手間暇惜しみのないお料理 : 白金台こばやし

新年、年明けの美味しいお食事はお気に入りのこばやしさんへ。
今回は板長の正面の特等席で頂ける季節限定の蟹コース（要予約）を頂きました。
新年のご挨拶を済ませると板長が目の前で鰹節を削り始め、ワクワクスタート♪

先付は新年らしい白味噌のお椀が。丸めて焼いたお赤飯が入っていて表面のカリッと感と中のもっちり感が白味噌に絡んで美味しくおめでたい先付。寒い日にほっこり♪

大好きな八寸。
どれもひとつひとつが美味しい！
手間暇かけられてそれぞれにどれも細やかな味付け。
丁寧なお仕事ぶりが凄いです。

そして、松葉蟹の登場です。1.2kgという大きな蟹を見せてくださり、目の前で板長が捌いていきます。
最初は爪と脚のお造りから。
うわぁ〜〜、とろっと、そしてとても上品な旨味の甘み。美味しいー！

蟹だけでなくお魚のお造りも。
一週間寝かせてねっとりした絶妙な厚さのアオリイカ、その場で藁で炙り香と皮目の食感、身のレア感が抜群に美味な鰆、脂の乗ったメジマグロの漬けのお造りまで。嬉しいです^ ^

お腹の部分の焼き蟹と蟹みその甲羅焼き。
目の前で炭で焼かれている蟹から漂ってくる香ばしさと甘い香も堪らないです！
さすがのジャストのタイミングの焼きは蟹の美味しさを最大限に引き出していて、食材もですが、家ではこうはいかないですね^^;

甲羅焼きの蟹味噌は殻からの香ばしさと磯の香が。そして甲羅酒。
最近お酒は控えているので、じゃばらジュースを飲んでいたのですが、ここで堪らず友人とシェアする形で日本酒を^^;
わぉ、3ヶ月ぶりのお酒！御猪口一杯だけ頂きました＾＾板長の故郷〜宍粟市の珍しい純米吟醸、仙櫻を（蛇紋岩米100%）

蟹のクリームコロッケは今までコース料理の中で何度も頂いているんですが、蟹コースの物はスペシャルバージョン。これもめちゃくちゃ美味しかった！洋食屋さんでもこんなに美味しい蟹コロッケは頂いた事がないです。蟹の旨味のソースも美味！
販売してほしいと言ったらよく言われるとのこと^ ^

ここから蟹鍋スタートです♪
美味しいお出汁に一品ずつ火を通してジャストのタイミングで取り分けてくださいます。
食べ終えたら、また一品と、これも手間暇かかるお鍋ですが、蟹も野菜もプロの最高の火の入れ方で食べられるのは嬉しいし贅沢ですね☆
お野菜も美味しかったー

最後は〆の雑炊かと思いきや、何と焼きごはん！旨味が煮詰まった出汁にご飯が入って汁がなくなった状態。
炊き込みご飯とも違うお鍋で作る焼きご飯。初めての〆ごはん。
これも最高に美味しかった！

一切手抜きのない甘味もやはり美味しい。
生の果物を食べるかのような、でも生より美味しいゼリー、焼き立てのきんつば、クリーム不使用とは思えない滑らかプリン。

大満足のお食事でした！
今回は八寸の一品一品まで、個人的に好きな塩梅で全て美味しく頂きました。
美味しいー！！の連呼で、、、何回言っただろう（笑）
松葉蟹は上品な甘みが後をひく美味しさ。
全ての部位を一品ずつ板長が目の前で最高の状態で仕上げてくださる蟹コースも最高でした！
そして、より美味しく食べれるようにと、板長の自由な発想の一品も有り、大好きです^ ^
お若いけれど才色兼備な女将さんも本当に素敵な方で
こちらに来るとほっこり和みます^ ^

今回は予約時に、蟹の入荷状況によって多少お値段がアップしても構わない旨をお伝えしていましたが良心的なお値段で28000円の蟹コースでした。

■先付
焼赤飯 白味噌がけ
ほうれん草、金時人参、絹ごし豆腐、辛子 をのせて
■八寸
山形 芹の煮浸し
氷魚みぞれ和え
車海老の芝煮
くわいチップ
ふぐ皮の煮こごり
能登半島のたら白子
花れんこん
赤貝山椒醤油
玉子カステラ
チシャトウの味噌漬
丹波黒豆
干し芋の天ぷら
干し数の子
干し柿 紫蘇チーズ
田作り

