話で今夜も五時間コースの幕開け。
右隣に元ミス日大の女子がいらしたせいもあり、久しぶりに酔いが進んでしまいました。頬っぺたをムギュっとつまんで横に引っ張ってしまい、御免なさい。不埒な所業とは言え、そのオーラの前についつい甘えてしまいました。酔っぱらいオヤジを優しく包んでいただき、爺やは幸せでございます。もういつ死んでも良いや、アハッ。
美女の隣でペースを乱したラッコは、ついつい飲み過ぎ、シャックリに襲われます。酢をいただき、なんとか押さえ込みますが、気がつけば十一時過ぎ。
やばい。口説くことも忘れ、駅に急ぎます。
終電には乗れましたが、二駅降り過ごし、タクシーで帰宅する羽目に。
でも、後悔は有りません。
美人女子の頬っぺたをつまめたし。
そしてご馳走様でした。
匠系なので、つまみ(●)と握り(◇)がほぼ交互に提供されます。
ひとつひとつのポーションは小さく、多くの種類を愉しんでいただこうとの親方の気持ちが伝わります。
<つまみと握り>
海苔を江戸前の千葉産から愛知産に変更され、より青混ぜの香りが際立つようになりました。
●槍烏賊の印籠
●白バイ貝の出汁煮:金沢産
●煮蛸:佐島産
●馬糞ウニ:塩水
●ウニご飯:北海道産
●甘鯛:お腹と背中
◇春子鯛
●蜆汁
◇小肌:天草産
●本シシャモ:鵡川産
◇墨烏賊:桜塩
●ゲソの炙り:生コノコ乗せ
●鰊:海苔巻き
●酢牛蒡
◇鰯:北海道産
●北寄貝の炙り:身肉、紐、柱身
◇鯵:浜田産、名残り
●鯖:炙り、舞鶴産
●鯖の中骨の炙り:舞鶴産
●子メロン
◇〆鯖
●蛸の頭
●穴子の白焼き
●穴子の肝焼き
◇車海老:黄身酢朧
●蛸の白子焼き
●蛸の白子のすり流し
◇喉黒:蒸し
◇マスノスケ
●甘鯛の兜:酒蒸し
●新イクラご飯
●太刀魚:幽庵焼き
◇酢牡蠣
◇中トロ
◇ボタン海老:炙り
●毛蟹とウニの混ぜご飯
◇赤身
◇穴子
◇干瓢巻き
●甘鯛の酒蒸しのお汁の温め直し
●お味噌汁
●玉子:芝海老
●シャーベット
●最中:三種
<お酒>
・ケルナー:白ワイン、余市、720ml
・ツヴァイゲルト:赤ワイン、余市、グラス二杯
・風の森:愛山、純米真中採り、奈良
・三千盛:本醸、多治見
・夜明け前:純米吟醸、ひやおろし、長野
日本酒は合計二合弱
岩瀬氏のパッション
土曜日の夜です。
西新宿です。
野方の中華料理屋さんでお昼をいただきます。
チャーシュウ麺のスープまですべて飲み干したので、お腹がタップンタップン状態。
幸い空は何とか持ちこたえそうなので、そのまま環七をくだり、中野、大久保経由で西新宿までテクテクと歩きます。
そういえば学生の頃、歌舞伎町で呑んでは終電を逃し、真夜中の同じ道を中野の下宿まで良く歩いたなぁ、なんて、少々乙女チックな感慨にひたります。
休憩をはさんで六時前に岩瀬さんに到着。
既にご常連と思しき二組四名の方が着席されておりました。
ラッコは岩瀬氏の正面に座り『ご無沙汰しておりました』とご挨拶。
御無沙汰と言っても五月中旬にお伺いしたばかりなんですけどね。
『さあっ、今夜も五時間、いってみましょう!』と手ぐすねを引く岩瀬氏。
『梅雨でじめじめして嫌っすねぇ~。でも梅雨と言えば...』と真ん丸な瞳でラッコに問いかけます。
『ええっ、え~っと、江戸前の入梅穴子がいただけたりして...』と応えるラッコ。
『ふふっ、それだけっすかぁ~?』とスノーマン。
『あいやぁ、鯵も良いかも...。もしかして新子も有り?』
『そいで...』
固まる沈黙ラッコ。
『梅雨鰯があるじゃございませんか!』と胸を張る親方。
ああっ、今夜も食べさせられる、呑まされる。
でも良いや。明日は休みだし、どうせシトシト雨なので家でゴロゴロしてるだけだろうし、アハっ。
呑んで食べて滞りなく五時間の予定をこなし、終電を逃すまいと新宿駅に急ぐラッコ。
そしてご馳走様でした。
いただいたものは以下の通りです。
◆がつまみ他、◇が握りです。特に口に合ったものは★をつけました。
お皿のコメントは写真と共にどうぞ。その方がより伝わりやすいと思いますので。
◆煮蛸
◆槍烏賊:印籠
★◆白バイ貝
★◆蒸し鮑のソテー
◆塩水ウニ
★◆ムラサキウニの混ぜご飯
◇赤ウニ
★◆ウニの混ぜご飯の炙り煎餅
◆甘鯛のお腹と背中
◇春子鯛
◆蜆汁
★◇ホッケ
◆稚鮎
◇小肌
◇新子
◇墨烏賊
◆墨烏賊の下足炙りと生クチコ
◆鰊の磯辺巻き
◆小メロン
◇梅雨鰯
◇青柳
◆北寄貝の炙り:柱、紐、身
◆酢牛蒡
◇鯵
◆穴子:白焼き
◆穴子:肝焼き
◇車海老
◆ごま河豚の白子のスリ流し
★◆水蛸の白子の炙り
★◇えぼ鯛:昆布〆
★◆グジの兜の酒蒸し
◇マスノスケ
★◆太刀魚:幽庵焼き
◆搾菜
◆鮟肝:細巻き
◇蒸し牡蠣
◇中トロ
◆水茄子
★◇鎌トロ
◇ボタン海老
◆毛蟹:シャリ和え
◇赤身:漬け
◆沢庵
★◇煮穴子
★◇中落ち:細巻き
◇干瓢巻き
◆お味噌椀
◆グジの酒蒸しの残り汁:温め直し
◆卵焼き:出汁巻きとカステラ
◆アイス最中:三種
◆シャーベット:ライチ
<お酒>
●ハイボール
●ピノ・ブラン×一本:塩尻、井筒屋
●望:特別純米、栃木
●伯楽星:純米吟醸、宮城県
●仙禽:MUKU
●仙禽:カブトムシ
●屋守:純米
日本酒は合計三合弱くらい
岩瀬氏の至誠
土曜日の夜です。
西新宿です。
今夜はおよそ二か月ぶりの岩瀬さん。
あのスノーマンのような体躯から繰り出される変幻自在のお皿の数々。はやる気持ちを抑えつつ、新宿駅南口から地下道を急ぎます。
六時に入店。
既に七席が埋まっております。
岩瀬氏の正面に座ります。
『ご無沙汰しておりました』とラッコ
『ほんとっすね。三年ぶりぐらいじゃないですか』といきなりのボディブロー。間髪入れず、『岩澤君のところには行かれてるんですか?』と探りをいれてきます。
迂闊なことは話せません。
匠系の契りの強さと太さは半端ない。裏呑み会で話のネタにされてしまいます(笑)
『あっ、そう言えば岩澤さんつながりで”すが弥”さんにお伺いしました。岩瀬さんのこともご存じで、よろしくと仰っていましたよ』と話の流れを逸らすラッコ。
『おっ、元気にやってましたか。彼は私が独立するときに引っ張って来て、横でサポートしてくれていたんですよ。その後、代々木上原の●●と銀座で修業したのかな...』と温かい眼差しの岩瀬氏。
昔の仲間だったんですね。
”すが弥”で触れた岩瀬氏への畏敬。
なるほど、腑に落ちた。
気がつけば今夜もまたまた五時間の愉悦。終電に間に合うよう、駆け足気味に新宿駅へ急ぎます。
いただいたものは以下の通り。
匠系なので、つまみ●と握り〇が今後に出されます。
コメントは写真とともにどうぞ。
そしてご馳走様でした。
<つまみと握り他>
●煮烏賊の印籠
●煮蛸
●塩水ウニ:昆布出汁漬け
☆●馬糞ウニの混ぜご飯
☆〇馬糞ウニ
●甘鯛:背身と腹身
〇春子鯛
●蜆汁
☆〇根ボッケ
〇小肌
〇墨烏賊
●墨烏賊の下足と生コノコ
☆●蛍烏賊の炙り
●鰊の磯辺巻き
〇鰯
●酢牛蒡
☆〇生鳥貝
☆〇赤ウニ
●北寄貝の紐と柱と身の炙り
☆〇鯵
●穴子の白焼き
●穴子の肝の炙り
〇車海老の黄味酢朧
●真鯛の白子のすり流し
●水蛸の白子の炙り
☆〇えぼ鯛
☆●甘鯛の兜の酒蒸し
☆〇桜鱒
☆●目光の炙り
●太刀魚炙り
〇牡蠣
☆〇中トロ二枚つけ
●鮟肝の細巻きと奈良漬け、
〇オニエビ
●ズワイガニの混ぜご飯
〇漬け
☆〇穴子
〇干瓢巻き
☆〇おはぎ(ネギトロ)
●甘鯛の兜の酒蒸しのお出汁
●お味噌椀
●アイス最中三種
●シャーベット
<お酒>
・ハイボール
・シャルドネ:720ml、羽曳野
・望:純米大吟醸、雄町、栃木
・伯楽星、純米吟醸、宮城
・屋守:純米中取り、八反錦、東村山
・信州亀齢:山恵錦、長野
・穏:純米吟醸、郡山
・穏十八代:純米大吟醸、郡山
各半合なので、合計三合
岩瀬氏の疾走
土曜日の夜です。
西新宿です。
朝は船橋を散策。
船橋と言えば、ギャンブル好きな方達の聖地。オートレース場は確か閉鎖された筈だけど、競馬や競輪、競艇は続いているのかな。
パチンコを含め、賭け事になぜか興味の湧かない小デブにとって船橋を訪れる理由とは?
そう。三番瀬の海苔。
船橋市場の海苔屋さんに伺うも余りの高値に尻込み、富津産の青混ぜで手を打ち、胸に抱えてニコニコしながら総武線で新宿に戻ります。
さっと一雨降りますが、でも大丈夫。地下道が有りますものね。ワシントンホテルの中を抜け、濡れずに岩瀬さんまで辿り着けました。
六時前に暖簾をくぐります。
既にラッコのひと席を残すのみ。見れば後半戦に突入している模様。聞けば四時からスタートとのこと。
これもゲーテ掲載の影響か?
