得製らーめん＋ねぎ＠風雲児 : 風雲児 新宿本店

都営新宿線・京王新線新宿駅から徒歩2分。JR新宿駅南口からだと徒歩8分ぐらい。

初台側の改札から6番出口より地上に出て、すぐ横の路地を左に入る。全労済会館の四つ角を右に曲がるとすぐ左に店がある。

こちらは2007年創業のつけ麺の店。以前より長蛇の列の出来ることで有名。ここ数年はインバウンド需要が高いようで、外国人率50％ぐらいになっている。そういえばすぐ近くにある「うどん 慎」も外国人が多い。やはり西新宿界隈はシティホテルが多いからなのだろうか？

昨年11月以来の訪問なので11ヶ月ぶり3回目。

20:40頃訪問。店外に5名の行列。店内壁際に10〜12名ぐらいの待ち客のはずなので、全部で17名ぐらい。待ち時間15分と想定。

数分で券売機の所まで列が進んだが、ここからが長い。だいぶ前に並んでいたイギリスの高校生（？）3人組がチケットを買っていなかったらしく、列から離脱して券売機の前に戻ってきて右往左往。何をしているのかと思って見てみたら、クレジットカードを券売機に入れようとしていた。そりゃ入らないよね（笑）。

見かねた店主の方が「あのね、そこのマシーンにマネーをプットインして…」と説明を始めたが理解できないようで…。並んでいた中国系のお客さんが英語で詳しく説明してあげたので、何とかチケットを購入。これで6、7分掛かってしまった。

東洋系のお客さんのほうがこういうスキームへの適応能力高いのか！と何か物凄く納得してしまった。もしくは風雲児の常連なのかな？

イギリスクレカ高校生が去ったので、券売機で得製らーめんとねぎのチケットを購入。得製でもねぎが増量になるが、そこにオプションでねぎを追加すると、ねぎだらけのらーめんが出来上がるという寸法。

前回訪問時に中国系のお客さんが青ねぎドカ盛りのラーメンを食べているのを見て、次回はそれを真似してみようと心に決めていた。そしてついに実行の時。

チケットを購入してそれを持って店内の列に着く。席が空くと店主の方の差配で列から座席へ移動。列の中ほどまで進んだところで美人系の店員さんから声が掛かり、チケットを見せて注文内容を伝える。そして、店外の行列に着いてから20分程でカウンター席に座ることができた。

ちょうどそのタイミングで店主の方の華麗な麺上げパフォーマンスがあり、2分程で得製らーめん＋ねぎが提供される。

グレー地に茶色の縁取りの丼の中にこんもりと青ねぎが。縁に海苔3枚。麺も具もスープもほぼ見えない。そうそう、これが食べたかった。

得製は具が味玉＋チャーシュー・メンマ・海苔・ねぎが増量になっているのだが、その具の確認が海苔以外出来ない。青ねぎの山の中を捜索すると、豚ばら肉ロールチャーシュー、味玉、メンマ、チャーシューのほぐし肉が入っていた。ほぐし肉は捜索の最中に増量分のロールチャーシューが崩壊したのかもしれない。そのぐらい柔らかい。

麺を引き上げると縮れの入った中太麺が。若干黄色がかっていて腰が強そうに見える。

スープをひと口啜ってみると旨みがしっかり前面に出ている鶏白湯＋煮干と節系のスープ。つけ麺よりもだいぶ鶏が強めだろうか？おそらく鶏油が多めに入っているのだが、鶏のクセは殆ど感じられない。大量の青ねぎが鶏っぽさを弱めているのかもしれない。

ただ、スープが若干冷め気味。これは青ねぎ大量投入のせいと思われるので、自業自得なのだが。

麺はコシがかなり強くスープに全然負けていない。つけ麺で使用しているものを若干細くしたような感じ。スープの温度が下がっていることもあり、最後までダレることなく美味しく頂けた。

ロールチャーシューは柔らかいため、箸で掴むとホロホロ崩れる。口に入れても溶けるような感じでなかなか美味しい。解し肉は豚肩ロース肉のような食感。ロールチャーシューが崩れた訳ではなかったようだ。

メンマはそれほど印象がある訳でもなく。まあ普通に美味しい。味玉は黄身が少し硬めの半熟。個人的にはこのぐらいの茹で加減のほうが好みだったりする。

麺と具を食べて、青ねぎが大量に入ったスープをきれいに平らげてご馳走さま。念願の青ねぎドカ盛りラーメンを食べることが出来てとても満足。

だいぶ前にこちらでつけ麺を食べたときに、鶏のクセが強く出ていてちょっと苦手な印象だったのだが、前回つけ麺を頂いてその苦手意識が解消。そして今回らーめんを頂いてもクセを感じることがなく。おそらく店主の方がレシピを色々と改良しているのだろう。

