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冬季限定 武蔵らしい魚介風味の味噌ラーメン
【2018.02.22再訪】
大久保方面で打ち合わせがあったこの日、その前に昼飯を食べることに。どこにしようか、かなり迷いましたが、季節限定の味噌ラーメンを提供していると言う噂に釣られて久しぶりに『麺屋 武蔵』へ向かいます。
12:45頃店到着。私としては比較的まともな時間に昼飯を食うことになったのですが、そうなるとどの店も混雑していますね。ところがこの日、武蔵は店内に数名の待ち客があるだけ。数分で着席できました。
予定通り季節限定メニューを食べようと券売機から探しますが…相変らずこの手のハイテク券売機は分かりづらい。2回くらい間違えつつやっと目的の画面に辿りつきました。せっかくなので「季節限定 武蔵味噌ラーメン(1200円)」の食券を購入。すぐに食券が回収されます。その際麺大盛まで無料とのことなので、ありがたくいただくことに。
ところがこの店、ある程度ロットがまとまってからでないと調理を始めないのか?私の後に並んだ人たちが着席し、再びある程度の行列が出来てからやっと調理に取り掛かったみたいです。時々ロットがまとまらないといつまでも調理が始まらない店があるけれど、これはいかがなものかと思う。調理が始まるも、私のメニューは同一ロットに無かったらしく後回しになったのか、結果的に着席後15分くらいかかって私の注文の品が出てきました。
それでは早速スープからいただいてみます。
動物出汁のベースは、恐らく通常メニューと同じように鶏ガラや豚骨が主体ではないかと思います。その旨みが良く出ています。そして何と言っても特徴的なのは、武蔵らしい魚介風味が感じられること。味噌ラーメンで魚介出汁を使うと、一歩間違うと味噌汁みたいな味になってしまうけど、動物系出汁がしっかりしているので間違いなくラーメンのスープに昇華されています。仕上げに掛けられている魚介餡をスープに混ぜると、鰹節や煮干しの風味が強まって、より武蔵らしさが感じられます。味付けは甘さが排除された味噌ダレによるもので、ショッパ目の味付けは私好みでした。流石名店が作る味噌ラーメンは一味違います。
麺は加水率高めの太麺でした。平たい断面で角が丸みを帯び、恐らくこのメニューのために特注されたものと思われます。スープが強いので、こうした太麺が生きてきます。良い組み合わせだと思います。大盛にしたので食べ応えも十分。
チャーシュー代わりの角煮は10年ほど前からの武蔵の定番になりましたが、柔らかく、味付け良く煮込まれたもの。大きな塊が2個入って、二郎の豚並みに食べ応えあります。
味玉は黄身がゼラチン質で、黄身自体に自然な甘みを感じるものでなかなか美味しい。メンマは細めでしたが、変な甘みを付けずにカリッと仕上がっているのは私好みでした。
野菜類は小量ですが、春菊の香りとフリーズドライ?された人参の食感は新鮮でした。
内容的には特製ラーメンみたいなものなので、かなりの食べ応えです。そして武蔵らしい味噌ラーメンで、他ではなかなか味わえない独特の方向性は楽しいものでした。
しかし、内容が豪華とは言え1200円…ラーメンって、他の食べ物に比べると随分高くなった感があります。
濃厚で冷たい!夏のつけ麺
【2017.08.19再訪】
新宿で仕事があると、沢山店がありすぎてどこで昼飯を食べるべきか、いつも迷います。この日はうだるような暑さ。特に大都会ではヒートアイランド現象が酷くて、湿度が高い、いやな暑さになりますね。そんなわけでこの店の事を思い出したわけです。確か夏になると冷たいメニューが提供されていたはず。
12:30頃店到着。土曜日のお昼時。覚悟はしていましたが店は混雑していました。しかしこの店は席数が多く、1ロットで仕上げる数が多いのでそれほど待たされることがありません。なので行列の最後尾に接続。丁度入り口の券売機前あたりでした。