『ゲーテの写真、渋く決めてましたねぇ』と冷やかすラッコ。
『いや、あははっ、雑誌には出ないつもりだったんですけど・・・・』と岩瀬氏。
大人の理由があったんですね。
それはともかく、今夜も猛スピードで疾走中の岩瀬氏。
一斉スタートでも無いのに、全てのお客への目配りも完璧。コースとは言え、個別のリクエストにも柔軟に対応する様は、地アタマがハイスペックな証明。
やはりお店を持てる、そして繁盛させる方はただ者ではありません。
仲卸の三人客と親方との業界話に爆笑しながら、今宵も五時間弱。
今日は終電に間に合いそう。
そしてご馳走様でした。
いただいたものは以下の通りです。
匠系なので、つまみ●と握り〇が交互に提供されます。
<つまみと握り他>
●ノレソレ
●煮蛸:佐島産
●煮烏賊の印籠
●塩水馬糞ウニ:北海道産
●キタムラサキウニの混ぜご飯
●甘鯛:背身と腹身
〇春子鯛
●蜆汁
〇アイナメ昆布〆
〇小肌
〇墨烏賊
●ゲソの炙りと生このこ
●鰊の海苔巻き
〇鰯
●北寄貝の身と柱と紐の炙り
●帆立磯辺
●帆立の卵巣:胡麻油
●鯖のタタキ
●鯖のお腹のすきみ煎餅
〇鯖:朧昆布
●酢牛蒡
●穴子の白焼き
●穴子肝焼き
〇車海老の黄味酢朧和え
●鱈の白子のスリ流し
●水蛸の白子の炙り
〇桜鱒
●甘鯛兜の酒蒸し
●山葵の茎
〇酢牡蠣
●太刀魚:幽庵焼き
●鮟肝:細巻き
〇赤身
〇ボタン海老
●栗蟹と毛蟹味噌和え
●搾菜
〇赤身:漬け
〇穴子
〇干瓢巻き
〇おはぎ(トロたく)
●甘鯛兜の酒蒸しスープ
●卵焼き:二種
●お味噌汁
●最中三種:アールグレイ、桜、甘納豆
●シャーベット:清見
<お酒>
・ピノ・ブラン:塩尻の井筒ワイン、フルボトル
・シャルドネ:安曇野ワイナリー、隣のご夫婦からグラス二杯をご相伴
・みむろ杉:華きゅん、にごり酒
・信州亀齢:
・穏:
岩瀬氏の快走
土曜日の夜です。
今年初めての岩瀬さん。
いつもの通り、六時前に暖簾をくぐります。
既に八名ほどのお客様が賑やかな時間を過ごされておりました。
ほどなく二夜連続となる先輩男子が奥様をお連れになり、すべての座席が埋まります。
正面の岩瀬氏がニヤニヤと不気味な視線を向けてきます。
悪戯っ子の笑顔。なんか仕込んでいるなぁ、と訝りますが、それは後で分かりました。
『岩澤君のとこ、行ってんすかぁ?』と内角高めの剛速球
『はい。来週ですかね...』と空振りするラッコ
『よろしく言っておいてください。今度、一緒に呑むんですよぉ』と続けて切れの良いスライダー
『あはっ、それじゃあ私のことも肴にしてください』とたまらず振り逃げするラッコ
『ふふふ。承知しましたぁ』と片頬を上げてニヤリと微笑む親方
今宵も食べて呑まされる五時間の宴のスタート。
九時ごろ、久しぶりにお会いする馴染みの歯医者さんもいらっしゃり、ラストスパート。
あいやぁ、お会計が済んだのは十一時半。
仕方ありません。本厚木駅からタクシーを覚悟しつつ、ノテノテ、フラフラ、ペンギンのように横揺れしながら新宿駅を目指します。
そしてご馳走さまでした。
匠系なので、つまみ●と握り〇が交互に提供されます。特に印象に残ったものには★をつけました。
コメントは写真と共にお楽しみください。
●ノレソレ
★●ウニ混ぜご飯
●槍烏賊の印籠
●煮蛸
●蒸し鮑の肝ソース
★●松川鰈
●縁側の炙り
●甘鯛の背身と腹身
★〇春子鯛:黄味酢朧
●蜆汁
〇小肌
〇墨烏賊
★〇墨烏賊の下足と生クチコ
●鰊の磯辺巻き
〇鰯
●北寄貝の炙り:柱と紐も
●小メロン
★●鯖の炙り
●鯖の腹骨と砂ズリの煎餅
〇〆鯖
●酢牛蒡
●穴子の白焼き
●穴子の肝焼き
●酢牡蠣
★〇車海老黄味酢朧
●鱈の白子のすり流し
★●鱈の白子の付け焼き
★〇カワハギの肝乗せ
★●甘鯛兜酒蒸し
〇桜鱒
〇煮蛤
★●太刀魚炙り、
●鮟肝と奈良漬けの細巻き
〇酢牡蠣
〇大トロ
〇中トロ
〇甘海老の炙り
★●ウニと唐墨の混ぜご飯
〇赤身
★〇穴子
〇干瓢巻き
●お味噌汁
●アマダの酒蒸しのスープ
●玉子焼き:スフレとカステラの二種
<デザート>
・アイス最中:三種
・シャーベット:シャンパン
<お酒>
・ハイボール:一杯
・安曇野のシャルドネ:フルボトル
・風の森:純米吟醸
・夜明け前:純米吟醸
・写楽:純米吟醸
・穏:純米吟醸
・屋守:純米中取り
・穏:純米大吟醸
・日高見:純米
各半合として日本酒は三合半
岩瀬氏の爆走
土曜日の夜です。
今夜は今年一年の鮨納め。岩瀬氏に身も心も預けます。
タイトルに爆走と書きましたが、まさに一年を締めくくるに相応しい、暴力的なまでのお皿の数々。
『xxxさんが、うちのお店で一番食べて呑む方なんですよねぇ〜』なんて、ラッコの目の前に展開されるオンリーワンのお皿を呆れたように見つめるお隣のご常連に、ため息混じりに呟かれます。
取り分け今夜は壮絶でした。
もうお腹いっぱい。
連夜の五時間超えと、およそ五合の日本酒をワガママな胃に流し込んだ小デブは、『ああっ、終電が、やばい、終電が逃げちゃうっ〜』なんて、小走り気味に新宿駅まで急ぎます。
なんとか滑り込みセーフ。
今年一年、オンリーワンのお皿の数々、有難うございました。
そしてご馳走さまでした。
いただいたものは以下の通りです。
匠系なので、つまみ●と握り〇がほぼ交互に提供されます。
コメントは写真とともにどうぞ。
<握りとつまみ他>
●煮蛸
●煮烏賊の印籠
●キタムラサキウニの混ぜご飯
●真子鰈
●真子鰈の縁側の炙り
●甘鯛:背身と腹身
●蜆汁
〇春子鯛
〇小肌
〇墨烏賊
●白いか下足の炙り海鼠子乗せ
●鰊の海苔巻き
●ツブ貝
●ツブ貝の炙り
●北寄貝の炙り
●北寄貝の紐と小柱の炙り
●〆鯖の炙り
●鯖の剥き身の漬け炙り
〇〆鯖
●姫大根
●穴子の白焼き
●穴子の肝の炙り
〇車海老の黄味酢おぼろ
●鱈の白子のすり流し
●水蛸の白子の炙り
●長芋の梅酢漬け
〇鰤の炙り
●クエの鎌の酒蒸し
〇皮剥
●鰆の鎌焼き
〇牡蠣
●小メロンの漬物
〇中トロ
●搾菜
〇ボタン海老の炙り
●毛蟹とムラサキウニの混ぜご飯唐墨乗せ
〇漬け
●べったら漬け
〇穴子
〇干瓢巻き
〇ネギトロ沢庵軍艦
●お味噌汁
●シャンパンシャーベット
●アイス最中(ガトーショコラと他二種)
<お酒>
・生ビール
・日高見:純米超辛口
・大那:純米超辛口
・仙禽:モダン亀の尾
・風の森:純米吟醸しぼり華
・新政:No.6 X type
・信州亀齢:純米吟醸
・屋守:純米おりがらみ
・写楽:純米吟醸
・穏:純米吟醸
・穏:純米大吟醸
それぞれ半合として計五合
岩瀬氏の慈愛
土曜日の夜です。
先月お伺いする予定が、小デブの勝手な都合で今日に延期。結果として、二夜連続で匠系のお鮨を頂くことになってしまいました。
胃は大満足だけど懐は薄くなるばかり。ついでに腰回りの贅肉も薄くなれば良いのになぁ、なんて、得意の妄想モードに入ります。
フムフム。
くびれの無いドラム缶体型だけど、お腹は前に出ていないんもんな・・・、多分。
まぁ既に二万歩を超えているし、カロリー消費も万全のはず。お腹も空いてきたところで、六時前にお店の暖簾をくぐります。
既に二組四名の方が前半戦を終えたところでしょうか。おそらく五時スタートなのでしょう。
『xxxxさんの後ろは入れておりませんから、オープンからラストまでごゆっくりして下さい』と親方が呟きます。
優しいなぁ。慈しみ深いなぁ。
確かに遠方からやって来ているとは言え、食と酒の太い小デブには得難く強い味方。
今夜も四時間強の滞在。
『上にお部屋もありますよ〜』なんて、もう帰らしてください。お腹いっぱいです。
重心の下がった小デブが、そこのけそこのけ、終電に急ぎます。
そしてご馳走さまでした。
いただいたものは以下の通りです。
匠系なので、握り(●)とツマミ(○)が交互に出されます。
お皿のコメントは写真とともにどうぞ。
<ツマミと握り>
○塩水ウニの混ぜご飯
○煮イカ印籠
○煮蛸
○松川鰈
○甘鯛の背身と腹身
○松川鰈の縁側の炙り
●春子鯛
○蜆汁
●小肌
●墨烏賊
○墨烏賊の下足の炙り、生クチコ乗せ
○鰊の磯辺巻き
●鰯
●青柳
○北寄貝の紐と柱と身の炙り
○鯖のタタキ
●〆鯖
○長芋の梅酢漬け
○穴子の白焼き
○穴子の肝焼き
○鱈の白子のスリ流し
○水蛸の白子の炙り
○鯖のハラミの隙見焼き
○鰤の漬け
●鰤トロ
○甘鯛の兜の酒蒸し
○姫大根
○新イクラの卵かけご飯
●生ムラサキウニ
○カマスの炙り
●酢牡蠣
●中トロ
○搾菜浅漬け
●ボタン海老
○毛蟹とウニの混ぜご飯
●赤身漬け
○べったら漬け
●穴子
●干瓢巻き
●生馬糞ウニ
●通称おはぎ:ネギトロ沢庵
○芝海老入りのスフレ卵
○出汁巻
○お味噌汁
○甘鯛酒蒸しスープ
○アールグレイ最中
○ヴァニラ最中
○塩キャラメル最中
○洋梨のシャーベット
<お酒>
・甲州:GRACE KOSHU
・信州亀齢:純米、上田
・仙禽:無垢、栃木県さくら市
・みむろ杉:純米吟醸、雄町、奈良県桜井市
・風の森:無濾過純米、奈良県御所市
白ワインフルボトルと日本酒二合
岩瀬氏の辣腕
土曜日の夜です。
傘を持ち歩かなかったので、重く垂れ込める雷雲を不安に感じながら、甲州街道をノテノテとユックリ歩きます。でもタイ古式マッサージのおかげか、からだが軽い。まったく重力を感じません。
うふふ。今夜もたっぷり飲めそうな予感。
六時前に入店。
既にご常連様が二組、楽しまれていました。
岩瀬氏の正面に座ります。
生ビールで唇を湿らしながら、今夜も恐らく五時間コースなんだろうなぁ、雨、降んなきゃ良いけど、なんて小さく悩みます。
北は函館の自由市場。西は博多の柳橋連合市場。
築地に加え、北海道と九州の名だたる市場から直接仕入れる魚が、季節を問わず、岩瀬氏の辣腕から繰り出される剛速球を支えます。
ふ〜うっ・・・
居心地が良い。相性が合うんでしょうね。銀座とは明らかに異なる客層で賑わうお店は、岩瀬氏の独壇場。
今夜は十時過ぎにアイス最中三個を食べ終えました。よぉ〜し、お会計、とアイコンタクトすると、片頬を上げてちょっと意地悪な笑み。
『XXXさん、穏ねぇ〜』
ああっ、また呑まされる。じゃなくて、まだ呑める。
更に出てくるツマミの数々。
十一時にならないと帰さない気なんダァ!
