青山通りの裏、最高のカジュアルレストラン「CRISTA」 : CRISTA

表参道から青山通りを渋谷方面に歩き、国連大学の次の路地を右に入ってすぐの場所。大きな赤いモニュメントが目印だ。大通りから少し入っただけなのに、随分と静かな空間が広がっている。以前は「beacon urban chop house」というステーキハウスだったが、2016年の夏にクローズし、同年の秋に現形態「CRISTA」という名前でリニューアルオープンした。目指しているのは「最高のカジュアルレストラン」。

入口を入る手前、右側にテラス席が。この時期からは少し暑くなるが、テラス席でキリッと冷えたビールやシャンパンというのもいい楽しみ方だ。そんなテラス席を横目に入り口を入ると正面に広がるのがテーブル席、右側がバーカウンターだ。約束の時間よりも少し早くついたら、バーカウンターでビールやカクテルを飲んで待つってのもできる。

この日も東京は30度超え。そんなときはやっぱりビールがほしい。CRISTAではT.Y.Habor Brewaryのクラフトビールを提供している。ペールエールからIPA、檸檬スカッシュまでこの日は6種類。大好きなWheet Aleで乾杯。

ディナータイムは2種類のコース（前菜・メイン・デザート：6,800円、スターター・前菜・メイン・デザート：8,800円）を提供。前菜やメイン、デザートは5種類ぐらいから選べるようになっているので、選択肢の幅はかなり広い。もちろん、アラカルトで注文することもできる。この日はアラカルトで。

アラカルトには季節のオススメ（Seasonal Offerings）があり、実際の食材を見せてくれる。結局オーダーしたのは、スターターから「ロブスターテール（1,700円）」、アペタイザー（前菜）から「渡り蟹のクラブケーキ ハーブアイオリとマイクログリーン（1,800円）」。そして季節のオススメから「真蛸のコンフィ ウンドゥーヤタプナードとフェンネルサラダ（1,980円）」。そういえばサラダもお願いしたんだった「ケールとキヌアのサラダ インゲンとアボカド フェタチーズとレモンタヒニドレッシング（1,800円）」。

ロブスターは一つを背中から2つに割って提供される仕組み。そのため3人以上なら2つ以上お願いするのが吉。ぷりっぷりのロブスターにカクテルソースをつけて食べる。ロブスターの甘味とレモンの酸味、カクテルソースのほのかなスパイスがいい感じで混ざり合うのだ。

そういえば途中でワインに移行したんだった。まずは白ということでフランスのシャブリを。ミネラルを感じながらもキリッと冷えてて飲みやすい。まさにこの季節にピッタリのシャブリだった。

前菜でヒットだったのは真蛸のコンフィ。鶏肉や豚肉のコンフィは一般的だが、タコとは！タコのぷりっとした食感を残しつつ、表面はコクがあって味わい深い。付け合せのタプナードとの相性もバッチリ。これはちょっとおかわりをしたいタイプの前菜だった。

そろそろメインの牛肉をということで議論の末、Lボーンステーキをみんなでシェアすることに。焼き上がりに時間がかかるので、その間に食べやすいもの、、ということで「バターミルクビスケットのリッチデビルドエッグ （1,580円）」を。あんまり見ないかもしれないがアメリカでは定番の前菜だ。生ハム、イクラ、トリュフと3種類出てくる。丁寧に作られたエッグペーストが美味しい。

そんなタイミングで赤ワインに移行。ステーキを食べるならやっぱりカベルネ・ソーヴィニヨン。選んでもらったのはNapaのBlacksmithというワイン。ヴィンテージは2016。若いけどしっかりとしたコク・甘みがあって、ふくよかな果実味も。美味しかった。

ステーキハウスというと、一人1ステーキがアメリカ人の定番だが、色んな部位を食べるならTボーンやLボーンをシェアする方が良いと思う。サーロインとフィレが楽しめるし、見た目も豪勢だし 笑

もうお腹いっぱいだけど、デザートも気になるのが人というもの。軽いけど食べごたえのある「バナナとカスタードのクリームパイトーストココナッツとピーナッツ（980円）」を。これ美味かったなぁ。ペロリと食べてしまった。

お店の雰囲気も、料理も、ワインも。そしてサーブも丁寧にしてもらえました。「最高のカジュアルレストラン」にしては少し敷居が高く見えるけど、ぜひ一度行ってみてほしいお店。