「くろ﨑」 | 横浜発　驢馬人の美食な日々 : くろ﨑

「くろ﨑」2018-12-1017:10:09NEW!
テーマ：和食「くろ﨑」＠渋谷（☆☆彡）
https://sushikurosaki.gorp.jp/

　渋谷のミシュラン星付きお寿司屋さん、これが凄かった！！
　好男子の大将に可愛い女の子が控える厨房は劇場型の設え。
　つまみと握りが入り組んで出てくるスタイルですが、どの品もそれぞれにインパクト大！！　個室では子連れも可能と理想の寿司屋です。
　　
住所：渋谷区渋谷1-5-9
電話：03-6427-7189
定休：水曜
営業：１８時〜２０時４０分／２１時〜２３時４０分（日祝日１７時〜１９時４０分／２０時〜２２時４０分）
　
　渋谷の宮益坂から少し入った場所の裏通りにある和の店。

　中に入ると、劇場のような暗いダイニングへと続く黒塗りの板張りの壁に石畳の通路。立場に面した白木のカウンター10席。壁の一輪挿しは店主自ら買い求めてさしているものだそう。

　大将はとても良い感じの好男子。後ろに可愛い女の子二人という珍しい体制。
　
１８年１２月８日夜の来訪。
　こちらに一人で伺う。
　１１月１日に電話して１８時一人で予約していました。
　１８時前につくと１８時の回の人がみな立って待っていました。
　　
横井醸造の寿司サイダー

　炭酸と加糖の甘みが引いたところで米酢が香るサイダーでした。
　
おまかせ　２７０００円
　食事はお任せで。
　

　最初は木のおちょこに白子のすり流し。真鱈の白子で羅臼のもの。白子の旨味と和出汁の味がよく、温かくて美味しい。
　

　丁寧に切って目の前でヅケにしたヤイトガツオ。紙で余計な醤油をとって、握りを塗る。そこに芽ねぎのペーストと和芥子をちょんと添えて。カツオとは思えない脂の乗り。すんごい美味い！！
　

　神奈川県は小芝の太刀魚の酒蒸し。ひと塩うって寝かせて蒸したもの。素材重視。
　

　クエのしゃぶしゃぶ。湯引きした感じのクエが美味しいが、ポン酢も良いね。上には刻みネギ。
　

　ガリです。
　

　握りは出始めの大分の赤貝から。大きいし昆布の怒涛の旨味が凄すぎる。弱くなってしまった閖上に取って代わる素晴らしい赤貝。間に紐も挟んでくれるので、食べでもたっぷり。しばらく喋れません。シャリは赤酢。
　福岡の鯛の握り。一つ一つがインパクトをあたえてくれますね〜。
　

　いくらの軍艦。上質な付け方。これもいいなぁ。いくらの時期はそろそろ終わりだそうです。
　

　網走のナメタガレイの煮付け。その卵と。皮のゼラチンがよく、美味しい。上には白髪ねぎと木の芽。
　

　烏龍茶をいただく。
　

　佐賀のコハダの握り。少し強めの酸味。煮物の後なのでさっぱりするようにとの配慮が嬉しい。
　

　別府の天然車海老の握り。中がレアな蒸し加減。美しく、美味い。
　
　セイコガニの茶碗蒸し。これが凄い！！ほとんど香箱ガニ。内子と外子がたっぷり入ってます。これはこの店に来るべきだと言える価値ある一品。
　

　自家製のカラスミ。今年のものだそう。ネットリしてしっかり水分も投げていて美味い。
　

　七尾のナマコ。爆裂美味い。硬すぎないゼラチン質。火の入れ方を工夫したのだという。美味すぎる！！
　

　あん肝。これも良いもの。甘いタレにワサビ。
　

　ここで冷たい緑茶。
　

　青森県の龍飛釣りの本マグロです。

　大トロの剥がしから。スジを外して切っています。とろけるような味わい。美味い。

　赤身。ヅケにしてあります。これも香りよく美味い。

　最後が中トロ。美しい…。端の赤身を小片として中に織り込むことでこの美しい形が作られているのですね。
　

　皿にもられたノドグロの蒸し寿司。下には毛蟹。和の餡がかけてあります。脂の乗ったとろとろのノドグロが美味。
　

　福岡の鯖の握り。中に芽ネギのペースト。上に昆布でバッテラですね。ふくよかな脂の美味さが良い。
　

　浜中産ひらかわのバフンウニの軍艦。大匙二杯分は盛り付けてあり盛り盛りです！甘くたっぷりあって美味しい。惜しむらくは海苔がしっかりしているので、海苔が途中から前面に出ている感じ。
　

　車海老の味噌。固い部分は取り去って、炭火で炙って出されています。
　

　フワフワプルプルの対馬の穴子の握り。ツメでいただく。
　

　最後に緑茶の温かいものを。
　　

　干瓢の手巻き。海苔と大きな干瓢を折りたたんで巻いています。
　

　お猪口に、熱々の吸い物。シジミ、アサリ、ハマグリ、ホタテのヒモで、濃縮した貝の旨味がすごい。塩分は加えてないという。
　

　最後に追加してねぎとろを手巻きでお願い。中落ちと削り胡麻、白い刻みネギです。
　追加でマグロの太巻きを食べていた隣の人のが凄かった。二人の時に頼もう。
　ヒラスズキやカンヌキという大きなサヨリの握りなどもあったようです。
　

　締めは玉子焼き。半分はプリン的、半分はスポンジ的な玉子焼きでした。
　

　途中でバラちらしの持ち帰りをお願いしたら、帰りが遅くなってしまった。
　会計は３８０００円代。一人でお酒を飲まずにこの価格はちょっとびっくりしました。おまかせの基本の値段は後からサイトで知りました。ばらちらし５０００円だから、追加もしたし、そうなるのね。
　
　終了時刻は２１時の２分前でした。