遊び心溢れる : JULIA

恵比寿のビル1階にあるレストラン。
2017年3月オープンの新店。
休日のディナーで訪問。

店は通りに面してガラス張りのオープンな環境。
天井から枯れ木が豪快に釣り下がっており、デザイン性が高い。

中央に大きな横長のテーブルが1つあり、両サイドに6人ずつが向かい合わせに座るスタイル。
椅子は背が高いスチール製のもので、木の座面が硬いためお尻が痛くなる。

女性シェフと男性ソムリエのご夫婦で経営している。

BGMは、序盤はスローなクリスマスミュージック、食事が進むとアップテンポに替わる。

客層はイケメンと美女が多い。


【クリスマスディナーコース ワインペアリング込み】（20,000円）

まずはフィンガーフードからスタートする。

■ウズラ キャビア
ウズラのモモ肉のフライドチキン。
下にアボカドのピューレ、上にキャビア、レモン、ニンニク。
スパイシー。

■タマゴ ロブスター
タマゴの殻を割ると、中からオレンジのスポンジケーキが出てくる。
ロブスターのソースをつけて食べる。

■ホタテ オレンジ マッチャゲンマイチャ
冷製の漬けホタテ（北海道）。
中は火をしっかり通して、表面を炙っている。
オレンジ風味のビネグレットのソース。
玄米茶と抹茶の粉をまぶして和風に。

■BBQポーク リンゴ パン
スライダーという名のミニハンバーガー。
鉄鍋に乗ってくる。
バンズのTOPに店名「JULIA」が刻印されている。
桜チップで燻してスモーキー。
バンズは自家製で毎朝作っている。
豚肉はミンチにせず、スライスして煮込んだ後にほぐしており、三田の「マンチズ バーガー シャック」と似ている。
ポークとリンゴ、チーズのコラボレーションはジューシー。
肉汁指数は5（MAXは5）！

ここでスプーンが出てきた。

■フォアグラ チキンコンソメ マッシュルーム
上からチキンコンソメのスープを注ぎ入れる。
フォアグラを甘いソースで仕上げるのではなく、塩気の仕上がり。
ドライエイジングしたマッシュルームのソテー。
ローズマリーのオイル。
ブラックペッパーを利かせる。

■マグロ チリ コショウ バター
マグロは皮目を焼き上げ、中はレアーに仕上げる。
表面には3種のペッパー。
コチュジャンと焦がしバターのソース。
菊芋のピューレ、青ネギ、ビーツ、大根の細切り。
口の中でとびこがプチプチと弾ける。
さまざまな味が飛び交って楽しい。

■フォアグラ ラズベリー クランブル
雲のような器から真っ赤なボールが登場。
口直しのクリーム状にしたフォアグラとシナモンのアイス。
外側が甘酸っぱいラズベリーパウダー
食感のアクセントにクランチ。

■ギュウフィレ アカワイン
牛フィレのステーキ。
赤ワインソース。
ナイフが抵抗なく、スーっと入る。
マッシュポテト添え。

■ウニ TKG
下は卵かけご飯、上に雲丹のソース。
ご飯に卵を和えている。
雲丹は調味料だ。

デザート（エンディング）は2種類から選べる。

■エンディング1
密度濃くしっとりしたケーキ・マドレーヌフィナンシェ、ラズベリーのソルベ、クッキー。

■エンディング2
もう一つは、可愛らしい真っ白な雲の皿！
ホワイトチョコレートとチーズのムースが乗る。
ココアパウダーがけ。

■コーヒー


【ワインペアリング】

ワインはナチュールを主体にしてユニーク。

■h3 Caribouカリブー 2016（滋賀）
デラウェア（山形）を使用した微発泡スパークリング。
ナチュール。

■Jean-Marc Brocard Ste. Claire Chablis 2016（ブルゴーニュ／シャブリ）
シャルドネの白。
ナチュール。
濃さがいい。

■Julien Thurel Cidre NV Sustainable（ロワール）
樹齢200年以上のリンゴを使った微発泡。
オーガニックシードル。

■Les Vins Pirouettes Le Pinot Gris de Stéphane（アルザス）
ピノ・グリの白。
オーガニック。
旨味が強く存在感がある。

■Torre dei Beati 2016（アブルッツォ）
モンテプルチアーノのロゼ。
更に強みを増す。

■白桃フレーバーのジャスミンティー
ここでノンアルコールで口直し。

■Decoy Cabernet Sauvignon 2014（カリフォルニア）
カベルネ・ソーヴィニヨンの赤。

■Dela Gris 2014（滋賀）
デラウェアの微発泡。
赤ワインと同じ製法のオレンジワイン。
皮ごと発酵させている。


食べて飲んで楽しい、遊び心溢れるレストラン。