ガサツだけど憎めないこれでもかの雲吞麺。 : 広州市場 西新宿店

【6度目の訪問】

新宿西口、広州市場さんへ。
11時半過ぎ、ありゃ、店頭に誰もいません。
店内3人待ち。入ってみると目の前の厨房から熱気。
ひゃあ、暑いなぁー 並んでると注文を聞かれます。
基本の「広州雲吞麺・塩」（税込799円）を注文。
5分ちょっとで着席。 ほっ、客席は涼しかった。

数分で目の前にドンと登場。
ひゃあ、丼ぶりを覆いつくす雲吞の白い皮。
スープ… これじゃあ、飲めないので、まず雲吞。
しっとりした皮、中華風スパイスの効いた餡。
薬味の絡んだ肉、甘ウマで本格的な味わい。
決して大ぶりではないが、1個の満足感が高い。
それが、ひいふうみぃ… なんと10個も入ってます。
食べても食べても減らない雲吞マジックを体験。

麺もちゃんと入ってます。
極細ながらコシのあるストレート麺。
口当りはつややかで食べるとぷつんと切れる食感。
雲吞の下に埋もれてますが、ダマになってない。
まあ、雲吞とどっちが主役か分からない状態だけと、
この混然一体感が広州市場さんらしさ。

スープ、今回はちょっとゆるく感じる塩味。
雲吞や麺の小麦感を邪魔しないバランスの良い味。
ほうれん草はグデグデの柔らかい茹で感。
メンマはよれよれの頼りなさ。
硬茹での玉子半身、お弁当のようでノスタルジー。

ガサツだけど憎めないこれでもかの雲吞麺。
いやぁ、まったくもって品の良さかけらもなし。
店の雰囲気もガサツ、味も仕立ても大ざっぱ。
でも、このライブ感と雲吞の迫力に負けます。
だって、すごいコストパフォーマンス。
デフォ800円で新鮮な雲吞を飽きるまで食べられる。
その下に麺もあるんですよ？
何だかなぁ…とか思いつつ、食べちゃうし、
何だかなぁ…と言いつつ、また来ちゃうんです。

お店のスタッフの方はガサツだけど元気だし、
ガチャガチャだけど、まあ、一生懸命。
そんな儚げな力の入れ方が、どことなくアジアン。
めちゃ美味しかった～とは言わないけど、
このお店、やっぱり好きなんです♫

【5度目の訪問】

新宿西口のお昼前。広州市場さんへ行こう。
前回から気が付けば2年以上経ってました。
11時半過ぎなのに店頭に8人待ちと盛況です。
リーマンオンパレードでホッとします（笑）
並んでる間にお店の方に注文を聞かれます。
「三種盛り雲呑麺・塩」（税込853円）を注文。

回転良く10分ちょっとで入店、1階に着席。
相変わらず雑然、混沌とした市場のような店内。
決してきれいじゃなく狭いのになぜか落ち着く。

10分経たないうちに登場です。
雲呑にスープが溢れんばかりの泣ける眺め。
スープは出汁感薄めのシャワっとした塩味。
あっさりですが、意外と塩分感は残ります。

ゴロゴロ転がった雲呑たち。
広州雲呑麺用の肉雲呑が3個、海老雲呑が2個、
鶏と野菜の雲呑3個、計8個が丼ぶりを覆い尽くす。
肉雲呑はジューシーでほのかに甘い豚肉が超美味♫
さすがにメインなだけあって唸る美味しさです。
海老雲呑は毎回驚きの中型むきエビまるごと抱合。
下味の付いたエビが何ともたまらない美味しさ♫
コリコリした食感のタケノコ粗みじんもグッド。
鶏と野菜の雲呑、緑の野菜はニラかなぁ…
生姜等の薬味が効いて、何だか餃子の餡みたい。
あっさりと思いきや意外にパンチあるうまさ。
これでもかと、全くもって贅沢な雲呑攻撃です。

麺はやや加水率高めの細麺ストレート。
芯にねっとり小麦感があって美味しい麺です。
他にも固茹で玉子半身、ほうれん草、メンマと、
雲呑以外でも飽きさせない多彩な具材。
ボリューム満点で食べ応えがあります。
スープの味はやはり醤油より塩が合う気がする。