■蟹のお造り

■お造り
アオリイカ
メジマグロのづけ
鰆のわら炙り

■焼蟹
モロコ梅だれ焼き

■松葉蟹のクリームコロッケ
■蟹鍋
松葉蟹
無農薬白菜
岩津ネギ
原木しいたけ
大葉菊菜
くずきり
豆腐

■焼ご飯　

■甘味
有田みかんのゼリー
ほうじ茶プリン
きんつば

定期的に通いたいお気に入りのお店。
また伺います。^ ^
ご馳走さまでした！

下書のままアップしていなかった一年前のランチレビューになります^^;

＊＊＊＊＊＊＊＊
お気に入りのこばやしさんへ、私のレビューで興味を持ってくだったマイレビさまとご一緒に伺いました。
今までタイミングが合わずなかなかご一緒できなかった憧れのレビューアーさまとも初めてお会いできたりで、嬉しい新年の会になりました。
ランチは初めての訪問です。
お任せランチ5千円、お酒を召し上がられるマイレビ様と私は日本酒をお任せでシェアして頂きました。
最初は、透明なガラス瓶に入った干支のワンちゃんのおめでたい日本酒が登場して可愛さにテンションが上がります^ ^
お料理は、新年らしく南天の実が盛り付けられたり、しんじょうはお雑煮仕立てになっていたり、黒豆が入っていたりで、新年早々だったのでお正月の雰囲気も楽しめました。

一、先付
焼赤飯 白味噌がけ
塩ウニ 自家製からすみ をのせて

二、お椀
車海老のしんじょう 雑煮仕立て
杵つき餅 うぐいす菜 梅人参 柚子
亀甲大根

三、お造り
能登のブリ 塩昆布のせ
舞鶴の鰆 わら炙り お醤油のムースで

四、焼八寸
山形 芹の煮浸し
蛤のおから (山ゴボウと九条ネギ)
岩津ネギとアオリイカのぬたあえ
車海老の芝煮
くわいせんべい
加賀蓮根チップ
玉子カステラ
チシャトウの味噌漬
黒豆
松葉蟹のクリームコロッケ
太刀魚西京焼き
数の子
田作り
胡桃の甘露煮
市田柿チーズ

四、煮物
百合根と里芋、つくね芋の鴨まんじゅう
タスマニアマスタードをのせ
壬生菜あんかけ

五、土鍋ご飯
大根ご飯、香の物、お味噌汁

六、デザート
抹茶とはちみつのプリン
温かい餡をのせて

この構成で5千円は凄いですね。
手間暇かけられた八寸もしっかり頂けて嬉しい限り。
お正月の胃のお疲れが癒されるようにと、最後のお食事の大根ご飯も素朴で美味しかったです。
2番目に出して頂いた「みむろすぎ」というお酒も美味しかったです。
女将さんがお任せで出してくださる日本酒もホント美味しい。

やはりこちらのお店の本領発揮は夜のメニューだなぁとは思いましたが、この価格でお昼からしっかりした日本料理が頂けるのは素晴らしいですね。
ご馳走さまでした！

今回は個室を予約して伺いました♪
個室の別の入り口は専用で、プライベート感満載です^ ^
お任せのコース15000円と、今回は和食に合いそうなワインを持込させて頂きました。
まずはシャンパンで乾杯♪

【先付】
丹波の黒豆枝豆ムース
あられと枝豆、昆布〆した北海道昆布森のバフンウニを添えて

板長が作るムースなど裏漉しされたお料理は滑らかさが全く違います。フレンチで頂いたりするムース系より滑らかでシルキーさを感じてしまうこの美味しさは堪りません。雲丹の滑らかさと相まってお出汁の餡も美味しい。
ほのかに温かいお料理。最初のお皿でほっこり。

