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年の瀬のビール。ホットドッグをお供に食べる
大晦日の今日。年越し準備で朝から気持ちがせわしない。
たのんでおいたおせちをピックアップするため午後は伊勢丹。新年用の食材を買い回らなくちゃいけなくて、それでベルクで朝をテキパキすることにした。
ビールをたのむ。
今年一年を無事過ごせたお祝いとでもいいますか…。
空の向こうのタナカくんと乾杯しようとエーデルピルスを選んでたのみ、お供にホットドッグとハードチーズをふた切れ追加。
まずホットドッグの調理がはじまり、その完成に合わせてビールが注がれる。
エーデルピルス専用のグラスの上にふっくら泡がのっかって運ぶ途中にふわふわ揺れる。
テーブルに置きカメラを構える間に泡が半分ほどの高さになって、慌ててパチリ。ゴクリと飲んでプハーッとおいしい息を吐く。
香り華やか、苦味が強い。不快な苦味じゃなくて後口さわやか。泡はこまやか、なめらかで喉を軽くつねるようにしてシュワシュワさせる。
ホットドッグをひと口かじる。サクッと歯切れるドッグロールにプチュンとソーセージが一緒にちぎれて肉汁ジュワッ。おいしいなぁ…、調味料のいらぬゴチソウ。正直な味。
ソーセージをちぎってパクリ。ビールをゴクリ。思わずにんまり。
ハードチーズはとても上等なロッピーチーズのような味わい。最初はボソボソしているのに突然とろけてなめらかになる。これもビールのよきお供。
マイルスデイビスの「ヒューマンネイチャー」が流れてきた。
ボクはジャズに明るくなくてタナカくんは好きだった。カラオケでマイケルジャクソンのヒューマンネイチャーを歌ったら、マイルスデイビスのカバーがスゴくいいんだよ…、って教えてくれて聴いた曲。
ビールいっぱいでほろ酔い心地。暮れの買い物に向かいます。
ビッグドッグはやっぱりビッグ
気温が上がってしまう前に歩いておこうと、新宿まで行く。
そして「ベルク」で朝ご飯。
手軽な朝食セットもあるけど、今日はビッグドッグをたのむことにした。
普通のホットドッグのソーセージは茹でて保温器に入っているけどビッグドッグのソーセージは注文受けて、それから茹でる。
だから時間がかかります。
ビーパーとお供のアイスコーヒーをもらってテーブルでのんびりと待つ。
日曜の朝です。お店のムードはゆったりのどか。ブルルーブルルーってビーパーがなり取りに行く。
圧倒的なこの大きさ。
ドッグロールからはみ出す太さにはみ出す長さ。今朝も元気にそっくり返って食欲さそう。マスタードやケチャップはいかがされますか?って注文した時に聞かれるのだけど、ソーセージ自体の味がおいしくて、そんなものなど必要とせぬオゴチソウ。
ソーセージの右側は潰れて親指の爪のような形をしてて、くるんと丸い左側をパキッと折ってまず食べる。
プチュンと潰れて肉汁ジュワリ。ハーブや軽いニンニクの香りがフワッと鼻から抜ける。
塩の味を若干強めに感じます。このまま食べるのならば絶対ビール。それもベルギー系の香りが華やかな白ビールが合うんだろうなぁ…、って思いながらドッグロールと一緒にパクリ。
上の前歯はムチュンと潰れるソーセージを感じ、前歯の下側はサクッとドッグロールが歯切れる感じにウットリします。小麦の香りがおいしいパンと一緒になったソーセージ。塩の味わいがパンの甘みと混じって味がととのっていく。
食べすすめるとソーセージにほんのちょっとのパンがしがみついてるようになっていく。すし屋で卵焼きをたのむと申し訳程度のシャリがくっついてやってくることがあって、これもそんな感じがたのしい。
アイスコーヒーをコクリコクリと味わいながら、ちょっとのんびりいたしましょ。
朝のゴチソウ
ベルクで朝食。
トーストにポテトサラダにスイートコーン。レタス一枚、それにハムかベーコンがつくというのがベルクの朝の基本のメニュー。
ハムを選べばゆで卵。
ベーコンを選ぶとチーズがついてくる。
どちらも魅力的にしてかなり迷って今日はチーズを選ぶ。ベーコン、チーズで「ミールセット」という名前。
もっとも数年前にベーコンもハムもチーズもゆで卵もと全部のせの「デラックス」ってセットができて、それなら悩む必要がないのだけれど、胃袋がすっかり小さくなっちゃったから朝には重い。
ホットコーヒーをお供にしました。
厨房の中ではテキパキ料理ができる。トーストを焼くかたわらで焼いたレタスやサラダをお皿に盛り付け、ベーコン焼いてチーズをのせる。
3人がかりでよってたかって作る感じがみていてたのしく、ワクワクしてくる。出来上がり。
料理をもらって席を探すと厨房前にひとつだけ。一番隅っこのテーブルだけがあいていた。
エアコンのパッケージにテーブルの端がくっついていて向かい側には椅子がない席。自習室みたいな感じでけれど不思議と落ち着く好きな席。真上にスポットライトがついてて、いつもよりも写真が明るく写ります。
朝のコーヒーにはブラウンシュガー。ミールのお皿はとてもにぎやか。
6枚切りほどのイギリスパンを2つに切ったトーストは、いつもながらこんがりキレイに焼かれてておいしい香りが鼻をくすぐる。ベーコンの焼き加減はほどよき感じ。若干しっとり、縁がカリッと焼かれてる。
まずはレタスをシャクッと食べる。
みずみずしくて軽い渋みに目が覚める。
オープンサンドイッチを2種類作って食べるのがいつものたのしみ。
ひとつはポテトサラダとスイートコーン。
もう一種類は焼いたベーコン。
バターを使うか使わぬか、少々思案の末に使わずほんの小さなダイエット(笑)。
まずはポテトサラダのオープンサンド。
ポテトサラダがもったりとろけ、スイートコーンがプチプチはぜて口の中を甘く潤す。ポテトサラダだけを食べるよりトーストと一緒に食べるとそのもったり感が際立つ上に、焼けた食パンのカサカサ感もたのしめる。
そしてベーコン。唇つけるとベーコンの脂がひんやり。
カプッと噛むとじゅわっと脂が滲み出し、ベーコン独特の香りと脂の甘みにウットリ。
ベーコンのオープンサンドイッチを食べながらチーズを齧る。いわゆる普通のプロセスチーズ。プチュンと歯切れて軽い渋みと酸味にうま味が口に広がる。
ベーコンサンドの最後のひと口分にチーズも挟んでパクリと食べて朝のお腹がほどよく満ちる。
熱々だったコーヒーがちょっとぬるんで飲みやすくなる。ブランシュガーをポトンとおとし、混ぜずそのままコクリコクリと飲んでいく。ゆっくり砂糖がとけてじんわり甘くなる。朝のゴチソウ、オキニイリ。
あけましておめでとう…、ベルク!
ベルクで早めの昼ごはん。
ホットドッグやサンドイッチをたのむとブランチセットにしてもらえる時間帯。
メインをマイスターベーコンドッグ、お供の飲み物をホットミルクにしてたのむ。
朝ごはんでも昼ごはんでもない時間。
だからお店の中はのんびり。ちらりほらりとビールを飲む人の姿が目立つ。
飛沫感染パネルも半分ほどに間引かれて、テーブルに貼られた注意喚起のシールも剥がされコロナ以前の景色にちょっと近づいた。
なんだか気持ちがホッとする。
ブランチセットにするとメインのホットドッグにレタスの葉っぱにポテトサラダにスイートコーン。茹でた玉子が半個つく。そういえばゆで卵の上にプチュンとマヨネーズが絞り出されていたような気がするんだけど記憶違いか、どうなんだろう…。
さてメイン。
先日食べてたちまちオキニイリになったベーコンドッグ。
ホットドッグ用のロールブレッドに切り目を入れて軽くトースト。オニオンスライスを敷き詰めたとこにこんがり焼いたベーコンをのっけてパラッと黒胡椒。
あとは挟んで出来上がり。
調味料なんて使ってないのに味がしっかり整っている。
ベーコンがおいしいんです。脂が滲んで唇ひんやりさせる感覚。燻製のおいしい香りと肉のうま味をパンがしっかり受け止める。
そこにくわえた生のタマネギの辛味が脂の甘味をひきしめたうえ、シャキシャキ歯ざわりととのえる。しかも時間がたつとグリルドベーコンの温度でしんなりとして、甘みもまして味が変わっていくのもたのしい。
茹でた玉子を食べながら、ポテトサラダとコーンを混ぜる。
ぽってりとしたポテトサラダにとうもろこしがプチプチまざって口の中ではぜて壊れる感じがたのしい。
それをドッグロールの間に挟んでパクリ。
ボリュームたっぷり。口の中を満たす感じがおもしろく、噛んでるうちにどんどんとろけてクリーミーになっていく。
最後に残ったコーンポテトをレタスの葉っぱに乗っけてパクリ。みずみずしいのにポッテリなめらか。不思議な食感にウットリします。
ホットミルクは甘くてやさしいあったかさ。気持ちがしみじみ、ホッとする。
朝からビール!