溢れんばかりの雲呑に包まれる至福。
ジャンクで生命力みなぎる気取りなき一杯。
やはり広州市場の雲呑麺はただものじゃない。
時折無性に食べなくなる味わいですね。
満足感高いです。

食べ終り外に出ると、ずらりと続く長蛇の列。
全員男性なのがくすっと笑える。二郎みたい…
また機会を見てうかがいますね。

【4度目の訪問】

無性に食べたくなり、また来ちゃいました。
午後1時で、店内3人待ち。
ほどなく着席できました。
今回は、店頭メニューにあった、限定らしき
「ホタテ貝柱と淡路新玉ねぎのわんたんめん」
（918円）に魅かれ、塩味で注文です。

黒い器に入って出て来たわんたんめん、
大ぶりの雲呑がゴロッと7個。
食べてみると、餡がジューシーで美味しい♪
玉ねぎの上品な甘さが光る。
ホタテ貝柱はそれほど入っていなくて、
味を主張するというより、エッセンス的。

麺は細麺ストレートだが、今回はたまたまか、
やや硬めの茹で上がりで、食感が良い。
硬めオーダーって、ありかもなぁ…
スープは澄んであっさりながら、
後々塩分の効いてくるジャンクさを併せ持つ。

味玉がフルで載ってますが、これまでと違い、
黄身が流れ出す絶妙の半熟の仕上がりで、
玉子の味が濃密で美味しい。

今回はレギュラーでないメニューでしたが、
やはり満足のいく一杯でした。

このジャンクでザクっとした雲呑麺に
完全にハマってしまいましたね…


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【3度目の訪問】

新宿の12時少し前。
広州市場さんに行ってみると店外4人待ち。
回転よく5分程度で入店。
前回海老雲呑の旨さに感動したので、
「清湯海老雲呑麺」（853円）を塩で注文。

厨房で中心的な役割を果たしてる
若い女性の動きがなんとも素晴らしい。
テキパキ、手が早く、指示が的確。
若い方中心で、活気があって良いですね。

さて、海老雲呑麺。
プリプリの海老がごろっと入る大ぶりな雲呑。
やはり、素材感豊かな、ぜいたくな味わい。
おいしいなぁ～♪
これがガバっと5個載ってます。
細麺ストレートの麺は引き上げ重いものの、
意外にスープに負けない食感。
塩味のスープはコクは弱めだが、
鶏油の効いたあっさり感で麺と親和性が良い。

やはりこの海老雲呑、タダモノではない。
でも、5個食べたらやや塩分感が強い気がした。
もう少し控えめでも十分おいしいんですけど。

細麺はギッチリで、ボリューム満点。
全くもって、ザックリした一杯ですが、
この屋台感、妙にクセになりますね…


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【再訪です】

新宿に来たので、広州市場さんを再訪です。
午後1時過ぎだったが、6人待ち。人気店なんですね…
半年前にもらった、ありがとうクーポン、
まだ財布にありました。
並んでるうちに注文を聞かれたので、
「三種盛り雲呑麺」（税込853円）を「醤油味」でオーダー。
クーポンは、煮玉子（半身）増量です。

回転早く、10分経たないうちに店内へ。
今回は、地下の客席に案内されます。
らせん階段を下ると、テーブル席だけの地下階。
屋台市場感の強い1階と違って、まったりした雰囲気。

5分程度で登場です。
丼ぶりが、ワンタンで覆われていて、
ボリューム感のあるビジュアル。
受け皿が付いていて、スープが並々こぼれてる。
通常の肉雲呑2個、海老雲呑2個、鶏と野菜の雲呑が3個入ってます。
初めて食べる海老雲呑は、衝撃のおいしさ。
プリップリのむき海老が2つ入っていて、贅沢な感じ♫
鶏と野菜の雲呑は、ニラでしょうか、青い刻み野菜がサッパリと、
雲呑皮に絡んで美味です。
しかし、この雲呑の皮、これだけでもおいしい♪
つるつるとした食感ながら、もちもち、ふわっとした味わい。

麺は細麺ストレート。
茹で上がりは普通で、固くはなく、引き出すのが重い。
伸びないようにと思うと、何だか慌しくすすっちゃいます。

今回は醤油スープを選択したが、
おいしいけど、塩味の個性的なジャンクさと比べると、
特徴の弱い、シンプルな鶏がらスープでした。
個人的には、塩味の方がお勧めかなぁ…