さて冷たいメニューは…おおっ!通常のつけ麺が冷しで提供されています。つけ汁が冷されているということでしょう。今回はこいつに決まりです。「冷し濃厚武蔵つけ麺(1200円)」の食券を購入します。しかし現代のラーメンは余裕で1000円超える価格になってしまいましたね。本当に驚きです。
概ね10分ほどで空いた席に案内されました。食券を店員さんに渡す際、麺量を問われました。そこで大盛(茹で前300g)でお願いします。待つことしばし。
着席から更に7,8分で提供された私の注文の品。麺は冷水できっちり絞められていて、つけ汁は冷蔵庫から取り出されたばかりなのでしょう、キンキンに冷されています。まさに夏向き。それでは最初に麺だけ1本いただいてみます。
加水率高めでツルツル食感の麺。非常にコシが強く、讃岐うどんを彷彿とさせます。この麺は旨いですね。引き続きつけ汁に麺を浸けながらいただきます。
つけ汁はかなり濃厚。ベースは豚骨と思われますが、しっかりとした魚介の風味も感じられます。詳細は分からないけれど、恐らく暖かいメニューと同様、秋刀魚節など各種魚介出汁がブレンドされているものと思われます。魚介風味は極端すぎず、あくまでも動物系出汁とのバランスが重視されていると思います。そしてそれがしっかり成功しているところがこの系統のパイオニアの凄さでしょうか。破綻がありません。
麺は先述の通り。素晴らしいコシを備えています。それでいてツルツル食感。最近はどのラーメン店も麺のレベルが上がっているけど、この麺は実に旨い。麺量は確か特盛まで同一料金だったはずで、沢山食べる人にはありがたいでしょう。
チャーシューは角煮的なものがゴロンと2個、麺の上に鎮座しています。良く煮込まれて柔らかく、食べ応えも十分。味玉も丸ごとついています。しっかり味が染み込んでいるのに、黄身はゼラチン質でしっとり。
久しぶりにこの店で食べましたが、流石安定した美味しさでした。
それにしてもこの店のお客さん、半分くらいが外国人観光客でした。驚きです。海外諸国の観光マップに紹介されているのかな?いずれにせよ、日本発のラーメンが海外でも大人気なのは、この店の人気ぶりからも間違いなさそうですね。
現代のラーメン界に多大な影響を及ぼした名店
【2015.08.24再訪】
夜から新宿で打ち合わせがあったこの日、夜遅くまでかかることが確定的だったので、ちょっと早めの夕飯を食いに久しぶりにこちらを訪問しました。夏向きの限定メニューを食べたので旬が過ぎてしまいましたが、一応備忘録的に書き残しておきます。前回レビューがこの店で食べた最後になりますので、概ね1年ぶりだったのですね…
17:40頃店到着。実に中途半端な時間です。なので流石の有名店も並ぶことなく座ることができます。しかし店内8割以上の席が埋まっています。大都市の胃袋の大きさを思い知らされますね。
非常に蒸し暑かったこの日、きっと限定で冷たいメニューがあるだろうと、この店を選んだのですが、券売機には「期間限定 麦汁冷し麺(1080円)」のボタンが用意されていました。当然こちらを買い求めます。食券を店員さんに渡して案内されたカウンターに座ってしばし待ちます。このメニューを注文するお客さんはやはり多く、客が多い割にはそれほど待たされることなく私の注文の品が届きました。このメニュー、実に具が夏向き。“ビールシャーベット+大根のビール漬け+揚げ大麦+とりわさ+砂肝オイル漬け”が乗っかったもの。
まずは一口、冷製スープをいただいてみます。なるほど、魚介がベースで、動物系出汁が控えに回ったような印象。そこにビールシャーベットが溶け出して、その香りが口の中に広がります。今まで食べたことのない感覚です。
麺は細麺でした。この手の繊細なスープにはやはり細麺が合います。この麺は専用麺なのか?中に粒粒が見て取れます。加水率は中等よりやや低め。冷たいスープですが十分に麺が持ち上げます。のど越しが重視された麺と思われますが、噛み締めると粉の旨みも感じられます。麺にお金を掛けているのではないでしょうか。