散歩のご褒美にベルクによって、今日はビールを飲むことにした。
ハーフアンドハーフのレギュラーサイズ。朝からビールを飲んでも誰もとがめない。気がひけること無いムードがとても新宿的で、お供にマイスターハムアンドケーゼっていうドイツ風のオープンサンドイッチをたのむ。
ざっくりとした粗い生地のグラハムブレッド。ハムとドイツのクリームチーズが乗せられて、ハムの上には薄切りピクルス。チーズの上にはマーシュの葉っぱが一枚彩り添えている。
フォークが添えられハムやチーズをおつまみ的に食べることもできるのだけど、パカンと挟んでサンドイッチにして食べるのがオキニイリ。
そっけないほど粗いパン生地。チーズももったり。一緒になると口の中の水分を奪って口を乾かしていく。乾きに負けずずっと噛んでいると、唾液と混じって徐々にとろけてねっとりしてくる。その食感の変化がおいしいオキニイリ。
口の中のサンドイッチがほぼなくなっていくタイミングでビールをグビリ。シュワッと泡が口の隅々くすぐるようで、口が潤いホッとする。苦味とうま味、最後に軽い酸味がのこってサンドイッチの次のひと口ねだるおいしさ。
呑兵衛だったタナカくんを思ってほんのり顔を赤らめ、のんびりす。
ベーコンドッグも旨いのさ
ベルクでおやつ。
食事どきにはにぎわうここもさすがにしずかでのんびりしてる。
テーブルにずっと貼られてた感染予防対策用のシールも剥がされ、ほんのちょっとだけかつてのムードが戻ってる。
いつもはホットドッグかオープンサンドを選んで食べる。今日はちょっと趣向を変えて「マイスターベーコンドッグ」をブランチセットでお願いをする。
ホットドッグロールに切り目を入れてそこに生のタマネギたっぷり。グリルしたばかりの熱々ベーコンをそこにのっけて胡椒をひいて出来上がり。
グリルドベーコンは脂でツヤツヤ。食べる前からすでにおいしい。食べると脂が唇濡らしてひんやり。ジュワリと口に広がるうま味、鼻から抜ける香りもおいしい。
ホットドッグはソーセージからほとばしり出る肉汁をたのしむ料理。ベーコンドッグはベーコンからにじみ出す脂をたのしむ料理でどちらもしみじみおいしい。
生のタマネギがいい仕事をするんですネ…、シャキシャキとした歯ざわりと辛みがベーコンのうま味をおいしくしてくれる。しかも時間が経つとベーコンの熱が入ってしんなり、甘くなっていくのもオモシロイ。
胡椒の香りと辛みも華やか。調味料をまるで使わず素材の持ち味だけで十分おいしい。オキニイリ。
ブランチセットにするとレタスにゆで卵、スイートコーンにポテトサラダがついてくる。ベーコンドッグにポテトサラダとスイートコーンをのっけてパクリ。さっくりもったり、コーンがプチプチ。おいしいなぁ…、しみじみおいしい。ニッコリしちゃう。
お供はカフェラテ。苦味くっきり、ミルクの甘みにうっとりします。お腹の虫もよろこんだ。
とうとうベルクのカレーを食べたよ!
今日こそベルクのカレーを食べよう。
ベルクにはもう10年以上も通ってて、一度もカレーを食べたことがなかったのです。
ベルクはカレーもおいしいと噂に聞いてはいたけれど、ここはホットドッグのお店なんだと思い込んでて、どうにも気持ちがカレーに向かっていかなかった。
ベルクのファンとしてはやっぱりカレーも食べておかなくちゃ…、とそれで今日は意を決しお店に来たら長い行列。お店の中もほぼ満席という盛況ぶりでちょっと並んだ。
入り口脇には朝からカレーございます…、って告知の張り紙。行列の横に幟がかけられていて、そこにも「朝カレー500円」と書かれてる。今までこういうものが目につかなかった。今日はやっぱりカレーの日と信じて注文。
朝カレーのご飯半分、レンズ豆をトッピングしてアイスコーヒーをお供にしました。お値段989円。あっという間に出来上がる。
角の取れた長方形のベーカー皿でやってくる。
ご飯は五穀米でサイドに乱切りにしたピクルス、それからレンズ豆。
トッピング量のレンズ豆は控えめ量で、これならダブルでもよかったかなぁ…、ってちと思う。
カレーは茶色とオレンジ色の中間みたいな色で、野菜、ひき肉がゴロゴロ混じってキーマカレー寄りの仕上がり。
ブロッコリやにんじんの塊がゴロンと転がり食欲誘う。
ポッテリとした食感でレンズ豆と一緒に食べると五穀米のホツホツ感が際立ち口がにぎやかになる。
ヒリヒリじゃなくじんわり後から押し寄せてくるような辛味がオモシロく、酸味、うま味もしっかりしてる。舌が疲れたところで食べるきゅうりのピクルスがいい役割を果たしてくれる。オキニイリ。
食べてるうちにお腹の中から体がどんどんあったまってくるのがうれしく、おいしい薬のような感覚。全部食べてもお腹は軽くて、アイスコーヒーを飲んでもお腹がポカポカしてる。このカレーをカレーライスとしてでなくホットドッグのトッピングにして食べてみたいなぁ…、って思った。
それにしても朝からビールを飲む人多数。平日の朝も飲んでる人が目立つけど、さすが連休の合間の土曜日…、飲みにきている人が多くて朝食セットのみならずハム、ソーセージを単品でたのんでニコニコしている様子にニッコリします。
しばらくぼんやりしていたら、カーペンターズの「愛は夢の中に」が流れてきた。
I won’t Last a Day Without You。
よそよそしい世界にあってボクの居場所は君のいる場所。そう思いながら生きてきたんだ…、ってしみじみ思った。店を出る。
ひさしぶりにブレックファストプレートを食べる!
ベルクが足りてないなと思って、ベルクに来てみる。
最近はホットドッグやサンドイッチにご執心で、手軽な値段の朝食セットを食べてなかった。
トーストに上等な茹でた玉子やハム、サラミ。サラダに飲み物までがついて380円から。
コロナ以降登場した全部のせのデラックスっていうのをたのむ。
ハム一枚に焼いたベーコンが二切れ。テラスの葉っぱにポテトサラダにスイートコーン。チーズひとかけ、ゆで卵。バターがついて660円。
お供の飲み物は朝のカフェオレ。牛乳たっぷりでちょっとぬるめの仕上がりでゴクゴク飲めるというのが特徴。朝のお腹にやさしいゴチソウ。それにしてもホットミルクやカフェオレもぬるいと牛乳の膜がはらずにいるんだなぁ…、って思ったりする。オモシロイ。
茹でた玉子の殻を剥く。キレイにするんと剝こうとしたんだけど卵が新鮮だったのでしょう…、かなり難儀してちょっと凸凹卵になっちゃった。
トーストがまだ熱々のうちにバターを塗り込め、ポテトサラダとスイートコーンをのっけてハム。それからベーコン一枚重ねてポテトサラダとスイートコーン。トーストで蓋して手で押しなじませてフォークで切り分けサンドイッチに仕立てて食べる。
カサカサ焼けた乾いたパンがぽってりとしたポテトサラダと混じってとろける。ハム、ベーコンの味わい上等。ムシャムシャ食べてニッコリ笑う。
それにしても自由な店です。今日も朝からお隣さんはビールを飲む人。いろんな使い勝手ができるお店って今の時代にはしぶといお店。「選べるお店が選ばれる店」って思ったりした。お勉強。
大晦日の出陣前の腹ごしらえ
ここ数年、大晦日の朝はベルクではじめることにしている。
正月の買い物は昨日までにほとんどすませているのだけれど、伊勢丹にたのんであったおせちを取りにいかなきゃいけない。
これがなかなかの重労働。
人混みをかきわけるように催事場までいって並んでしばらく待ってはじめてピックアップできる我慢の仕事。
そのためのエネルギーを補充するためのベルクの朝食。
お店はやっぱりにぎやかで、お店に入ったときには満席。
ただみんな気持ちが先を急いでいるのでしょう…、回転はよくてすぐに座れた。
いつも以上に朝からビールを楽しむ人の多いこと。
ボクはホットミルクをお供に朝ご飯。去年まではビッグドッグにチリソースをかけたりチーズを溶かしてのっけたりというのが定番だったのだけど、今は塩味控えめ料理がありがたくマイスターハムアンドケーゼサンドイッチにサラダをつける健康バージョン。
ふっかりとした粗い生地の全粒胚芽パンが2枚。その1枚には上等なハム。ハムの上にはピクルスひと切れ。もう1枚にはクリームチーズ。赤いパプリカが彩り添えるオープンサンドのスタイルで、見た目たっぷり。かなりのボリューム。
ただパンが粗いからすんなりお腹に収まって、しかも重たく感じないのがオキニイリ。
なによりハムが上等で、白い脂が空気にふれてゆっくりしんなりとろけていくのが食べる前からおいしい感じ。今日はひと切れ、ハムの端っこがついてきた。巻き寿司だとか卵焼きとか端がおいしい食べものってたくさんあるけどハムの端っこもギュギュッと味が凝縮されてるみたいでおいしい。特した感じ。
最近、かならず食べるベビーリーフのシーザーサラダ。
日本のカフェでシーザーサラダといえば葉っぱ野菜にクリーミーなドレッシングをかけてあえるのが一般的。
ここではオリーブオイルにレモンのしぼり汁。
チーズをぱらりとかけて口の中でシーザーサラダを仕上げて頂戴っていうスタイル。
さっぱりとした食べ心地が好きで最近来るたび食べる。
ベビーリーフがたっぷりシャキシャキしている上にレンズ豆やキドニービーンズがたっぷり混ざってて、栄養豊富で食感もよい。
ムシャムシャ食べて、お腹の準備を整えてオープンサンドのパンをパカンと重ね合わせてサンドイッチ状にする。朝のメインをパクリと食べる。
ふっかりしたパン。妙にとろけるようなこともなく、しばらくずっと口の中に居座って唾液をどんどん吸い込んでいく。一瞬、口が乾きを覚え頭が舌に唾液を出すよう指示を出す。不思議と口が潤ってきて、ハムやチーズが一緒になって口をおいしくしてくれる。
いつも以上にハムの燻蒸臭を強く感じた。脂のコクや甘みも強くてそこにチーズの酸味や旨みまでもが混じってくる。
パンに比べてハムやチーズの分量が少ないように見た目は感じる。
けれどどちらも味わい重厚。調味料を一切使わず素材の持ち味だけで味が整うところに本物の実力感じる。オキニイリ。
お腹の準備も整って、いざ出陣の今日の朝。
ベルクはサラダもなかなかいける!