【八寸】
甘エビ酒盗和え ボタン海老の子の塩辛をのせて
京菊菜と菊花 生とんぶり浸し
りんご チーズ白和え
サロマ牡蠣有馬煮
黒バイ貝 蒸し煮
北海道生ししゃも 揚げ浸し
名古屋 祖父江の銀杏
焼き目栗
甘鯛の煮こごり
玉子カステラ
ふきよせせんべい (紫芋、安納芋、河内蓮根)

大好きな八寸。季節感溢れる食材と盛り付けにうっとり。お味の強弱、食感の強弱も交えたそれぞれの食材の美味しさと手間暇かけられたそれぞれのお料理に舌鼓を打ちワインが進みます^ ^

【お椀】
帆立貝のしんじょう
松茸、蕪、柚子、人参

板長お得意のしんじょうは、今回は帆立貝でした。フワフワ柔らか滑らかなしんじょうは帆立の甘味と旨味がぎっしり。少し食感の残った帆立も入っていて、それがまた美味しいです。
松茸が添えられて贅沢に。
お出汁は帆立を生かした感じの今回は少し甘味を効かせたクッキリお出汁のお椀でした。

【お造り】
カワハギの肝和え
鰆のわら炙り お醤油のムースで

少し変化球的なお造里。
こちらもワインにもとても合いました。

【箸休め】
いくらの飯蒸し

裏漉しされたいくらスープの旨味が染み込んだ蒸された宍粟米はもち米のようにモチモチして美味しいです。

【焼物】
かますの杉板焼
アボガドの照り焼き、味噌漬けチーズ、きのこの佃煮、キタアカリの揚げじゃが

杉板焼は初めて頂きました。
杉の焼かれた香りってとても強烈なんですね～
一瞬ワープして山の中にいるような錯覚を覚えました^ ^
香りを楽しめるお魚料理♪

【酢の物】
セコ蟹共和え 柿酢がけ

今年初のセコ蟹が嬉しい。

【煮物】
白甘鯛 焼き蒸し
丹波の小松菜、天然ひらたけ、とろろ柚子

珍しい白甘鯛が入ったとのことで、少し甘味の下味が付いた焼き蒸しは柔らかながらムチっとしていて存在感があるお魚でした。
立派な天然ひらたけは勿論、何気ない丹波の小松菜もめっちゃ美味しかったです。

【土鍋ご飯】
秋の桜えびご飯

年2回の旬があるという桜海老、秋の旬の桜海老のご飯は、じんわり優しい海老の甘味と香ばしい海老の香りもあり上品で美味しかったです。
お結びにしてもらった物を翌朝頂いたら、味が染みていてまたまた美味しかった♪

【甘味】
山形ラフランスゼリー包み、ほうじ茶プリン、きんつば

生の美味しさを生かしながら生より美味しいゼリー（笑）、滑らかなプリン、きんつばは焼き立ての物を出してくださり、出来立ての温かく皮のパリッとした焼き目を感じられるきんつばはめちゃ美味しかったです。

高級食材のオンパレードというお店ではありませんが、どのお料理もひとつひとつ丁寧に作られている、惜しみなく手間暇かけられているのが頂くとよくわかります。
しみじみじんわりどれも美味しい！
そして、居心地の良さ。
今回は仲良しマイレビ様方とご一緒だったので、ホント心の底から寛いで笑いに包まれた口福な時間を過ごさせてもらいました(o^^o)♪
美男美女のご夫婦で細かいご配慮もサラッとして頂ける板長と女将さんも本当に素敵です。
いつもありがとうございます。
大変ご馳走さまでした！

大好きなお店ですが、食いしん坊に拍車がかかってきた昨今、行きたいお店が多過ぎて暫くぶりになってしまいました。
が、美男美女のご夫婦が温かい笑顔で迎えてくださいました^ ^
お弟子さんも入られたようです。
いつもワイン会などでワインを持ち込ませて頂いていて恐縮ですが、最近は日本酒も飲めるようになってきたので、今回は2人で伺ったのもありカウンターでおすすめの日本酒を頂きました。
まずはビールで乾杯。
15000円のお任せコースです。