具も実に面白いです。どの具材も歯ごたえある食感が重視された選択のようです。その内容から、ビール片手につまみを食っているような感覚を持ちます。アイデア倒れにならずにキチッとラーメンとしてまとめきっているところも流石名店ですね。
しかし価格に比して量は少なめ。ラーメンの方向性としてもちょっとやり過ぎなところを感じないわけではありません。この価格であれば、ラーメン以外でもそこそこの物を食べることが出来るでしょう。
この店では久しく定番のラーメンを食べていません。そろそろ今の武蔵が、かつての姿からどのように変貌したのかを確認してみたくなりました。
【2014.07.27再訪】
この日も新宿で仕事がありました。
何しろ毎日暑い!そして都心部の暑さと言うのはまた独特で、私の住む相模原の暑さとは異質のもの凄さがあります。そんな日にアツアツのラーメンなんか食べてしまうと食べている最中に熱中症に陥りそうで危険です。なのでこの日も冷たいメニューを食べようと決めていた訳ですが、ネット情報をいろいろ検索すると…おおっ!こちら麺屋 武蔵で清涼感たっぷりな限定メニューが提供されているではありませんか!早速伺いましょう…それにしてもこの店を最後に訪問したのは5年以上前だったとは…時の流れが速すぎて恐ろしくなります。
この日新宿駅到着が13:00頃。一応昼飯時のピークは過ぎていますが日曜日です。人気店はどこも満員だろうな…しかしこちらの店、十数年前までの過激な行列はすっかり鳴りを潜め、外まで行列しているところなんて全く見なくなりました。きっと空いているだろうと高を括って店に出向いてみれば、店内に20人ほどの待ち行列が出来ていてぶったまげました。
それでも回転の良い店なので、10分足らずで着席できるだろうと予想して、券売機で予定通り「限定 夏ゆず冷しつけ麺(830円)」の食券を購入。行列の最後尾に並んで待ちます…
…
…
…
行列が進まないorz
やはり夏休みシーズン、地方から出かけてきた観光客、あるいは外人観光客が多く、喋ってばかりでなかなか食べ終わりません。特に驚きは外国人観光客の多さです。店内のお客さんの7割くらいは外国人だったようで、周り中で聞き慣れない言葉が飛び交っています。日本のラーメンは近年、外国、特にアジア諸国で人気になっているようで、武蔵のような有名店は恐らく海外諸国の観光ガイドブックにも掲載されているのでしょう。
15分以上経過してやっと着席できましたが、私の両隣も、後ろに並ぶ行列も、全て外国語でした。むしろアウェー感を感じる私。新宿もいよいよ国際都市になって来たのでしょうか。
この店のオペレーションは、初めてこの店を訪問した頃に比べるとちょっと劣る気がしますが、それも客層の変化からなのかもしれません。相変わらず普通の店に比べたら手際の良い客捌きになっていると思います。私も着席してからはほとんど待たされることなく注文の品にありつくことが出来ました。
見た目はとても清涼感があって、本当に夏向き。この店は限定メニューをやるとなかなか面白いものを作りますね。
つけ汁を一口頂いてみると、キンキンに冷されていて嬉しい。動物系出汁よりもアゴ?などの魚介系出汁と海草系出汁の旨味が先に感じられます。動物出汁は判別できないけれど大人しくまとまっています。そこにパプリカ、プチトマト、刻み葱。そして何と言っても特徴的なのは名前にもなっている柚子の酸味がきっちりと効いている事。これは柚子皮だけでなく果汁もつけ汁に使われているものと思われます。同じような手法は本厚木の『麺屋食堂』でも見られますが、武蔵のこのメニューの方が、柚子果汁の扱いがマイルドです。塩分濃度はやや高めですが、暑い夏にちょうど良く感じます。
麺は加水率高めの平太縮れ麺。大盛の麺量はかなり多め。推定300g程度。しかしすっきりさっぱりしたつけ汁にサッと通して啜りこむと、いくらでも食べられそう。水切りが実に適度で、終始麺同士がくっつかない瑞々しさを保っています。食べ応えも十分。