新宿で野暮用。ひさしぶりに丸の内線に乗る。
ついでにベルクで朝ごはんを食べることにしようと、新宿の駅で降り20段ほどの階段をのんびり上がる。
体重が減ったことはありがたく、けれど寝たきりだった時間が長くて体の水分と一緒に筋肉までもがなくなっちゃった。
だから体重は減ったけれど体が軽くなったという実感はなく、いつもならばタンタン軽快に上がれる階段もじっくりのんびり、時間をかけて。登りきったらおいしい朝ごはんが待っている…、って思うとなんともシアワセなリハビリテーション。
お店に入ると今朝もにぎやか。ボクが病院で鬱々としていた間も街は動いていたんだなぁ…、ってしみじみ思う。
種類豊富でお値ごろ価格の朝食セットが揃う時間帯ではあるけれど、ベッドの中でずっと夢に見ていたのはホットドッグ。ソーセージのプチュンと歯切れる食感がこの上もなく力強いビッグドッグをやはり食べたく迷わず注文。
注文が入ってから茹で上げるソーセージです。しかも大きい。長くて太い。だから出来上がりまでに少々時間がかかる料理。ビーパーを渡され客席で待つことになる。
そういえば野菜を食べなきゃなりません。
メニューを見るとリーフ野菜のシーザーサラダっていうのがあって、それをたのんだ。ずっと昔からあった料理というのだけれど、今まで目にも入らなかった。たっぷりのハーブ野菜に砕いたナッツにキドニービーンズ。ひよこ豆にレンズ豆がちらかり削いだナチュラルチーズが風味を添える。ドレッシングはオイルにビネガーととてもシンプル。しかも薄味。栄養指導の先生に褒めてもらえるオキニイリ。これからこれを贔屓にいたしましょう。
コーヒーはあまり積極的に飲まないでくださいね…、って言われた。
それで朝のお供はホットミルク。
牛乳に蒸気を通して温めて、細かな泡が蓋して仕上がる熱々ミルクで、ミルク独特の甘やかで濃厚な香りや味がなんともゴチソウ。
サラダを平らげ、ふうふうしながらホットミルクを飲んでたら手元のビーパーがブルブルなって朝のメインの完成知らす。
ドッグロールから盛大にはみ出すソーセージの勢い良さに朝の気持ちが元気になります。
はみ出た部分をパキッと折って、まずソーセージだけをパクリと食べる。つまんで折ったときに伝わる弾力と明るい音がまずおいしくて、口に含むとムチュンと歯切れる。
あぁ、これをずっと食べたかったんだ…、ってにんまり。
ただずっと薄味の病院食を食べいたからでしょう。ここのソーセージってこんなに塩がしっかり入っているんだって改め思う。体をあまり動かしてない。汗もあまりかいてないから余計料理のもってる塩を敏感に感じてしまうのでもありましょう。
ドッグロールと一緒に食べるとほどよき味わい。表面固くてむっちり歯切れ、粘らずさっくり溶けていく。ソーセージのおいしいジュースをしっかり受け止め、いたずらに甘かったりおいしかったりしない自然な持ち味にニッコリしながら食べ進む。
ところで隣のゴキゲン紳士が、白ソーセージのスープ煮をお供に黒ビールを2回おかわりしてらっしゃった。
自由な新宿の自由なベルク。自由な朝の自由な食卓にいつかああして朝から泡をたのしめるよう頑張らなくちゃ…、って思ったりする。食べたくって食べたくてしょうがなかったビッグドッグは4分の1がお腹に入らず残してしまった。それもまた良し…、おゴチソウ。
ハムとケーゼとぼそぼそのパン
朝からちょっと元気を出そうと、それでベルクにやってくる。
家を出るときに「これからベルクだ」ってつぶやくと、気持ちがはやるような気がする。
四谷三丁目の駅まで歩いて、地下鉄にのり新宿駅につくまで3駅。ホームにおりたちエスカレーターにのってそれから階段上がる。
この階段がちょっと急で、昔はタンタン上がれたんだけど最近ちょっと足が痛くてゆっくり、ゆっくり。お店にやっと辿り着く。
いつもは厨房が見えるカウンターの前のテーブルに座るんだけど、今日はいっぱい。お店の奥のテーブルにつく。
目の前には立ち飲み用のカウンター。昔はここでみんなタバコを吸っていた。今では全席完全禁煙。かつてここでタバコを吸ってた人たちの写真が当時の風情を伝える。空気がキレイ…、はありがたい。
おもしろいように朝からビールが売れる店。「朝飲みできます」とか「昼飲みできます」って書いてなくても飲みたい人は飲みたいときに飲みにくる。飲まない人にはコーヒー、紅茶に手搾りジュースと種類豊富なソフトドリンクが用意されてる。これが「これからの飲んでもらい方」なんだろうなぁ…、ってしみじみ思う。
選んだテーブルの横の柱を囲むようにして人気商品の写真入りのメニューが貼られる。選ぶのは大抵ホットドッグで、ときにマイスターハム&ケーゼっていうドイツ風のサンドイッチ。今日はそれを選んでたのみ、お供にコーヒー。ここのブレンドにミルクを注いでお腹をじんわりあっためる。
さて、朝のメインのマイスターハム&ケーゼ。
気泡をたっぷり含んで焼けたざっくりとした全粒粉の粗いパン。
2枚を焼かずにそのまま使う。
片方にはハム。もう一枚にはケーゼ、つまりドイツ風のクリームチーズ。
それでハム&ケーゼという趣向。
ハムにはピクルス。ケーゼにはマーシュが彩り添えるオープンサンドイッチのスタイル。
パカンと重ねてパクリと食べる。
大きくほどよき厚さをもったハムがパンからベロンとはみ出す。つややかな肉の色に象牙色した脂のうつくしくおいしげなこと。こわばっていた脂の温度がゆっくり上がっていって、ゆっくりとろけてツヤっぽくなる。
生唾をのみつつパクリ。口にボロっと入ってきたその瞬間は、パンがモサモサ。口の中の水分を一切合切吸い込んで口が乾いた感じがする。束の間びっくり。口の中のそれぞれがしばらくまるで混じり合わずにずっと唾液を奪い続ける。
ところがある瞬間、急にとろけて口の中をなめらかにする。
ウットリするほどおいしいんです。
調味料なんてまるで必要とせぬ素材同士の持ち味が混ざり合うことで口の中で完成していくサンドイッチ。むっちりとしたハムの食感、ぽってりチーズ。脂の香りと肉の風味、そしてチーズのうま味と軽い酸味がパンと一緒にとろけてく。
かじったサンドイッチの断面を見ると、ハムやチーズに比べてパンの割合が多くて、なのに口が感じる味はハムやチーズの濃厚な味。素材の力をしみじみ感じるオゴチソウ。
朝から今日もニギヤカです。日本でおそらく一番多様で多彩な人が集まる新宿をそのままお店にしたらこういう場所になるんじゃないかしら…、と大きく息を吸いつつ、ここを見つけたシアワセをしみじみ思う。オキニイリ。
ベーコンは薄切りでも存在感が半端ない…。
ベルクに来ました。
一ヶ月ほど前にきたときは2つある出入り口のひとつに古着がハンガーラックに吊らされ出入りを制限してた。
今日はドアを開けっ放して布ののれんが下がってた。
換気の確保ということなのでしょう…、なんだかほのぼのしてみえる。
去年の緊急事態宣言のときからはじまったマルシェは今も建材で、セロリの青々としてたくましい様にニッコリします。
ここしばらくずっとビッグドッグを選んで食べてた。トッピングをあれこれ変えてためしてみて、結局、チーズチリソースかけにまさるものなしの答えを得たような気になった。
それで今日はいつもと違ったものにしようとベーコンドッグを選んでたのむ。相変わらず駅ビルの集中レジは動いてなくて、手計算で現金決済。それでも笑顔で頑張る様子に応援したいなぁ…、って感じる。
なじみの店が開いていること。気軽に利用できるお店がずっと気軽であってくれること。そういう普通が普通のままであってくれることって、特に今の時期にはこれほどうれしくステキであること。噛みしめながら遅めの朝を、さぁ、食べる。
