今月のリストランテ寺崎さん : リストランテ 寺崎

ビル建て替えによる閉店まで1ヵ月となったリストランテ寺崎さん、楽しみにしていた6月です。
常連でも1ヶ月に1回の制限の中、何とか予約に漕ぎ着けての訪問なので、その期待値は昂まります。‼️
因みに今回は赤ワインだけ2013年のアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラを持ち込みさせていただきました。

そしてその期待を裏切らない渾身の、魂の籠もったお料理に、またまた感動致しました、凄いのひと言です。私の知らない逸品の食材がまだまだあるのです。‼️
この寺崎さんの引き出しはどうなっているのか、こじ開けて覗きたい衝動に駆られますね。
ベルギーとフランスに通算5年以上住んで、良いレストランも散々行ったと思っていたのに、この旨味満載のラトゥールというチーズは知らなかった。日本で買うと170gで2,800円くらいするので、何かのイベントでないと買えないけど、これを完熟の桃とイベリコ豚のパンチェッタと一緒に食べ、合わせてもらったアルブッツオのペコリーノという品種の白ワインと合わせると至福の時間が流れるのです。‼️❣️‼️❣️北海道の水だこも大好物で色々と頂いているのですが、白糠のヤナギダコは初めてです。
その他のお皿もこの幸せは最後のデザートとハーブティーまで延々と続くのですが、全部書くと私の寝る時間が無くなるので、ここまでで悪しからず・・・

この体験をしたい方は、来年寺崎シェフが‍オープンする予定の山梨のお店に行って下さい。それは感動間違い無しと私が保証します。
ご馳走さまでした。寺崎シェフありがとうございます。‼️‼️‼️

今日のメニュー
イベリコ豚のパンチェッタと岡山白桃とラトゥール(ピエモンテの牛・羊・山羊の３種混合チーズ)
爽やかで深みのある白ワインと相性抜群
イナダのカルパッチョ　泉州水茄子　イタリアのドライトマト　淡路の赤玉ねぎ　コンビネーションが絶品　オレンジワインと合わせて
ルーマニアのジロール茸　真鯛　蛤　浅利　淡路玉ねぎの甘み　エスカルゴバター風味の味わい
出汁の旨味重なり具合が絶妙　良い赤ワインに合う
丹波地鶏のカチャトゥーラにサマートリュフ　ほうれん草とラディッキオプレコーチェ　ソースが絶品　もちろんこれもメインの赤ワインで
北海道のヤナギダコを白州で蒸しあげた　アフォガート　パスタ
柑橘系ソルベ
アーモンド添えチョコレートとフランボアーズのセミフレッド　ミント添え
ハーブティー

今日のワイン
１白ワイン：ネルべ　アルブッツオ　ペコリーノ　２０２１
２オレンジワイン：アナム　ヴィーノビアンコ　
３赤ワイン：アマローネ　デッラ　ヴァルポリチェッラ　２０１３

今日はまたリストランテ寺崎さん、山梨への移転を発表してからというもの、渋谷のお店が閉まる7月まで中々予約の取れなくなった寺崎さんにお邪魔しました。
ワインは私はいつも通り白から、他の皆さんは泡からスタートしました。
先ず白ワインはパルマのNinis 2021, 品種はビィオニエ.・トレッビアーノ・トラミネールからスタートします。ピンクオレンジの綺麗な色で口あたりはスムーズでスタートにはもってこいの白ワインです。
最初は空豆の冷製スープ、上品なお味は、食欲を掻き立ててくれます。白ワインとのマリアージュもももちろん完璧です。
そして2皿目は今が旬の水茄子とイサキのカルパッチョ、炙った皮目が香ばしい逸品ですね。
そして3皿目は蛤と手長海老と糸より鯛のアクアパッツァ、凝縮されたお出汁がたまりません、このお出汁をいつもの自家製パンにつけて食べると天国に行けます。(笑)
そして今日の赤ワインは私の取って置きの持ち込みワイン、何とガンベロロッソのトレビッキエーリ(最高評価)を6年連続で獲得したワイナリーの4年目、2015年のリゼルバ、多分日本ではもう手に入らないワインかと思います。
これに合わせて頂いたお料理は、島根和牛のイチボステーキ、先ずは塩で、その後はマルサラ酒と上級マスタードのソースを付けてこれまた絶品です。もちろんいつものように付け合わせも完璧で、また天国に行っちゃいます。
お口直しの柑橘系のソルベを頂いてから、更に手の込んだセミフレッドプリンに美味しいサツマイモとイチゴ・ブルーべりー・ホイップクリームを合わせたデザートで締めて、今日も飛び切りの幸せを頂きました。寺崎シェフご馳走さまでした。

