真夏のジビエも美味しいと教えていただきました。 : エレゾハウス

知る人ぞ知るジビエフレンチのお店。
十勝で狩猟から解体、卸、調理までを全て一括で行っているお店です。


知人からご紹介いただいたのですが、なかなか機会に恵まれず、ちょうど6-8月中は紹介なしでも伺える期間と知り、予約して参りました。


紹介制のお店なので、紹介者が居ないと伺えません。
住所も電話も非公開。
FBをフォローしておくと、たまさか紹介制ナシで予約可能なタイミングがあるので、要チェックです！


この日は偶然空いていたのか、1階が貸切だったのか、2階の個室にお通しいただきました。
いやー、雰囲気満点！
場所は松濤ですし、閑静で落ち着きます。とても渋谷近辺とは思えません笑


お料理と、場所が特定されるような写真はSNS投稿NGなので、お部屋の雰囲気とお酒をワンショット。


夜はおまかせコースと、お酒はワインのペアリングコース。
それぞれ1万2000円くらいだったと思います。
私は追加でワインを1杯頼んだので、2万7000円くらいだったかな？


■コース内容

・蝦夷鹿のコンソメ　蝦夷舞茸
・鹿の血のブータンノワール　リエットと青バナナ入り
・昆布森の牡蠣　鹿のジュレ　カリフラワーのムース

・シャルキュトリー
短角牛の赤ワイン煮
鹿のレバームース
鹿の舌心臓のコンフイ
鳩のトリッパ
鹿ミンチとピタスタチオのパテ
鹿サラミ　2カ月半熟成肉
ふき　こごみ　うどのピクルス


・なすの羆ミンチのラグ－詰め　羆の脂のラルドー

・メインのお肉のロースト
鹿雄外もも
鹿雌ロース
鹿ハツロース
ジロール茸
北海道産ヤングコーン

・巨峰のコンポート

・ハーブティー

いやー、美味しかったです。

鹿のコンソメは、今どき帝国ホテルくらいしか出してくれないような、本格かつ正統なコンソメ。
蝦夷舞茸は、普通の舞茸と異なり、歯ごたえがあります。濃厚かつクリーンなスープにぴったりのアクセントです。


ブータンノワールは、鹿のリエットに血と青バナナを加えた、少し甘味のある前菜。
甘味はバナナかと思ったら、血の甘さなんですって！
中菓子のような位置付けで、見た目ショコラケーキっぽいのもご愛嬌。


生牡蠣は、北海道産昆布森というところのものだそうな。

http://www.konbumori.or.jp/sale/kaki/index.html

本当に大ぶりで甘い。ここの牡蠣は7月から解禁なんですね。
鹿コンソメのジュレが掛かり、下にはカリフラワーのムースが敷いてあります。
牡蠣の火の通りかたがまたいいんだこれが。
生に近く、でもしっかり牡蠣の味わいが出ています。


シャルキュトリは、なんと6品！
どれもそれぞれ味わいが異なり、でもお肉の旨みがしっかり出ています。
ムースもパテも適度な固さなんです。ヘンに柔らかかったり固すぎたりしていない。
サラミも熟成期間がしっかりあるのに、良い案配の歯ごたえです。


なすは、ムサカのような一品。
羆は夏に捕れたものだそうな。同じ山で採れた山菜のピクルスも良いお味。
熊の脂っこさも臭みも全くなく、あっさりいただけます。なすが良い仕事してますw


メインはロースト！
文句なしです！
深い赤ワインが好きな方は、冬の鹿のほうがお好きかもですが、アッサリ派の私は夏のほうが好みかも。
外ももは赤身が強く、歯ごたえあり、ロースは適度な脂み、ハツはしっかりしっとり？しています。
説明下手でスミマセン
お肉の旨みの違いが良く分かります。すげー。


デザートはコンポート。
甘さ控えめの、お肉コースの〆にちょうど良い一品です。
ハーブティーもいただいて、ごちそうさまでしたー！


ワインは、最初の泡以外は全てエレゾハウスさんの自家製なんだとか。自家製の泡も今熟成中だそうです。
シャルドネ
ヴィオニエ
ピノ
シラー
だったかな。シラーが特に美味しかった。重すぎず軽くないシラー。なかなかない。


追加で一杯いただいてしまったら見事に酔っ払い。
シュナンブランだったかな？　少し甘いデザートワイン的な一杯で、これも美味しかった。
しかし飲みすぎた。
スンマセン！


点数はなんかもう付けがたいwんですが、コスパだけ若干低いのは、予約2名からなんだよねー。
そしてコースのみなので、沢山食べられない私にはちと切ない。

お前の条件なんかどうでもいいよ！って話なので、全く気にしないでください。
手間暇掛かったお料理なので、お値段はむしろ安いと私は思います。


この日は朝からスイカしか食べずお腹を空かせ、
お料理は少なめにしていただいたのですが、本当にお腹いっぱいでした。
でも本当に美味しかった。
夏のジビエもいいっすねー。


会員登録させていただいたので、また秋が深まるころに是非伺います！！