ここのホットドッグにも使われている、がっしりと表面硬いドッグロールに焼いたベーコンが一枚と生の紫キャベツのスライス。粒マスタードが塗られているだけのシンプルさ。
パンに比べてベーコンの量が少ないようにどうしても感じてしまう。ソーセージのボリューム感と比しても圧倒的に薄っぺらだし、どうなんだろうと思って一口食べてみると、なんのなんの。口をひんやりさせる脂の甘みに香り、燻製された風味豊かな味わいが口いっぱいに広がっていく。
ベーコンスゴいぞ!って声をあげたくなるオゴチソウ。
セットプレートにしてもらう。
スイートコーンにレタスの葉っぱ。
茹でた卵が半分にポテトサラダがついてくる。
ベーコンドッグに一緒に挟んで食べてみる。
どうみてもベーコンよりも他の具材がたっぷりしているように見え、なのにどこをどうたべてもベーコンが主役に感じる。
もちろんゆで卵のすべすべとした白身やとろける黄身の食感、ポテトサラダのねっとり感にスイートコーンのサクサク砕ける感じはおいしい。けれどゆで卵もベーコン風味の卵の味だし、ポテトサラダもベーコン味。ベーコンって…、しかもおいしいベーコンってこれほどまでに味わい深くて濃厚なんだって再確認。
アイスコーヒーをお供にもらう。ポーションミルクを一個注いで味がちょっとづつ変わっていくのをたのしみ食べる。
入り口脇にコールドショーケースが置かれてて中に甘いものが並んでる。今日はプリンアラモード。しかも佐藤錦を一個添えたのが置かれてて、〆のご褒美に買って味わう。
ちょっと硬めの好みの食感。カラメルソースはやさしい味わい。ゆるめだけれどたっぷり添えられた生クリームにピンクペッパーが彩り、食感、香りを添える。なにより佐藤錦のおいしいこと。シロップ漬けのクチュっと潰れる感じもおいしいのだけれど、カリッと砕けてその瞬間に口の中に酸味や甘み、香り、そしてみずみずしさがやってくる生のさくらんぼうはやっぱり格別。オゴチソウ。
迷ったら両方のっけちゃえばいいじゃないの…、なビッグドッグ
新宿駅の駅ビルはほぼ休業中。ベルクは一体どうなってるんだろう…、って思ってやってきてみたら、うれしいことに営業中。
ただ2つあった出入り口のひとつはクローズ。出入りをキチンと規制中。その出入り口の潰し方が、販売用のTシャツをぶら下げたハンガーラックを置いてというのがこの店らしくてちょっとニッコリ。
ビルそのものは休業中で、だからカード決済ができなくなってる。それで現金払いだけ。
それでもお店を開けてくれることがありがたい。
そう言えば一回目の緊急事態宣言がそろそろ終わるかというタイミングで営業再開したときも、レジが使えず現金決済だけだった。客席を極端に減らして、代わりにマルシェ風の売り場を作り食品や野菜をたくさん置いていた。今もそういう名残が客席のそここにあって、なんだかそれが「ここの新たならしさ」のように感じるようになっちゃった。
いつもは朝からビールを飲んですごすごきげんな人がたくさんいた。さすがに今はそういうわけにもいかず、お店のムードはちょっと静かでおとなしい。
いつものようにビッグドッグをたのむことにして、お供をアイスコーヒーにする。
さてビッグドッグのトッピングをチーズにしようか、それともチリビーンズにしようかとちょっと迷って、そうだ…、まよったときには両方たのめばいいんだよねと「ビッグドッグチリチーズ」。これからソーセージを茹でますから5、6分お待ち下さいとビーパー渡されテーブルにつく。アイスコーヒーにミルクを垂らしてゆっくり模様が広がってくのをぼんやり見つめているうちに、ブルンと震えて出来上がり。
手にずっしりと重たいお皿。
ドッグロールから盛大にせり出す太くて長いソーセージ。
ぽってりと注がれロールをおいしくよごすチリビーンズの上にトロリとチーズがとろける。
そのさまつややかにして色っぽく、さて、どう食べてやろうと舌なめずり。
まずはパキッと熱々のソーセージの端を折り、口に含むとブリンと歯切れて肉汁ジュワリとほとばしり出る。
パンと一緒にカプッと齧れば、ムチュンと歯切れて前歯がたのしい。噛み続ければ奥歯、歯茎を撫で回しずっと口を潤すおいしさ。
一方、パンはさっくりちぎれ、生地はふっかり。ほどよい塩の加減と焼けた小麦の香りがおいしい。決して主張しすぎることなくあくまでソーセージの食感、味を引き立ておいしくしてくれる名脇役という感じ。
リソースはいつもながら惚れ惚れします。酸味がスッキリ、自然な甘みであとからピリリと赤唐辛子の辛みがおいかけやってくる。ときおりホツホツとなにかが砕ける感じがして、それは煮込んでソースとひとつになった豆の名残。
とろけたチーズがコクととろみをソースにくれて肉感的に輪をかける。
最後にソーセージを残そうか。それともホットドッグらしき場所を残そうかと迷って結局、ソース、チーズまみれの真ん中近くを残す。ビールと一緒に食べたらおいしいに違いなく、緊急事態が解けたらビールをプハーッ、ホットドッグをパクっとやろうと思ってパクリ。
口の中に溢れるおいしさ。朝の心が満ちるゴチソウ。オキニイリ。
甘いものもおいしいベルク
ベルクでコーヒー。いつもは朝にホットドッグを食べに来ることが多い店。
たまには甘いものとコーヒーで喫茶店使いをしてみようと思って来てみる。入り口脇に果物やロールケーキを入れたショーケースが置かれてて、見るとそこにかわいらしいのが一種類。
コーヒーゼリーにザバイオーネをたっぷりのっけたデザートで、それとカフェオレでのんびりします。
ザバイオーネの上にはいちごとピンクペパーが飾られている。積もった雪の上に南天の実が落ちてるみたいな景色が見える。今の時期にぴったりなステキな姿にまずウットリ。
それにしてもここの感染予防対策の周知徹底は痛快なほど。「サイレントベルク」をキャッチフレーズに大きな声でしゃべらずしかも3人以上の来店はお断り。30分以上は滞席しないようにとかなり厳しい縛りがあって、それで不人気かというとみんな粛々とルールを守って飲んで食べ、静かに店をあとにする。
困ったときは助け合い。お互い様の気持ちが今をたのしく過ごす一番基本の姿勢なんだと思ってニッコリ。席を立つ。
マイスターハムアンドケーゼ
ベルクがちょっと足りてないなぁ…、と思ってベルク。
家を出るときから「今日は多分ベルクだなぁ…」ってぼんやり思うとなんだか自然とウキウキしてきて、気づけば気持ちが小走りするように先へ先へと向かってく。
地下鉄で3駅。新宿駅に到着してエスカレーターにスルンと乗って、階段あがってお店の前に着く頃合いにはお目々ぱっちり。
お腹もグーッ。お店に飛び込む。
天井からは「ベルク30th」の旗がはためく。今年で30年もやり続けてる。やれ続けたと行ってもいいほど、何度も苦境に見舞われてその度おなじみさんたちの情熱とお店の人の努力で続いた。
ビールにハム、ソーセージ。パンにコーヒーとシンプルにしてわかりやすいメニューもずっと変わらず。オキニイリはホットドッグで、今日もそれにしようかなぁ…、と思ったけれど入り口脇のメニューのとある料理がズバッと目にはいる。
マイスターハムアンドケーゼサンドという商品。
ホットドッグのソーセージも旨い。けれど熱を通さず切ってそのまま食べるだけというハムのおいしさはまた格別で、それでハムとケーゼのサンドイッチ。お供はカフェラテにしてみます。
ところでコーヒー系の飲み物の基準はホットで、夏の一時期だけ冷たいものが提供されてた。それが今では「カフェラテください」というと「冷たいのでなくていいですか」と聞かれる。冷たいミルクドリンクであればゴクゴク飲めて消費量が増えるからと、アイスドリンクをメインの品揃えにしたスターバックスの影響なんだろうなぁ…、って思ったりする。どうだろう。