諦めます。終電にさえ間に合えばオッケー。
そしてご馳走さまでした。
いただいたものは以下の通りです。
匠系なので、つまみ(●印)と握り(〇印)が交互に提供されます。
<つまみと握り>
●ウニ:北海道塩水
●煮蛸:佐島産、吸盤裏がプニュプニュ
●煮烏賊:印籠仕立て、柚子と山葵の香りで
●鰹:生、薬味は九条ネギと生姜
●鰹:タタキ。薬味はおろし玉ねぎ
●松川鰈:自由市場から、酢橘と塩で
●松川鰈の縁側:炙り
●甘鯛:柳橋連合市場から、背身と腹身、熟成三日目
〇春子鯛:熟成と柚子香り
●蜆汁:オルニチン大量摂取
〇新子:まだ泳ぐ二枚付けサイズ、美味し
〇小肌:そのオヤジ
〇白イカ:薬味は桜塩
●ゲソ炙りと生口子:別名このこは卵黄で和えて旨味倍増
●稚鮎:炙り
〇鰯:磯辺巻き
●石垣貝:モフモフ大王
●北寄貝:柱と紐と身を炙りで、そそりたつモフモフ
〇鯵:脂は薄め、名残りか
〇秋刀魚:内臓のせ、マイウー
●穴子:白の地焼き、脂が甘い
●穴子肝:タレ焼き、ねっとり
〇車海老:黄味酢仕立て
●水蛸の白子炙り:海のクッキー
●甘鯛兜の酒蒸し:魚の兜の頂点
〇鮟肝:細巻き
●新イクラご飯:秋鮭サイコー、柚子の香りで
〇赤ウニ:唐津産
●太刀魚:幽庵焼き、江戸前
●水茄子:箸休め
〇酢牡蠣:厚岸産
〇中トロ:三厩産、超厚切り
〇ボタン海老:炙り
●毛蟹と馬糞ウニの蒸し混ぜご飯:たまんねぇ!
〇赤身:辛子漬け
〇穴子:肉厚
●ボタン海老の頭の炙り:軽く火の入った味噌が美味い
〇海苔巻き:寛平は好みの固さ
●卵:出汁巻きとスフレ
●お椀:海老名の泉橋酒造の味噌
●アイス最中:アールグレイ、ピスタチオ、ラムレーズン
●石垣貝:とどめの一撃
<お酒>
・生ビール:小サイズ
・夏の思い出:純米吟醸、宮城
・仙禽:無濾過原酒、栃木
・風の森:無濾過生原酒、奈良
・こんな夜に:純米、長野
・楯野川たてニャン:純米大吟醸、山形
・夜明け前金紋錦:純米吟醸、長野
・屋守:純米生原酒、東京
・写楽:純米吟醸、会津若松
・穏:純米吟醸、郡山
各半合なので合計4.5合
岩瀬氏との五時間
土曜日の夜です。
駒込でタイ古式マッサージの施術が終わり、新宿に移動します。
リンパの流れが良くなるせいか、羽が生えたかのように身体が軽い軽い。おまけに懐も軽い軽い。
それはともかく予約時間まで小一時間あるので、床屋にお伺いします。真夏になりましたからね、6mmのバリカンを入れてもらいます。
ただでさえムッチリとした体型なので、せめて髪型だけはスッキリとさせないと、ただの暑苦しい小デブになってしまう。
お約束通り『頭皮マッサージはいかがでしょうか?』と可愛い女子がにじり寄ってきます。
断る勇気は有りません。
マッサージのダブルヘッダーに悶絶し、六時丁度にお店に入ります。
今日は五時からの開店のようで、すでに二組のお客様が中盤に差し掛かっておりました。
親方の正面に座り『今夜もごゆっくりしてらして下さい。ラストまで後ろは入れておりませんので...』といきなりのジャブ。
あーッ、色々と仕込まれてるんだろうなぁ!
五時間コースになっちゃうんだろうなぁ!
小デブが食べ続けるからいけないのかなぁ?
それとも食べさせたいのかなぁ?
呑ませたいのかなぁ?
良いや。明日は休みだし。ワールドカップもダイジェストで十分。
そうと決まれば、取り敢えずの生で喉を潤し、大きく深呼吸。
さあ、どんどん出してくらはい。何でも食べちゃうよん。
二回転目の右隣の若夫婦から『昨年末にもご一緒しました。お酒をたくさん呑まれていらしたので、よく覚えています』なんて話しかけられます。小デブは全く記憶を失っておりまして、お恥ずかしい限り。
同じく二回転目の左の男子は駒込マッサージ仲間の歯医者さん。私が今日お伺いすると知り、急遽ご予約を入れられたようです。
両隣を素敵な皆様に囲まれ、気がつけばあっという間の五時間が経過。予定通り11時15分にお店を後にし、終電に駆け込みます。
そしてご馳走さまでした。
いただいたものは以下の通り。
匠系なので、ツマミと握りが交互にテンポ良く出されます。
●が握り、○がツマミ他となります。
<料理>
○塩水ウニ:函館産、昆布出汁に漬けて
○煮蛸:佐島産、蛸の旨味が漂う一品
○墨烏賊印籠:青柚子の香り
○鰹:薬味は九条葱
○鰹のタタキ:薬味はタマネギおろし
○鰹のハラス焼き:砂ズリは美味い
○トコブシソテー:
バターでソテーし裏漉しした肝ソースでいただきます。器に残った肝ソースに白シャリを乗せ、更にツマミのワカメを広げ、綺麗に残さず肝を拭き取ります。鼻息が荒くなりました。
○甘鯛の背カミと腹カミ:玄界灘産、甘い!
○松川鰈:
函館自由市場直送。お腹側の砂ずり部。上身より旨味が濃く脂が甘い
○松川鰈の縁側:炙り、肉厚
●春子鯛:完璧な脱水
○蜆汁:肝臓ケアー
●新子:舞阪産の走り。キロ三万五千円
●小肌:天草産。新子と並べて親子食い
○稚鮎:炙り、苦味は旨味
●墨烏賊:軽く湯通しし、桜塩で
●白烏賊:生、内側に格子状の包丁目
○白烏賊の下足とこの子:酒に合う
○鰊の磯辺巻き:細巻き
○胡麻牛蒡:口直し
●鰯:朧昆布乗せ
●鳥貝:名残りを生で
○本ミル:先端を生で、コリコリ
○本ミルの炙り:腰の部分を炙りで
○北寄貝の炙り:身と紐と柱
●鯵:脂の甘味が半端ない
○穴子地焼き:ワサビおろしで
○メロン子の漬物:口直し
○穴子の肝の炙り:酒のアテ
●車海老:黄味酢仕立て
○河豚の白子のスリ流し:痛風手当が欲しい
○水蛸の白子の付け焼:クッキー
○鮟肝細巻き:匠系の定番、奈良漬け乗せ
○甘鯛:酒蒸し
●鱚:昆布締め、木の芽の香り
●時不知:炙った皮乗せ
○喉黒:炙り
○搾菜:口直し
●酢牡蠣:仙鳳趾産
●背トロ:長崎産
●ボタン海老:軽く炙って
○毛蟹ご飯:毛蟹の味噌と一緒に
●穴子:対馬産、今が旬
●中トロ:長崎産
●干瓢巻き:外せないでしょ
●ネギトロ:軍艦仕立て
○卵:芝海老のすり身入り
○出汁巻卵:優しい舌触り
○お味噌汁:海老名の泉橋酒造の味噌
○アイスクリーム:禁断の五点盛り
<お酒>
・生ビール:中グラス
・愛宕の松ひと夏の恋:純米吟醸、宮城
・残草蓬莱:純米四六仕立て、神奈川
・夜明け前:純米吟醸、長野
・こんな夜に...雷鳥:純米、長野
・亀齢:純米、長野
・風の森ALPHA 夏の夜空:純米、奈良
・屋守:純米中取り、東村山
・写楽:純米吟醸、会津若松
・穏:純米吟醸、白麹、郡山
・穏:純米大吟醸、郡山
各半合なので計五合
岩瀬氏の細心
新宿です。
日本橋で、孤狼の血、という映画を見た帰り道。
ヤクザ映画を観た後は、自然と肩が怒ります。外股になります。舞台が広島の呉ですからね、地元びいきの小デブが見逃すはずもありません。
戦隊物で復活した東映が満を持して放つフィルムノワール。俳優の皆様も器用に広島弁をつこうておりました。役所広司の『はぶてんでもええじゃないかぁ』には思わず膝をたたきます。
私も付き合い始めた頃に亡き家内とケンカした際、『はぶてんでもいいじゃん』と呟き、『えっ、何ていう意味?』で仲直りした記憶がよみがえります。
日本橋と八重洲界隈をブラ散歩し、中央線で新宿に移動します。
いつもの通り南口から地下道を抜け、ワシントンホテルから地上に上がります。時間は六時五分前。明かりも点いているのですでに開店されているようです。
引き戸を開けます。
左手に家族連れの四名様がご着席。小デブは岩瀬氏の正面に案内されます。
色白で精悍ないでたちは変わらず、例えるなら体育会系のスノーマン、といったところか。
ほどなく女子連れのご常連様に両脇を囲まれます。
さてさてこの距離感で、ご常連間の差別化をどうするのかなぁ、と、チョイいじわるな感情が芽生える小デブ。でも親方は手練れですからね、アイコンタクトと提供されるお皿の間合いの違いで、答えを悟ります。
