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しっとり、ふっくら、しらすそば
昼にそば。ひさしぶりに「渡邉」にくる。
新宿西口。電気街の中にあって、ここだけ神田のような感じがする風情。
民芸調の造りの店に、ガラスで囲まれたそば打ち場。
ひとりでくると大抵そのそば打ち場を間近に見れる大テーブルに案内される。けれど今日はそこが一杯。
厨房の目の前にあるテーブル席に案内された。
奥に大きな茹で釜があり、蒸気がもくもくあがって煙る。職人さんがひとりつきっきりで蕎麦を茹で、茹で上がったら即座にザブザブ、水であらわれしめられていく。
せいろの上に指でつまんでふっくら空気を含ませるよう、何度も持ち上げおろして持ち上げ、形をキレイに整えてる様子がたのしくじっと見入ってお腹を鳴らす。
とろろ、鰹節、胡麻とせいろを3種類の風味でたのしめる「そば三昧」っていうのがここでのオキニイリ。
今までくるたびそれをたのんでいたのだけれど、たまにはちょっと変わったものをと「しらすそば」を試してみた。
あったかいのと冷たいのがあり、冷たいの。
趣のある四角い陶器のお皿にこんもり盛り付けられてやってくる。
角がしっかり立ったそば。
大根おろしに薄切りにしたしいたけの甘辛煮。わかめが添えられ、それ以外に薬味はなし。蕎麦の上にはたっぷりの釜揚げしらすがのせられている。
徳利の中のタレをそば猪口に入れ、まずはなにも足さずに蕎麦をちょこんと浸してズルっ。みずみずしい蕎麦がタレをたぐって口の中を潤す。ザクッと歯切れる歯ごたえのよい蕎麦の香りは鮮やかで、深い甘みのタレが口のすみずみよろこばす。
大根おろしをタレに落としてまたズルリ。かえしの辛味が穏やかになり出汁そのものの旨みがグイッと顔を出す。
かけるのでなくタレに浸して味わうことで、舌が最初に感じるのが蕎麦そのもののみずみずしさや味わい、香り。蕎麦のひとたぐり分が完全に口の中に収まることではじめてタレを味わうことができるたのしさ。ズズッとすすることでタレが空気に混じって口のすみずみに行き渡るのもまたオゴチソウ。
しいたけのしっとりとした食感に甘みに歯ざわり。わかめはゴリゴリ、歯ごたえとてもたくましい。釜揚げしらすはふっかりとして蕎麦の歯ざわりを引き立てる。
最後にそば湯をたれに注いでゴクリと飲んで、お腹あったか。オキニイリ。
シンプルだけど粋な蕎麦…、花巻
寿司を食べると不思議とあったかいスープ麺を食べたくなる。お腹がちょっと冷えた感じがするからそれを温めたくなるんだろうと思いつつ、今日は「渡邉」。新宿西口にあっていぶし銀的老舗の構え。お髭の紳士が厚揚げの納豆挟み焼きと海苔をあてにして熱燗飲んでらっしゃった。
ボクは花巻そばをたのんだ。
海苔の香りをたのしむ蕎麦です。赤い漆の分厚い蓋をいただきテーブルへ運ばれる。
蓋を開けた瞬間の海苔の香りにまずウットリ。そばをたぐると海苔が絡んで口の中へとやってきて、海苔のとろけと蕎麦のばっさり歯切れる感じが混じり合う。ワサビをのっけてスルンとすると、鼻から抜けるワサビの香り。シアワセな昼のシアワセな〆…、オキニイリ。
この時期、テーブル会計になっていました。
昼を蕎麦。今日も新宿の西側で用事をあれこれすることがあり「渡邉」というそば屋を選ぶ。
最近、おいしい蕎麦に飢えてた。
ちょうど朝、近所を歩いていたら開店準備をしているところに出くわした。
お店の外の生け垣を丁寧に整備しながら打ち水をうち、お店の中からおいしい匂いが漂ってくる。今日の昼はここにしようとそのとき思って、仕事を終えてかけつけた。
開店11時ということだった。到着したのは10時40分くらいだったか。営業中になっていました。どうせ、早仕舞いのこの時期です。準備が整ったらお店を開けるという姿勢。たくましいうえ、ありがたい。すでにひと組、お客様がいて店の中は準備万端。
街場のそば屋にしては若干高めの値段。品揃えも少々個性的で、そば三昧というここの人気の一品にする。
お代はレジ払いじゃなくテーブルで…、と目立つところに書いてあった。
おそらくレジの周りの密度が高まることを避けたいからということなんでしょう。
海外ではテーブルチェックは一般的で、けれど日本ではまだ少数派。
日本のお店づくりで苦労するのが、レジの場所と厨房、入り口をいかに最短距離に保つかという点で、もしテーブルチェックがこれを機会に当たり前になってくれれば、いろんなレイアウトのお店を作ることができるようになる。
さぁ、どうなりますか…、おたのしみ。
お店の奥ではダンダンダダンと大きな音をたてて蕎麦が切られてる。しばらくまってボクの注文、そば三昧が到着です。丸いザルの上にこんもり蕎麦が3つの山をなして盛られる。量はたっぷり。せいろ2枚はありましょうか。
それぞれの山にゴマと切り海苔、鰹節。そばの表面はつやつやなんともみずみずしくて、細め、キリッと角が立ってる。
山芋とろろに大きな徳利にたっぷりはいったタレ、薬味。山芋とろろには青のりパラリ。タレを注いでよく混ぜて、蕎麦をたっぷりくぐらせ食べる。もったりとした山芋が蕎麦にからんでトゥルンとお腹にかけおりる。滋養に満ちた山のご馳走。
タレは濃い目で蕎麦を半分ほど浸してズルっと吸い上げる。我ながら、思った以上に大きな音にビックリするも、空気と一緒に口の中へとやってくるタレの香りはまた格別。ズルンズルンとあっという間にせいろは空っぽ。
残ったタレにネギを入れ蕎麦湯を注いでゴクリと味わう。ここの蕎麦湯はサラサラタイプ。タレの中に潜んでた出汁の香りがキリッと引き立ち、お腹がスッとあったまる。