耳はむっちり、生地はふっかりした粗いパン。
片方にはハム。もう一枚にはケーゼ、つまりドイツ風のクリームチーズ。
ピクルスにマーシュが飾られたオープンサンドイッチのスタイル。
パカンと重ねてパクリと食べる。
パンからはみ出すハムの見事でうつくしきさま。ロゼ色の肉、冷蔵庫の中でこわばっていた白い脂が室温の空気を吸い込み、ゆっくりとろけつやっぽくなる。
ハムはむっちり、脂の甘みと香りが肉の旨みや塩味と混じり合う。チーズはネットリ。やわらかいのにかなり頑な。パンやハムとなかなか混じり合おうとしないでずっと唾液を奪い続ける。
ところがある瞬間、急にとろけて口の中をなめらかにする。
噛んだサンドイッチの断面をみると具材に比べてパンの割合が多く思える。けれど口が感じる印象はパンより具材の味わい、食感。それほどハムやチーズの味が濃くて存在感があるということ。
ざっくりざっくり、サンドイッチをひとくち食べてはカフェオレを飲み、お腹をあっため膨らます。
朝から今日もニギヤカです。若い人から年とった人。働く人に遊ぶ人。男に女、どちらのカテゴリにもはまらぬ人が集まる店で、新宿という街の縮図のようでもある。ダイナミックで多様で多彩な新宿という小さな宇宙の空気を朝からたっぷり吸います。オキニイリ。
ベルクのような存在…。
ベルクがすごく恋しくなってやってきてみる。
新宿駅の象徴のようなビールカフェ。
大家さんからいじめられることはあってもいばることのない小さな店で、好きな人にとっては無くなくっては困る店。
とは言え「いい意味でお客様は神様なんかじゃない」という一本筋の通ったところのある店でもあって、だからいつまでたっても「知る人ぞ知る」ポジションに甘んじている。
ボクはそういう人やそういうお店が大好きで、ボク自身もそういう人でありたいと思っているから来るとじんわり元気がでてくる。仲間がこうしてがんばってるから、ボクもまだまだがんばらなくちゃ…、と思って元気が出てくるのです。
どんな曜日でもどんな時間帯でも座れないことがあるほど人気の店だったけど、今ではちょっと静かになった。そういう時期です、しょうがない。
今日はビッグドッグを選んでたのむ。最近、ビッグドッグには4種類のチーズソースをかけて食べることが多かったけど、今日はチリソースをトッピング。お供にビールといきたいところ、最近、少々不摂生がたたってか足の指先に嫌な予感が漂っていて、それでビールは我慢する。アイスラテをたのみます。
ビッグドッグは時間がかかる。それでビーパーをもらってテーブルについて待つ。
今日のお店はちょっとのんびり。そのせいかビールを飲む人が結構多くてそれも1人でグビッと飲んで、プハーッと息を大きく吐いてまたグビリ。みているボクの体と心のコリまでほぐれていくようなシアワセそうな横顔にニッコリしました。次はプハーッと洒落ましょう。
ビッグドッグの完成を知らせるビーパーにちょっとびっくり。
はじかれるように立ち上がり、手にずっしりとビッグドッグをもらって運ぶ。
ドッグロールから見事にせり出す大きく太いソーセージ。
ホットドッグは熱々のソーセージを冷まさぬように食べる工夫が作ったんだ…、と言われたりする。
パンの料理じゃなくてソーセージが主役の料理。
このビッグドッグをみるとまさに主役はソーセージ。パキッと端を折ってパクリと口に含むとジュワッと肉汁。ざっくり歯切れてムチュンっと歯茎を撫で回すさま。ウットリします。オゴチソウ。
とは言えパンもサクッと上等。歯切れがよくてほどよい塩の加減と小麦の焼けた香りが主役のソーセージの味わい、風味を引き立てる。主役、脇役が手に手をとってひとつ方向に驀進していく名舞台。
ひさしぶりに食べたチリソースに惚れ惚れしました。酸味がスッキリしているのです。甘み、旨味にたよるのでなくトマトの味わい、風味に酸味が煮込んだ肉の持ち味引き立てパンをとろかす。適度に辛く、それがソーセージの旨味を引き立て甘くする。
自分が甘くて旨いのじゃなく、他の素材を甘くておいしくさせるソースって素敵じゃないか…、って再認識。ひと噛みごとに口の中には存在感あるソーセージ。にもかかわらず最後に残るのはほぼソーセージといううれしい一品。
ソーセージにちょこんと貼り付くようにくっつくパンを見て、寿司屋の〆の厚焼き玉子にほんのちょっとだけくっついてくるシャリのようだね…、って思ったりした。粋でござんす、オモシロイ。
ビールを飲んだよ…、サンドイッチをお供にネ!
連休明けの朝。ベルクに来ます。
カウンターやテーブルに透明仕切りがおかれていたり、テイクアウトの料理や食品が今まで以上におかれてていたり。まだまだ通常モードというには随所に窮屈を感じる。
けれど、メニューは昔どおりだし、お店の人のムードも明るくて気持ちがのびのびするのがうれしい。
今日は23日。
5回目の月命日で、空の上からタナカくんがビールを飲みたいってねだったような気がした。それでハーフアンドハーフをまずたのむ。
お供にマイスターハムアンドケーゼサンドイッチを選んで添える。
彼を亡くしてずっと気持ちの置き所が見つからず、ひとりでビールを飲むことはもうあるまいと思ってた。
でもビールをテーブルに置けば彼が戻って横に座ってくれるような気がして、今日そうしたらなんだか気持ちがホッとした。
グラスの中に、浮かび漂う白い泡。おいしいよ…、ってボクを誘った。
グビっとひと口。
おいしいなぁ…、ってしみじみ思った。細かな泡が舌の上から歯茎の周り、喉の入り口をシュワシュワさせてお腹の方へと向かってく。
喉からお腹に向かう道が一瞬膨らんで、液体自体は全速力で通り過ぎていくのだけれど泡はゆっくり、ずっとシュワシュワしながら喉に貼り付いてくすぐりながら落ちてゆく。泡がくすぐったあとはほんわかあったかになり、冷たい…、なのにあったかい。熱を帯びた冷たさにが心地よくって次のひと口をグビリと味わう。
ビールってこんなにおいしいものだったんだ…。
もっと一緒に飲んどきゃよかった。
痛風なんて気にしないで、もっと一緒に飲んどきゃよかった。
もったいない。
空気をたっぷり含んでやけたバッサリとした分厚いパン。
上にハムとクリームチーズをのっけてそのまま。
オープンサンドの形でやってくるのを、パカンとあわせて普通のサンドイッチのようにする。
脂のきれいな上等なハム。チーズはもったりととろけならがもずっと口に居座る感じの濃厚なモノ。
それら具材に比べてパンがいかにもボリュームたっぷり。大きく口をあけてモグっと一口食べる。ポワンとパンが口の中でかさを増し、口の中にあった水分を一切合財を持っていく。
口の中の一瞬にしての乾き具合におののきながらも、そこでひるまず噛み続けると、チーズがとろけハムが味わい、風味を添えてたちまち口の中がねっとり、とろけていくのにまたびっくり。
そのタイミングでビールを飲むさ。
グビッと飲むと口の中のもったりとしたあれやこれやが一瞬にしてビールの味におきかわっていく。苦くて軽く酸っぱくて、香り芳醇。大人のサンドイッチの楽しみ方ってこれなんだろうなぁ…、って思ってゴクンと飲み込む。それからは食べては飲んで、飲んでは食べて口の中にはビールがあるのかサンドイッチがあるのかわからぬシアワセな朝。周りを見ると多くの人が朝からビールを飲んでいる。なんと自由でシアワセな店。また一緒にビールを飲みにいこうねって約束しながら席を立つ。
気持ちがグズったらベルクに行こう!