しかし、雲呑のおいしさ、唯一無二の感があります。
等身大で、きさくな、シズル感のある一杯は、
雑然とした仕上がりながらも、妙に嬉しくなる味わいです。

また、機会をみて伺いますね。


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【初回訪問】

まあるい緑の山手線～♪ でおなじみの、
新宿西口ヨドバシカメラのある西新宿一丁目の飲食街。
かねてから気になっていた広州市場さんへ行ってみました。

あちこちサインもにぎやかな飲食街でも負けないファサード。
入口左手に、ワンタンの調理場がガラス越しに見えます。
おかげさまで20周年、だって…

喫茶店のような扉を開けて入ると、
お店の方々のにぎやかな歓待の声。
奥に細長く、左手に調理場が連なってる。
手前に地下に続く階段があり、そちらにも客席がある様子。
雲呑の茹で場のようなスペースがある。
そのまま奥に案内される。
奥には調理場に面したカウンター席、反対側にテーブル席。
湯気が立って、お店の方の威勢の良い掛け声。
シズル感満点のこの雰囲気、何だか広州の屋台のお店みたい。
活気があるのはいいけど、床が少し滑るし、
カウンター上もちょっと汚れてる感じ。

店員さんがせわしなく注文を聞きに来る。
メニューは何だかチェーン店っぽくて、
セットメニューも充実しているが、
ボリュームがあると聞いていたので、
単品で一番メジャーそうな「広州雲呑麺」（740円※後注）をオーダー。
塩か醤油かを聞かれます。「塩」でお願いします！
エプロン要りますか？ はい、(一応)下さい。

時間はもう午後2時近くなってるが、
入れ替り立ち代りお客さんが来店し、1階はほぼ満席。
常連さんが多く、にぎわっています。

5分程度で登場しました。
思っていたほど丼ぶりサイズは大きくないが、
表面をワンタンがごろごろっと覆っていて、
麺は全く見えません。
店員さんが、真ん中で2分割になった小皿をひとつくれて、
ワンタンの食べ方を教えてくれます。
片方に、卓上にある食べる辣油と酢を入れて楽しみ、
もう片方には、にんにくのタレか生姜汁を入れて味わうそうです。

いただきます。

スープを飲んでみると、思わずムフフ♪のジャンクな塩あじ。
そこはかとないインスタント感、朴とつなうまみ感。
嫌いじゃないなぁ… この味。
麺は細麺ストレート。意外にもコシのある食感。
しかし、ワンタンが重くて引き出せないっ…
やはりワンタンから片付けよう。

おお～ たっぷり餡の詰まったワンタンは、
しっかり味が付いているものの、クドさや肉々しさはなく、
とっても食べやすくておいしい。
皮は糸を引く柔らかさで、するっとした食感がいい。
このワンタンが10個も載っていて、迫力満点。
教えて頂いた辣油やタレなどで食べてみたが、
味を変えて楽しめるのは気分が変わって良いけれど、
個人的にはそのままスープと食べるのがさっぱりしておいしかった。

半身の玉子は、しっかりと味のついた固ゆで。
ゆでほうれん草がどさっと載っており、
ちょっと茹ですぎて柔らかいのが何だか個性的。
メンマはちょっと市販品ぽいかなぁ。

ワンタンの下に麺もきっちり入っていて多く感じたが、
ワンタンがしつこくないので、結構するする食べられる。
見た目は迫力あるけど、食べてみるとちょうどいい量でした。
男性はセットでご飯ものを頼んでる人がほとんどだったのも頷けます。

おいしかったぁ ♫
全般的には、上質とはほど遠い、とっ散らかった感じの仕上がりですが、
店内の雰囲気と相まって、そのガサツ感がジャンクなエッセンスになって、
憎めないおいしさを醸成してます。
長く続いて常連さんがいるのも頷けます。

しかし、最後にレジにいって740円を払おうとしたら、
799円で～す、と言われ、？？
そっか、メニューのデカい金額表示、税別だったのか…
分かりにくいなぁ。もう。
しかし、政府は今回の消費税アップ、何で外税表示を認めたのかしら…
潔くないですよね、この表示方法。

まあ、新宿の駅から近いというのも貴重だし、
他にエビワンタン等もあるようなので
ワンタンが食べたくなったら、また行こうと思います。