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全てはこの街のせい?!街の移ろいを見つめてきた回転寿司
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店名 |
掲載保留
回転寿司 元禄
|
---|---|
ジャンル | 回転寿司 |
住所 | |
交通手段 |
西武新宿線【西武新宿駅】徒歩2分 西武新宿駅から230m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
席数 |
25席 |
---|---|
個室 |
無 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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新宿区歌舞伎町。靖国通り、区役所通り(※)、職安通り、西武新宿線に四方を囲まれた台形に近い長方形の街。1辺は長いところでも500m足らずにもかかわらず、種々雑多なお店が犇く街。
(※)本当に厳密に言えば、区役所通りと明治通りの間(ゴールデン街の東端あたり)の南北を走る通りが歌舞伎町と新宿5丁目、6丁目の境界線だと思うのだが、きちんとした通りの名が把握できなかったので、便宜的にかかる記載とした。
中学生、高校生の頃、この街がとても苦手だった。嫌いといった方が正直かもしれない。コワくて、キタナくて、クサい街。この街に入る時は、常に警戒心と嫌悪感を抱いていたような気がする。
それから、四半世紀余りの時が流れ、個人的には、この街に馴染んでしまった。当時、キタないと思っていたような大人に最も近くなってしまったということなのかもしれない。
この街で無事にやりすごすための鉄則はたった2つだ。
1.知らない人間の言うことは、絶対に鵜呑みにしない。
2.何かいい思いをしようといった期待を一切しない。
この2つのことを肝に銘じることが、この街で生きていく秘訣のような気がしている。
そんな街の一角に当店は存在する。記憶は曖昧だが、既に20世紀の時代から、当店のあった場所は回転寿司だったと思う。(店名等は変わっているかもしれないが。)
世紀を跨いで、界隈は大きく変化した。
遡ることちょうど13年と2ヶ月前の2001年9月1日には、当店の目と鼻の先で、痛ましいビル火災があった。
演歌等の興行で名高かったコマ劇場は、既に高層ビルに生まれ変わっている。
当店に程近い一番街の通り沿いは、飲食店の入れ替わりが特に激しく、和歌山ラーメン、喜多方ラーメン、光麺、日高屋さんのチェーン、豚骨ラーメンのチェーン、寿司店、小倉優子の焼肉店等々、様々なジャンルのお店ができては、消えということを繰り返してきた。
当店は、そんな街の移ろいを見つめてみたお店。この弱肉強食の街を生き延びてきた。
それだけ長く生きてきたということには、何か理由があるのだろうと久しぶりに足を運んでみた。恐らく、ちょうど片手分くらいの回数、当店には過去お邪魔したことがあると思う。
前回の訪問は、はっきりとは思い出せないが、少なくとも5年以上は経過していると思う。
2014年11月1日19:30頃の入店。
この日頂いたのは、あじ3貫1皿(210円)、さんま1皿(105円)、まぐろうずら1皿(105円)、赤貝ひも1皿(105円)、こはだ1皿(105円)、うずら納豆1皿(105円)で会計は735円。
実は味と価格のバランスということだけをピュアに切りだして考えると、そんなに悪くないというか、むしろまずまず納得感あり。
その割に当店への食べログ評価も、個人的な最終的な印象も伸び悩むのは、やはり全てこの街のせいなのだ。
街の空気を反映してか、お客さんは、いかにもこの辺りで働いているという感じのオネエサマだったり、大声で会話するギャル風の3人組だったり、ちょっと人生に疲れたお1人様のオジサンだったり、浪人生のような暗い空気を漂わせる若者だったりする。
そして、そんな客層を反映してか、お店の方もどこか、投げやりだったり、ぞんざいな気がする。
だから、お店を味と価格でピュアに評価するなんて、そもそも不可能。
お店がこの街の空気に色を染められ、それが食後感をも支配してしまうのだ。
全てはこの街のせいなのだ。
値段と味のバランスに、相応の納得感があること。
それが、きっと当店が曲がりなりにも、この生存競争の厳しい街で、長く生き抜いてきている最大の理由なのだと思う。
やはり、この街で生きていくには、何も期待しないことだ。そうすれば、そんなに落胆することも失望することもない。
(2014年11月15日時点:レビュー13件。2.97/マイレビュアー様2件。2.75)