チャーシューの代わりの鶏ささみ肉が麺の器の方に乗っかっています。中華の蒸し鶏みたいで、このメニューに向いていますね。糸唐辛子の適度なパンチと刻んだ胡瓜の清涼感も悪くない。
最後に卓上に置かれたスープ割用のポットから割スープを注いでつけ汁を割ってみます。そのまま飲むとかなりの塩分濃度。倍以上に薄めてちょうど良くなります。アツアツの割スープですが、もとのつけ汁が冷たいので暑い夏にちょうど良い加減になりました。高血圧故全飲みできないのが悲しい。
久しぶりの武蔵。しかも限定メニューでしたが、なかなか美味しいつけ麺でした。近年は以前の輝きが失われた感がありますが、こうした創作メニューを食べると、やっぱりなかなかの店なんだなと感心してしまいます。
*******
当初のラーメンがリニューアルされたのが昨年のこと。
「ラーメン」のチャーシューが角煮みたいにゴッツくなったのが最大の変更点でしょうか…
アッサリorコッテリを先に聞かれるのは前と変わらず。
今回は魚出汁の味がより強く感じられるアッサリにしました。
スープは相変わらず秋刀魚節の香りが強く、動物系の出汁が後から付いてきます。
この味については賛否両論あり、最近では批判的意見を多数見かけますが、私は素直に旨いと思います。
なんだかんだと騒がれるのも、良くも悪くも有名な証拠です。
噂に聞くような昔のアフォらしい並びがあればわざわざ並ばないとは思いますが、とにかく客捌きは素晴らしく良く出来ているので、店内だけに並んでいる程度ならすぐにお座りできます。
しかし…有名店においては基本ラーメン800円の時代を迎えてしまったのですねΣ( ̄口 ̄;)
驚かざるをえない…
麺は従前と同じ平打ちでかなり太いタイプの麺。ツルツル食感ながら十分な重さがあり、食べ応えがあります。
麺の量は並・中・大と同じ値段なので、学生さんなど重宝するでしょう。私の好きなタイプの麺ですが、この日は体調が悪く、並盛りにしたのは正解でありました。隣のお兄さんが食っている大盛りの器…デカっ!!! 大盛なんて絶対に食えませんでした^^;
メンマはカリカリした食感を残し、味付けも強すぎません。
スープに良く馴染んで旨い^^
そして何と言ってもチャーシューが凄い!サイズは推定75㎜×45㎜×30㎜くらい。これはチャーシューと言うより角煮と言った方が良い代物。脂身もたっぷり乗った柔らか食感で、決してベトベトせず、脂身そのものの甘みを感じさせます。味付けも非常に良い。前に食った時に、チャーシューについては改良の余地があるな…と思っていた所を見事にリニューアルしています。
麺大盛まで同一料金にするなど、物量に関して『二郎』や『大勝軒』が意識されているような気がしてならなりませんでした。
食べたい時にガッツリ食えるのが今の時代の要請なのでしょう… その点はさすが武蔵!時代を敏感に感じ取っていると思います。
チャーシューのボリュームに関しては『二郎』に引けを取らないのではないかな…
麺大盛りにしたら全体的な物量は相当量になりそうです…野菜の大盛がないだけで、『二郎』に匹敵する物量になりそうだし…
値段が高めの設定ですが、麺の量を多くしてガッツリ食う分にはお得感が出ると思ます。
トータルでは相変わらず良くまとまったラーメンでした。
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Dr.TJ
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店名 |
創始 麺屋武蔵(そうし めんやむさし)
|
---|---|
ジャンル | ラーメン、つけ麺 |
お問い合わせ |
03-3363-4634 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
新宿駅西口より徒歩8分 西武新宿駅から146m |
営業時間 |
|
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