そば三昧にとろろに天重、大根おろしがお口に直しにやってくる
ブラリブラリと新宿の街を東側から西側へ。街観察をしながら歩いて、そろそろお昼をと蕎麦屋を訪ねる。
新宿という街にはおいしい蕎麦屋が少なくて、ちょっと苦労する。
神田、上野は蕎麦屋のメッカ。
新宿にはカレー屋だったりとんかつ屋の老舗は多く、けれど不思議と蕎麦屋が少ない。
街が栄えた時代違いで飲食店の主役も変わった…、のかもしれない。
新宿西口の「渡邉」という店がそうした中でも旨い蕎麦をだすというので有名で、いつもにぎわう人気のお店。今日もお店はほとんど満席。にもかかわらず次々お客様がやってきて、待ってでもとずっと行列。
ボクらもちょっと待ってお店の中に落ち着く。
蕎麦は打ち立て、切り立てで粉からうって作る様子がガラス越しに眺められるのがおいしい雰囲気。臨場感。「蕎麦三昧」というココの人気の料理をたのむ。
ざるの上にこんもり蕎麦の山3つ。それぞれ胡麻に海苔、鰹節がのっかって、それぞれ風味違いをたのしむ。普通のつけダレの他に山芋とろろをすったモノ。上には青海苔をパラリとかけて見た目キレイで涼しい感じ。
風味豊かな端正な蕎麦。スルンと口の中に入って蕎麦の香りをまきちらす。タレは甘み控えめ、醤油の風味がしっかりとしたかなりの辛口。蕎麦の先をちょこんと浸して食べて十分、味が整う。とろろ芋との相性もよく、まさに江戸前って感じの味わい。
蕎麦湯を注ぐと香りがフワリと立ち上がる。鰹節からとったおいしい出汁の香りで、飲むと旨みが口に広がる。醤油が閉じ込めていた出汁の旨みに最後に鰹節の酸味がキリリと後口引き締めおいしくさせる。
天重をたのんで分ける。エビの天ぷらのざっくりとした衣のおいしさ。エビもしっかりたくましく甘み、風味が力強い。タレは強めで油混じりにご飯を覆う。かなり濃い味。サイドに鰹節をのっけた大根おろしが一緒についてきて、それを食べつつ口の状態整え味わう…、と、粋な趣向がありがたい。
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サカキシンイチロウ
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店名 |
渡邊(わたなべ)
|
---|---|
ジャンル | そば、天ぷら |
お問い合わせ |
03-3348-9126 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
JR「新宿駅」西口徒歩5分 新宿駅から288m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
47席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
ドレスコード | なし |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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今日も昼を蕎麦にしようと新宿西口の「渡邉」にくる。
新宿にはめずらしい、町のそば屋という風情。電気街のはずれにあって周りはにぎやか。なのにこの界隈はいい意味での町外れ感があってひっそり。
やってくるのは大人ばかりというのがステキ。
お店の真ん中にガラスで囲まれたそば打ち場があり、麺が次々打って切られる。
ボクの隣では昼から冷酒、蕎麦前たのんでたのしむ御仁。
神田や浅草のそば屋に座っているような気持ちになるのがまたステキ。
好きなメニューが2種類あって、ひとつは「そば三昧」というせいろを3種の薬味でたのしむ料理。もう一種類は「しらすそば」。しらすの風味やふっくらとした食感がそばをおいしくさせる逸品。
今日はしらすそばにしようと座って何気なく「しらすおろし」とお店の人に告げました。
やってきたのは釜揚げしらすとわかめに煮付けたしいたけが入った小鉢。しらすそばのサイドに添えられる具材で、蕎麦は別皿で提供するようになったのかしら…、と最初は思った。でもすぐにこれは蕎麦前用の「しらすおろし」でボクが思った「しらすそば」とは別物なんだと気がついた。
ボクの表情、気配からお店の人もそうじゃないかと思ったのでしょう…、「しらすそばを作り直してまいりましょうか」と気を使う。
とてもありがたいサジェスチョン。
けれどおいしいアイディアがひらめいた。
注文するときにどうしようかと迷った「そば三昧」を追加でたのめば「しらすそば三昧」を食べることができるじゃないか!
それで「そば三昧を追加で作ってくれませんか」とお願いした。
お店の人はニッコリ。
「粋な組み合わせでらっしゃいますネ」と言って厨房に「そば三昧を大至急で」と伝えるじゃない。
なんてステキな心づかい。
ボクの失敗はなかったことになったのでした。
そしてまもなくそば三昧がやってくる。
仕切りの器にそばが3山。
それぞれ切り海苔、鰹節、胡麻がぱらりとよそおわれていてネギにわさびに徳利にタレ。青のりをちらしたとろろと盛りだくさん。
海苔も鰹節も胡麻もそれぞれ香りが強く、にもかかわらずそばの風味が失せないほどにたくましいそば。ツルンとなめらか、噛みごたえもほどよくあってそのまま食べても味わい深い。
どっしりとしたタレに大根おろしやしらすをあわせ、わかめや煮付けたしいたけをとろろと一緒に味わうとそれぞれ味がしっかり整う。注文したときの失敗が、このたのしい食べ方のきっかけになったと思うとなんとステキでありがたい。
よき日であります…、オゴチソウ。