機敏な動きと細心の所作。カウンターの醍醐味が極まります。
そしてご馳走様でした。
いただいたものは以下の通り。順番どおりです。●はつまみ他、〇が握り、を意味しています。
●ノレソレ:穴子の稚魚
●塩水ウニ:函館のムラサキ
●蛸:佐島、炭塩で
●煮烏賊の印籠:柚子香
●鰹:銚子産、漬けと炙り、体脂肪率は高め、もはや上りか下りか分かりません
●稚鮎:唐揚げも良いけど炙りも好き
●松川鰈:高級魚、どう猛な面構え、函館自由市場直送
●松川鰈の縁側:炙りで
●甘鯛:背中とお腹、ネットリ、塩tの相性が抜群
●本ミル:超肉厚、美味い
●北寄貝の紐の炙り:コリコリ
●蛸のお腹:唇のようなプルンプルン食感
〇春子鯛:完璧な脱水、柚子香で
●蜆汁:超濃厚、肝臓が歓声
〇小肌:天草産
〇障泥:桜塩で
●障泥のゲソ:炙ったゲソに生のこのこを乗せて
●蛍烏賊:炙り、お皿に滲み出た味噌は追いシャリで残さずいただきます
●鰊の磯辺巻き:定番
〇鰯:おぼろ昆布乗せ、脂が絶品
〇鳥貝:今年は豊漁
●北寄貝:炙り
〇青柳:炙った紐乗せ
〇鯵:健全な脂
●穴子の地焼き:定番
●穴子の肝焼き:タレに合う
〇車海老:黄味酢の漬け仕立て
〇蝦蛄:北海道産の子持ち、卵が栗みたい
●鯛の白子:すり流し
●水蛸の白子:炙り、まるでクッキー
〇トキシラズ:炙った皮乗せ
●沢煮椀:豚の背脂のコクでいただく千切り野菜
●鮟肝:西瓜の奈良漬け乗せ
●甘鯛の兜の付け焼:両側の視線の痛さが頂点に
〇酢牡蠣:北海道産
〇中トロ:和歌山産
〇鬼エビ:北海道産
●毛蟹とウニの和えご飯:定番
●渡り蟹とウニの和えご飯:毛蟹との食べ比べ
〇鮪の漬け:和歌山産
〇赤ウニ:唐津産
〇穴子:お腹、これから入梅を迎え更に旨味が増す筈
●スフレ卵:カステラ
●出汁巻き卵:心地よい甘さ
〇干瓢巻き:最後はやはりこれでしょ
●お味噌椀:伊勢原のいずみ橋酒造の味噌
<デザート>
・最中:ずんだ
・最中:抹茶と小豆
・最中:ヨモギと黒豆
・シャーベット:シークァーサー
<お酒>
・生ビール:中グラス
・風の森:純米、奈良
・酒屋八兵衛:純米吟醸、三重
・夜明け前:純米吟醸、長野
・伯楽星:純米吟醸、宮城
・屋守:純米、東村山
・写楽:純米吟醸、会津若松
・穏:純米大吟醸、郡山市
各半合なので、合計3.5合
岩瀬氏の奮闘
西新宿です。
今夜はマイレビュアー様のご夫婦と一緒です。
予約は七時ですが、前のお客様次第で早めに入れますとのこと。近くのビルで待ち合わせ、六時半からスタンバイします。
玄関の写真も撮ろうと移動したところ、丁度、お客様が出ていらしゃいました。タイミング良く入り、カウンターに三名、並びます。
『xxxちゃんの予約間違えかと思いましたよ』と、お店の若い女子を甘噛みする親方。
たしかにいつも私は独り呑みですからね。ほんとに三名で来るのか、実は不安だったのでは(笑)
今夜も岩瀬劇場の始まりです。
お連れ様のお腹膨らみ事情もあり、いつもの七割程度の量でストップ。これが普通の方の食す量なんだと、今更ながら自身のバカぐい状態に呆れます。
いただいたものは以下の通りです。
楽しく会話しながらなので、モレもあるかと思いますが、ご理解を。
●がつまみ。○が握りです。
●ノレソレ:
●煮イカの印籠:
●佐島の蛸:
●羅臼の塩水バフンウニ:
●上りガツオ:勝浦港揚げ
●松川鰈:
●甘鯛:背中とお腹
○春子鯛:
●蜆汁:
○小肌:天草産
○墨烏賊:桜塩乗せ
●墨烏賊ゲソとこの子:
●蛍烏賊:薬味は生七味
●鰊の磯辺巻き:
○鰯:北海道産
○生鳥貝:
●帆立の磯辺:
●帆立の卵巣:胡麻油で
○鯵:肉厚
●穴子の白焼き:
●穴子の肝焼き:
○車海老:
●白子のスリ流し:
●白子の炙り:
○桜鱒:炙った皮乗せ
●沢煮:豚の脂身のお吸い物
●鮟肝と奈良漬:匠系の定番
○ムラサキウニ:噴火湾産
●喉黒:炙り
○酢牡蠣:
○赤身:塩釜産
○中トロ:塩釜産
○エボ鯛:
○酢牡蠣:
●お味噌椀:
<お酒>
・安曇野のシャルドネ
・日高見:弥助
・亀齢:
・こんな夜に:
・十四代:
・写楽:
・夜明け前:
・屋守:
各半合なので計三合半
岩瀬氏のハイスペックCPU
土曜日の夜です。
駒込でタイ古式マッサージの施術中、あまりの気持ち良さに、軽く寝入ってしまいました。不覚にも自分のイビキで眼が覚める大失態。
『あはは、よほどお疲れなんでしょうねぇ〜』と優しく微笑む歳下の師匠様。
とてもお昼に蕎麦屋を二軒ハシゴしたせいでお腹が一杯だから・・・なんて言えません。
『チェンマイの一週間合宿を経て、癒し効果が倍増したせいですよぉ〜』なんて、恥ずかしさにうつむきながら呟く小デブ。
でもホントに気持ちよかった。
背中に天使の羽が生えました。足取り軽く西新宿に向かいます。
六時前に到着。既に七名の方がお楽しみ中。
一斉スタートでも無く、ご常連の好みを抑えながら、ときおりスペシャルメニューを挟みつつ、周囲を的確に差配する岩瀬氏の脳内には、ハイスペックCPUが鎮座しているに違いありません。
『修行先で鍛えられましたから・・・』と体躯に似合わず謙遜される氏。
今夜も幸せな時間を過ごせました。
いつも感謝しております。
そしてご馳走さまでした。
いただいたものは以下の通りです。●がつまみ他、□が握り
●ノレソレ:今が旬
●塩水ウニ:北海道産
●煮蛸:佐島産
●烏賊の印籠:柚子香をまといます
●ホッケ:函館自由市場からの直送
●甘鯛:背身とお腹
●めじ鮪:炙りは九条葱のタタキのせ。生は和芥子
●めじ鮪のハラスの炙り:脂が滴ります
□春子鯛:完璧な脱水
●蜆汁:オルニチン
□小肌:天草産
□墨烏賊:桜塩乗せ
●墨烏賊のゲソの炙り:
●鰊の磯辺巻き:今夜は鰊
□鰊:甘い脂
□青柳:清正公の兜みたい
●帆立の磯辺:平貝も良いけど帆立も美味い
●帆立の卵巣:ごま油の風味と合う
□鯵:鯖が王様なら鯵は女王
●鯖のタタキ:脂が美味い
●鯖の腹身焼き:パリパリ煎餅
□しめ鯖:
□鳥貝:生
●穴子白焼き:地焼き
●穴子肝焼き:
□車海老の黄身酢:漬けこみは無し
●鱈の白子のすり流し:緩急自在
●水蛸の白子の炙り:海のクッキー
□カワハギ:生の肝と湯引きした肝の二種乗せ
●九絵のお椀:海の鶏肉
□あん肝細巻き:匠系の定番、奈良漬けが絶妙
□ウニ:函館の古川産
●帆立の精巣炙り:
●めじ鮪のカマ焼き:小デブ向けのスペシャリテ
□酢牡蠣:仙鳳祉産
□背トロ:
□牡丹海老:炙り
●毛蟹とウニの和えご飯:
□漬け:
□金目の昆布締め:
□金目の炙り:
□穴子:小柴産
□ネギトロタク:
□干瓢巻き:
●卵:焼きと芝海老のスフレの二種
□ウニ軍艦:函館古川産
●お椀:鮨屋のお味噌汁は美味い
●アイス最中五種とシャーベット二種
<お酒>
安曇野のシャルドネ:720ml
大那:純米吟醸、栃木
姿:純米吟醸、栃木
亀齢:純米吟醸、長野
穏:純米大吟醸、福島
岩瀬氏の猛チャージ
土曜日の夜です。
井之頭公園での終活妄想を切り上げ新宿に移動。六時過ぎに店の前に到着しました。ちょうど四人のお客様が出られたところ。
早い。
それもそのはず、今日は四時からの開店だったようです。お客の都合に合わせた柔軟対応。凄いなぁ、いつ寝てるんだろう。
『バタバタしていてすいませんね。xxxさんの後には予約を入れておりませんので、ごゆっくりどうぞ』と優しく呟かれます。
ここから怒涛の猛チャージ。
出るわ出るわ、呑むは呑むは、おまけに呑まされるは・・・
気がつけば、五時間呑み食いした挙句の十一時過ぎ。あーっ、終電を逃してしまう。
急ぎお会計を済ませ、千鳥足で甲州街道を駅に向かいます。
いただいたものは以下の通り。
順番通りの筈。
そして今夜もご馳走さまでした。
●:つまみ、○:握り
●ノレソレ:今が旬の穴子の稚魚
●真蛸の焚き物:佐島産
●煮イカ:印籠
●めじ鮪の漬け:長崎産、子供なのに脂のりが半端ない。いわゆる肥満児?