【献立】
一、先付
変わり玉子豆腐
炙りイシカゲ貝、半熟の車海老、菊花

二、八寸
京都伊根の岩もずく
秋田のみずむかご 胡麻和え
新筋子
鰯寿司
徳島うなぎ山椒醤油焼き
とうもろこしの春巻
新潟の茶豆炙り
鱧の子の煮こごり
イチジク田楽
満月南京チーズ
玉子カステラ

三、お椀
琵琶湖天然スッポンのしんじょう
丁字麩、白ずいき、冬瓜、九条ネギ

四、お造り
北海道 ブリ 山葵大根と塩昆布
鰆 わら炙り お醤油のムースで

五、焼物
長野天竜川の子持ち鮎 変わり焼き うるか味噌
アボガドの照り焼き、味噌づけチーズ、きのこの佃煮、キタアカリの揚げじゃが

六、変わり鉢
大阪泉州の翡翠茄子
たま味噌をのせ焼いたところへ利尻白ウニをのせて

七、煮物
淡路の鱧 みぞれ煮
松茸、はたけしめじ、花いぐち

八、土鍋ご飯
とうもろこし御飯

九、甘味
宍粟の藤稔ゼリー、はちみつプリン、おはぎ ドライ黒いちじくをのせて


・先付～変わり卵豆腐の滑らかさにはビックリ！勿論生クリームなど入っていませんが、クレームブリュレかと思うような舌触りの滑らかさ。餡も美味しくほっこりします^ ^

・八寸～テンションが上がる手間暇かけられたこばやしさんの大好きな八寸。
濃いお味の八寸は苦手なのですが、素材のお味を感じられる塩梅好き。
それぞれ一品ずつがとても丁寧に作られていて美味しいです。
こちらに来ると、板長や女将さんの故郷の食材など、ちょっと珍しい物が出てくることも多いのですが、今回は小さいムカゴが茎に付いているようなぬめりのある珍しくお野菜、ミズムカゴという物もごま和えで頂きました。

【播磨一献 庭酒】
播磨産のお米、お水、酵母を使ったの珍しい生酒だそうです。
アルコール感は低めで少し発泡していて軽くフルーティで飲みやすいです。自然派ワイン的な印象の日本酒。ワイン好きの友人と伺ったので、かなりツボの日本酒でした^ ^
旨味の複雑味もありお食事に万能に合いそうでした。八寸が美味しく頂けました。
【甲子 秋あがり】
ひやおろしです。五百万石の純米吟醸。いくら、鱧の卵にも合わせられるスッキリ辛口。八寸が進む美味しさ。

・お椀～板長お得意の真薯は今回は琵琶湖の天然すっぽんでした。
すっぽんの真薯を頂くのは初めてです。
少しプルっとした食感のすっぽんが入っている、フワフワの真薯は美味しい。
すっぽんのお出汁も美味しい！
芋茎、近江の丁字麩も入っていてしみじみ美味しい！
ただ今回いつもと違って少しだけお汁の温度の熱々感が少なかったでしょうか。

・お造里～こちらの藁で炙った鰆が大好きです。
あと薄いピンク色の脂の乗った鰤が、キメの細やかな脂がとろけてめっちゃ美味しかったです！
ふわふわのムース醤油はお魚がよりまろやかな印象で頂けます。

【仙櫻 純米吟醸】
蛇紋岩米という初めて頂く日本酒。板長の故郷、宍粟市のお酒だそうです。超レア！
酸もあるキレの良い辛口で、お造里にバッチリでした。

・子持ち鮎～一旦蒸してから焼き上げるという鮎はしっとり柔らかく骨も当たらず、でも表面はパリッとしていて美味しいです。
うるか味噌という鮎の内臓から作られた珍しい珍味、お味噌が添えてありました。
女将さんの故郷の北あかりの揚げ物が、やはり絶品です！

【渓 2015 純米吟醸】
プレーンでまろやかな印象は山田錦でした。
子持ち鮎のまろやかな卵とも合うお酒でした。

・翡翠茄子～時期によって、茄子の種類や産地を使い分けているそうですが、翡翠茄子は、茄子としてはしっかりした皮の食感がありつつ、中はほっくりとろっとしていてとても美味でした。
利尻の白雲丹の甘みと合ってめちゃ美味しかった！
たま味噌が添えてあったのですが、私には少しだけお味が辛かったかなぁ。。
でも同席していた友人は味噌が美味しい！と言っていたので全くもって個人の好みですね^^;

