渋谷に上陸 マドリードの人気レストラン : Jose Luis

渋谷スクランブルスクエア13階にあるスペイン料理店です。
本店はマドリードにある1957年創業の人気店。
日本では株式会社カトープレジャーグループの運営により、創作スペイン料理とワインを楽しめます。
2019年11月開店。

夜訪問。
席と料理は予約しました。
料理はアラカルトとコース2種（7品3,500円、9品4,800円)（価格は税抜き）。
コースは7品・9品共に名物料理が含まれ、アラカルトよりお得な内容。
肉料理が入る9品を選択。

当日。
場所は13階フロアの中央。
片側を植木で仕切った開放的な雰囲気です。
座席はソファー席やボックス席など様々。
この日は休日だったので18時で120分待ち（19時過ぎ70分）。
並んでいる人はいませんでした。
客層は様々でグループ客の宴会もあり、かなり賑やか。

接客は感じが良く、笑顔で丁寧な対応。
予約の旨を告げ、植木側の席へ案内されました。
テーブルは狭いですがスタイリッシュなデザイン。
クッションがきいた椅子は座り心地が良いです。

飲み物を検討。
3種のサングリアやカクテル、ビール、ソフトドリンク（各680円）や各種ワイン。
2軒目にも使える品揃えです。
注文したのは以下の通り。
●アグア デ バレンシア（680円）
オレンジジュースとカヴァのカクテル。
トールグラスに粒々入りのオレンジが映えます。
味は泡を感じるオレンジジュース、飲みやすいです。

出された料理は以下の通り。
◇CORSE9（4,800円）
料理は2名でシェアするスタイル。
●ピンチョス3種盛り合わせ
・ベーコンを混ぜたパルメザンチーズのフラン
クリームチーズ風の口当たり。
・きたあかりきたあかりのマドレーヌ、サワークリーム添え
・蕪のスープ ズワイガニのジュレ

●フルーツトマトのガスパッチョ
海老とココナツソルベ。
小さなカップでサービスされました。
フルーツトマトが甘く、後引く味。
この量でよいのかも。

●コカ
生ハムを挟んだ、パリパリの薄焼きパン。
サラダの付け合わせにぴったり。
（メニューにないので、お通しの位置付け。）

●ハモンセラーノとマッシュルームのサラダ
熟成オニオンヴィネグレットソース。
表面を削ったチーズで覆った白い山の下はハモンセラーノ・ホワイトマッシュルーム・ルッコラ。
オニオンヴィネグレットソースは控えめ、塩気はハモンセラーノから。
ルッコラとマッシュルームの味を楽しめます。

●ズワイガニクリームのピキージョ
オマール海老のソース。
赤・白・オレンジ色の美しい彩り。
パプリカにズワイガニ入りホワイトソースを詰め、オーブンで焼いたもの。
熱々の鉄板でサービスされました。
海老・蟹好きには嬉しい料理（コースのみ）です。
ズワイガニクリームは口当たりが滑らか。
オマール海老のソースはパンに合わせたい。
次からは看板料理が続きます。

●濃厚なチーズがとろける スフレトルティージャ
伝統のトルティージャ（オムレツ）を日本向けに創作したもの。
こちらも熱々の鉄板でサービスされました。
泡立てた玉子をスフレ状に焼き、濃厚なチーズソースをトッピング。
ふわふわの玉子にチーズクリームのコク。
中に隠れた粒胡椒が全体の味を引き締めていました。
粒胡椒がないと飽きるかも。

●イベリコ豚のカツレツ仕立て
カルヴァドスバルサミコソース、塩・胡椒。
揚げたフェンネル、コールスロー添え。
カルヴァドスバルサミコソースはトンカツソースのよう。
肉は赤身でやや固めでしたが脂身はなく、噛みしめると旨いです。
トンカツ未体験の私ですが、これはおいしい！

●濃厚海老出汁のフィデワ アイオリエスプーマ
フィデオ（ショナパスタ）を使ったパスタ。
具は海老フライ。
フィデオは皿うどんのようにパリパリ。
下に海老出汁の旨みを吸ったマカロニが隠れていました。
途中でアイオリエスプーマを添えて味変。
ガーリックと玉子のコクが加わりました。

●バスク風チーズケーキ
クリームチーズのアイスクリーム添え。
ココアクッキーと花のトッピング。
濃厚なチーズケーキにレモン風味のクリームチーズのアイスクリームが好相性。

●コーヒー
バスク風チーズケーキに合わせ、コクがある苦み、酸味はなし。
カップにたっぷりあったので、チーズケーキの余韻を感じながら食後もゆっくり。
滞在時間は約2時間、量は適量でした。

料理はスペイン料理の定番に日本の流行を取り入れたもの。
コースは品揃えが多く、CP的にも満足いく内容でした。
開業から2ヵ月なので混んでいますが、じき落ち着くことでしょう。
気軽に寄れるようになれば、使い勝手は良いと思います。