●めじ鮪の炙り:牛肉のような食感
●めじ鮪の腹身の炙り:この脂は健全
●蒸し鮑:肝ソース和え、お皿に残ったソースはシャリを入れて完食
●真子鰈:この時期珍しい
●甘鯛の背中とお腹:完璧な熟成
●真子鰈の縁側:炙り
●ツブ貝:コリコリ
●ツブ貝の炙り:炙ると甘みが増す
○春子鯛:完璧な脱水
●蜆汁:オルニチンは体に優しい
●本ミル貝:水管の先端
○小肌:天草産
○墨烏賊:桜塩で
●ゲソ焼き:薬味は七味
●ホタルイカ:漁の解禁は三月から。たまたま網にかかった偶然の新物。薬味は生七味
●鰊の磯辺巻き:海苔の香りと鰊の脂がマリアージュ
○鰯:ライトグレーの脂ドレス
●北寄貝:裏のモフモフが舌を撫でる
○青柳:紐部分は炙って、鮮烈な潮の香り
●平貝の磯辺巻き:上質な海苔
●平貝の紐の炙り:貴重品
●鯖の腹身の炙り:まるで煎餅
○鯖:炙り
○〆鯖:朧昆布乗せ
●穴子の地焼き:穴子の土臭い香りが良く分かる
●穴子の肝の炙り:タレ焼き
○車海老:黄味酢仕立て
●鱈の白子のすり流し:鱈の身の素麺が潜んでいます。カツオ出汁に悶絶
●水蛸の白子の炙り:海のクッキー
○カワハギ:肝と皮焼き乗せ
●めじ鮪のカマ焼き:風味が濃い。パリパリの皮
●鮟肝の細巻き:一つは奈良漬け乗せ
○馬糞ウニ:根室産
●クエのすまし汁:鶏肉のような食感
○鮭児:今シーズンの名残り
○ボタン海老:炙りで
●毛蟹とウニの混ぜご飯:溜息しかでない
●ボタン海老の頭の炙り:高級カッパエビセン
○漬け鮪:酸味と旨味のバランスが良い
○穴子:優しい炊き上げ
○寛平巻き:最後はこれで締めないと
●鮟鱇の共和え:お酒のアテ
●お椀:アラ汁が終わりまかないの豚汁に手を出してしまいました
●卵焼き:二種
<デザート>
・最中三種
・シャーベット
<お酒>
・生ビール:小サイズ
・白ワイン:甲州、720ml
・松の寿:栃木県
・屋守:純米無調整、東村山市
・夜明け前:純米、長野県
・写楽:純米吟醸、会津若松市
・信州亀齢:純米吟醸、上田市
各半合なので、2.5合
岩瀬氏の情熱
土曜日の夜です。
今日のタイ古式マッサージは90分のロングコース。自分の身体の硬さを恨みつつ、悲鳴混じりの涙目で枕に顔を埋め続けます。
暫しのがまん。施術が終われば背中に羽が生えるのは体験済み。不思議ですね。血流やリンパの流れが改善するのかな、10kgは軽くなったように感じます。
ついでに胃も軽くなるので、今夜もたっぷり、ツマミと握り、そしてお酒を楽しみます。
予約時間は六時。既に仕事仲間と思しき男性一人、女性二人のお三方が、どうも五時スタートだったようで、終盤に差し掛かっています。
岩瀬氏の正面に椅子を引かれます。
ほかのお客様がいらっしゃる六時半まで、ゆっくりと魚やお酒の話ができました。
特にワインも日本酒もそうですが、全てご自身がワイナリーや酒蔵を訪れ、畑や蔵を見学し、スタッフや杜氏の方と言葉を交わしながら厳選されてきたとのこと。
月に五日か六日しかお休みの無い中、よくぞそこまで情熱的に行動できるものだなぁ、と呆気にとられます。今日できることは明日やろう、が口癖の怠け者小デブには、ひとかけらも無い情熱。頭が下がります。
拘りの食材、という言葉は他のお店でもよく見かけますが、地方の市場を自ら訪れ、直接取引するルートを作ったり、畑の土を触りに行ったり、という方は少ないのでは。
気がつけば電車の時間。
今夜も五時間の宴を有難うございました。
いただいたものは以下の通り。
出された順番で書いてみました。
●がツマミ。○は握り。◆は個別対応になります。
●バフンウニ:羅臼産。塩水の上物
●真蛸:佐島産のゆがきたて
●槍烏賊の印籠詰め:九州産。ミミ好きなので、黙っていてもその部分を出していただけます
●鰹のハラス:氷見産、砂ズリ部分の炙り、悶絶する脂
●鰹の赤身の漬けと炙り:漬けの薬味は大葉とネギのタタキ乗せ
●松川カレイ:塩と酢橘で
●甘鯛のお腹と背中:九州産
○春小鯛:締め加減、上等
○小肌:比較的柔らかな締め加減
○スミイカ:桜塩乗せ
●スミイカのゲソの炙り:やや焦げ臭いか?
●鰊の海苔巻き:函館自由市場直送の鰊
○鰯:鰯は食卓の王様
●鮑の肝ソース和え:蒸し鮑を更に炙って香ばしさをプラス。残った肝ソースはシャリを入れて残さず胃の中に
●本ミル貝:白ミルは使いません
●平貝の磯辺:帆立は厚い方が美味しいけど、繊維の強い平貝はこの厚みがベストかな
◆平貝の紐の炙り:希少品ですから
●鯖のタタキ:甘い脂
●酢ゴボウの漬物:口直し
○しめ鯖:酢に溶け込む脂に悶絶
●穴子の白焼き:メソっ子かな
◆穴子の肝の炙り:全員には行き渡りません
◆鯖のハラミ焼き:捌いた時に包丁で削ぎ切る部分。漬け焼きなので骨までポリポリ食べられます。煎餅みたい
○車海老黄身酢:身が硬く無い。さりげない技を体感
○カワハギ肝乗せ:今が旬
●クエのアラの酒蒸し:皮裏のゼラチン質がプルプル
○えぼ鯛:この味わいは癖になる
●自家製カラスミのカブ挟み:酒の友
◆鮭児の親子丼:嬉しい鮭児のサイコロ身付き。鮭児はヤマで以降はイクラだけ
○バフンウニ:海苔無しを手渡しで
●太刀魚と喉黒の幽庵焼き:滴る脂
●姫大根のお漬物:口直し
○酢牡蠣:仙鳳趾産。軽く湯がいて酢で締めて
○大間の背トロ:酸味が絶妙
○ボタン海老:炙り
●毛蟹とウニの混ぜご飯:どんぶり一杯はいけそう
●ボタン海老の頭:炙り
●鮟肝の細巻奈良漬け乗せ:匠系の真骨頂
○赤身:漬け、大間産
○鰤:炙り
○穴子:薄目の味付け
○干瓢巻き:締めの定番
◆穴子炙りゴボウ添え:締めた筈なのにツマミを所望
○ネギトロ巻き:別のお客様のおすそ分け
◆ウニの卵かけ御飯:あんまりにもウニが美味しいと呟くものだから特別に
●お味噌椀:鮨屋の椀ものは大好き
<デザート>
・ショコラと塩とマスカルポーネの最中を計3個:本当は一人一個です。何も言わないのに三個置かれてしまいました
・洋ナシのシャーベット:通常、最中 or シャーベットですが、全ての種類のデザートを食べてしまいました
<お酒>
・生ビール:小グラス
・日高見弥助:純米吟醸、石巻
・伯楽星:純米吟醸、宮城県大崎市
・亀齢:純米吟醸、上田
・Orizuru:おりがらみ、生原酒山口県
・写楽:純米吟醸、マスカットの香り
・穏:純米吟醸、郡山、黄金色の輝き
・穏:純米大吟醸、郡山
・緑川:生原酒、魚沼
日本酒が一周したので、更に追加
・日高見弥助:純米吟醸、石巻
・亀齢:純米吟醸、上田
・写楽:純米吟醸、マスカットの香り
・穏:純米吟醸、郡山、黄金色の輝き
・緑川:生原酒、魚沼
各半合なので合計六・五合
岩瀬氏の剛球
土曜日の夜です。
タイ古式マッサージで悶絶した小デブは足取りも軽く新宿の地下街を歩きます。
雨が降っていても傘を指すことなく、駅の南口からこちらのお店そばのホテルまで地下道が通じているので、便利ですね。
ちょっと隙間時間が出来たので、お茶を呑みながら、金曜夜の赤羽はしご酒の最後のレビューをアップします。
六時前にお店に入りました。
仕事関係のカップルが二組、年嵩の紳士とお綺麗な女性の一組が、既に序盤が終わったところでしょうか。
そのカップルの間、岩瀬氏の正面に一席、用意されておりました。
ジャケットを脱ぎ、静かに着席します。
とりあえずの生ビールを注文。五時間コースの始まりです。
二回転目の方が先にお帰りになります。というか先に一通りのコースが出尽くすようです。
小デブの場合、何でこいつだけそのつまみが出てくんのぉ? みたいな他のご常連の乾いた視線を気にしつつ、黙って酒で唇を湿らせ、もぐもぐと咀嚼します。
堪らず隣の綺麗目の女性が『よく此方にお越しになるんですか?』と上目遣いに聞いてきます。連れの年嵩の紳士の横目を気にしながら『はい。まぁ...』と話しはじめると岩瀬氏が『最初にいらしたときは当日の予約でしたので、一時間半しか時間が無かったんですけど、聞けば遠いところから(と言っても岩瀬氏の故郷に近い土地)いらしてるし、ワインのボトル一本の後、日本酒を飲まれるので、それからは後ろの予約を入れず、xxxさんの椅子だけは一回転のままなんです...』
眼を丸くする杏里似の女性。照れ笑いをする小デブ。
気がつけば十一時。
よく食べ、よく飲み、それでも一応、健康体。
頑健な体に産んでくれたお袋さんに感謝しつつ、ほろ酔い気分で終電に向かいます。
今日もご馳走様でした。
いただいたものは以下の通りです。今回は出されて料理順に記載してみました。
<つまみ他は●、握りは〇、小デブ特製は◎>
●馬糞ウニ:北海道の塩水。粒が小さくだれていない。甘い。美味い
●蛸:佐島産、炭塩で。筋肉と皮の間のプニュプニュを際立たせる技に溜息
●鰹:気仙沼産。大葉と生姜を叩いた薬味を乗せた漬けと炙り
●本シシャモ:鵡川産
●松川鰈:高級魚。縁側は炙りで
●甘鯛:背身と腹身、今夜は特別脂乗りが最上
◎鮑の肝ソース:皿に残った肝をお箸ですくっていると、『はい。お待ち』と白シャリを追加してくれます
〇春小鯛:〆加減最上。柚子香が良質な脂と絡みます
〇小肌:天草産
〇墨烏賊:桜塩のせ
●墨烏賊のゲソの炙り:薬味は七味
◎鯖の腹身の漬け炙り:身はパリパリ、骨はボリボリ
〇鰯:手渡しなので写真は撮れず
◎真ツブ貝:炙りと生
●北寄貝:甘い
◎北寄貝の柱と紐の炙り:有り難い
〇青柳:江戸前の小ぶり
〇北寄貝:下に吸い付く裏のモフモフ
●平貝:磯辺
●平貝の紐:串に刺して炙りで
●鯖のタタキ:ワサビタップリで。鯖の脂と山葵の香りに甲州がマリアージュ
〇〆鯖:三陸沖産、朧昆布乗せ
●鰊:磯辺巻き
〇秋刀魚:釧路産、ようやく例年と同じ太めのメタボ秋刀魚が入手できたとのこと
●穴子の炙り:地焼き
●穴子の肝:炙りで
〇車海老:黄身酢仕立て
◎蝦蛄:函館の自由市場から。湯がきたて
●鱈の白子のすり流し:鱈の身の素麺が潜んでいます
●水蛸の白子の炙り:まるでクッキー
●鮟肝:匠系の定石通り、奈良漬けを乗せて
●蜆汁:肝臓が歓声
◎甘鯛の兜の酒蒸し:ほかの方の視線が刺さる...。誕生日ということにしておこう。有り難いのですべての骨までしゃぶり尽くしました。猫が泣く...