【風香 純米】
こちらもクセがなくプレーンでスッキリまろやかな印象。お野菜に合いますね。

・鱧と松茸のみぞれ煮
丁寧に骨切りされた鱧はいつも美味しい。板長の鱧、一味違います！
岩手産松茸も頂きましたが、はたけしめじと、ハナイグチという茸の美味しさにビックリ！
どちらがどちらだか失念してしまいましたが、濃密濃厚な香り食感とも松茸にも劣りません！
こんな美味しい茸があるとは！この日いちばんの驚きでした！

【独楽蔵 2015】
無農薬の山田錦錦使用だそうで、スッと自然な旨味がストレートに出てくる実直な感じの辛口。熟成感が少しありました。
【国稀 上撰】
初めて北海道のお酒を頂きました。
スッキリ淡麗辛口でお食事問わず飲めるお酒だと思いました。最後のとうもろこしご飯にも合いました。

・とうもろこしご飯～芯と一緒に炊き上げたご飯はとうもろこしの甘みと香りも白米に移って美味しいです。

・甘味～最後の甘味まで丁寧に手間暇かけられています。はちみつプリンは洋食店に負けない美味しさ！一般に販売して欲しいくらいです^ ^

今回も大満足なお食事でした！
お食事と共にペアリングでお酒を頂いて一人2万円を切るお会計でした。
この価格で丁寧に手間暇かけられた愛情のこもったお料理を頂けるのは本当に素晴らしいと思います。
次回は深まる秋の食材も楽しみです♪
また伺います^ ^
大変ご馳走さまでした！

【2016.2月再訪問】

今回は友人のお誕生会で個室利用でお伺いしました。
こちらの個室は、お店の入口とは別の専用の入口があり、いつもドキドキします♪
秘密の会合などにも利用できそうです（笑）
暗証番号を入力して入るのですが、記念日、誕生日などの数字の設定ができます。

個室はシャンパンタワーならぬ日本酒タワーがありおめでたい会などにも利用できそうです。

拘りの日本酒もあるそうなので、いつもワインばかりで恐縮なのですが、“和食とワイン”も探求していきたい♪と、そんなわがままなワイン好きにも対応してくださる懐の深さに感謝して伺わせて頂いております。

今回もお料理はお任せのコース15000円で。

先付けは熱々の玉蒸しから。
寒い日の始まりにじんわりほっこりする美味しさ、熱々の出汁の美味しさが胃袋に染み入ります。

八寸
それぞれの素材で丁寧に仕込まれた八寸はどれも美味しい♪おしゃべりをしながらワインも美味しく進みます。

碗
板長お得意のしんじょは、貝柱でした。
濃厚な貝柱の甘みと旨みのエキスを感じます。
澄んだ旨みの鰹出汁が最高！

お造り
鰆、太刀魚、アオリイカ、塩とふわふわのお醤油ムースで頂きます。

箸休め
宍粟牛と雲丹の握り
アンジャッシュ渡部さんの最強の一皿に紹介された逸品です。
とろける美味しさですね☆

焼き物
銀鱈と白子、銀鱈は身がしっとりほろほろする焼き上がり、白子はとろっと口の中でとけてしまいました。

揚げ物
カニクリームコロッケと北あかり
カニクリームコロッケにはビックリしました！
洋食屋さんでもこんなに濃厚で美味しくカリっと揚げられたものは食べたことがないかも？！
このカニクリームコロッケも最強でした☆

蒸し物
甘鯛と湯葉に吉野葛あんがかけられています。
添えられた山葵の上品な甘さ。
こちらもめちゃくちゃ美味しかったです！
なんてセクシーな一皿でしょうか☆

宍粟牛と里芋のごはん。
宍粟牛の美味しさがたっぷりご飯に染み渡っています。これも美味しい！

氷菓
ポンカンのゼリーがまた最高に美味しかったです！
季節の果物のゼリーはいつもビックリする程美味しい！

こちらのお店は、一品一品のライブ感が本当に凄いです！
出来立ての一番良いタイミングで提供されるお料理は、温度や香りや勢いが違うように思います。
もう、すべてがいちいち美味しいですね！（笑）
いちいち、“美味しいー！！！”と皆、煩いくらいの連発でした！個室で良かったー（笑）

