渋谷にある穴場のお寿司屋さん : くろ﨑

2016.11

この日はお寿司というイメージがない渋谷で人気のお寿司屋さんである「くろ﨑」さんに伺いました。
初訪問です。この日は常連の方ばかりでした。
目の前で色々と作業が見えるのでその点はとても満足。また、しっかりお魚の説明など細かく1組1組に説明するのでとても丁寧な印象でした。
従業員の方もお皿を取る際、しっかりと手を添え、かなり教育されているかと思います。


お任せのコースで、内容はこちらになります。

☆エビ芋と銀杏
エビ芋は一度たいて味を入れてあげているもの。
小さいですがお出汁の味がしっかり染み込んでいて存在感があります。

☆いくら
三陸産。粒いくらの下にはご飯が入ってますが、混ぜる際混ざりを良くするために裏ごしをして液体状にしたいくらを上からかけています。


☆鮟肝
北海道余市でとれた鮟鱇の肝。
オレンジ色の部分は脂です。
甘い煮付けのようなお出汁での味付けで、身は見た目の割にあっさりな味わい。


☆白子
白子と白子のすり流し。
上に乗っているものはかんずり。
唐辛子を発酵させた無添加の調味料です。これは3年ものとのこと。
これが辛味と香りが強くとてもいいアクセントに。
白子はそのままで、すり流しの部分はお好みでシャリをいれてもらえます。

☆スミイカ
神奈川県小柴のスミイカ。
結構深めに包丁を入れてます。
中の方が甘いので舌にあたる表面積が広くなるからかと思いきや、シャリが口の中で同じタイミングで崩れるように包丁を入れているとのことでした。
ほどよい食感があり、イカの甘さはやや強め。

☆カワハギ
三重県でとれたカワハギ。
写真ではわかりづらいですがシャリと身の間に肝があります。とても綺麗な半透明の色をした身。
肝がそこまで味が強くはなく△。

☆マナガツオの西京焼き
瀬戸内であがったマナガツオ。

☆車海老
長崎県島原の天然車海老。
鮮やかな赤色で絶妙の甘さの味付け。
身もしっかりしている為、噛む度に甘味が強く感じれます。

☆すじこ
こちらのすじこは1週間味噌で付けたもの。
かなり濃厚で酒がすごい進みました。笑
まるでラーメン屋さんの味玉の黄身ぐらいねっとりしてます。

☆中トロ
大間産。

☆ナメタガレイの煮付け
噴火湾産。
身の上には卵と葱など。
甘い味付けで魚はとても身がしっかりしてます。
このカレイはゼラチン質も多いところが印象的でした。

☆クエ
静岡舞阪のクエ。
これはかなり心にグサりときました。
脂の決めが細かく、弾力もしっかりあり噛む度にクエのまろやかな脂の味が口の中に広がります。

☆車海老の頭
カリッカリなタイプではなく少し火が通っている様な感じで濃厚さがとても堪能できます。

☆茶碗蒸し
兵庫県香住であがったせいこがにとその内子、外 子、蟹味噌がつめられてます。
スプーンを入れるととても綺麗な内子なども出てき、とても鮮やかに。
身の甘味や外子の食感などが繊細で蟹の味が濃厚でした。

☆北寄貝
毎回鳥貝と間違えます。
かなり分厚くしっかりしている鳥貝です。
その大きさにさばく前の身を見せてもらったときにお客さんが口を揃えて「デカっ」と言うくらい。
このサイズになると開ける時に殻がもし閉じるとあくまで待たないと取れないとのこと。
とても甘味が強くここまで身の甘い北寄貝は初めて。

☆金目の漬け
こちらは追加でオーダー。
脂身のまろやかさと金目の旨みがかなり強く噛めば噛むほど幸せな気持ちになりました。
かなり好きです！

☆雲丹
北海道、浜中のバフンウニ。
雲丹は値段もしっかりするのに入れ物がプラスチックで色気がないと思った大将が雲丹を入れる専用のケースを作りその中に雲丹が入ってました。


☆鮪の漬け
色ほど味は濃くありません。
鮪の酸味もうっすらし、脂身もややあり繊細でした。

☆穴子
身がそこまでふっくらした感じでは見えなかったので、そんなに期待をせずに口に入れたらびっくり。
ちゃんとふっくらしていてすぐに身がほぐれます。

この後、鉄火巻きと蜆のお出汁をいただいて一通りです。
出てないものを一通り出していただき、金目とクエを追加。
お酒もビールを合わせ5杯ほど頼んで2万半ばでしたのでとても満足。
お客さんからもとても愛されているみたいなのでこれからどんなお店になるのかすごい楽しみです。