今日はリストランテ寺崎さんでウチの奥様のお誕生会です。
渋谷の駅近で隠れ家の扉を開けると素敵なインテリアの空間が迎えてくれます。先ず掴みはOK‍♂️
今日のお料理とワインは下記の通りです。
チーマディラーパ(イタリアのカブの菜の花)のズッパ　自家製パンを加えて、菜の花の仄かな苦みで春の香りがするスープです。これに合わせて頂いたお酒はイタリアはエミリアロマーニャ州のラヴェンナという所の白ワインで品種はトレッビアーノ、瓶内熟成してオレンジワインになっています。とても良い感じに醸されて柑橘系の香りで余韻の長い良いワインです。イタリアからの直輸入？(生産者の持参かな？)ラベルに輸入者名無し。これ日本で売っていたら買いたい‼️ズッパと素晴らしいマリアージュです。
タラの白子とアイナメのグラタン　タラの白子に敢えてタラの身ではなく、今が旬のアイナメを合わせて、下に敷かれた2時間かけて蒸した安納芋の甘いこと蜂蜜みたい。
これに合わせて頂いたワインがこれまたエミリアロマーニャのオルトゥルーゴと言う品種で、初めて飲む品種でした。フルーティな香りが素晴らしく後味に良い感じの甘みが来る、安納芋の甘みと合ってこれまたベストペアリングです。
イタリア米のリゾット　黒トリュフ添えにパンチェッタを加えて、リゾットのアルデンテの塩梅とパンチェッタの適度な塩気のバランスが良く絶品です。
ここからのワインはアルトアディジェ(イタリアの北部オーストリア国境に近い所)のピノネロ、淡いルビー色でミディアムボディー、香り豊かで呑み易く寺崎シェフの優しい味付けのリゾットにピッタリです。‼️
今日のメインのお肉は千葉の幻の豚と言われる中ヨークシャー種のダイヤモンドポークです。肉質が柔らかく脂肪の質が良く美味な肉です。これにレンズ豆を鳥取の上質なベーコンを加えて煮た付け合わせで頂きます。
さて今日のパスタは大きな三陸の牡蠣のソテーが乗ったジェノベーゼ、しっかり目のパスタにバジルの香り立つジェノベーゼソースが絡んで最高でした。‼️
お口直しは熊本の不知火レモンのシャーベット
そして今日はウチの奥様のお誕生会なので、いちごのティラミス(真ん中部分だけセミフレッドになっていてとてもお美味しい)のスペシャルデザートにもちろんシェフのトランペット演奏のハッピーバースデーを楽しんで、ハッピーな終了となりました。
ありがとうございました。❣️

久々にリストランテ寺崎さんにお邪魔して、ペアリングワインとお料理を頂きました。
相変わらずのこだわりの食材とそれに合わせた素晴らしいマリアージュのワイン達、堪能させて頂きました。

今日のメニューとワインは写真をご覧下さい。
先ずはポロ葱のポタージュに良いオリーブオイルを垂らして、パリパリのクルトンと共に頂きました。自然の旨味が凝縮されて、優しいながらも深いコクのある、いくらでも飲めるポタージュでした。この一品だけで、今日のメニューへの期待が高まります。
これに合わせたワインはノヴァチェッラ修道院のケルナー、イタリアの北部アルトアディジェの白ワインです。
スタートに最適な、2020年がここ最近ではベスト評価の年で、ミネラル感たっぷり優しいリンゴやアプリコットの香りが優しいお味のポロ葱ポタージュにピッタリでした。

そして２皿目はビックリするくらい肉厚のヒラメのソテーに24ヶ月熟成のミモレットを添えて、下の菜の花は男鹿半島で最近仕入れたばかりの10年熟成の「しょっつる」でソテーしてあります。これまた絶品です。このお皿にはエミリア・ロマーナのヴァンジョーヌ黄色い白ワインです。葡萄はトッレビアーノとアルバーナ。優しく熟成感もあり仄かな甘みが心地良いワインで、良いヒラメにぴったりのお酒です。

3皿目は何と京都のアワビをじっくり時間をかけて煮込み、肝とアスパラ・ドライトマトのソテー
を添えて、右下の緑がアンチョビとパセリのソースで、これと肝を合わせてアワビを食べると絶妙のバランスで旨い。これも記憶に残る絶品料理です。