〇カワハギ:肝を乗せて
●九絵の焼き物:鶏肉のような食感
●メロンの漬物:小玉
●鮭児のイクラご飯:鮭児だよん。自由市場とのコネクションか...
〇鮭児:キロ2万9千円だそう
〇生牡蠣:仙鳳址産、まったりと甘い、まさに海のミルク
〇中トロ:大間産、200kgの大物、あーあっ、捕まっちゃった...
〇ゴジラエビ:自由市場から。北海道産なのでゴジラエビ。北陸だとイバラ海老だったかな?鬼海老だっかな、忘れた
●ゴジラエビの頭の炙り:日本酒を呼ぶ
〇赤身:漬け、大間産
●毛蟹とウニの混ぜご飯:こちらの定番
●ブリ:軽く炙って
〇ブリトロ:こちらも軽く炙って
〇穴子:対馬産
〇中落:細巻きで
〇寛平巻き:海苔が好き
●味噌椀:お出汁煮悶絶。ほんとに鮨屋のお椀は美味い
●シャインマスカットと巨峰
●ガトーショコラの最中仕立て:デザートは別腹だもんね
<お酒>
◇甲州:フルボトル
◇古伊万里 前 トランキーロ:純米吟醸、佐賀
◇伯楽生:純米吟醸、宮城
◇亀齢:純米吟醸、長野
◇屋守:純米無調整、東京
各0.8合で計3.2合
岩瀬氏の円熟
土曜日の夜です。
お一人様の時間です。
予約の六時まで時間があるので、映画のダンケルクを観ました。一滴の血も描写しない戦争映画に感動。いや、そもそも戦争映画なのかな、ヒューマンドキュメンタリー...?
トム・ハーディに「還れ、還れ、燃料が切れるから...」と呟きながら眼が潤む小デブ。「I'll be useful, sir.」と胸を張り、友人の父親の船長に挨拶する少年、そして「I can't see....」の最期の言葉に落涙。
重いなぁ。深いなぁ。
一人静かに呑み食いしながら、あの時、自分だったらどうするだろう...などと詮無いことを考えます。
ところで今夜も岩瀬さんは大盛況。贔屓のお店が流行るのは嬉しいものです。
若い女性が質問を投げます。「手元の御櫃がそんなに小さいのは何故なんですか?」
岩瀬さんが粋に応えます。「人間が小さいもので...」
思わず座布団一枚と心の中で呟きます。
当意即妙の会話はカウンターの醍醐味。
頭の回転もF1なみ。一斉スタートでもない十名から十一名のカウンター客を的確に捌けるのはそのエンジン故。通い始めて一年が経過しましたが、円熟の境地に更に磨きがかかります。
「今夜もごゆっくりして下さいね。長ーい勝負ですよぉ」なんて、眉間に皺寄せながら、笑った目で小デブに呟きます。
今夜も四時間半の滞在。
しかと堪能させていただきました。
そしてご馳走様でした。
いただいたものは以下の通りです。匠系なので、つまみと握りが交互に提供されます。
<つまみ>
●塩水ウニ:利尻産
●蛸の湯がきたて:佐島産、炭塩で
●本シシャモ:鵡川産のオス
●甘鯛:玄界灘。背身と腹身。ネットリした食感
●松川鰈:北海道産。塩で身の甘さが際立ちます
●松川鰈の縁側の炙り:貴重品を有難うございます
●鰯の磯辺巻き:ビジュアルがバカボンのほっぺ。白い部分が脂ドレス
●北寄貝:鮮度抜群。シャクシャクモフモフ
●北寄貝の紐と柱:柱状節理の境目を剥がすように齧ります
●平貝:磯辺巻きで
●平貝の紐:炙り。噛めば噛むほど昆布のような粘りが口中に拡がります
●穴子白焼き:脂が乗ってきた
●穴子肝焼き:濃い旨味
●水ダコの白子の炙り:香ばしいクッキー
●鮟肝:細巻き、奈良漬け乗せ
●新イクラのかけごはん:筋子から調味
●赤ウニとイクラの混ぜご飯:最強タッグ
●ノドグロの幽庵焼き:キレの良い脂
●太刀魚の幽庵焼き:小デブにはなぜかノドグロと太刀魚が一個づつ、太らせるつもりか?
●毛蟹とウニの混ぜご飯:ウニに軽く温まり栗のような食感
●玉子焼きと芝海老のすり身入りスフレ:
<握り>
●小鯛:柚子の香り
●小肌:酢〆のために生まれた魚
●墨烏賊:桜塩のせ
●墨烏賊のゲソの炙り:短足部分ではなく腰の部分
●小肌:ジャックナイフの輝き
●鯵:名残り
●鰊:おぼろ昆布乗せ、甘い脂。半身の頭から二切れ目。脂の多い美味いところを選んで握っていただきました
●秋刀魚:内臓乗せ。まさに秋味
●車海老:黄身酢仕立て
●カワハギ:肝乗せ
●えぼ鯛:木の芽乗せ
●赤ウニ:唐津産
●生牡蠣:仙鳳趾産、軽く酢漬けで
●中トロ:大間の延縄
●ボタン海老:炙り
●寛平巻き:
●赤身:大間の延縄、薬味は和辛子
●穴子:今が旬
●蛤:茨木産
●トロタク:剥き身、これは大好き
<口直し>
●海ブドウと若布
●姫大根の漬物
●小メロンの漬物
<汁物>
●蜆汁:肝臓の味方
●すり流し:鱈の白子
●お味噌汁:魚出汁
<デザート>
●シャーベット:塩味
●最中二種:マロングラッセとチョコ
<お酒>
●シャルドネ:安曇野の作り手。このシャルドネは美味い。カリフォルニアほど強くはないけど、プラム系の香りはフランスとイタリアの一級品に匹敵、720ml
●金寶秋あがり:原酒の生詰め、バナナの香り、郡山
●穏:純米吟醸、郡山
●穏:純米吟醸ひやおろし、郡山
●穏:純米大吟醸、郡山
●亀齢:純米吟醸、長野
●写楽:純米吟醸。会津若松
各半合なので計三合
岩瀬氏の磁力
土曜日の夕暮れです。
駒込でタイ古式マッサージを受け、すっきりとした頭と軽い足取りで新宿に向かいます。
突然の雷雨。傘の持ち合わせはありません。
でも大丈夫。
南口から地下道を歩き、ワシントンホテル経由でお店の目の前に到着。
今日は五時からの開店だったようで、すでに一組のご夫妻と、ご常連のお一人様が着席しています。
生ビールで唇を湿らせ、突き出しの塩水ウニを舌の上に置きます。
日本酒で攻めるか白にするか...
前回いただいた安曇野のシャルドネが美味しかったので、今日は別の作り手ですが、甲州を選択します。ググるとエノテカで三千円弱。テーブルワインとは異なる力強い味わい。これならヨーロッパの品種にも伍すことが出来ますね。
その後、日本酒に移行。
嬉しい。姿の隠し酒”裏姿”がありました。
美味しい。溜息しか出ません。
食べ過ぎ、飲み過ぎで時計に目をやると十一時。五時間の長っ尻ですいません。
岩瀬氏が真ん丸な眼を輝かせて「上は寮になってますから、泊って行けばいいじゃないですか」
「はあっーーー...」
悪魔の囁きです。
でも誤解しないでください。居座っているわけではありません。
食と酒の太い客には、多分、こういうコースの仕立てなんです。
ただ隣の座席が二回転、時には三回転するのを見ているのも、正直、恥ずかしい。
どんだけ食べて、どんだけ飲んでんだよぉ、このオヤジは。
魅惑的なオファーを振り払い、終電に乗り遅れまいと急ぎ足で人波をかき分けながら駅に向かいつつ、酔いの覚めた頭で反省します。
ご馳走様でした。
いただいたものは以下の通りです。
匠系なので、つまみと握りがほぼ交互に提供されます。
<おつまみ>
●ウニ:塩水。甘い
●蛸:佐島産。炊く時間も短く余分な味付けは一切なし。蛸そのものの香りと炭塩がマリアージュ
●平政:鰤よりは脂が少なく健康的。今が旬の夏場の魚。目から延びる濃い緑色と黄色の模様を思いだし、なぜだかブレードランナーのレプリカント役のダリル・ハンナのメイクを連想します。グラスを見つめながらこんなつまらない連想をしているから五時間もいることになっちゃうんだ、と反省
●アイナメ:函館自由市場直送。熟成したしっとり感を本山葵が締めます
●剣先イカのゲソと耳の炙り:食感の良い耳と短足の組み合わせ
●鰊の磯辺巻き:海苔が美味い。さすが江戸前の千葉産
●平政のハラミの炙り:骨付きの身は美味い。砂摺り部分も余分な脂が抜けて美味
●石垣貝:別名、白トリ貝。例のごとく裏のモフモフは鮮度の証
●北寄貝:やはり裏のモフモフが味蕾を刺激します
●北寄貝の紐と柱の炙り:火を通すことで味変
●穴子の炙り:地焼きなので齧る魅力に興奮
●穴子の肝焼き:ネットリ
●水蛸の白子の炙り:まるで醤油味のクッキー
●鮟肝の炙り:秋ですね。これから上質の肝が提供されはじめるんだろうな
●新物イクラ:若くて健康な脂。丼一杯はいける
●平政のカマ焼き:小骨の平政発見。興味のある方は写真をご覧ください
●毛蟹とウニの混ぜご飯:定番。贅沢な組み合わせ
●ボタン海老の頭の炙り:甲殻類の焦げた香りと海老味噌の甘みがハグしています
●蜆汁:冷凍することでオルニチン倍増
●トウモロコシのすり流し:コーンスープの出汁割り。口当たりの良い甘さ
●味噌椀:鮨屋のお椀は魚出汁が半端なく、美味い
<握り>
●小鯛:春ではないので小鯛と呼んじゃいます。脱水と〆加減上等
●新子:一枚付け。小肌の香りが漂い始めます
●小肌:子供と成魚を同時期に食せる幸せに感謝
●剣先イカ:いわゆる白イカ。桜塩のせ
●鯵:青ネギと大葉を叩いてミンチ状にした薬味と共に
●鰯:朧昆布のせ。手渡しで餌付けされます
●秋刀魚:内臓のせ。手渡しで完全に餌付けされました
●車海老:黄身のおぼろをまとわせます。隣のオヤジがシンガポール航空のCAの制服のようなワンピースを着た綺麗目のお連れ様に映画の蘊蓄を語ります。「マリアンヌっていう映画、知ってる?」とオヤジ。「ええっ、知らないですぅ。どんなストーリーなんですか?」とCA。「マリアン・トリアーユがね...」とオヤジ。「マリアン・コティヤールやろ!」と腹の中で毒づく小デブ。周囲を観察しているから五時間も居ることになるんだよぉ、と反省
●えぼ鯛:柔らかい白身。焼くと美味しそう
●ムラサキウニ:噴火湾?
