ビストロ風木下創作料理は、しっかり味　 : AU GAMIN DE TOKIO

日曜お昼の番組で、イケメンの木下シェフが出演しているのを、偶然拝見。調べてみたら、原宿パレフランセ時代の、オーバカナル（本場風で美味しかったよね）で修行された、と書いてありました。きっと美味しい！と、いつものイタリアーナなマダムと訪問です。
場所は、恵比寿ガーデンプレイス近くの、3階建てのビルの2階。1階は、同系列のカフェが入っています。
中に入るとすぐ右側、中二階ぽいところにテーブル席、キッチンをコの字に囲むように､10席ほどのカウンター席。奥には、個室もあるようです。広くはありません。
カウンター席からは、キッチンが良く見渡せ、木下シェフを含めたスタッフが、動き回っているのを見るのは、楽しいですね。
ただ、カウンターは、少し狭めです。
なぜ、中途半端な中二階があるんだろう、と考えて眺めていたら、スタッフの一人が気がついて、”下は、ワインセラーになっています”という説明。なるほど、、、、、

頂いたもの　コース　9,000円

5種類の冷たい前菜盛り合わせ
トウモロコシのムースと生ウニ（スペシャリティ）
　オリーブオイルがかかっています。トウモロコシの風味と、生ウニの甘みが、良いコンビネーション。添えられた岩塩粒を舌で味わうとき、また違った刺激を感じます。
春野菜と蟹のテリーヌ
　ズッキーニで巻いた中に、ジュレで固めた　春キャベツ　ズワイガニ　人参　しんしょうが　はんぺん　ヤングコーン。　レモン風味のオリーブオイル添え
　色取りが綺麗ですね。
蛍イカと菜の花のアンチョビマリネ　ラビゴットソース
　ラビコットソースは、野菜などをみじん切りし、酢、オリーブオイルなどで味付けしたもの
アンティーチョーク、紅芯大根添え　モッツアレラチーズ（出汁醤油つけ）
　出汁漬けのモッツアレラが、不思議な味
白たんぽぽとポルチーチ茸のサラダ
温かい前菜１
ホワイトアスパラのビスマルク風　パルミジャーノとパルマハム　
　”ビスマルク風”とは、目玉焼きをのせた料理の事。ホワイトアスパラとの相性は、わかりやすいお総菜です。
温かい前菜２
ズッキーニ、きのこのクリームソース詰めフリット　ホワイトソース
温かい前菜３
2種類のフォアグラ最中。マスカルポーネチーズと短桶（タンカン）　白味噌テリーヌの2種類
メイン
乳飲み子羊　ステックジゴ（モモ肉のステーキ）　玉ねぎの丸ごとロースト添え
　母乳しか飲んでいない子羊の腿肉は、柔らかくミルキー。炭火で炙ってあるので、香ばしい。玉ねぎから出た甘みとだし、肉汁が、ソースをとても深い味わいにしています。
プーレ　オ　ヴィネーグル（ひな鳥のヴィネガー煮）友人の方です。
自家製パン
　全粒パンと、バケット。粉の香りがしっかりしています。
〆の一品
サイフォン式トマトラーメン
　カッペリーニにカツオのだしを注いだもの。
わさびパスタ
デザート
　どら焼き
飲み物
エドモンド・シュルラン　ブリュット　カルトノワール（ EDMOND CHEURLIN BRUT CARTE NOIRE）　　9,000円
　ピノ・ノワール70％　シャルドネ30％
赤ワイン
シャトー・ドゥ・ラ・シャリエール サントネイ プルミエ・クリュ ラ・マラディエール（Ch. de la Charrière Santenay 1er Cru La Maladière）　10,000円
　ブルゴーニュ　コートドボーヌ　サントネイのピノノアール、華やかな香りと、透き通ったルビー色、美味しいですね。
エスプレッソ　400円

私達の感想
とても混んでいます。繁盛店ですね。
　料理は、フレンチビストロ風創作系、というのでしょうか。しかし、創作系によくある、弱々しさはなく、どの皿も、とても力強い。ソースもしっかりしていて、深さを感じる（私達は好きですね）のは、木下シェフの腕と経験が、あるからでしょう。　いろいろなお店を展開中で、木下シェフは、とても忙しい、と思います。が、シェフみずから、店頭で調理し、お客様に声をかけられ、気遣いされていられるのは、素晴らしい。私達にも声をかけて頂き、有難うございました。
サービス
コートの預かり（壁に掛ける）、バック置き（下の袋のようなものに入れる）、など、居酒屋的なところはあります。
また、キッチンも、ホールも、若い人が多い。木下シェフによると、この本店で、修行させて、他のお店に展開して行く、ということらしいです。なるほど、人材を育てるのは、大変ですね。