４皿目は蝦夷鹿の煮込み、下には2年熟成の美味しいジャガイモのピュレとラディッキオのソテーが甘みと苦味を加えて素晴らしい。これに合わせたワインが何とあのスーパートスカーナボルゲリのヴァルヴァラ・ボルゲリ2020、セカンドとは思えない素晴らしい深みがあってエレガントな赤ワインで、メインはカベルネ・ソーヴィニヨン、その場で思わず買おうとしたらもう売り切れてました。残念！！（笑）これと鹿肉のマリアージュは最高でした。これは是非リピートしたい組み合わせでした。

写真を撮り忘れましが、相変わらず食べ過ぎ注意の定番の寺崎シェフ特製自家製パンは健在です。

そして今日のパスタはイカのペスカトーレ、仄かな辛味とオリーブの塩味、素晴らしいバランスの良い味付けに腰のある手打ち麺はこれまた絶品です。パスタにはマルケのキマイオ・ビアンコ、葡萄はヴェルヴェッキオで洋梨・アプリコット・リンゴの香りで甘みもあるバランスの良い白ワインでした。この組み合わせも良いですね。

そして柑橘系のお口直しソルベを挟んで、ふわふわシフォンケーキのデザートとハーブティーで締めとなりました。

今日もご馳走様でした。また近々お伺いしますのでよろしくお願いします。

Cena
1 、南房総産チーマディラーパのズッパ
2、気仙沼産　生メカジキのカルパッチョ
春の苦い野菜のサラダ(イタリコ、プレコーチェ、
カステルフランコ、チコリアロッサ)を白いバルサミコで
3、三陸の牡蠣とパルミジャーノレッジャーノ、
プンタレッラのグラタン
4、和歌山県産ヤリイカとフレッシュトマト
(ボンジョルノ)、バジル、サフランの手打ちトレネッテ
5、佐賀県脊振山の野生のイノシシ
メス15k級とその山で育った竹の子の塩漬けの
カチャトーラ　タスマニアのマスタード
6、瀬戸内レモンのグラニテ
7、マスカルポーネのクレープ
佐賀県の友人が作った金柑と苺添え

今日のメニューは上記の通りです。‼️
これが何と6,800円プラス500円のコペルトのみ‼️あり得ないコストパフォーマンスでサービス料は無しなのです‼️それにベストマリアージュのグラスワインを付けて今日の仕上がりは一人11,000円‼️
食べログではCPの数値は5.0迄しか無いので5.0にしてますが、これにシェフの解説付きサービスも入っているので、間違い無くCPは10.0ですね。‼️
私の読者の皆様、お分かりですよね、今日のタイトルの、私はまだ書きたくなかった理由が・・・
私が予約が取れなくなって行けなくなってしまうのです。‼️
私の食べログ歴の中で、何度も何度も同じ失敗を繰り返しているので、今回も躊躇しましたが、これはやはりブロガーとして書かずにはいられない衝動に駆られてしまいました。
全部書き終えてもまだアップする前に何度か躊躇すると思いますが、最終的にアップしてしまいます。
個々のお料理の評価とワインのマリアージュの素晴らしさは、延々と書き続ける事が可能ですが、一言で言えば、美食を極めた方達が絶賛する、絶妙のバランス良いお料理とワインでした。‼️
前菜の優しい味のズッパと春野菜の苦味に始まり、良い脂の乗ったメカジキのカルパッチョと様々な春野菜の絶妙の組み合わせを邪魔しない白バルサミコの香り、大振りの良い牡蛎のグラタンと北海道ハルユタカの美味しいパンの組み合わせ、イカの手打ちパスタの絶妙な食感と食べた事のないサフランやパジルの優しいけれども、しっかりと旨味のあるお味、そして究極のメインは最高の状態のイノシシで、これに合わせたマスタードは何と私は人生初のタスマニアのマスタードで、ディジョンより少し優しくて大粒のマスタードは今日のイノシシにベストマッチでした。
そして爽やかなお口直しのグラニテの後に出て来たのが、マスカルポーネと生クリームが入った焼き立てクレープで、これまたこの一品だけで繁盛店が作れるレベルでした。今年はまたヨーロッパ美食の旅にも行く予定なのですが、ここを超える店にどれだけ出会えるか、はなはだ疑問を抱いている私でした。
寺崎シェフありがとうございます‍。御馳走様でした。

最後に読者の皆様にお願いします。今後のリストランテ寺崎の訪問は、決して独占しないで、日本人の美徳である節度を守って皆んなで美味しい食事をシェアして頂く事をお願いします。