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店名 |
掲載保留
中華そば とん兵衛
|
---|---|
ジャンル | 食堂、焼きそば |
住所 | |
交通手段 |
都営大江戸線西新宿五町目駅A2出口を出て左に進み、清水橋交差点を渡ったら左に進んで最初の角を右に曲がって、その次の十字路を左に曲がるとすぐ先の右側にお店が見えて来ます 西新宿五丁目駅から382m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 |
席数 |
8席 (カウンター8席) |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
オープン日 |
1972年 |
備考 |
ワケあって極力電話はしないでほしいとのこと。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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【師走の告白】
地形は歴史を受け継ぐ。
ブラタモリを見て、つくづく感じるのは
どんなにコンクリートで現代を形作っても
川や谷といった痕跡は、ずっと残るのだということ。
それは、飲食店にも言えるような気がして
激安の飲食店が並ぶ界隈には
相応の歴史がある。
肉体労働者の胃袋を満たし、格安の宿を提供してきた
大久保。
その名残、日の出食堂。
いつかそのうちと思いながら
未訪のまま閉店。
もう一つ、その近くの上海飯店。
こちらも未訪のまま閉店。
古くからの店はなくなっても
安く食べさせる風土は残っている。
とはいえ、やっぱり
なくなる前に行きたいお店はある。
年末にかけて、やり残したことの整理
というほど大袈裟ではないのだけれど、
年が明けて、お店が閉店していた
というのは、どうにも寂しい気がして
気になるお店はなるべく年内に
と、まずこちら。
都庁からしばらく西へ。
最寄りは西新宿五丁目駅ながらも
住所は渋谷区。
このあたり、寿司屋が結構あるけど
昔はなんだったんだろう。
19時前の訪問。
店先は暗く、閉店なの?
と思ったけれど、近づいてよくよく見ると
明かりはついていて、
営業中の札も出ている。
8月にマイレビさんが訪問していて
その時点で、食事はヤキソバしか
やっていないとのことで、
確かに店先のメニュー一覧も
お酒とつまみと、やきそばのみ。
焼肉丼なんかもあった
一年前のメニューと比べると
随分、品数が減った。
営業時間も4-9時までと
昼はやめたようだ。
うーむ。
一瞬入店をためらうも、
せっかく来たのだし
と暖簾をくぐる。
先客2名。
開口一番、女将さん
(8OGさん的には、おばあちゃん)から
「ラーメンはやってなくて、お酒だけだけど」と。
ヤキソバは大丈夫ですか?
と聞いてみたら、それはOK。
常連さんが席を移動して、ちょっと場所を広げてくれて
カウンターに座りながら、ぼうっと店内を見回して待つ。
キタナトランの表彰状も飾ってあるけれども
なんとも味わいのある雰囲気。
それは、もちろん、内装もそうなのだけど、
カンカンにたかれた石油ストーブだったり、
寡黙な先客が、ちびちび日本酒を傾ける様子であったり、
テレビから夜のニュースが淡々と流れる様子であったり、
おばあちゃんがせわしなくヤキソバを炒める様子であったり。
お茶を片手に、みかんでも頬張って、
いくらでもぼけっとしていたいような。
途中、おばあちゃんから
「紅ショウガ、大丈夫?」
と確認があって、大丈夫と答える。
ヤキソバ提供までの約10分。
先客が小さなヤカンから手酌をする
日本酒がどうにもうまそうで、追加発注。
「冷酒?熱燗?」と聞かれて
冷酒と答えたものの、
やっぱり熱燗かとすぐに訂正。
ひとまずヤキソバを喰らう。
やわらかめの麺に、たっぷりの青のり。
ソースは控えめで、おばあちゃんが
醤油を足し足ししていたとおり、
比較的あっさりめの味わい。
キャベツとタマネギは
くったりしているのもあれば
しゃっきりしているのもあって。
取り立てて、どうこういう味ではないけど
いいなぁという言葉がほろりと口をつく。
ものは器で食わせる
「時そば」ではないけれども、
確かに、ものは器であったり、
雰囲気であったり、状況によって
いかようにも味が変化する。
数分で、熱燗でお願いしたお酒が
やかんで届く。
グラス一杯の量。
人肌より熱め。
おばあちゃんが温めている途中で
「熱っ」と小さくこぼした熱燗。
これもどうということのない
日本酒。
熱燗にしていることもあって
口当たりはまろやか。
ややしばらくあって、
お通しということで、
ほうれん草の胡麻和えが手渡される。
ほどよい甘みの胡麻和え。
あら、これは本当にうまい。
ゴマの甘みに、紅ショウガのピリピリで
酒が進む。
〆て、740円。
お通しは別途ではなく、
酒代に組み込まれている。
千円行かずに、ほろ酔い。
それ以上に、なんかほっこりいい気分。
年末、あわただしく流れる時間に
掉さすようなゆったりとした時間。
これはこれは
ずいぶん贅沢をさせてもらったような。
(2016.12.19)