店を出るとき、先ほどのイギリス人高校生達はまだ食べている最中だった。箸はわりと使えているようだったけど、やっぱり麺を食べるのに時間が掛かるようだ。

京王新線新宿駅の初台側の改札から6番出口を利用すると徒歩2分ぐらい。全労済会館の近くにあるつけ麺の有名店。

前回来たのは5年以上前だと思う。その時は鶏の味が強すぎて若干気持ち悪くなってしまった。その印象があってご無沙汰していたのだが、一念発起して久しぶりに訪問してみた。

20:45頃訪問。閉店間際の時間帯に行けばそれほど行列もないだろうと予想していたが、外の待ち客が15人。店の中に10人並んでいるから、合わせて25人。予想は完全に外れてしまった。でも、こちらはとても回転が良いはずなので、店の前の公園に出来ている行列の最後尾に着いてみた。

行列の半分は外国人。東洋系だけでなく欧米系の方も数名並んでいる。

10分ほどで、公園側から店の前の列に着く。その頃、中から女性店員さんが出てきて、外の伝統を消して札を営業中から準備中に代える。

間もなく店内に入り、券売機で得製つけめんとねぎのチケットを購入。得製つけめんは味付玉子＋のり、メンマ、ねぎ、チャーシューが増量になっているが、鶏の味が濃かった時対策としてさらに増量してみようと思った次第。女性店員さんにチケットを渡し、並盛りでお願いする。

カウンター内では、長髪のイケメン店主と女性店員2名という布陣。店主の小気味良いパフォーマンス的な接客が見られてなかなか面白い。外国人にも片言の英語で話しかけたりして。

麺はある程度客の数を見越して、どんどん茹でられていく。メニューもラーメンとつけめんの2種類とトッピングというシンプルなメニュー構成が客捌きの良さの秘訣なのだろう。

店内に入ってから10分ほどで店主の方から6人まとめて席を指定されて着席する。そして、ものの2分で店主から「これから麺出しますから、テーブルの上に手をつかずに開けといてくださいね」と言われ、華麗な皿捌き（？）で麺が置かれる。その後直ぐにつけ汁の器も到着。そして、オプションのねぎの小鉢も。

平皿に中太の麺。つけ汁の器にはかなりドロッとしたつけ汁に山盛りの魚粉。海苔2枚と味玉、チャーシュー、メンマ、白ねぎが若干見える。

つけ汁をちょっと舐めてみる。以前より鶏の味がだいぶ洗練されているような気がする。鰹節など魚介系が強くなっている。以前は魚粉もこんなに山盛りではなかったような…。これなら美味しく頂けそう。でも、返しが強いのか、けっこう塩っぱい。

麺をつけ汁に浸けて食べ始める。もっちりとしつつコシもある感じで、麺の感じもとても良い。濃度の高いスープに負けていない。

とはいっても、味が濃いのでオプションで取ったねぎを半分投入。これで若干緩和された。でも、半分ぐらい食べたところで味の濃さが辛くなってきたので、カウンター上に置いてある割りスープを少し入れてみる。ポットの中身は強めの鰹出汁のようだ。魚介風味がちょっと強くなり味も薄まり丁度良い感じに。

チャーシューは豚肩ロースと思われる短冊切りのものが結構入っている。ただ濃度の高いスープの味が纏わり付くため、チャーシュー自体の味が良く分からなかった。味玉はゆで加減も丁度良く、味は濃いめだが美味しく頂けた。

麺を食べ終わった後に、再び割りスープを投入。結構な量を入れてみたが、飲むのにはまだ濃い。どんどん割りスープを足していって、丁度良い塩気にしてから完飲した。底の方にはザラッと魚粉が残っていて、これがまた美味しかった。

以前と較べると鶏の味が弱くなって魚介寄りになったような気がするが、こちらのほうが個人的には好み。この味なら定期的に食べに来たいかも。それにらーめんも青ねぎが乗っていてなかなか美味しそうだった。

あと、ひとつ思ったことが。こちらのつけめんには蓮華が付いてこない。そのため麺を啜れない外国の方たちはちょっと食べ辛そうにしていた。実は私も麺類では蓮華を多用するほうなので、カウンターのカスターセットの所に蓮華を用意しておいてくれると大変助かし、インバウンドのお客さんも食べやすくなるのではないだろうか。