そして、こちらのご夫婦のホスピタリティのお気持ちが素晴らしく、とても幸せな気持ちになれるお店なのです～(*^^*)

次回は絶品の鮎が頂ける頃に伺いたいなぁ～と思っております。
ご馳走さまでした！


☆☆☆☆☆☆☆
普段飲むお酒がほぼワインなので、外食となると洋食になってしまうのですが、
こちらのお店ではお食事に合ったワインも頂けます。

昨年４月に初めて伺って、感動の領域のお料理でファンになり、何度か伺っています。

季節毎の新鮮な食材の美味しさを最大限に生かしつつ、関西ご出身の料理長の手間ヒマかけられたお料理はどれも素晴らしく美味しいです。

～ある時の献立～
☆先付と八寸
それぞれの食材に、一つ一つの丁寧な仕事がうめ込まれていて、季節を味わえます。

☆お椀
ハモのしんじょ
ハモって淡白なお味のイメージで、しんじょも同じように想像してましたら、これがビックリ！
生の鱧より旨味が濃縮しているんです。
これが鱧の旨味だとハッキリ味わえる一皿でした。
透明感のある澄んだお出汁にカボスの香と酸がほのかに効いて絶妙。
春は貝や、桜海老のしんじょも美味でした。
しんじょは料理長が得意とされているそうです。

☆お造り
鱧～半生のねっとりとした炙りは初めて！絶品でした！
新鮮で希少なホシアラ（クエ）の胃袋の湯引きなども添えられ、コリコリとした食感が美味！
お造りはムース状のお醤油で頂くのですが、ムースだと塩気がマイルドになりお魚の味が引き立つように思います。

☆鮎の焼き物
鮎は大好きですが、驚きの美味しさでした！
こんなに水分が保たれているジューシーさたっぷりの、ほっくりとした鮎は人生初でした！
一旦蒸してから焼いているそうです。
絶品でした！

☆宍粟牛と雲丹の握り
初めての組み合わせ。
宍粟牛の旨味の脂と雲丹の旨味の甘みが溶ける絶品です。

☆宍粟牛と北あかり
メレンゲで包んで焼かれるというお肉は赤身の旨さを味わえる一品。
噛み締めるほどに肉の旨味が増し、長い余韻が残ります。
そして、何げに添えられているじゃがいもも素晴らしく美味しい！
お聞きしましたら、宍粟牛は板長さんの故郷のお肉、北あかりは女将さんの故郷の物だそうで、こちらのご夫婦の素敵なマリアージュが感じられる愛情ある一皿だと思いました。

☆炊き合わせのお野菜も一つ一つの食感と色の鮮やかさ美味しさが楽しめます。
それぞれのお野菜を別々に炊かれているとのことで手間暇かけられた一皿は、お野菜だけでも主役になる逸品です。

☆お食事のご飯はそれぞれのお客さんのペースに合わせて土鍋で炊かれているそうで、
お米の粒々が立っていて炊きたての絶妙な美味しさ！
季節によって竹ノ子、とうもろこしご飯など。
特製のじゃこも供されます。

☆氷菓
優しい味の餡も美味なのですが、季節のフルーツゼリーに感動！
正直和食屋さんで、こんなに美味しいデザートが頂けるとは！
ヘタなフレンチのジュレなどより(^_^;果物の美味しさが味わえました。
甘味に至るまで美味しさが続き、板長の真摯さが最後まで細部に渡って感じられます。

カウンターと個室が一つなので、早めでないと予約が取れないのですが、
家族や大事な方をお連れしたいお店、接待にも安心できるお店だと思います。

お料理が素晴らしい上に、こちらのご夫婦のおもてなしの気持ちがいっぱいに感じられて、ご馳走を頂ける私達を温かい気持ちにさせてくれる本当に素敵なお店です。
これからも季節毎に伺いたいと思います。