ベルクで朝食。
朝、目が覚めて今日はちょっと気持ちがグズった。
どうせ起きても1人なんだからと、しばらくベッドの中でぼんやりしてた。
でも朝のお腹はわがままです。心おきなくぼんやりしたい気持ちをかき消す大きな音で、お腹が空いたと持ち主、起こす。
「こういうときはベルクだなぁ…」と思って起きて家を出る。行く先が決まると覚悟もできるもの。気づけば気持ちが小走りするように先へ先へと向かってく。
地下鉄で新宿駅に到着してエスカレーターにのり、階段あがってお店の前に着く頃にはお目々パッチリ。
お腹も鳴って、ゴチソウねだる。
ビッグドッグにクワトロフロマージュかけ。アイスコーヒーをお供にしました。
ちょっと時間のかかる料理でビーパーもらって席で待つ。
5分ほどの待ち時間。
いつもは楕円で小さな器からはみ出すように盛り付けられる。
今日は長方形の大きなお皿に、のんびりゆったり。
ドッグロールから突き出すようにおかれたソーセージの大きさ、太さはいつもながらで惚れ惚れながめる。
はみ出すだけじゃなくて見事な円弧を描いて反っくり返る。左右対称であるようでいて、キレイに丸まる端の反対側は爪の形のような端。
丸い端っこをパキッと折って、カプッとそれだけまず味わう。皮がプチュンを弾けて繊細だけど強い旨味をたたえた肉汁がジュワッと出てくる。きめ細やかな肉はなめらか。ウットリします。
とろけたチーズをまとってなんとも心地よさ気なソーセージ。ツヤツヤしていてそれそのもので十分おいしい。ドッグロールは表面サクリ。空気をたっぷり含んだ生地は小麦の香りと塩の風味がおいしく食感軽やかで、噛むとクシュッと縮んで歯切れる。
パンに比べてボリューム満点なソーセージ。口の中に歯切れて飛び込んできた瞬間は、ソーセージが口いっぱいを満たす感じにウットリし、けれどソーセージの肉汁を受け止めおいしくしてくれるのはドッグブレッド。
渋みと酸味がおいしいチーズのとろける感じもたのしくて、粗大同士が自分の役目を果たしつつ互いを引き立ておいしくなってく。見事な味のアンサンブルにニッコリしました。オキニイリ。
30周年をビッグドッグで寿ぐ、ベルク
新宿駅から移動の今日。ベルクに来ます。
通路に大き花飾りが置かれてて、みると開業30周年!
紆余曲折があり、存続の危機に何度も直面しそれでも一生懸命がんばればこうして続く。お客様に応援される飲食店とは、なんとステキな存在だろう…、ってしみじみ思う。
店に入ると壁一面にタバコを吸う人の写真が並ぶ。昔はタバコ天国だった。タバコを吸う人も吸わない人も互いを忖度し合う寛容が当たり前に存在してた、シアワセな時代に想いを馳せて…、というコトでしょう。
タバコを吸わぬボクも心でタバコをふかす。しばし時間を無駄使い。
オキニイリのビッグドッグを選んでたのむ。500円というありがた値段にクワトロチーズをトッピング。お供のアイスコーヒーとビーパーもらって着席して待つ。
ところで新宿の西側と東側をずっと分断していた新宿駅。その真中を貫き、往来を便利にする自由通路が工事を終えて運用開始。随分、人の流れが変わったようでこの店の前の通路を歩く人がちょっと減ったようにも感じる。それでもわざわざ、寄り道してまで来る価値のある店だからそれもまた良し。悪くない。
5分ほどでブルブルブルってビーパーがなり、今日のメインのビッグドッグにクワトロフロマージュかけが完成します。
手作りのソーセージゆえ形は毎回微妙に異なり、今日のは太さよりも長さがビッグなソーセージ。ドッグロールの片側からニョイっと盛大に突き出し反っくり返る姿にちょっとビックリ。にんまりします。
ソーセージは製法上、左右の端の形が違って仕上がる。
くるんとキレイに丸まる端っこ。
その反対側は爪の形のような端。
丸い端っこの方をパキッと折って、カプッとそれだけまず味わう。
ここのビッグドッグを食べはじめる儀式のようなこのひと口目。皮がプチュンを弾けて繊細だけど強い旨味をたたえた肉汁が、ジュワッと染み出し口を潤す。
きめ細やかな肉はなめらか。
スパイスやハーブの香りが肉の風味を際立ててウットリします。
とろけたチーズをたっぷりまとってなんとも気持ちよさげなソーセージ。シワひとつなくパーンッと張りつめ、サクッと歯切れるドッグロールは表面こんがり焼けてカサッと歯ざわりがよい。
ドッグロールの生地そのものは空気をたっぷり含んで軽やか。むっちりとしたソーセージの食感引き立て、口を満たしてとろけてく。
パンは噛むとクシュッと潰れる。縮こまって歯切れた途端、口の中でボワンと膨らみ、口を満たしてくれる感じが心地よいうえ、オモシロイ。クワトロチーズは渋くて酸っぱく、旨味たっぷり、香りも濃厚。かなり個性的な味わいなのにソーセージの存在感が消えるどころか、その存在を引き立ておいしくしてくれるのもたのしいゴチソウ。
アイスコーヒーにミルクを垂らしてゴクリと飲んで、終わった食器を片付けようと洗い場前に運んだら、ビールグラスが2個並んでた。黒ビールが入っていたのでしょう…、ふっくらとした色黒の泡が壊れず底に溜まって見える。なんて自由な店でしょう(笑)。
ベルクでひさびさモーニングセット
ベルクの朝。来るたびちょっとずつ通常モードに向かって変わっているのがうれしい。
前回来たときはソーシャルディスタンスを保つために作られていたマルシェの規模が縮小された。その分、席数は増えました。
今日はずっと使えなかった交通系のカードを読み取る端末が復活してた。
メニューもほとんど通常モード。
かつてと違ったところといえばスタッフみんながマスクをしていることと、テーブルとテーブルの間に透明の仕切り板が置かれていること。
そうそう。
ほぼ喫煙オッケーだった店もすっかり禁煙モードになったこと。空気がキレイということは何にもましてステキなことです。ずっと最近、ホットドッグとかサンドイッチを食べていた。今日は素直にモーニングセットをひさしぶりにたのんでみることにした。
今年に入ってはじまったモーニングDX、660円。
ここのモーニングセットには必ずイギリスパンのトーストがつく。それとポテトサラダにスイートコーン。ちぎったレタスの葉っぱが少々。そこに卵がついたりハムがついたりとサイドにつくもので5種類のセットのバリエーションが用意されてる。ほぼ全部のせがこのデラックス。
卵は完熟か半熟の2種類あっていつも完熟、固茹で卵。ハムかソーセージのどちらかが選べてハム。焼いたベーコンにプロセスチーズ、それからバターでひと揃え。
お皿にぎっしり。それぞれの料理が肩を寄せ合うように並べられているのがかわいい。あいらしい。
まずは卵の殻を剥く。
今日の卵の殻は頑丈。
テーブルの上をコンコン叩いてやっと小さな穴が開く。
その小さな穴を手がかりに、剥いていこうとするのだけれどこれが難物。
白身に貼り付いた膜が殻に劣らず頑丈で、殻が貼り付きなかなかとれない。
小さくちいさく。
白身が貼り付いてスベスベ肌を傷つけぬようちょっとづつ剥き3分ほど。
時間をかけてやっとキレイに剥けました。
2つに割って塩をパラリ。パクっと食べます。
そういえば茹で卵ってひさしぶりに食べた気がする。卵の料理の中で好きの優先順位はまず目玉焼き。スクランブルエッグに玉子焼き、オムレツ、そして茹で卵という順番になる。自分で卵を茹でるのってサンドイッチ用に卵サラダを作るときくらい。こうして茹で卵を茹で卵として食べるのってなんだかちょっとひさしぶり。
空気をたっぷり含んで仕上がったイギリスパン。こんがり焼くと生地の水気が蒸発しカサカサ、軽く仕上がっていく。それを今日はサンドイッチ的に味わう。
まずひと切れにポテトサラダとスートコーン。焼いたベーコンをのっけてパンを折りたたむ。もう片方にはハムとチーズ。トーストブレッドがカサカサ前歯をくすぐって乾いた感じがした途端、ぽってりとしたポテトサラダのもっさり感が乾きをおさめてスイートコーンがプチッとはぜる。焼いたベーコンの脂が唇ひんやりさせる。
ハムはムッチリ、上等な味。チーズとパンが一緒にとろけてお腹を満たす。
朝のお供はアイスコーヒー。ビターで酸味やわらかなゴクゴク飲めるコーヒーで氷多目でお願いしたらグラスにびっしり、小さな水滴がびっしりついて指を濡らした。夏の前。
マイスターハム&ケーゼサンドイッチにホットミルク
週末の朝、ちょっと寝坊して新宿に出る。
遅い朝ご飯をとベルクを選ぶ。最近までずっと「ベルクマルシェ」って店名表示になっていたのが、今日は普通に「ベルク」となってた。
街は徐々に通常モードになりはじめている。
とはいえテーブルとテーブルを仕切るアクリルの透明板がテーブルごとに置かれてて、お店の人はマスク着用。手があくとテーブルの上を消毒してる。緊急事態であることにかわりないようで、ちょっとしんみり。
2週間ほど前に食べようと思って、パンの準備がなくて断念した「マイスターハム&ケーゼサンドイッチ」を選んで注文。めでたく今日はパンもハムも準備万端。
目の前でテキパキとボクのサンドイッチが出来上がっていくのを眺め、朝のお腹がグーとなる。
オープンサンドイッチのスタイルです。
ボソッと痩せた粗い生地のパン。
それを覆ってあまりあるほど大きなハムがまず一枚。
上にピクルス。