19席 (カウンター19席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ホームページ | |
オープン日 |
1998年5月 |
備考 |
ラーメンは味の「あっさり」または「こってり」、麺量の「並盛」または「大盛」を聞かれます。 |
お店のPR |
動物系&魚介系のWスープの総本山、麺屋武蔵グループ本店
言わずとしれた、麺屋武蔵グループの総本店。鶏ガラと豚骨を主体とした「動物系スープ」と、かつお節、煮干 |
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初投稿者 |
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【2022.9.22再訪】
この日も大久保方面で打ち合わせ。その帰りに久しぶりに訪問です。この店で最後に食べたのは、何と4年も前の事でした。
丁度13:00くらいに店到着。入り口入って、もし行列が凄かったら別の店にしようと思っていました。ところがちょうど券売機で食券を買っているお客さんがいただけで、待っている人は一人もいません。それどころか空席もちらほら…外国人観光客がまだ戻ってきていなかったこの頃、以前のような大混雑にはなっていないのかも。一時期は日本人よりも外国人の観光客の方が多くてアウェー感があった店内も、すっかり落ち着いています。
この日はオーソドックスに「濃厚武蔵つけ麺 (1230円)」の食券を購入。恐らく全部乗せ的なメニューだと思うのですが、一瞬その価格は何かの間違いではないかと思いました。麺量が、茹で前180gの並から3.5倍盛の630gまで同一価格とは言え、ラーメンも一食1000円オーバーが当たり前の時代になってしまったのだな~。
案内された席に座って食券を店員さんに渡し、麺量を“大盛”でお願いしてしばし待ちます。この店では以前は、まとまった杯数にならないと作り始めませんでした。なのでロットの谷間にあたってしまうと酷く待たされました。なのでこの日もある程度待たされるのを覚悟していましたが、7,8分で注文の品が出てきました。麺上げの際の掛け声も無くなったし、飲食店らしく淡々と作っているのはむしろ好印象です。では早速いただきます。
先ずはつけ汁。今こうして食べてみると、初めて食べた頃と比べてかなり変わったのではないでしょうか。当時は秋刀魚節などの魚介風味が鮮烈で、豚骨が中心と思われる動物系出汁とのバランスが絶妙でした。今回のつけ汁は、一時期大増殖した豚骨魚介のドロドロスープに近いもの。根菜由来と思われる甘みもあって、旨いのだけれど凡庸になってしまったな~。もしかしたら“あっさり”の方にすると、当時のような感覚なのでしょうか。
麺は大盛にすると茹で前285g。私にはちょうど良い麺量。加水率高めのコシが強い極太麺。冷水でしっかり絞めてあって、茹で加減も適度。この麺は間違いがありません。濃厚なつけ汁にはこれくらいに強い麺でないと負けてしまいます。しかしこの麺も、今となっては特別感は無くなってしまいました。
チャーシューは、冷製ロースチャーシューと角煮タイプの二種類が麺の上に乗っかっています。共に素晴らしい出来栄え。初めてこの店で食べた頃は、チャーシューだけはちょっと残念な印象でしたが、改良され続けて実に美味しくなりました。特に角煮は印象的で、バラ肉の塊がしっとり煮こまれていて、箸で崩せるほど柔らかくて旨い。味玉は黄身がトロっとして、しっかりと作りこまれていました。
最後は残ったつけ汁に、卓上に予め準備されているポットから割スープを注いでいただきます。適度な満腹感でした。
久しぶりに食べてみて、やはり旨い店なんだなと再認識しました。そして何しろ提供時間が早くなったのはありがたいです。
しかしCP的には…決して良いとは言えないですね。そしてかつての大行列店とは言え、数多ある個性的なラーメン店、実力店ひしめく新宿にあって、何だか埋没しているような感覚を覚えました。