●生牡蠣:仙鳳趾産
●中トロ:大間産
●赤身:大間産。薬味は和芥子
●ボタン海老:炙り
●金目の昆布締め:定番
●金目の皮の炙り:定番
●穴子:今が旬
●蛤:潮の旨味が口中に充満
●赤ウニ:唐津産。そろそろ名残か
●寛平巻き:最後はこれでないと
<お酒>
●生ビール:小サイズ
●甲州:中央葡萄酒株式会社 Grace Koshu 720ml
●裏姿:無濾過生原酒、栃木
●大信州:松本
●ひと夏の恋:宮城
●屋守:純米中取り無調整生、東京
●写楽:写楽純米吟醸、会津若松
日本酒は各半合なので合計2.5合
岩瀬氏の厚遇
土曜日の夜です。
お一人様の時間です。
タイ古式マッサージで緩んだ体をいじめ、六時にお伺いします。
既に二組のカップルと、小デブと同様のお一人様がいらっしゃいました。
親方の正面に座ります。
ダイエットしたスノーマンのようなシルエットですが、ちょっと悪戯っぽい笑顔が若い頃の梅宮辰夫にそっくり、とも思えます。いずれにしても、安心してすべてを任せられる、まさに艶福顔。
さあっ、四時間コースのスタートです。
今夜はいつもの生ビールに始まり、親方お勧めの安曇野のシャルドネ経由、会津若松、郡山、宮城、栃木の地酒を堪能しました。
発見は日本のシャルドネの素晴らしさ。
シャルドネと言えばいわゆるブルゴーニュのシャブリですが、小デブにとってはシチリアはプラネタ社のシャルドネがナンバーワン。
プラネタの厚みには敵いませんが、そこら辺のシャブリは思わず後ずさりしてしまいます。なめていました。
岩瀬さんも自ら安曇野のその畑に赴き『皆さん、畑に対する思い入れ、というか愛情の注ぎ方が凄くて.それで仕入れるようにしました』とのこと。
酸味も十分な辛口で、つまみや握りを邪魔しない完ぺきな食中酒でした。
あっという間の十時過ぎ。
贅沢な時間を頂戴しました。
そしてご馳走様でした。
いただいたものは以下の通りです。
匠系なので、つまみと握りがほぼ交互に提供されます。
<つまみ>
●ウニ:函館自由市場直送の塩水ムラサキ
●蛸:佐島。定番。炭塩で
●鮑:房総産。出汁でわった肝とともに
●稚鮎:成田産
●甘鯛:背身と腹身、自由市場直送
●ホッケ:噴火湾の根ボッケ
●蛸の頭:ゼラチン質を堪能
●白イカのゲソ:炙り。中は半生
●鰯の磯辺巻き:北海道産。この鰯を追いかけて鮪が北上
●鯵:浜田産
●北寄:でっかい。裏のモフモフが味蕾を優しく刺激
●北寄の紐と柱:炙り
●鮟肝:海苔巻き、奈良漬け乗せ。匠系の定番
●穴子白焼き:薬味はおろし玉ねぎ
●穴子の肝焼き:肝だけの築地売り
●白子のすり流しソーメン:今が旬のゴマフグ
●白子の炙り:今までのオリーブオイルから醤油へ。これも美味い
●白イカの耳とウニの混ぜ物:貴重品の耳。嬉しい
●ノドグロ:幽庵焼き、健全な脂
●オニエビの頭の炙り:温まった頭の味噌とキチン質の焦げる香りがマリアージュ
●毛ガニとウニの混ぜご飯:定番
●万願寺唐辛子:炙り
●沢煮椀:背脂のコク
●蜆汁:肝臓の恋人。一度蜆を凍らせるのでオルニチン倍増
●口直し:メロン漬け、ザーサイ
●シャーベット:二種
<握り>
●春子鯛:脱水が完璧。酢橘の香りが鼻腔をくすぐります
●新子:走り。二枚付け。原価は一貫で新渡戸稲造
●小肌:大人の新子
●白イカ:桜塩のせ
●鯵:浜田産
●青柳:函館自由市場直送
●鰊:自由市場直送
●鰊の押し寿司仕立て:隣のお一人様のリクエスト
●車海老:黄味酢仕立て
●エボ鯛:身質が柔らかく美味
●赤ウニ:唐津産
●牡蠣:松前産
●トキシラズ:噴火湾産
●中トロ:噴火湾の定置網
●赤身:同じく噴火湾の定置網
●オニエビ:別名、ゴジラエビ。見てくれは悪いけど甘くて美味
●北海しま海老:解禁、これも甘い
●金目:昆布締め
●金目:炙り
●穴子:旬
<お酒>
●生ビール
●シャルドネ:安曇野 720ml
●写楽:純米吟醸、会津若松
●ひと夏の恋:純米吟醸、宮城
●姿:特別純米、栃木
●穏:純米吟醸、郡山
日本酒は各半合なので、計二合
岩瀬氏の篤実
土曜日の夜です。
タイ古式マッサージで緩んだ体をいじめます。
施術後は、まるで車に引かれたカエルのように、うつぶせで伸びてしまいました。
情けない。
カエルと言えば可愛いけど、正直な人からすれば、トドかセイウチに見えたかもしれません。
それはともかく、血管を流れ始めた毒素を排出するため500mlの水を飲み、都庁前まで歩きます。
六時前に到着したところ、既に男の子二人を連れたご常連が楽しそうにグラスを傾けています。星一徹ばりに魚の高説を垂れるオヤジにおとなしく頷く子供二人。幸せな時間が流れていきます。
ほどなく予約客が集まり今夜も満席となりました。九時を過ぎたあたりから二回転目のお客も押し寄せます。今夜の客層は、とりわけ若い方が多めでした。岩瀬さんの懐の深さが若い年代の方も引き寄せるんでしょうね。
今日も素敵な四時間を過ごせました。
そしてご馳走様でした。
いただいたものは以下の通りです。
匠系なので、つまみと握りがほぼ交互に提供されます。
<つまみ>
●塩水ウニの出汁割り:函館産
●蛸:佐島産。炭塩。常に湯がきたてを提供。脚と頭というか胴体。プルプルのゼラチンを堪能
●稚鮎:成田産。ほろ苦い内臓に溜息
●甘鯛:背中とお腹。ムッチリ
●松川鰈:高級品、貴重な天然もの。身と縁側の炙り。今夜の悶絶その①
●墨烏賊のゲソ:短い脚。可愛い
●蛍烏賊:トリオで炙り。生七味と合う。炙って溶け出した内臓をシャリに絡めて残さずいただきます
●鰯:磯部風の細巻き
●北寄貝:裏のモフモフは鮮度の証。今夜の悶絶その②
●北寄貝の柱と紐の炙り:付け焼き
●穴子:地焼き。薬味はおろし玉ねぎ
●穴子の肝:炙り
●河豚の白子:すり流し。白身素麺入り
●河豚の白子:オリーブオイル焼き。表面カリッ、中はトロトロ
●太刀魚:幽庵焼き
●時鮭:皮の炙り。小デブの好物
●万願寺:漬け焼き
●沢煮:先月から登場。大好き
●蜆汁:一旦冷凍してオルニチンを強化
●お味噌汁:
●口直し:胡麻ゴボウ、メロンの漬物、ザーサイ、海ブドウ、若布
●デザート:アイスクリーム
<握り>
●春子鯛:柚子香で旨さ倍増
●小肌:天草産
●墨烏賊:桜塩
●鯵:旬。肉厚
●鳥貝:愛知産。生
●青柳:加藤清正の兜のように身がそそり立っています。今夜の悶絶その③
●鰊:朧昆布乗せ
●車海老:鹿児島産の天然。これから季節的に高値になるそう
●牡蠣:松前産
●時鮭:若くて健康な脂
●中トロ:和歌山産
●赤身:和歌山産
●金目:皮無し、昆布乗せ
●金目:皮目炙り
●ウニ:噴火湾産
●赤ウニ:唐津産
●鮟肝:細巻きの奈良漬け乗せ
●海苔巻き:干瓢
<お酒>
●生ビール:中グラス
●日高見:超辛口純米、石巻
●夜明け前:純米、長野
●大那:純米吟醸、栃木
●姿:純米吟醸、栃木
●残草蓬莱:純米、神奈川
●写楽:純米吟醸、会津若松
●穏:純米吟醸、郡山
●屋守:純米、東京
各半合なので計四合
●池の露:芋焼酎、ロック
岩瀬氏の心意気
土曜日の夜です。
今夜は岩瀬さんのお世話になります。
銀ブラした後、時間をつぶし、いつもの六時にお伺いします。
既に岩瀬さん正面の座席を一つ残し、満席です。それもその筈。今日に限り五時の予約でした。
スマホの予定表にはちゃんと五時で登録しているので、完全に小デブの不注意です。
『心配しましたよ』と優しく慰めていただき、小デブの体がゆるゆると萎みます。
年をとると思い込みが激しくなるんですね。情けない。申し訳ありませんでした。
客層はご近所にお住いの賑やかなご夫婦が三組、若いカップルが一組、小デブと同じお一人様のオヤジが一人といった構成です。その後、二回転目の七時過ぎに三組のカップルがいらっしゃいました。GW最初の祝日なのに相も変わらず人気のようで、小デブも嬉しくなりました。
今日は各段に賑やかです。旧店舗のように静かに呑める雰囲気は在りませんでしたが、春の陽気で皆さん高揚されているのでしょう。
美味い酒に旨いつまみと握りを堪能し、四時間コースの宴が終わりました。
幸せな気持ちで駅までの地下道をノテノテと家路につきます
ご馳走様でした。
いただいたものは以下の通りです。順不同です。
<おつまみ>
●塩水ウニ:甘い
●蛸:佐島産。湯がきたて。炭塩が薬味
●のれそれ:見た目が綺麗
●揚巻:有明産。今が旬。炙りに醤油を垂らして。薬味は七味。アサリと蛤の中間のような味
●ホッケ:お腹と背中。函館自由市場直送。旨味の宝庫。今夜の悶絶その①!
●甘鯛:お腹と背中。特にお腹がねっとり。この脂は溺れる。今夜の悶絶その②!
●蜆汁:殻ごと一旦冷凍。おかげでオルニチン倍増
●ゲソ:半生の炙り
●鰯:細巻きで。脂がのってきました
●蛍烏賊:炙りが三尾。薬味は黒七味。尻のでかいラテン系。お皿に残った味噌に白シャリを混ぜ、余さずいただきます。今夜の悶絶その③!
●北寄貝:生と炙りを一切れづつ。炙りも美味い
●本ミル:貴重品。海藻の香り
●ホタテ:磯辺巻き。木更津産の海苔
●ホタテ卵巣:ごま油で。名残の卵巣。また来年
●穴子:メソッコの炙り。薬味はおろし玉ねぎ
●穴子肝炙り:小さいけどねっとり感にパンチ有り
●白子:真鯛。オリーブオイル炙り。旬。今夜の悶絶その④!