もうひとつのパンの上には薄切りにしたクリームチーズが3枚置かれてひと揃え。
2枚のパンを具材ごとパカンとあわせてサンドイッチにしてパクリ。
ざっくりパンが歯切れます。
ボソボソのパンが口の中の潤いを一切合切吸い込んで、舌の上が一瞬乾く。
口というのは不思議な器官で乾いてくると唾液を出すプログラムが発動される。それはそのまま味に対する感度が上がるということで、小麦の風味や味わいがどんどん強くなってくる。そこにハムやチーズが混じってとろける。
パンの厚さに比較してハムもチーズも決してたっぷりという分量じゃない。
けれどどちらも味わい濃厚、力強くて分量以上の存在感を感じるところにいつもウットリ。
ハムの脂の香り豊かでおいしいこと。クリームチーズは酸味がキリッとしていてパンで奪われる唾液をひねりだすのにピッタリ。
食器の下げ場に峰屋のばんじゅう。新宿の抜弁天の近所にあるベーカリーでお願いすると独自仕様のパンを少量から焼いてくれたりするいいお店。長い間、行ってないなぁ…、彼がバイクでヒョヒョイと昔はよく行っていた。
コーヒーじゃなくて今日はホットミルクをお供にもらった。甘くて香りがおいしくて、体だけじゃなく気持ちをホワンとあっためる。
徐々に通常モードに戻りつつある、朝ベルク
朝のベルク。移動の途中の乗換駅がひさびさ新宿。
それでベルクでマイスターハムアンドケーゼサンドを食べようかと思ったわけです。
入り口脇の店名がまだ「ベルクマルシェ」になっていて、けれど食品、料理、お花や雑貨の売り場は小さく縮小されて客席部分はかつてのようになっていました。ホッとする。
ただサンドイッチサンドイッチ用のパンの入荷が今日はなく作れない。かつて当たり前だったことがまだまだ当たり前になってくれない。しょうがないこと、我慢する。
代わりにビッグドッグを注文しました。せっかくだから贅沢に…、とチリソースにチーズソースをダブルトッピング。ビッグなソーセージは注文してから茹で上げる。だからのんびり、アイスコーヒーをお供に待ちます。10分ほどでビーパーが鳴り、今日の朝のメインが完成。
さっくりとした食感のドッグロールがこんがり焼けて、そこに収まりきらないほどに太くて長いソーセージ。たっぷりのチリソースにチーズソースが溢れ出す様にまずウットリ。パキッとソーセージを折ってまずパクリ。
おいしいなぁ…、このソーセージは本当においしい。ジューシーで歯ごたえなめらか。
しかもドッグロールと一緒にたべるとそのなめらかが引き立って、サクサクとしたパンの食感もおいしく感じる。チリソースのほどよい辛さとトマトの酸味。チーズのコクが口の中で混じり合って口の中がどんどんおいしくなっていく。食べ続けると指がソースやチーズで汚れてく。こんなにおいしく汚れてくれてありがとう…、って指をなめなめ、お腹が満ちる。オキニイリ。
したたかにしなやかに、ベルクがマルシェをやってるよ
ひさしぶりに新宿の町に出てみよう。
三半規管をおかしくしてからずっと家に閉じこもっていた。だからほぼ一ヶ月ぶりって感じじゃないのかなぁ…。
今朝、SNSでやりとりしていた博多の友人に、新宿に行ってみようと思うんだってつぶやいたら、ベルクもやってるみたいですよって教わった。
これはたのしい一大事。
よってみようと思って来てみる。
隣の立ち食いそば屋は休業。
だからその店の前まで看板を並べてにぎやか。しかも「ベルクマルシェ」と柱に貼り紙。
どうしたことかとお店に入ってびっくりします。
かつての喫煙コーナーのテーブルの上に野菜や果物、パンがずらりと並べられてて確かにマルシェのようになってる。マルシェの食品を買って帰る人。ホットドッグやサンドイッチ、コーヒーなどを買って帰る人。そしてお店で食べる人とお店はにぎやか。カウンターの上にもペットボトルの水が置かれて値札がついてて、なにかスペースがあればそこに売り物を置く。
商業施設のホストにつながるレジは使えず、電卓とキャッシュドロアで決済をする。20年ほど時間が戻った。そんな中でもしたたかに商売をするバイタリティーに元気が出ます。
いつものオキニイリ。
ビッグドッグにクワトロチーズをトッピング。
アイスラテをお供にもらって1000円ちょっと。
まずアイスラテ。
ビーパーもらってテーブルで待つ。
お店を開けていればお客様はくるものです。
さすがにかつてのように小さな空間に人がひしめき合っているにぎわいはない。
ビールも3種類ほどしかなくて、フードメニューも限定メニュー。けれどこの時期、飲食店が開いていてそこで料理や飲み物をたのしめるっていうこと自体に価値がある。やってくる人みんながニコニコしていて、ありがとう!って心からいう。ステキと思う。ありがたい。
太いソーセージをパキッと折ります。断面みるときめこまやかで中から染み出す肉汁でツヤツヤしてる。チーズを拭ってまとわせて、パクっと食べるとムチュンと歯切れ、プリプリ、口の中ではじめてとろけてく。力強くってなのに繊細。豚肉らしいなめらかで上品な旨味にウットリします。
空気をたっぷり含んで焼けたドッグロールがふかっと縮む。縮んで歯切れて口の中へとやってきて、それがポワンッともとの大きさを思い出し、口を満たしていくのがたのしい。
ちょっと苦目のアイスラテ。お腹もほどよく満たされました。オキニイリ。
全面禁煙!カフェオレとカフェラテはミルクがちがう…、らしい。
ベルクで朝食。
4月1日を期にベルクも全面禁煙になっていました。これを哀しむ人もたくさんいるのだろうけど、今まで禁煙エリアだったカウンター前が一杯で、どうしようかと困った顔のおじさんが「そうか、どこに座ってもいいんだね」ってお店の人に確認してかつての喫煙席に歩いていった。
哀しむ人がいる一方で、喜ぶ人もいるわけです。特に今どき、空気がキレイはありがたい。お店の入り口が開け放たれてて、空気の流れを感じてうれしい。
ぬるくてなめらかな朝のカフェオレをたのんだらカフェオレ用の牛乳が入荷待ち。ラテでもいいですか?っていう。カフェオレ用とカフェラテ用でミルクを使い分けてることにちょっとびっくり。ラテをもらってビーパー預かりメインができるまでを待つ。
ビッグドッグをたのみました。
ついでにクワトロフォルマッジをトッピング。
ドッグロールは普通のサイズ。
だから盛大にソーセージがはみ出し仕上がる。
太さは普通のソーセージよりほんのちょっと太いだけ。代わりに長くて噛み切り口の中にパンと一緒に入って来たときの、口を満たす感じが程よい。
ソーセージの左端はまんまるで、反対側は潰れて親指のような形に整っている。あぁ、手作りだ…、ってニッコリします。
左端をパキッと折ってまずソーセージだけ口に含む。おいしいハーブやスパイスの香りが口に広がってプチュッとはじけて肉汁じゅわり。きめ細やかでほどよき弾力。それがゆっくり消えていく。あぁ、甘露なりなオゴチソウ。
パンは表面さっくり焼けて、生地はふっかり。空気をたっぷり含んで仕上がる軽い食感。バゲットの表面をやわらかにしたような食感。自然は甘みと小麦の香り。塩の風味がおいしくて、そこにチーズや肉の旨味がくわわるのです。食べはじめると夢中でカプカプ、食べ進む。
3分の1ほどを残したところで我に返って、右端側から今度は食べる。
真ん中近くのチーズもたっぷり、ソーセージも一番みずみずしいところを最後に残して食べる所存でありまして、そのソーセージにパンがしがみついてるような見た目もおいしい。上等な寿司屋さんで厚焼き玉子をたのむと底に申し訳程度のシャリを貼り付けてくれたりする…、あの感覚かな。大人味。
カフェラテの泡をふっくらたのしみながら、仕事を済ませて帰りましょ。
ベルクという小さな楽園
新宿のベルク。この店がある新宿に住めていることを心から感謝できる店。
季節季節で空気が違う。時間時間でリズムが違い、そこに集まる人でムードがかわってく。お店というのは生き物みたい。街の空気と集まる人の気を餌にして息づくモノだね…、ってしみじみ思う。
ビール片手にゆっくり朝の時間をたのしむ人もいるけれど、朝のリズムは引きしまっていてせわしない。
それに比べてお昼過ぎのここのムードは本当にのんびり。午睡からあくびしながら目覚める感じが心地よい。
マイスターハム&ケーゼサンドイッチを選んで食べる。
サンドイッチとはいえパンに具材をのせただけのシンプルなさま。けれどハムはたっぷり、パンからこぼれてお皿の上に垂れ下がり、チーズはたっぷり。互いに重なり合ってパンを隠す贅沢。しかも一枚のハムに脂ののった白いところと、肉の繊維が詰まった赤いところが混在。得した感じ。
いつもはハムの上にピクルス。
チーズの上には赤いパプリカの細切りをクルスにおいて彩りとする。
今日はパプリカがなかったようで、代わりにマーシュ。
ちょっと地味めな姿もいいね…、悪くない。
ハムがのっかるパンをまずは一口パクリ。歯切れてボロっと口の中へと転がり込むパン。舌にさわる感じはしっとりしてるのに、実は乾いてスポンジのよう。口の中の唾液を一切合切吸い取り、口を乾かせる。
あぁ、大変だ…、と思ったところにハムを発見。口の温度で脂がとろけ乾いたパンを潤しとろかす。互いが互いを引き立てあうさま、あまりに見事でウットリします。
