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新宿駅東口、「桂花ラーメン」。【346th】
昭和から通っている「桂花」。
この店の、あの階段を何度上っただろう?
頭もぶつけそうだが、両側も限りなく狭い。
行きはよいよい、帰りは怖い。
降りる時だ。
腹一杯で中途半端に屈むと落ちそうになる。(笑)
何も変わってないな…。
♪死にたいぐらいに憧れた花の都「大東京」。
僕にとっては、その象徴が新宿だった。
新宿と言う街は、一番パワフルで、一番複雑で雑多で、一番混沌としていて、とにかく時間が過ぎ去っていくのが、他の街に比べ異様に早く感じた。
何もかも受け止めてくれるくれうようで、逆に、大衆の中の孤独をも一番感じた街である。
そんな時、新宿駅の東口の路地裏にあるこの店は、いつも腹の中から温かさをくれた。
熊本ラーメンのチェーン店「桂花ラーメン」である。
カウンター数席のダブル。
今回は、1階。
「太肉麺」(1,000円) ―― 地元・池袋の桂花より高い。(笑)
でも、今回、よくよく見てみれば、太肉(ターロー)が、やや多い気がした。
ラーメンにキャベツは桂花が最初だったように思う。
はじめは、違和感でしかなかったが、今は、むしろ当たり前。
マー油の味わいが、豚骨スープを盛り立てる。
ただ、味変を楽しむためには、最初はキャベツには手をつけない。
必ず野菜から食べるという健康オタクのような人にはわかるまい。
とんかつ屋やラーメン屋を選んだ時点で、健康とは一旦おさらばするのが望ましい。
桂花において、マー油は、必ずキャベツを中心にふりかけられる。
だから、だ。
カタめの麺が桂花の特徴だが、麺柔らかめを申し出る場合も多い。
小麦感が増す。
あぁ、この店、お水だったんだ、と今さら。
例の桂花の何とか茶では無い。
あのお茶に油を切るような役割があるとすれば、この店の場合は、延々と油感を楽しみ続けられるとも言える。
最後に器を両手にもってスープを飲み干す。
豚骨の、ザラついた苦い骨砕粉を噛むと、ねじふせられた正直さが、今ごろになってやけに骨身にしみる。
うん、桂花の太肉麺だった。
ごちそうさまでした。
末広店の方も、最近行ってない気がするが、いまだに食券制だろうか?
懐かしい…。
(文責:京夏終空、2019.3.19)
(345件/3.51)
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京夏終空
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京夏終空さんの他のお店の口コミ
店名 |
桂花ラーメン 新宿東口駅前店(けいからーめん)
|
---|---|
ジャンル | ラーメン |
お問い合わせ |
03-3352-4836 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
新宿駅東口、アルタの並びのみずほ銀行脇を入って右。改札から、徒歩3分。 新宿西口駅から271m |
営業時間 |
|
予算 |
~¥999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
なし |
席数 |
20席 (※正常時20席。2階席あり。カウンター席のみ。) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近くに大型地下駐車場あり |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
お子様連れ |
子供可(小学生可) |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
1968年 |
お店のPR |
【新宿駅東口徒歩3分】1955年創業。東京で革命を起こした本場熊本ラーメン。
豚骨スープを使い、「マー油」でアクセントを加える熊本ラーメンの元祖を作った老舗「桂花ラーメン」。1955年創業後、1968年に東京新宿末広店をオープン。 |
関連店舗情報 | 桂花ラーメンの店舗一覧を見る |
初投稿者 |
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昭和、平成、令和と通っている「桂花」。
昭和63年(1988年)、新宿の企業戦士だった。
世はまだ、バブルの真っ最中。
「銀座久兵衛」など、食べに行くトコロではない。
呼びつけるトコロだ。
と、西新宿のハイアットに出店を用意してもらい頬張っていた。
もちろん、僕は、まだまだ駆け出し。諸先輩方の世話になった口である。
今思い出せば、カニを食べに行くためだけに飛行機で北海道へ行ったり、タクシーで東京から夜中に出かけ、鈴鹿へ向かいレースを観戦するなど、おかしな世の中だった。
一番スゴかった御仁などは、100万円の帯封を切ったコトがないと豪語していた。
どんな買い物でも、飲食でも、100万円が、一単位であった。
むろん、銀座へは、1000万の縦帯封も付けたまま持ち歩く。
僕ら駆け出しは、大いなる恩恵にあずかりながらも、普段は、比較的質素に暮らしていたように思う。
そんな中で、足繁く通ったラーメン店の一つである。
新宿末広店とともに、この新宿東口駅前店にも、世話になった。
「太肉麺(3コ)」(1,350円) ーー 写真の通り。
昔から、太肉は2コと決まっていたが、近年、1コや3コ、また1本まるまるなどと、バリエーションが増えた。
値上げする際に、苦心したであろう痕跡が感じられる。
この日は、欲張って3コ。
桂花の太肉は、桂花の太肉でしかない。
美味なるターローである。
生キャベツ、黒マー油、薬膳的小麦粉のカタい麺も、豚骨スープも、全て桂花である。
なかなかオンリーワンなラーメンを、ずっと半世紀以上に渡って提供している稀有なるラーメンチェーン店である。
ひと言、簡単に「熊本ラーメン」と言うのでなく、桂花は「桂花」である。
うん、満足。
桂花食べた。
そう思えるコトが何より。
ごちそうさまでした。
この店、他店と違い、例のお茶でなく水が出てくる。
カウンター席だけで、狭小空間店である。
店員さんは、これまた狭小の通用口をくぐってカウンター内に入らなければならない。
2階も、ソコへ行く階段も含め、かなり独特な空間である。
(文責:京夏終空、2024.2.6)
(706件/3.47)