●鮟肝:細巻きが二個。一つは奈良漬け乗せ
●のど黒:炙り。体に良い脂
●太刀魚:幽庵焼き。繊維が直立
●クエ:炙り。鶏肉のような食感
●桜鱒:皮の炙り。川の裏側は美味い。今夜の悶絶その⑤
●沢煮椀:椎茸、人参、キヌサヤの細切り+豚の背脂と鰹出汁。今夜の悶絶その⑥!
●山葵の葉:八方出汁混ぜかな
●箸休め:海ブドウ、若布、ザーサイとメロンの浅漬け、胡麻ゴボウ、水茄子
●ボタン海老の頭:炙り。キチン質の焦げた香りは日本酒の右腕
●毛ガニとウニの混ぜご飯:定番
●玉子焼き:スフレと焼き
●お椀:中身は失念
●デザート:チョコバナナアイスクリーム
<握り>
●春子鯛:水分抜きがベスト。柚子の香り
●小肌:好きなサイズ
●墨烏賊:薬味は桜塩
●鯵:通年、美味い
●青柳:千葉産。紐だけ炙って。生と炙りの両方の食感を味わえます
●鰊:朧昆布乗せ
●車海老:黄身酢仕立て
●エボ鯛:昆布絞め。木の芽の香りと合う
●牡蠣:松前産。酢〆
●桜鱒:今が旬。徳部宇なハラミ乗せ
●ミンク鯨:こちらでは初めて
●中トロ:油津産
●ボタン海老:炙り
●赤身:漬け
●キタムラサキウニ:函館産
●金目:昆布締め
●金目:炙り
●穴子:入梅のこれからが旬
●干瓢巻き:これは外せません
<お酒>
●生ビール
●日高見:超辛口吟醸、宮城
●伯楽星:純米吟醸、宮城
●夜明け前:純米酒、長野
●大那:純米吟醸、栃木
●姿:純米吟醸、栃木
●残草蓬莱:特別純米、神奈川
●阿櫻:純米大吟醸、秋田
●屋守:純米、東京
●写楽:純米吟醸、福島。この酒蔵は大好き
●穏:純米吟醸、福島
各半合なので合計五合
新規開店、おめでとうございます。
土曜日の夜です。
昨夜の岩澤さんに続き、その兄弟弟子にあたる岩瀬さんに心のささくれを解いていただきます。
バスタ新宿そばのビルの六階から西新宿方面に移動されました。念願の路面店だそうです。
お祝いですからね。駅前の果実園リーベルでメロンを入手し、手土産にします。
六時前に到着しました。
ワシントンホテルの裏側の路地に面しています。甲州街道から十メートル程度入っただけですが、静寂が訪れます。
玄関脇はまるで胡蝶蘭の展示会。ハワイの中澤さんからも届いておりました。
昨夜の岩澤さん曰く『お花をお贈りしましょうか?』とお聞きしたところ『もう置き場所がねえよぉ』とのことで、各種の銘酒を贈られたとのこと。今夜の小デブはその銘酒狙いです。詳細は後半に記しますが、確かに以前のお店では出されていないものが多々ありました。
設えは以前の店舗の丸写しです。体が導線を覚えてらっしゃるんでしょうね。座席は十席。檜の一枚板にほれぼれしてしまいます。コースターは箱根の寄せ木細工。ネタケースの正面にも寄せ木細工の木工象嵌。繊細なセンスです。
『ゆっくり目で進めますね。××さんの後ろには予約を入れておりませんので...』と岩瀬さん。
四時間コースの幕開けです。ウニと白子、牡蠣の食べ比べ。ご常連が帰られた後に黙ってそっと出されたサクラマスの皮焼きなどなど、巨躯に宿る繊細な気配りと目配りにいつもながら頭が下がります。
いただいたものは以下の通り。順不同です。
そしてご馳走様でした。
<おつまみ>
●蛸の柔らか煮:佐島産
●ノレソレ:ポン酢かけ
●雲丹の出汁漬け:羅臼の馬糞と噴火湾のキタムラサキ
●ホウボウ:房総産
●あぶら鰈:その名の通り脂が多め
●あぶら鰈の縁側:炙り。脂が滴っています
●鰯の海苔巻き:鰯と海苔って合います
●ホタルイカ:炙り。お皿に染み出た肝ソース。岩瀬さんがアイコンタクトしてきます。黙ってお皿を差し出します。白シャリが乗っかります。混ぜて肝を残さず堪能しました。今夜の悶絶その①
●北寄貝:今が旬。肉厚。生と炙りの二種類
●帆立:天然
●帆立の卵巣:ごま油と塩。柱よりこちらが本命。今だけ
●鯖:銚子産。生と炙りの二種類
●穴子:めそっこ。炙っておろし玉ねぎを乗せて
●タラの白子のすり流し:通称、雲
●タラの白子の炙り:オリーブオイルで
●河豚白子の炙り:鱈と食べ比べ
●酢牡蠣:昆布森産
●生牡蠣:昆布森産。酢〆と食べ比べ
●クエ:焼きで。噛むたびにギュッギュツと押し返してきます。日本海側の山口産
●栗蟹と雲丹の和えご飯:定番
●卵:芝海老と芝海老なしの二種類
●サクラマスの皮焼き:小デブは皮が好き
●蜆汁:肝臓が歓喜
●お漬物:胡麻酢ゴボウ
●お味噌汁:日本人で良かった
<握り>
●春子鯛:水分の抜けも申し分なし。柚子の香り
●小肌:天草産
●墨烏賊:桜塩のせ
●鯵:脂の旨味を堪能
●鳥貝:生。愛知産。手渡しなので写真は撮れませんでした
●エボ鯛:江戸前。馴染み薄だけど以外にいける
●桜鱒:ムニュッムニュッ
●中トロ:下田港で上がった280kg。この時期のベスト
●牡丹海老:炙り
●赤身:漬け。中トロと同じ下田港
●金目鯛:昆布乗せ
●金目鯛:炙り
●穴子:美味い
●寛平巻き:大好き
●山葵巻き:立派な太い山葵なので、珍しく巻いてもらいます。薬味は梅肉
<お酒>
●生ビール×中
●モヒカン娘:豊盃の酒蔵。インパクト絶大のラベル。もうひとつ燗を、の略語らしい
●貴:特別純米×二杯
●亀の海:純米吟醸薄濁り
●ゆきの美人:純米吟醸
●鍋島:純米吟醸×二杯
●穏:純米吟醸
●梵:純米大吟醸
●写楽:初しぼり純米、
●来福:純米吟醸×二杯
●穏十八代:純米大吟醸
各半合づつなので計6.5合
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店名 |
すし岩瀬
|
---|---|
受賞・選出歴 |
寿司 百名店 2022 選出店
食べログ 寿司 TOKYO 百名店 2022 選出店 |
ジャンル | 寿司 |
予約・ お問い合わせ |
03-6279-0149 |
予約可否 |
予約可 |
住所 |
このお店は「新宿区新宿4-1-9」から移転しています。 |
交通手段 |
都庁前駅から501m |
営業時間 |
|
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥15,000~¥19,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 |
席数 |
10席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、日本酒にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
備考 |
☆2月25日移転オープン |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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土曜日の夜です。
西新宿です。
およそ三か月ぶりの”すし岩瀬”さんにお伺いしました。
六時に暖簾をくぐると、ご常連様のご夫妻が一組着席中。
ラッコは岩瀬氏の正面に椅子を引かれますが、いつになく狭い間隔。
『いやぁ、今日は狭くてすいません。ちょっと予約の不手際で・・・』と岩瀬氏。
確かに数えてみると十三席。いつもより一席多いのかな。
まっ、この程度の狭い間隔のお店は他店でも良くあるので、気にはなりません。
『はじめまして・・・』と明るい女子の声。
えっ、なんやろう、と振りかえるとマスク姿でもわかるカワユイ女子がご挨拶。
新人さんですね。
カノンちゃん。漢字で書くと花音。
キラキラネームです。
聞けば岩瀬氏の同級生の娘さんだとか。
いやぁ、こちらの娘さんはみんなカワユイなぁ。
お伺いする楽しみがまたひとつ増えてしまいました。
さてさてそれでは本題です。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
そしてご馳走様でした。
<まとめ>
オ-プンラストの五時間の宴。
終電ギリギリでお店を後にするのは毎度のこと。いやぁ、腹パンです。おまけに日本酒も六合ほどいただき、ちょっと気持ち良いほろ酔い具合。
〆のアイスクリームもオールインして、気持ち良くお店を後にしました。
<いただいたもの:●つまみ、◇握り>
●のれそれ
●煮蛸:千葉
●煮烏賊:印籠詰め
●ウニご飯:三種(塩水と箱のムラサキ、箱の馬糞)
●蒸し牡蠣:生七味
◇春子鯛
●蜆汁
◇小肌:熊本
◇墨烏賊:桜塩
◇白いか:剣先イカ
●白いか:ゲソの炙り、コノコ乗せ
●鰊:細巻き(ガリ、胡麻、胡瓜)
◇鰯:あたりネギ
●帆立:磯辺
●帆立:紐、炙り
●帆立:卵巣、胡麻油
●ワカサギ:炙り、北海道
●北寄貝:炙り(身、柱、紐)
●焼き鯖
◇しめ鯖:おぼろ昆布
●穴子:白焼き、玉葱おろし
●穴子:串焼き(エリ、肝)
●茶碗蒸し:九絵、五島列島
●糠漬け:胡瓜、茄子、蕪
◇車海老:黄身酢朧
●胡麻河豚白子の摺流し:白身魚素麺
●真鱈白子:醤油炙り
●喉黒:蒸し、銀餡掛け、能登
◇甘鯛:素揚げ鱗乗せ
●甘鯛:兜の酒蒸し
◇桜鱒:炙り皮乗せ
◇皮剥:肝乗せ
●皮剥の肝:ソテー
●喉黒:兜の一夜干し
◇中トロ:厚切り、下田
●毛蟹:唐墨、毛蟹の殻出汁の餡掛け
◇漬け:湯霜、厚切り、下田
◇煮穴子
◇もろきゅう:細巻き、白味噌
◇干瓢巻き
●稲荷寿司:穴子の煮汁
◇おはぎ
●玉子:カステラ、スフレ
●お味噌汁:青海苔
●アイス:みかん、塩、ラムレーズン、マッチ
●抹茶風味:生チョコ
<お酒>
・ハイボール
・大那:特別純米、栃木
・姿:純米吟醸、無濾過生原酒、中取り、栃木
・三千盛:本醸造、岐阜
・八海山:あわ、瓶内二次発酵、新潟
・御湖鶴:純米吟醸、無濾過生原酒、長野
・風の森:純米、秋津穂657、奈良
・屋守:純米、東京
・にいだしぜんしゅ:純米、福島
・伯楽星:純米吟醸、宮城
・日高見:純米吟醸、弥助、宮城
一周したので、口に合ったのを追加しました。
・御湖鶴:純米吟醸、無濾過生原酒、長野、二杯目
・大那:特別純米、栃木
日本酒は合計六合くらい