調味料はひとつも使っていないのです。なのにキレイに味が整う。
素材同士が助け合い、おいしくなっていくのでしょうネ…、ハムの脂の甘みであったり塩のおいしさ。チーズの酸味に乳製品のどっしりとした旨味が不思議と、そのままそれだけ食べるより素直に、強く感じられる。そっけないようなパンの味わいあればこそ。
ハムやパン、チーズをほんのちょっとだけ残して残りはパンで挟んでサンドイッチにしてパクリ。
前歯でパンがクシュッと潰れ、縮こまりながら前歯で歯切れ、歯切れた瞬間、口の中でバサッと散らかる。口の中は一層乾いて、慌てて舌が味わうための手がかり探してチーズやハムを探り当ててく。チーズのとろけに脂のとろけが混じってあとは一気呵成になめらかになる。あぁ、おいしいなぁ…、と味の余韻をたのしみながらカフェオレゴクリ。
ミルクの甘みと甘味が引き立つやさしいカフェオレ。
のどごしポッテリなめらかで、お腹をしっかりあっためる。
パンをちぎって浸してみると、スポンジみたいなパンが吸い込む。ゴクゴク飲んでそっと持ち上げないとちぎれてしまいそうになる。
それをパクリ…、甘さを抜いたフレンチトーストかくあるべしって感じのごちそう。すべてにおいてやわらかい。
ハムが半枚、チーズがひとかけ、パンもひとかけ、ピクルス一枚。この真中にビールがあったらほぼ完璧な宇宙ができる。いつもはみかけるビールを飲む人が今日は不思議と見当たらぬ。真面目な新宿はいささかちょっと堅苦しいや…、と思ったりする。仕事する。
朝からベルクでビールをたのしむ
ベルクで朝食。新宿駅の東口にある楽園で…。
今日は午前中がちょっとのんびりしたスケジュール。家でゆっくりするのも良かった。でもスケジュールがないと思うとなおさら家でのんびるしてしまうのがもったいなくて、それでいそいそ、新宿に出た。
貧乏性でござります(笑)。
気持ちが小走りするようなウキウキ気分でお店に到着。
ココもちょっと静かでしょうか…、喫煙席が半分くらいしか埋まっていなくて空気がキレイで得した感じ。禁煙エリアのテーブルをひとつもらってさてさて何を食べましょうかとカウンターに向かう視線の先にビアサーバーのノズルがあった。
ビールを飲むか…、と思いつく。だとしたメインはビッグドッグのチーズかけ。いつもはしない大人の贅沢を朝からたのしむ。ビールを下さいっていうとお店の馴染みのスタッフが「今日はお休みですか?」なんて聞く。「午前中をサボっちゃった」って不良のふりして答えてニッコリ。
丁寧にビールを注ぐ。ちょっと注ぐと休ませて壊れた泡をスプーンで取って再び注ぐを2度繰り返し最後に泡で蓋して完成。
ビールグラスとビーパーもらってテーブルにつく。
いつもは誰かがビールを飲んでいるのに、今朝に限ってボクひとり。エヘンと背筋を伸ばしてグビリ。シュワッと口の中を満たした細かな泡が、喉をゆっくり撫でつつお腹に収まって、苦味と酸味を口に残して消えていく。なんてシアワセ…、朝の放蕩、ありがたし。ちなみにブルブルッてビーパーがなりメインの完成を伝える頃にはグラスの半分がすっかりお腹に消えていました。大人にあるまじき計画性に欠けるふるまい。しょうがない。
ドッグロールから雄々しく、凛々しくはみ出す立派なソーセージ。
ロールブレッドには焦げた焼け跡。
ソーセージの上のチーズがとろけてロールに溜まって垂れ落ちる。
ソーセージ自体も溶けたチーズをまとってツヤツヤ。なんとも気持ちよさげで食欲誘う。
単にはみ出すだけじゃなくきれいな円弧を描いて反っくり返る。
左右対称であるように見え、けれどクルンときれいに丸まった左側に対して右側の端は爪のような形に仕上がる。
ソーセージの丸い方の端っこをパキッとおって、カプッとそれだけまず味わう。皮がプチュンを弾けて繊細だけど強い旨味をたたえた肉汁がジュワッと出てくる。きめ細やかな肉はなめらか。ウットリします。
そこですかさずビールをグビッ。あぁ、シアワセだってまたウットリ。大きく口をあけてパクっとかぶりつく。
こんがり焼けたドッグロールはサクッと歯切れカサッと軽い歯ざわり残してスパッと歯切れる。空気をたっぷり含んで焼かれたロールは軽やか。噛んだ瞬間はクシュッと潰れて縮こまる。それが口に入った途端にポワンと膨らんで、口を満たしてくれる感じが心地よい。
クワトロチーズは渋くて酸っぱく、旨味たっぷり、香りも濃厚。だからといってソーセージやパンの風味を邪魔せずひきたておいしくさせる。
ビールをお替りしたくなるとこ、やっぱり午後の仕事が気になる。それでカフェラテもらってお腹をあっためる。ビールのお供のホットドッグもおいしいけれど、苦味ふくらむカフェラテと一緒に味わうホットドッグも乙なもの。お腹も満ちます。オキニイリ。
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サカキシンイチロウ
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店名 |
BERG(BEER&CAFE BERG)
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受賞・選出歴 |
カフェ 百名店 2022 選出店
食べログ カフェ 百名店 2022 選出店 |
ジャンル | カフェ、ビアバー、パン |
お問い合わせ |
03-3226-1288 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
JR新宿駅東口改札から出て左へ(丸ノ内線方向へ) 徒歩15秒(150m) 新宿駅から186m |
営業時間 |
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予算 |
¥1,000~¥1,999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
~¥999
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支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB) 電子マネー可 (交通系電子マネー(Suicaなど)) |
サービス料・ チャージ |
サービス料チャージ料なし |
席数 |
45席 (立ち飲みカウンターとテーブル席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 新宿駅ビル・ルミネエストの地下駐車場などを利用 |
空間・設備 | カウンター席あり、立ち飲みができる |
ドリンク | 日本酒あり、ワインあり、日本酒にこだわる、ワインにこだわる |
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料理 | 健康・美容メニューあり、朝食・モーニングあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 赤ちゃんからご年配の方までどなたでも。 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
1990年7月 |
備考 |
【ベルク BERG】 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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ベルクで朝。ビッグドッグをメインにし「あえてぬるいカフェオレ」をお供にもらう。
濃く落とした熱々のコーヒーを常温のミルクで割ったカフェオレで、ミルクが一番おいしく感じる温度帯にこだわっているのでしょうネ。
甘くてコクがあっておいしい。
ここのコーヒーは苦味どっしり、酸味がまろやか。ごくごく飲んでおいしい味わい。
その味わいが一層、やさしくおだやかになるのが朝のお腹にありがたい。
ビッグドッグはソーセージを茹でるの時間がかかる。ビーパーもらって席で待つ。
5分ほども待ちましたか…、ブルブルって呼び出されお待たせしましたって手渡されます。
ビッグドッグのソーセージは太いときと長いときがあるんです。
Thick BigとLong Bigって感じかなぁ…、今日のは長くてドッグロールから盛大に突き出していた。しかも重さに耐えきれずドッグロールから転がりだしそうになっているのが愛嬌たっぷりで愛らしい。
まず突き出したソーセージをパキッと折ってテイスティング。きめこまやかなテクスチャ。ムチュンとはじけて肉汁じゅわり。ひき肉に混ぜたハーブやスパイスの香りが華やか。ペールエールに合うんだよなぁ…、なんて思ってニンマリとする。
ドッグロールはさっくり歯切れる。
生地は粗くて口の中の水気を奪って乾かす感じ。噛んでるうちソーセージと一緒になってゆっくりとろけてなめらかになる。その食感が変化がたのしいおゴチソウ。
注文すると必ず「ケチャップ、マスタードをトッピングもできますが使わないのがおすすめです」ってアドバイス。たしかに調味料なんて使わなくても十分おいしく、使わないからこその味がボクは好き。